韓国映画「色男ホ・セク」の作品情報・あらすじ・感想

実は以前に半分まで見て途中で脱落してたんだけど…ジュノが見たくて再挑戦w予想に反して最後は結構泣けました~!

目次

作品情報

  • 邦題:色男ホ・セク
  • 原題:기방도령
  • 英題:HOMME FATALE
  • 公開:2019年
  • 上映時間:110分
  • 日本国内配信:Amazon prime video・U-NEXT・Leminoプレミアム(2023.8現在)

本作品の配信情報は2023年8月17日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。

予告編

あらすじ

妓房に生まれ育ち、自由気ままに生きてきたホ・セク(ジュノ)は、妓房の経営難を救うため朝鮮初の男性妓生になることを決める。相棒ユッカブ(チェ・グィファ)の協力のもと、セクは身に着けた技芸や話術を巧みに活かして女性たちを虜にし、店を軌道に乗せることに成功するのだった。

そんなある日、セクは美しい娘へウォン(チョン・ソミン)に出会い、急速に惹かれていくが…

男性妓生が繰り広げる笑って泣ける時代劇ロマンスです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 84点

2PMのジュノが魅力的な男性妓生を演じた時代劇ロマンス!
妓房の女性たちの中で生まれ育ったので話術と芸には長けていたものの、卑しい生まれから仕官を諦めて遊んでばかりいたイケメン坊ちゃんが主人公。

コメディタッチで始まるけれど、実は意外とシリアスなお話で、終盤はたくさん泣いちゃったよ~!
(しかしこれを初見で完全に理解するのは難しい気もしたので…評価はやや低めにしました)

感想

初見では分かりづらい内容かも

2PMのジュノが好きっていう友達が多いので、どんな人なのかなー?とジュノ主演映画を見てみることに。

「なんか思ってた人と違うかも~」っていうのが第一印象。まず前半のハーフアップみたいな髪型はあんまり似合ってないような!?声だけ男らしいけど見た目が幼くてアンバランスかな?

引用元:Daum영화

そして相棒の髪ボーボーの汚いおじさん(ww)がめちゃくちゃうるさいのよ!ww
どうにもこれに馴染めなくって一度脱落しちゃったのでした…

引用元:Daum영화

そこで時間をあけて再視聴!
2回目を見たらちょっと感想が違くって、ホ・セクはふざけているんじゃなくて本心を誤魔化してるだけだってことが分かってくると、序盤のやや滑りっぱなしのコメディ(w)もなかなかに味があって面白い。相棒のユッカブやちびっ子のアルスンの掛け合いも楽しいしw

特にチョン・ソミン演じるヘウォンが出てきてからのホ・セクの言動がすごく可愛いのよ~。この辺りから徐々にストーリーも面白くなってきて、恋敵のコンミョンが登場したり、ヘウォンのお兄さんやスクチョンの話があって、だんだん切ない展開に…。ヘウォンの婚礼直前くらいからは不覚にも涙がとまらなかった~!

引用元:Daum영화
momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

そしてエンディングで「ポム ラック クン」の本当の意味を知って「ああー!そうだったんだ~!」ってところがなかなか面白かった。なので時間の許す方は序盤で脱落せずに後半までぜひ見て欲しい映画。

引用元:Daum영화

ちなみにエンディングは数十年後の設定なんだけど、ちっちゃかったアルスンがめっちゃでっかくなっててビックリしたよ!w横幅もかなりご立派に!

「色男」ではないような…?

にしても邦題がイマイチな気がしたんだよね。想像してた映画とはちょっと違うなって思っちゃって。

ホ・セクが始めた「女性向けの妓楼」はつまり現代で言うところのホストクラブみたいな感じなんだけど、ホ・セクはただ踊ったり話を聞いたりしてただけで、それ以上のことは特にせず。いわゆる色香で女性を虜にするような「色男」って言われるほどの性的な魅力やテクニックは特に感じなかったよね?w

お客として訪れていた女性たちも、ホ・セクとお話したりホ・セクのショーを見てたけど、むしろ女性同士でわいわいお茶会したり美味しいもの食べたりするのを楽しんでいるように見えたし。

そもそも原題は「기방도령」で「妓房の坊ちゃん」という意味なので、ちょっと邦題が先走り過ぎているような気がしたよーw

引用元:Daum영화

なんで火を付けたんだろ…

この映画で言いたかったことってたぶん、「女性は自分の人生を生きられない」という理不尽さを、ホ・セクのセリフや、スクチョンやヘウォンの人生を通して描いているんだと思ったのよね。女性に人生の選択権はあまりなかった時代なわけで。

そして、それと同じ理不尽さは身分制度にもあって、卑しい生まれとされるホ・セクは好きな人と結ばれる夢を持つことが出来なかった。そういう立場だからこそ、ホ・セクは女性たちに過度に感情移入していたんだろうけど…

引用元:Daum영화

でも、どうしてホ・セクは寡婦の施設に火をつけたんだろう。あのシーンはなかなか理解が難しかったかも。

火をつけても何も解決しないのを分かっているはずで、そんなことしたら捕まるのも分かってるのに…、いくらなんでも短絡的過ぎるような気がしちゃったよ。

ホ・セクのお母さんや、スクチョンの犠牲を無駄にせずに、ホ・セクが幸せになる道もあった気がしただけにすごく残念だった。

実際ヘウォンだって、ホ・セクがどんな仕事をしていても気にしないって思っていたわけだし(正直ヘウォンの家だってそこまで大金持ちじゃなさそうだったよね)2人が結ばれることがそこまで困難な感じがしなかったから尚更残念。

引用元:Daum영화

美しいエンディング

ユサンとの結婚を選択して、ユサンと幸せになる道を選んだはずのヘウォンが、あんなにも年を取ってからホ・セクの様子を知りたがった理由はなんだったのかなあ。そしてホ・セクに自分が来たことを気付かせたのに、何も言わずに立ち去ってしまうのは何故なのかなあ。

何十年も時が経った後からでないと分からない感情もあるのかもしれない。
なぜだかそんな気がした、綺麗なエンディングでした~w

引用元:Daum영화
momoruru

ジュノの目は右が一重に見えたり二重に見えたり、左が二重に見えたり奥二重に見えたり…どっちなん?なんか色々だったww(アイシャドウしてるシーンで観察w)

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