韓国ドラマ「砂の上にも花は咲く」の作品情報・あらすじ・感想

「砂の上にも花は咲く」を観る前に、気になって「私の夫と結婚して」を1話だけ見ちゃったw いや~、パク・ミニョンは37kgまで減量したそうでめちゃ細かった!普段が43~47kgっぽいので10kgくらい痩せたってことだよね。

一方、こちらのドラマのチャン・ドンユンはなんと14kg増量~。2人とも役作りのためにそこまで…!!プロ根性すごい!(私も痩せたいのに!根性が足りないよ~)

目次

作品情報

  • 邦題:砂の上にも花は咲く
  • 原題:모래에도 꽃이 핀다
  • 英題:Like Flowers in Sand
  • 放送:2023-2024年
  • 話数:12話(1話約65分)
  • 日本国内配信:Netflix(2024.1現在)

予告編

あらすじ

韓国伝統の格闘技シルム界で伝説の男と呼ばれたテベクの末息子ベクトゥ(チャン・ドンユン)。

兄たちはシルム界で輝かしい成績を残し、シルムの神童と呼ばれたベクトゥもまたシルムの選手になったが、一度も優勝できないまま30歳を過ぎてしまう。

そんなある日、幼い頃に突然街を去った幼なじみのドゥシク(イ・ジュミョン)に似た女性が、ベクトゥの前に姿を現す。彼女は、自分はドゥシクではないと言い張るが…

忘れられない人との再会をきっかけに、諦めかけていた夢を取り戻す姿を描いたドラマです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 87点

ドンユンくんの愛されキャラがすごく役に合ってた気がする、ほのぼのテイストなスポーツ&ラブコメディ。
たとえ14kg増量してもドンユンくんの可愛さは健在w
韓国相撲とも呼ばれるシルムの試合シーンの迫力は圧巻だった!

感想

海辺のほのぼの系スポーツドラマ

このドラマは、海辺の小さな田舎町で「シルム」というスポーツに打ち込む主人公を描いた成長物語。

父も兄たちもシルムのチャンピオンという家庭に生まれて、小さい頃からシルムの才能を認められてたのに、なぜだかちっとも勝てなくなってしまったベクトゥが主人公。幼なじみとの再会から始まるロマンスや、過去の事件を扱ったサスペンスもあるんだけど、ロマンスやサスペンスはやや薄味かな。全体的にはスポーツ系ほのぼのストーリーなので、視聴後は温かくてほっこりした気持ちになれるドラマだったよ。

今作でも主演のチャン・ドンユンが可愛くてね~。あれ、私こんなにドンユンくんのこと気に入ってたのね~と我ながらびっくりするくらい楽しんだよw

見どころはなんといっても…細いイメージのあるドンユンくんが14kgも増量して挑んだ演技かなあって思うのよ。体型変わり過ぎってビックリしたもんね(なんなら若干引いたw)。彼がそこまでして演じたのは、シルムという韓国伝統の格闘技の選手の役。シルムをメインに扱ったドラマって他にない気がするし、このシルムが想像以上に迫力満点でカッコ良かった!白熱の試合シーンは一見の価値ありだよ~w

サッパを掴め!

ところで「シルムって何?」という方が多いと思うのでちょっとだけ説明を。(私も知らなくて調べたよ~w)

シルムとは韓国相撲と呼ばれることもある、朝鮮半島に古くから伝承される格闘技のこと。腰と右腿に巻いたサッパと呼ばれる紐をお互いに掴んで、組み合った状態から投げ合い、膝から上が地に着いた方が負けというルール。

とても分かりやすい競技なので知らなくても全く問題なく楽しめるはずw

土俵のようにも見える砂の上で行う格闘技なので、日本の相撲に近いイメージがあるかもしれないけど、シルムの競技場の直径は直径8mなので、直径4.55mの土俵と比べるとだいぶ広め。競技は組んだ状態から始まるのでぶつかり合うこともないし、寄り切りや押し出しのような技はなく倒すか投げるかだし、試合は重量別なので、相撲というより寝技のない柔道に近いイメージかな。

シルムの練習場シーンは和気あいあいとした相撲部屋みたいな雰囲気だったけど、シルムの試合シーンは演出に力が入ってて凄くカッコ良かった~。選手たちの動きに合わせてBGMが流れるシーンは躍動感たっぷり。応援の太鼓の音がする熱気に満ちた会場では、選手が組み合ったり相手を持ち上げる度に会場からワーッと歓声が上がり、選手たちの息遣いや砂が飛ぶ音まで鮮明に聞こえてきて、抜群の臨場感だった!

