大好きなチョン・ヘインが見たくて「スノードロップ」を見てみることに。
ギター弾いて歌を歌うヘインとか、黒Tシャツのヘインとか、機関銃をぶっ放してる(!)ヘインとか、なんか色々出てきて楽しかったので満足w
作品情報・動画配信サービス
- 邦題:スノードロップ
- 原題:설강화
- 英題:Snow Drop
- 放送:2021年
- 話数:16話(1話約90分)
- 配信サービス:Disney+(ディズニープラス)(2026.9現在)
あらすじ
・緊迫感のあるサスペンスが好き
・禁断の愛に惹かれる
・助演陣の名演技に酔いしれたい
予告編
評価
北朝鮮の工作員と、韓国の国家安全企画部の娘との、許されない愛を描いた切ないラブロマンス&サスペンス。
どこにも逃げられない、誰も助けには来ない、という緊迫感のある悲しいメロドラマだった。
チョン・ヘインはめちゃくちゃカッコ良かったし、助演のベテラン勢の演技には圧巻。80年代の雰囲気たっぷりの映像も見ごたえあり。でも個人的にはもっとロマンスが欲しかった!

感想(ネタバレなし)
複雑な人間模様
冒頭は女子寮のシーンから始まって、女子大生がわんさか出てくるなと思って見てたら、場面が変わって政治ドラマを思わせるような権力闘争が始まり、おじさん&おばさんもわんさか出てきて、さらには国家安全企画部、ドイツでの殺人、北朝鮮の工作員、どんどん場面がチェンジしていって…序盤から登場人物が多め。

じゃんじゃんばりばり人が出てきて、誰が誰やら全然分からんw
有名な俳優さんがたくさん出てくるので見分けがつく人もいるかもしれないけど、似てる人物も多くて混乱しがちなので、相関図を見てチェックしながら進むのがオススメ。この複雑な人間模様がこのストーリーをよりドラマチックに彩っていきまーす。

濃厚なサスペンスドラマ!
「ロマンチックメロドラマ」って聞いてたから、チョン・ヘインのロマンスを期待して見始めたんだけど…

実際には想像以上にロマンスは薄味~。
どちらかというとサスペンスが軸になってるドラマかも…
というのもこのドラマ、脚本も監督も社会派ブラックコメディ「SKYキャッスル」と同じ方なんだそうで、登場人物たちの思惑が交錯するサスペンス色がかなり濃い!
ストーリーの詳細を比率で表すとざっとこんな感じ ↓
- トラブル多発!先の見えない立てこもり事件(65%)
- 欲望まみれのおじさんたちの足の引っ張り合い(20%)
- 余計なことばっかりするブノクちゃん(10%)
- お花畑ロマンス(5%)
美しくてロマンチックなシーンもあるにはあるんだけど…なかなか貴重なので味わって見てねw

そしてこのサスペンス…濃さもなかなか凄いんだけど、長さも凄いっ…!
北朝鮮の工作員が、韓国の学生寮で起こす人質事件がこのドラマのメインとなる事件なんだけど、この事件が一向に解決しない。解決しないっていうか、もはや解決できない。

なぜなら、韓国と北朝鮮の間に交わされた選挙工作のための密約のせいで、ただの人質事件じゃなくなっていって…
現場に閉じ込められたたくさんの人たちの状況なんか顧みずに、選挙の思惑だけで動く韓国側と、内輪揉めで混乱する北朝鮮側。さらには想定外の事件が起きて計画は狂い狂い、犯人たちはどんどん窮地に追い込まれちゃうんだよね。
味方側も敵側も目まぐるしく状況が変わり、味方だと思ってた人が敵になって、敵だと思ってた人が味方になって、寝返ったり裏切ったりの連続。最終話までセリフ1つ聞き逃せない緊張感のある展開は圧巻!
momoruruこの続きはネタバレありますのでご注意を~
感想(ネタバレあり)
ずっと寮内はさすがに飽きちゃう…
この目まぐるしいサスペンスにどっぷりハマることができれば、きっと楽しい視聴になったはずなんだけど。
正直、私にはちょっと難しかった…(スミマセン)
だってね、このドラマ1話90分あって全16話でそもそも尺が長め。それなのに女子寮の人質事件が一向に解決できないもんだから、ドラマのほとんどが薄暗い寮内でのシーンが続くので映像に変化がなくて、私の集中力が続かなかった。確認してみたらなんと5話から16話までずっと寮の中だったよ。

