イ・ジョンソク、パク・ボヨン、キム・ヨングァン、イ・セヨン…今にして見ると主役級ばかりの豪華メンバーでお送りする2014年公開のこの映画!
なんと原題は「피끓는 청춘」って「血まみれの青春」って意味なんだよね。なんだか怖いっ。でも実際は怖い映画じゃありませんでしたwツッパリ(?)全盛期の1980年代が舞台のノスタルジックな映画だったよ。
作品情報
- 邦題:僕らの青春白書
- 原題:피끓는 청춘
- 英題:HOT YOUNG BLOODS
- 公開:2014年
- 上映時間:121分
- 日本国内配信:Amazon prime video・U-NEXT・Leminoプレミアム・Hulu(2024.7現在)
本作品の配信情報は2024年7月12日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 75点
80年代のノスタルジックな田舎町を舞台に繰り広げられる青春ラブロマンス!
私にはなぜこの時代の設定にしたのかが、いまひとつ腑に落ちなかったかも~…
イ・ジョンソクが演じる情けない男には独特な良さがあるのと(!w)、不良少女を演じてるパク・ボヨンが男子生徒をボコしてるのが衝撃的だったw
感想
なんで80年代なの~?!
舞台はツッパリ全盛期の農業高校?!
でも、なんでこの時代設定にしたのかな~???
番長はリーゼントだし、不良少女の前髪は長いし、きっとこの時代を忠実に再現されているんだろうけれども、実際経験してないのでよくわからない~。てゆうかね、このノスタルジーを理解できる世代の人が果たしてこの映画見るのかなという素朴な疑問も生まれたりして。パク・ボヨンとイ・ジョンソクのファン以外に、どの辺りの層を狙って作られたのかがよく分からない映画だったかも?
でも映画全体としては上手くまとまっていて、若さゆえの情熱、若さゆえの過ち、追求と拒絶、誤解と信頼…、それぞれに抱えている事情があって、そのせいで歯車がなかなか噛み合っていかなくて、どうにもできないあの頃の理不尽さにはとっても共感。
そして多くの犠牲の上にようやく歯車が噛み合ってきて、ストーリーが進み始めた時には「キター!」っていう達成感があって楽しい映画だった!w
この続きはネタバレありますのでご注意を~
ジュンギルにはイライラさせられっぱなしよw
しっかしイ・ジョンソクが演じてたジュンギルは、ほんと煮え切らない男で~!イライラさせられたわ~!w
女と遊ぶことしか考えてないし、困ったことがあればすぐ逃げるし、頭も悪いし、しかも田舎暮らし貧乏設定なので、正直言って良いところが全くないw
しかもなんだか異次元のファッションセンスで、モデル出身のジョンソクをもってしてもやっぱりイケてないっていうかマジでダサくて引くw(んだけど、ずっと見てるとなんか妙に着こなしているような気もしてくる???w)
映画の中盤、ヨンソクが寝ているアジトにジュンギルが戻るシーンがあるんだけどね。あのシーンには異議ありww
だってだって、彼はあそこで人の心配なんかしない男じゃんかー。絶対戻らないと思う~!(そんくらいダメな役なのよ)
ついでに言うと、橋の上でヨンシクに「俺も気になってた」みたいなこと言うシーンも、あいつならそんなこと言わないと思ったしw
って、そんな風に思うほどダメ男過ぎるジュンギルが、最後にはキャラ変してスカッ!と終わる感じが余計に面白かったよ~!
イ・ジョンソクってキラッキラの王子様役もモチロン素敵で似合うけど、私はこういうダメな役をやってるジョンソクがめちゃくちゃ好きなんだよねー!彼は声がカサカサだし(っていつも言っててゴメンナサイ)、そのせいか声を張ると上ずりがちだし、そういうところがダメ男の役にシンデレラフィットしてる時が多々あって、想像以上に面白いし、むしろ好きw
うちの中学にもこんな子いたわ~
パク・ボヨンがまさかの不良少女役にはさすがに驚いたわ!
しかも不良少女たち前髪が長すぎなんだわw絶対これ前見えずらいでしょww
小柄なボヨンちゃんが実はめっちゃ喧嘩強い設定で、ガチの不良ですごいかったるそうにしてて、最初は違和感にビビったけど、見ているうちにこれが逆にリアルで…うちの中学にもこういう不良いたわ~みたいな?wやっぱ上手いな。
演じてたヨンスクもカッコイイ女で、現実から逃げないし、筋は通すし、泣き言は言わないし、男らしい女だったのも見ていて爽快だった!
ヨングァンが不良だなんてw
そしてこの映画はね~、キム・ヨングァンが不良役なんだよー。こっちもこっちで意外な配役でしょ!?w
ヨングァンっていつもウヒウヒしてるしとっても優しそうなイメージなのに、ベルボトムパンツ履いて不良番長やってます!ヨングァンが彼には似合わないような汚い言葉を使うたびに「きゃっw」「ひぃっw」って思って見てしまう自分がいたw(変態かw)
しかも、イ・ジョンソクもキム・ヨングァンもモデル出身で身長高いし顔小さいしで抜群にスタイルが良いので(ジョンソク186cmでヨングァン189cm)、2人が並ぶとなんだか周りの人と馴染んでないていうか、そこだけ不良映画じゃなくてランウェイみたいになってて、そしてそこへ158cmのパク・ボヨンが割って入ったりするので、若干カオ~ス!!
なかなか奇抜なキャスティングな気がしたよ~w
とんでもない過去を期待してたのに…
あとこの作品でちょっと残念だったのはね、イ・セヨンが演じてた美人転校生ソヒが全然活躍できなかったところよ。
彼女って登場した時からすっごく面白そうだったじゃん?
美人なのに喧嘩めちゃ強そうだし、とんでもない過去持ってそうだったし!
それなのにトイレで髪ひっぱって終わりとか、ツッパリ男子に絡まれて泣き寝入りとか、…もっとすごい爆弾が投下されるのを期待してたのに(w)酢豚にナイフ突きさしただけで超あっさり終わって残念だった~!
そんなエンディングで大丈夫なの!?ww
そしてこの映画のエンディングはなぜか「愛と青春の旅立ち」のパロディシーンで終わるのよ。白いスーツの9頭身な王子様イ・ジョンソクが花束持ってヒロインの職場まで迎えにくるんだけど…
なのにパク・ボヨンちゃんがなんかすーーーーーっごい妙な髪型してて!!(たぶん原作に寄せ過ぎておかしくなってる?w)
な、なんなんのこの映像~!まさかこれで終わるつもりなの~!って言ってる間にホントに終わっちゃったよ。エンディングこれで良かったのか!?www
最後にこの映画にまつわるおかしなエピソードをおひとつ。
イ・ジョンソクがインタビューかなにかで話してたそうなんだけどね、この撮影の始めの頃、イ・ジョンソクがパク・ボヨンの鼻の穴に指突っ込んだんだって。そしたらパク・ボヨンから変な人だと思われたみたい、結局、パク・ボヨンには撮影の最後まで心を開いてもらえなくて残念だったんだって。
当たり前だろ~!!!www
イ・ジョンソク…あなたという男は…私の期待をちっとも裏切らないわww
そういうクレイジーなエピソード面白いからもっと聞かせて欲しいw
ジョンソクのダメ男はツボ過ぎる~!