私はこのシルムに結構ハマった~w(柔道が好きだからかな?) 主人公ベクトゥのライバルであり階級王者の後輩イム・ドンソク選手なんて筋肉バッキバキでカッコ良かったし、スポーツ青春系ドラマも好きなので、ベクトゥがだんだん強くなっていく様子をもっと見ていたかったな~!(中盤以降はどっぷりサスペンス展開なのがちょっぴり残念~)

で、私は気が付いてしまったんだけど…w(ドラマの中では言ってなかったよね?)主人公ベクトゥっていう名前はシルム競技の等級の名前からとってるっぽい。なぜならシルムの体重別の等級はこんな感じで↓

  • 白頭(ペクドゥ)級(1160kg以下)
  • 漢拏(ハンラ)級(105kg以下)
  • 金剛(クムガン)級(90kg以下)
  • 太白(テベク)級(80kg以下)

たしかベクトゥの家では、お父さんの名前がテベク、長男がクムガン、次男がハンラだったし、間違いなくここから取ってるよね。ちなみにこの等級名は韓国にある山の名前らしいので、ベクトゥはそう、映画「白頭山大噴火」の白頭ですw

サスペンスは緩いかな?

海辺の田舎町が舞台なので、とってもほのぼのしてるんだよ~(ちなみにロケ地はドラマ「椿の花咲く頃」や「海街チャチャチャ」と同じ慶尚北道浦項市だ!)警官は事件がないから逃げた犬をずっと探してるし、何か事件が起きればすぐ集会開いちゃうし、近所のおじさんからお小遣いもらったりしてて、すごく田舎~。狭い村社会の闇の部分も描かれるんだけど、基本的にはのどかで温か~い雰囲気。

主人公ベクトゥのキャラもすごく良くて、とてつもなくピュアだし、心の声がダダ漏れだし、ちょっと抜けてるいじられキャラなのがめっちゃカワイイの~。ヒロインのドゥシクとも絡みも、ドゥシクじゃないって言いながら普通にドゥシクとして方言で話してるの笑ったw

ただ、このほのぼのした雰囲気がサスペンスでは仇となったというか…ちょっと緩いな~と思う面も多々あって。

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

いきなり潜入捜査から始まるんだけど、こんな田舎街のシルム団に潜入してなんの意味があるの~?って思ったし、潜入捜査って絶対バレちゃいけないはずなのにドゥシクはあんまり隠そうとしてないし、裏帳簿あっさり発見されちゃうし、ベクトゥとドゥシクが練習場でいちゃついてても誰にも目撃されないのも色々が不思議過ぎたぞw

犬がスマホ持ってっちゃうのも…うーん、犬ってあんまりスマホに興味示さない気がするけどね。犬がどっか持ってっちゃったオモチャを犬に探させるなんて、見つかる確率低過ぎだし、能天気だな。そしてようやく分かった犯人は、印象薄すぎて「この人誰だっけ?」って思ったし。そもそも殺人の動機があまりにも短絡的過ぎて、こんなの予想できないからね…

ロマンスもサスペンスも全部ほのぼの路線でいくのなら、衝動的に複数人殺すのはやり過ぎのようのな…?うーん、ちょっとアンバランスな感じはあったかな。

太ったドンユンくんは5分で見慣れるw

そしてドンユンくんの話をもう少し。

このドラマね、ドンユンくんは好きだけど、正直ちょっと見るの怖かったの~。だって14kgの増量はさすがにインパクトあり過ぎるってw

もちろん筋肉も増量してるんだろうけど、仕上がりが割とぷにぷに系というか(w)想像以上にムッチムチでビックリw こんなこと言うのは失礼なのですが…私はムチムチしてる男性が汗びっしょりになってるの映像を見るのは、あまり得意ではないのですよ…(いや、得意な人なんているのかな?w)

しかも今回のベクトゥ役は、いつもダボダボしたオーバーサイズのシャツに半端な丈の短パン姿で、ダッフルバッグを肩に掛け、サンダルでペタペタ歩いてて…いくら田舎の純朴な相撲青年とはいえビジュアルが強烈~!!無理かも~!?