次々に事件が発生していて、状況は刻々と変化してはいるものの、結局のところ寮内の生活自体は大して変わらないんだよね。
そんな時こそ、チョン・ヘインとジス、この美しい主役2人のロマンスがストーリーを引っ張ってくれればいいんだけど…ロマンスしてる余裕なんて現場には無かったんだよ~!!
命懸けで寮から脱出しようとしてる状況で恋愛してる暇なんてなかったよね。みんな何日も閉じ込められて食事もトイレも自由にできない状態なので、主犯格がイチャイチャしてたら暴動起きそうだしw

チョン・ヘインが好きだから根性で最後まで見たけど、私のようにサスペンスよりロマンスを期待して見ちゃうとちょっと中盤から辛くなってくるかも。
実はヨンロはあざとい系!?
私がハマれなかったもう一つの理由は、BLACK PINKのジスが演じてたヒロインのヨンロにあんまり共感できなかったこと。(ジスの演技は初めて見たけど、舌足らずな喋り方可愛かった。演じられる役が限られそうだけど)

純真な子なのは分かるんだけど、カセットテープ店さん?でヘッドホンで聞きながら無意識に歌っちゃってたとか、慌ててレジ行ったらたった2500ウォンが財布にないとか、もう明らかにドジっ子要素が満載すぎて~w
しかもスホがマッチで作った塔が倒れそうになってるのを見て、マッチを触らずにスホの手を掴むなんて、うーん、これはただのドジッ子じゃない。完全にあざとい系でしょ~?(しかも両手でがっつり掴みにいったよ~)父親が安企部長だってことを仲の良い友達にもずっと内緒にしてたりして、なんか変なとこ悪賢かったりするのも気になっちゃった。
完全に私の好みの問題なんだけど、俺が守ってやらなきゃ系のヒロインよりも、強いヒロインの方が好きなので、あんまりハマれなかったなあ。だってこういうタイプのヒロインってキラキラした目で立派なことを言うわりに、作戦も立てずに正義感だけで行動しちゃうので、周りが大怪我するパターン多いんだもの…
改めて考えてみるとヨンロがやった事といえば食堂のご飯取ってくるとこくらいだったような。あとはただ端っこでシクシクしてるシーンが多くて、ストーリーが進むにつれて徐々に存在感が消えて行く、ちょっと可哀想なヒロインだったかも。

終盤でスホのところに戻っていっちゃったのも、気持ちはすごく分かるけど…個人的には超残念!スホはみんなを巻き込んでしまったことを後悔していて、ヨンロだけは生きのびて欲しかったのに。せっかく自分を盾にしてヨンロを逃がしたのに、逃げ切る作戦もなくただ戻ってくるのはさすがにスホが可哀想になっちゃったから。
ヨンロには逃げて未来を生きて欲しかったなー。
しかも当然ヨンロはスホと一緒に死ぬことを覚悟して戻ったのかと思ったのに、スホが打たれた傷を見て狼狽してて「えええ?まさか2人とも無傷で逃げる気だったのか?」ってこっちが狼狽したんですけど…。

黒Tから覗く腕
ヒロインのヨンロには全くハマれなかったけど、スホはカッコ良かったー!!
チョン・ヘイン、なんとなく痩せて精悍になった気がしたし!30歳になってもまだ高校生役に違和感ゼロだったヘインが(映画「ユ・ヨルの音楽アルバム」をご覧ください)かなりワイルドになっていて、もう高校生役は無理なくらい素敵だった。だってもうこの腕の太さを見てよ!上腕二頭筋だか上腕三頭筋だか前腕筋群だか分からんけどなんかすっごいの!w

序盤にはヘインの鍛え上げられた肉体美を、右から左から、色んな角度でズームしてくれる謎のご褒美シーン(?)があったりも(監督さんは需要をよくご存知でw)。
でもね、私はヘインがにこにこ~って笑ってる演技が一番好きなのに、このドラマは全然笑ってなくて、そこだけはちょっと残念。まあ人質事件の主犯の工作員だからね。笑ってる場合ではないんだが。

あと今回感心しちゃったんだけど、ヘインの演技力の高さにびっくりしたことがあって。
このドラマのヘイン、セリフがなく表情だけのシーンがめちゃくちゃ多いの。
台本になんて書いてあるんだかは知らないけど「何も言わずに苦悩の表情を浮かべるスホ」みたいなシーンが何度も何度もあって、苦悩の表情の引き出しが多すぎる!w 持ってるね~!

