韓国映画「朝鮮魔術師」の作品情報・あらすじ・感想

仮面の王 イ・ソン」を見終えたその日のうちに「朝鮮魔術師」も見ちゃった!ユ・スンホの時代劇がかっこ良過ぎておかわり希望ですww

ところでこの映画を知ってる韓ドラ友達(東南アジア在住)が全くいなかったんだけど、あまり有名ではない?英語だと「The Magician」という漠然としたタイトルのせいか、ユ・スンホのファンの子でもこの映画は知らなかったり。

公開当時もそこまでフューチャーされてなかったぽいし、日本でも東京&大阪のみの単館上映だったそう。ちょっと不安になりつつ見たんだけど、いやいやいや…!びっくりするくらい良過ぎて参った!私的には現時点での最高評価だよ!!

目次

作品情報

  • 邦題:朝鮮魔術師
  • 原題:조선마술사
  • 英題:The Magician
  • 公開:2015年
  • 上映時間:122分
  • 日本国内配信:Amazon prime video・Hulu(2022.11現在)
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予告編

あらすじ

義州の街最大の遊郭ムルラン楼では、清国から逃れてきた魔術師ファニ(ユ・スンホ)の舞台が人気を博していた。

一方、朝鮮の王女(コ・アラ)は望まぬ政略結婚のため、嫁ぎ先の清国へと向かっていた。険しい道が続く果てしない旅の途中、疲弊した一行が立ち寄ることになったのは、ファニのいる義州の街だった。

ある夜、崖から身を投げようとしていた王女を偶然助けたファニ。国に売られた王女と、追手に怯え空虚な日々を過ごすファニ。心に孤独を抱えて生きてきた2人は急速に惹かれ合うが、王女一行の旅立ちの日はもうすぐそこまで迫っていた。

そんな折、遂にファニを狙う清国の魔術師がムルラン楼へ訪れ、逃れられない危機が二人に襲いかかる…。

過酷な運命に抗う2人の愛を描いた物語です。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 97点

もともとユ・スンホは大好きなんだけど、意味深な微笑みを浮かべながら魔術を披露する主人公ファニが美しくて完全に虜になったよ!

過酷な運命を背負った2人の純愛ストーリーに涙がとまらないの~。
ぜひ一度見て欲しい映画!!

感想

タイトルがちょっと渋いのかな~

「朝鮮魔術師」というタイトルから受けるイメージとはだいぶ違ってて、これはホント予想外に良かった作品!てゆうか、いっそタイトル変えたほうがいいんじゃないかなー。このタイトルでロマンスだなんて思わなかったんだもの~。韓ドラあるあるのひとつ、邦題が原題とはかけ離れたキラキラ系タイトルになっちゃうっていうあの技を、今こそ使うべきだったんじゃないの~?w

韓国映画の中で、私の最高評価作品!ほんとイチ推しだよ~!なんてったって、同じ作品を二度見ない私が、これ見た次の日にもう1回見たからねw(2回目以降は最初から泣きながら見てるくらいハマった!さすがにBlu-ray買うw)

引用元:Daum영화

”ある男女が出会い、叶わぬ恋をし、やがて追いつめられていく”

言ってしまえば、ただそれだけを描いたほんの10日間くらいのストーリーなんだけどね。これが本当に美しいのよ~!主人公ファニが披露する妖艶な魔術にも魅せられちゃうんだけど、なんといっても主人公たちの純愛が美しくて最高なの!w

引用元:Daum영화
momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

私が勝手に説明しよう!w

この映画、残念なことに設定の説明が若干弱いような気がしてて…あんまり映画で描かれてないから、敢えて私が説明しちゃうんだけどw

コ・アラが演じている王女はね、悪路を進む輿に揺られて、侍者たちに嫌味を言われて、本当は清国にお嫁になんか行きたくないのよ。親に捨てられて国に捨てられ、心から絶望してる。旅に出てから毎晩、明日なんて来なくていい、このまま死にたいと思ってる。だけど絶対に死ねないのよ。自分が清国に行くかわりに、兄たちが登用してもらえて、下級両班の家族がようやく救われるから。たとえ絶望しても、絶対に生きて清国に行かなくてはならない立場なの。

引用元:Daum영화

一方のファニもね、人気の魔術師として舞台に立ってはいるものの、それはかりそめの姿。自分の命を狙っている、清国の残虐な魔術師がどこまでも追いかけてくる不安はいつも消えない。幼い頃に清国から一緒に逃げたきた姉的存在のポウムを守ってあげたいのに、高圧的な態度のうさんくさい役人に、ポウムは体まで売って生活を守ろうとしている。薬漬けになり酒浸りになり暴れても恐怖は消えなくて、こんな暮らしはもうたくさんだと思っているの。

引用元:Daum영화

そんな2人が偶然出会って、急激に惹かれ合っていく様子が、なんだか美し過ぎて切なくなっちゃうのよね…。別れが近いと知っていても、2人が一緒にいられる夜の間だけは過酷な現実を忘れられるから。

結ばれないことは分かっているけど、全てを捨てて一緒に逃げようと言うファニと、自分が逃げたら家族も侍者も大勢死ぬと分かっていて諦めようとする王女。

引用元:Daum영화

見るたびに号泣不可避な鳥小屋のシーン…

王女(またの名をチョンミン)が鳥部屋で、ファニに小刀をあげるっていう話をするシーンが一番良いシーンだった!