とか思ってビビりながら見てたんだけど…

なんだかんだ5分で慣れちゃったというねw(そろそろ自分の適応能力が怖いw)

いやだって、ドンユンくんが白くてぷにぷにで意外とカワイイんだもの。しかもこんなに増量しても謎に顔は太らないというキセキ!短パンの微妙な丈のせいでいつも以上に脚が短く見えるものの、相変わらず首の太さと顔の横幅がほぼ一緒の超小顔さん。

しかも演じてるベクトゥの愛されキャラな感じが、本人のイメージにめちゃくちゃ近い感じがして余計に面白かった~!w(さすがにご本人はあそこまで抜けてはいないと思うけど…でも似てる…よね?w)

ドンユンくんは漢陽大学出身で頭は相当良いはずだし、お兄ちゃんもソウル大らしく、ちゃんとした家の子なんだろうな~って雰囲気が会話からも垣間見える時もたしかにあるんだけど、私の中ではやはり結構天然というかマイペースなイメージが強くって。なんともう31歳なんだけどね。全然そうは見えない、屈託のないところがまた素敵w

だがそれなのに…!やってることは割とストイックというか、このギャップが彼の魅力なのかなあと思ったり。

だって主役級の俳優さんなのに、ドラマ1本のために14kgも太ってくれる俳優さんなんて他にいないと思うのよ。しかも立派なシルム体型というか、筋肉もあるけど当たり負けしないみたいな太り方よ~?逆に「ノクドゥ伝」のときなんて体脂肪率3%まで絞ってエグイ体してたし、ほんと何気に凄いんだってばこの人~!

私の彼はキューピッド」の感想でも書いたけど、最近はどんだけ働くの?って思うような過密スケジュールでだいぶオーバーワークな気がするのに、会見や撮影現場ではいつ見てもにこにこしてて「この人のこのメンタル好きだわ~」って思っちゃうw

ドンユンくんがコンビニ強盗捕まえたことがきっかけでデビューしたのは有名な話なんだけど、大学で演劇を学んできた人が多い韓国芸能界の中で、もともと俳優を目指してたわけではない彼が、デビュー以来ほぼずっと主演で出続けてるのはやっぱり彼が凄い人だからなんだろうね。

次回作はまだ発表になってないような気がするけど、こんだけ引っ張りだこだし、きっともう決まってるんじゃないかなあ。3月に来日するのも楽しみw

クセになりそうな釜山弁

そんなこんなで、ロマンスもサスペンスも若干薄味なところはあったけど、見終わったあとの清々しさが気持ち良かったし、ドンユンくんはやっぱり面白いと思えたドラマでした~。

そうそう、ドンユンくんを始め、演者さんたちが苦戦したという慶尚南道の方言(釜山弁?)も効いてて味のある感じで面白かったな。言葉の抑揚が低く抑えられてるような独特なアクセントとか、왜(ウェ)を와(ワ)っていうのとかが特徴的でつい真似したくなっちゃうw

ただちょっと…改めて振り返ってみるとちょっと思うのは、たしかにベクトゥは良い子だしスポーツ一筋なのは分かるけど、30歳過ぎて恋愛経験ゼロっぽい感じとか(キスしたの思い出して走って逃げるとかヤバめw)、筆記試験に落ちて運転免許が取れない知性とか…、よくよく考えるとなかなか危険人物かもしれないよね。結婚してない兄さんが実家に2人もいるし。顔がドンユンくんだからついつい流されちゃったけど、ロマンスの相手としては少々危ないのかもしれない…? ま、でもこれドラマだから、괜찮아~ww

あーあ、やっぱりもっとシルムが見たかったな。

OST

Car, the gardenの歌う「조각 구름(Pieces of Clouds)」

momoruru

このドラマって多分11月まで撮影してたのに、12月の制作発表時は既に元通りに痩せているように見えたドンユンくん。1か月で体重戻したってこと?この人マジで凄くない???

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