イ・ジョンソク、パク・ボヨン、キム・ヨングァン、イ・セヨン…今にして見ると結構な豪華メンバーw
原題「피끓는 청춘」って「血まみれの青春」って意味なんだけど、実際は怖い映画じゃありませんw80年代が舞台のノスタルジックな映画だよ~!
作品情報
- 邦題:僕らの青春白書
- 原題:피끓는 청춘
- 英題:HOT YOUNG BLOODS
- 公開:2014年
- 上映時間:121分
- 日本国内配信:Amazon prime video・U-NEXT・dTV(2022.10現在)

予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)

総合評価 75点
80年代のノスタルジックな田舎町を舞台に繰り広げられる青春ラブロマンス!
なぜこの時代の設定にしたのかいまひとつ腑に落ちなかったけど…
イ・ジョンソクが演じる情けない男には独特な良さがあるという新事実を発見したかもwそして不良少女を演じてるパク・ボヨンが男子生徒をボコしてるのは衝撃的w
感想
なぜ80年代設定なのか?!
まず、なぜこの時代設定なのかな…つっぱり全盛期?!
この時代がかなり忠実に再現されている感じがしたけれど、このノスタルジーを理解できる世代の人が果たしてこの映画見るのかなという素朴な疑問も生まれたりして。パク・ボヨンとイ・ジョンソクのファン以外に、どの辺りの層を狙って作られたのかがよく分からない映画かも。
でも映画全体としては上手くまとまっていた気がするのよね。若さゆえの情熱と若さゆえの過ち…、追求と拒絶…、誤解と信頼…、なかなか噛み合ってくれない歯車にはすごく共感できるところがあった。
女たらしのジュンギルも、不良だったヨンシクやクァンシクも、一見すると無茶苦茶やっているように見えるんだけど、それぞれの事情を抱えてるし、意外と筋が通ってるんだよね。
そして色んな犠牲の上にようやくストーリーが進みだして、歯車が噛み合ってきた時にはキター!っていう達成感があって楽しかった!w


この続きはネタバレありますのでご注意を~
ジュンギルにはイライラさせられっぱなしよw
しっかしイ・ジョンソクが演じてたジュンギルには、煮え切らない態度を延々見せられてイライラさせられたわ~!
女と遊ぶことしか考えてないし、困ったことがあればすぐ逃げるし、頭も悪いし、しかも田舎暮らし貧乏設定なので衣装とかもまじでダサイのよ~!
しかもなんだか異次元のファッションセンスで、モデル出身のジョンソクをもってしてもやっぱりイケてない…(んだけど、ずっと見てるとなんか妙に着こなしているような気もしてくるから不思議…?w)

中盤以降でヨンソクが寝ているアジトに彼が戻るシーンがあるんだけどね。あのシーンには違和感あり。だってだって、彼はあそこで人の心配なんかしない気がするんだもんw絶対戻らないと思う~!(そんくらいダメな役なのよ)
橋の上でヨンシクに「俺も気になってた」みたいなこと言うシーンも、あいつならそんなこと言わないと思うw(どんだけ否定するんだ私ってばw)
でもそこまでダメな奴だったところからの、最後キャラ変してスカッと終わる感じが余計に面白かったんだけどねw
イ・ジョンソクってキラッキラの王子様役もモチロン素敵で良いんだけど、私個人的にはこういうダメな役も妙に合う気がしちゃったりw彼は声がカサカサだし(っていつも言っててゴメンナサイ)声を張ると上ずりがちだし、そういうところもダメ男の役と想像以上に相性が良くてある意味びっくりしたw

不良少女たちの前髪が長すぎるw
そしてヒロインのパク・ボヨンがまさかの不良少女役にはちょっと驚いちゃった(そして前髪が長すぎるw前見えてんのかなw)。彼女は喧嘩が強い設定だけど、小柄すぎてさすがに若干の違和感も…。
ボヨンちゃんは可愛さがウリじゃないの~?って思って見始めたけど、なんだかんだ見てるうちに馴染んできて結構好きだったこの役w
韓国ドラマで描かれがちな「男らしさ」「男のかっこよさ」みたいなものが、パク・ボヨン演じるヨンスクという”女の子”によって描かれているのも、女性目線では爽快で楽しかったのよね~。現実には女の方が男らしいことも多々あるし、男らしさは男だけのものじゃないもんね。

モデル VS モデル
キム・ヨングァンってなんとなくいつもウヒウヒしててとっても優しそうなイメージしかなかったのに、ベルボトムパンツ履いてる不良番長役なんて!wwクァンシクが汚い言葉を使うたびに「きゃっw」って思って見てしまう自分がいたww

この映画ってさ、イ・ジョンソクもキム・ヨングァンも抜群にデカイのよ(ジョンソク186cmでヨングァン189cm)。たぶんだけどジョンソクと向かい合っても威圧感が出せるってことで、ジョンソクより大きいヨングァンがキャスティングされてるのかな~?って邪推したんだけども。
しかも2人ともモデル出身なので細いし手足が長いし頭小さいし、絶対君たちだけ学生服特注だよね?ってくらい丈の感覚がオカシイのよ。時々「私は今、何を見せられているんだ…コレクションのランウェイかなにか?」ってなるのは否めなかったわ。そしてそこへ割って入るパク・ボヨンが158cmと普通なため「わっ!小さっ!」ってなるのもまた否めなかった。キャスティングって…面白いねww

とんでもない過去を期待してたのに…
あとこの作品でちょっと残念だったのはね、イ・セヨンが演じてた美人転校生ソヒのキャラクターが全然描かれずに終わったところよ~。だって登場した時からすっごく面白そうだったじゃん?美人なのに喧嘩めちゃ強そうだし、とんでもない過去持ってそうだったのに、トイレで髪ひっぱって終わりって、それだけー???ツッパリ男子に絡まれて泣き寝入りなんて…なにそれ、フツーじゃん。期待を裏切られた気分~!
最後に酢豚にナイフ突きさして帰ったところはカッコ良かったけど…もうちょっと何かあって欲しかったw

まさかのパロディで終わる
そしてこの映画のエンディングはなぜか「愛と青春の旅立ち」のパロディシーンで終わるのよ。白いスーツの9頭身な王子様イ・ジョンソクが花束持って迎えにくるんだわ…
なのにパク・ボヨンちゃんがなんかすーーーーーっごい妙な髪型!!(&ちっちゃいw)
な、なんなんだコレ~!!って言ってる間に追わっったよ。どんなエンディングなのよ~www
この映画のおかしなエピソードをおひとつどうぞ
あああっ!思い出した!最後にこれだけは言わせて欲しいw
イ・ジョンソクがインタビューかなにかで話してたそうなんだけどね、この撮影の始めの頃、イ・ジョンソクがパク・ボヨンの鼻の穴に指突っ込んだらしくて、パク・ボヨンから変な人だと思われたみたいで。結果、パク・ボヨンには撮影の最後まで心を開いてもらえなくて残念だった、みたいなこと言ってたらしいの…。
え…w
イ・ジョンソク…あなたという男は…私の期待をちっとも裏切らないな!wwそういうクレイジーなエピソード面白いからもっとちょうだいw

ジョンソクのダメ男はツボ過ぎる~!