「使う日がくると思っていたけど、もう必要ないわ」っていうセリフ。きっと、チョンミンは嫁ぎ先で自害する可能性も考えてたんだろうけど、自分を1人の人間として接してくれる相手に初めて出会って、この思い出があるから、この先は全て耐えて生きようと決めたんだと思うのよ(何回見てもこのシーンは泣いちゃう。ううう…こういう話にめっぽう弱い私~ww)。

引用元:Daum영화

ユ・スンホ好きなら必見だよ!

そんなわけでストーリーも凄く良かったけど、私がこの映画にここまでハマった理由は勿論もう1つあって。

それは私がユ・スンホを好きだからwしかもこの映画でのファニ役はほんと最高でね~。時代劇で、長髪で、挑発的な性格で、しかもオッドアイとかさ~もうねぇセクシー要素が溢れ出てるのよ!!

最初はワガママそうな男なのに、部下をかばったり、王女と出会ってにっこにこしてたりして、ツンデレも度が過ぎててもう降参!w予想を超えたカッコ良さにノックアウトされましたw

ユ・スンホ作品で、もはやこれを超えるビジュアルは来ないんじゃないかと勝手に断定したw

引用元:Daum영화

特に魔術のシーンがめちゃくちゃカッコイイ

この際だからもっとユ・スンホの話しちゃうんだけど(書きたいだけなんだけどw)、インタビュー映像とかで見ると、ユ・スンホはもじもじしてて全然面白いこと言わないし、なんかちょっと根暗~な感じなの…わかります?w僕は別にイケメンじゃありませんよ~?みたいに油断させて、演技するといきなりこんなに美しくてカッコ良いという、このギャップ!!一体なんなの!?根暗感に騙されて懲りずに何度もノックアウトされる私だよ…。

ユ・スンホを見ていると、やっぱり役者の演技って凄いなあと感心しちゃうことが多いんだよね。プロの仕事というか、ちょっと真似できないことするな~って。この映画のユ・スンホの演技も全編通して安定してるんだけど、特に印象的だったのはね、チョンミョンが王女だと分かった直後、義姉ポウムから「挨拶しなさい」と言われた後のスンホの演技よ!なに…!?なんなのあの動き、そして表情!?ほんの数秒なんだけど、私ゾクっとしたよ!(気になるかたはぜひ見返して下さい~w)

それから姉的存在のポウムが刺された後のシーンも良かったなあ。死ぬなー!って大騒ぎするような場面なのに、静かに語りかけるだけなの。この人のこの役~、ほんと好き~!

引用元:Daum영화

それと小鳥部屋でのキスシーンがね、ちょっとだけペロってしてんの。あれなんなの~?若干舌入れてたよね?(私は見逃しませんよ!)パクパクしてるわけでもなく、がっつり舌を入れるでもなく、ペロってなんなんだ!可愛すぎだろ!!(ちなみにキスシーンの最初の方だけスンホが薄目開けてるのがツボすぎて私は萌え死にましたw)キスシーンの撮影時はスタッフが周りでたくさん見てたそうなんだけど…意外とアグレッシブなのね。

除隊後初の主演映画だったそうなんだけど、この作品を選んでくれたスンホも事務所もグッジョブ過ぎだよ!ユ・スンホファンとしてはまさに眼福の映画でした~!(みんなありがとー!)

引用元:Daum영화

アラちゃんの声が可愛いのう

さてさて、そんな恐ろしくカッコイイ演技をするスンホに対して、ヒロインのアラちゃんの純朴な美しさが凄く合ってたのよ~。人目を忍んでこっそりとしか会えないから、一緒にいるシーンはほとんどが夜なんだけど、月明かりの中で2人の姿が純真で逆にとっても映えてるし。

前半のちょっとコミカル演技のアラちゃんも、なんか素な感じで良かったw泣いてる姿とか子供みたいで可愛い。コメディ番組のアラちゃんてホントあんな感じだよね~。もともとアラちゃんが大好きなので、このキャスティングは嬉し過ぎたよ~w

引用元:Daum영화

映画っていいなぁ

映画自体、美しい映像にもこだわって撮られていて、後半、物語がどんどん深刻になっていく中でも、目に焼き付くような美しいシーンがいっぱいあった。魔術の舞台となるムルラン楼もかなり凝ってるし、布を多用した舞台演出も斬新で素敵だっし、久々に映画っていいなあって思った。ドラマとはまたちょっと違ったテイストの手間とお金のかかった映像美を楽しめたよw

引用元:Daum영화

エンディングは多少曖昧な感じになっていたけれど…個人的にはこの映画はバッドエンドの方がしっくりくるような気がしたなあ~。悲しいけど。

船を用意してたあの日に、2人が逃げ出していたら違う未来があったのかも。

引用元:Daum영화
momoruru

ユ・スンホだけの評価なら1億点満点!!!

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