韓国ドラマ「タッカンジョン」の作品情報・あらすじ・感想

4月に入ってからキム・ミンギュ、ソン・ガンと人気俳優の入隊ニュースが続いていて、分かってはいたことだけどやはり複雑な心境~。気を付けて行って来てほしいよね。待ってるぞー!!
(しかしソン・ガンの短髪が想像以上に似合ってなくてちょっとびっくり。あ、あれは撮り方の問題かな?)

目次

作品情報

  • 邦題:タッカンジョン
  • 原題:닭강정
  • 英題:Chicken Nugget
  • 放送:2024年
  • 話数:10話(1話約30分)
  • 日本国内配信:Netflix(2024.4現在)

予告編

あらすじ

「モドゥン機械」は社長ソンマン(リュ・スンリョン)と、インターンのペクジュン(アン・ジェホン)、それと社員がもう一人だけの小さな会社だ。

ある日、社長ソンマンの一人娘ミナ(キム・ユジョン)が手土産のタッカジョンを持って「モドゥン機械」にやって来るが、謎の機械によってミナはタッカンジョンへと姿を変えてしまうのだった…

タッカンジョンになった娘を助けるため、娘の父親と彼女に片想いする男が奮闘するミステリー&コメディドラマです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 78点

イ・ビョンホン監督が手掛けるクセツヨ&シュールなミステリーコメディ。
キム・ユジョンが唐揚げになっちゃうという大胆な設定と、それ以上に大胆な小ネタの数々に、笑いと混乱の渦に巻き込まれること間違いナシ。
(だけどごめんなさい。個人的には笑いより混乱の方が大きくて…意味がよく分かりませんでした)

感想

ひたすらシュールなドラマ

ごめんなさい!
(もう先に謝っておきます)

このドラマほんと分かんなかったよぉぉ~!

私の貧弱な理解力の遥かに上を行くストーリー展開に「???」のまま視聴を終えました…(泣)

もしこのドラマだけ見たとしたら「私にはイ・ビョンホン監督合わないのかも~」とか言っちゃいそうなモンだけど、同監督のドラマ「恋愛体質」にはめっちゃハマったのよね。なんかすごい泣かされたし。良いドラマだった。
(※注意※俳優のイ・ビョンホンとは別人です)

にも関わらず、なんなのこの極端すぎる展開!クセが強すぎるよ~w

考えてみたら私、同監督の人気映画「エクストリーム・ジョブ」も脱落してるので(映画で脱落って初めてよ。しかも3回挑戦して3回とも寝落ちしてて、未だ結末を知らないという…)クセの強さがこっち方面に働くとさっぱりダメなのかも?

さてストーリーをざっとおさらいすると、タッカンジョン(甘辛ソース付きの唐揚げ。ヤンニョムチキンよりもう少しカリカリ系?でおやつ感覚らしい)になってしまった娘ミナを再び人間の姿に戻すため、機械工場の社長である父と、そこで働くインターンでミナに片思いする男が必死に手がかりを探すうち、謎の天才科学者に行き当たり、遂には地球外生命体とも接触することになってしまう…という壮大なスケールでお送りするコメディドラマ!

主演は「エクストリーム・ジョブ」のリュ・スンリョンと、「恋愛体質」のアン・ジェホンという、まさにイ・ビョンホン監督ファミリー。ドラマ内で「恋愛体質」の映像は流れまくるし、イ・ジュビン出てきたりして、ファンには嬉しい演出もいっぱい(そういえば「マスクガール」でアン・ジェホンがハゲたの?ってびっくりしたけど、やっぱりハゲてなかったわw )。

冒頭から奇抜な衣装のアン・ジェホンが道端で人目も気にせず奇妙な歌を歌って踊って…という謎の展開で始まって「うわ!なんか凄い事が起こりそう!」って期待に胸膨らんだし、イケメンじゃなきゃ意味がないと笑顔で言ってのけるキム・ユジョンとか、チャ・ウヌになりたがるアン・ジェホンとか、イケメンを無駄使いして笑わせてくれるジニョンとか、面白さのてんこ盛りではあるんだけれど…

たぶん私とは笑いのツボが違うのかも?笑うべきシーンであんまり笑えなくてさ…(泣)

ストーリーも敢えて本筋から外していく感じなんだけど、どんどんズレていってもはや本筋が何か分かんなくなってくるし、過去のドラマや「インターステラー」とかBTSとかパロディの小ネタが恐ろしいほど多くてw この量を拾いきれないんだよ~!ww

一言でいうと「演技力抜群の大人たちが真面目な顔しておかしなことばかりする」という、ひたすらシュールなドラマだったw 何も考えずに気楽に見るのがいいかもしれないw

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

全てが奇想天外なこのドラマ。ミナとの50年後の再会が描かれるはずの終盤でもやはり、イエローパンツが大人気歌手になってたり、死ぬと思われたお父さんが野生で超人化してたりと、まさかの展開ばかりが待ち受けてるんだけど、なにより衝撃的なのは、ミナが戻ってこないんだよ~!

50年も待って結局会えないなんて!
地球の大量破壊兵器が云々…!?
ナノソレどういうこと???

と、やはり色んな謎が残るまま、結局イエローパンツは自らの記憶を消してミナのいた過去に戻ることを選択。そしてミナがタッカンジョンになる直前の過去へ戻ってのエンディングという、…まさかそこで終わるのかー!
最後まで期待を裏切らない突飛なドラマだったw

このストーリーは無限ループなのか?と思いきや、実はそうでもないようで。第1話と第10話は微妙に違うんだよね。ミナが差し入れのタッカンジョンを持って現れた時に、お父さんがトイレに行かなくなってるし、三人ともにこにこ笑顔になってる。つまり過去と未来は微妙に違ってる。

ということは、もしかしたら二度目の人生では、ミナはタッカンジョンにならなくて済むのかも…?!という希望を感じさせる終わり方だったのは面白かったね。

(超どうでもいいんだけど)個人的にはどうしても受け入れ難い部分があって…。ミナが食べ物になっちゃうのはなんだかちょっと納得いかなかった。だって芋虫や石ならまだ分かるけど、タッカンジョンって甘いソースかかっててすぐ痛みそうじゃん。冷凍保存でもしない限り数日で腐りそうなのに、ミナを冷やしたくないからって快適な装置の中に入れちゃうし、「そろそろタッカンジョン悪くなってない?」ってことがずっと気になって仕方なかった私でしたw

ちなみに…50年後、イエローパンツが想像の中でミナと対話するシーンで、ミナはタッカンジョンになってから5日しか経っていない事が分かるんだけどね。まあ5日なら装置にも入ってるしギリ大丈夫かな?と思うけど。でも、その前にイエローパンツと宇宙人が再会するシーンで、宇宙人はたしか「3日後(150年後)にまた来ます。その時もミナさんがこのままならば連れて帰ります」って言ってタッカンジョン置いてっちゃうのよね。

いや、タッカンジョン150年保存は絶対やばいでしょ…違う意味でなくなってそう…。

momoruru

第1話でミナがロッカーに入る前に言う「あなたは自分の顔を変えるんじゃなくて、相手の目を変えようとしてる…」というセリフがめっちゃ気になってる!

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