ただね、スホは工作員なのに脇が甘すぎたw
本当の工作員なら迂闊に他人とは関わっちゃだめなんじゃないの~?
合コン断れんかったのは仕方なかったとしても、その後で女子にカセット買ってあげちゃったりしてて…そんなんダメに決まってるだろー!wオープンハウスで射撃の腕を見せつけて目立ってしまうとか超ありえん。のんびり紙飛行機折ってる場合じゃないんだって。

だってね、映画「シークレット・ミッション」のドングをここで思い出して欲しいわけですよw(緑ジャージのキム・スヒョン主演の映画だよ!面白いよw)ドングは自分が工作員だってことを隠すために、毎日ストイックなアホとして生活してたのよ。鼻水垂らして子供にいじめられて、家の階段は必ず転がって落ちるという努力家w
ドングを基準に考えると(そこが基準で良いのかはさておきw)、工作員なのにフツーにイケメンとして暮らしてるスホにはびっくりしちゃうから。


ベテラン勢の演技が効いてる!
最後にこのドラマ、助演のベテラン俳優陣の圧が凄かった!
主役級の俳優さん含め、とにかく有名な役者さんが目白押し。演技にも迫力があってたし、緊迫感も嫌悪感もたっぷりで見てて痺れた。
特におじさま&おばさまたちの腹の探り合いと罵り合いの演技合戦は圧巻。頭痛がするくらいうるさいんだけど、ここまで嫌な感じを出せるのって逆にスゴイと思う。
出演していたのは、「SKYキャッスル」の脚本&監督の縁でユン・セア、それから「偶然見つけたハル」のキム・ヘユン、「真心が届く」のユ・インナ、「社内お見合い」のキム・ミンギュ、「30だけど17です」のチョン・ユジン、「ボーイフレンド」のチャン・スンジョ、「なぜオ・スジェなのか」のホ・ジュノ、「空から降る一億の星」のパク・ウンソン、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のペク・ジウォンなどなど。とにかく演技の濃度が高い~!

中でも気になったのは安企部チーム長イ・ガンム役のチャン・スンジョ!
ドラマの中では髪ぼっさぼさで服も汚れてたけど(立てこもってるからずっと風呂に入ってないんだね)、目力があるしイケメンだしほんと素敵~!「ボーイフレンド」での元旦那さん役も良かったんだけど、ミュージカル俳優出身なだけあってか、演技に見ごたえあり。


あと、チョン・ユジンが演じてたイ・ガンムの元婚約者で安企部のハンナも良かったなー。失踪した愛する男のためにわざわざ安企部に入社して、ガンムを救うためには危険を顧みず何でもやってのける姿がカッコ良かった。チョン・ユジンて、いつも選ぶ役が面白い。
それと意外な配役だったのは、外科医カン・チョンヤを演じてたユ・インナ。いつもは可愛いイメージなのに、このドラマでは黒髪&メガネで、アクションシーンもあったりして驚いちゃった。(ちなみに北朝鮮の工作員「牡丹峰(モランボン)1号」っていう役名だったんだけど、モランボンって場所の名前だったのね…私は初めて知りました)

それからねー、ここぞって時に必ず余計なことしちゃうブノクがねー、もうほんと腹立つキャラクターで!これを演じてたキム・ヘユンがまたびっくりするくらい上手いのよ。「偶然見つけたハル」での健気なキャラも良かったけど、こっちではほんとにイライラさせてくれて…忘れられないキャラクターだったわ。


というわけで感想がすっかり長くなりましたが…
ロマンス薄すぎるのと、場面が変わらず退屈になりがちだったものの、手に汗握るサスペンスが濃厚なのと、ベテラン勢の演技の見ごたえは抜群のドラマだった。
何度も言うけど、ヘインのメロを期待して見ちゃうと脱落するかもしれないので、そこだけは十分ご注意ください。
そうそう言い忘れたけど、セットや衣装の80年代の雰囲気が結構可愛かったのも良かったよ。セットだけじゃなく、電話機やドアノブとか小物まで、めちゃくちゃこだわってるのでそこも要チェックです!

次に見るならコレ!おすすめの関連作品
主演キャストが出演するおすすめ作品






世界観が似ている作品をピックアップ



momoruruタイトルにもなっている「スノードロップ」の花が全然出てこないじゃ~ん、て思ってたら、2話で血痕を隠すために置いた鉢植えが、16話で咲いてて「まさかコレがスノードロップの花だったの…!?」って震えたw

