韓国ドラマ「遊んでくれる彼女」の作品情報・あらすじ・感想

「日韓歌王戦(한일가왕전)」って見てた人いるかな?
韓国と日本の女性歌手7人ずつが歌で対決するというMBNの歌番組。
私は結構出遅れて、最近YouTubeで見始めたんだけど、ちょっとハマってる~。

トロットや演歌が多めなんだけど、みんな声が綺麗で素敵。韓国チームは私の大好きな린(リン)など有名歌手も出てるし、日本チームは名前を知らない方ばかりだけどホント歌が上手いの。歌心りえも凄いんだけど、私は東亜樹の「いつも何度でも」を聞いて泣いたよ~。

この番組の韓国での視聴率は、歌番組の中でもかなり高かったんだとか。韓国はトロット人気あるね。そういえば韓国の同世代の同僚は「K-POPアイドルは全然知らない~。トロットしか聞かないからw」って言ってた。

目次

作品情報

  • 邦題:遊んでくれる彼女
  • 原題:놀아주는 여자
  • 英題:The Woman Who Plays/My Sweet Mobster
  • 放送:2024年
  • 話数:16話(1話約65分)
  • 日本国内配信:U-NEXT(2024.8現在)

予告編

あらすじ

2013年、ブルドッグ組の組長の息子で、裏社会のカリスマ的存在だったジファン(オム・テグ)。

組長の右腕であるヤンヒ(イム・チョルス)を倒し、やがて全国の頂点に上り詰めた途端、ジファンは自らの組織を解散させてシャバに姿を消したのだった…。

2023年、クラブに遊びに来ていたウナ(ハン・ソナ)は、偶然ジファンと出会う。

ヤンヒがオーナーを務めるこのクラブに、部下を探しに来ていたジファンは、ヤンヒの部下たちとトラブルになり、クラブは騒然。居合わせたウナは、ジファンが主犯だと勘違いして、彼を警察に突き出すのだった。

その後も何度も顔を合わせてはトラブルになるジファンとウナ。2人の縁は悪縁なのか…それとも!?

元ヤクザのボスと無邪気なお姉さんが繰り広げる、大人の純愛ラブコメディです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 87点

元ヤクザのお兄さんと、キッズ向けYouTuberのお姉さんの、大人のピュアロマンス…という全くもって斬新な切り口のほんわか系ラブコメディ。

ノワールの雰囲気ムンムンのオム・テグのラブコメ演技は、衝撃のギャップを楽しめること間違いなしw
ヒロインを演じたハン・ソナも、役とのシンクロ率が高くて良かった!

感想

ノワール映画の俳優がラブコメに!?

ノアール俳優オム・テグ主演の大人の純愛ラブコメディ。

ストーリーをざっくり紹介すると、元ヤクザで今はソーセージ会社の社長となった36歳のジファンが主人公。彼の家(社宅?)に同居することになったヒロインのウナ30歳が、同じく同居人である前科者の社員たちとの親睦を深めていったり、ジファンとのロマンスが生まれたりする同居系ラブコメディ。

後半は組長であるジファンの父との対立も描かれていきま~す。

このドラマって多分「あのコワモテなオム・テグがラブコメやるの!?」ってところが面白いんだと思うんだけど、申し訳ない…私オム・テグさんを知らなくて…。

でも大丈夫w(!?)オム・テグが演じた役は元ヤクザで組長の息子役で、ドラマ内でもしっかりコワモテな雰囲気を醸し出してるので、オム・テグさん初めましてでも、十分にこのギャップの面白さは楽しめると思う!

ラブコメを何より愛する私から言わせて頂くと(偉そうにスミマセン)、やっぱりラブコメってギャップが大事なんだよね~!!

「あんなに完璧そうなイケメンが、実はちょっと抜けてる~」とか「あんなに冷酷そうなイケメンが、私にだけ優しい!?」みたいな、結局ラブコメの面白さって(イケメンのw)ギャップに尽きるわけで。

だから、こんな怖そうな人がラブコメやったら、面白くならないわけがない!ってことを証明してくれるドラマだったw

しかもオム・テグって主役を張るくらいなので顔はやっぱりキレイなんだけど、もうとにかく声がね…w 酒焼けかな?って思ったほどホントかすれてて、え?今なんつった?ってくらい独特な声の持ち主なのよ。あの声で純愛ロマンスをやるのは想定外過ぎて、ついつい笑ってしまう~。ラブコメの逸材かもw

ハン・ソナにぴったりな役

しかも今回はヒロインのキャスティングも良かった!
ヒロインのウナ役を演じたハン・ソナの、役へのシンクロ率が圧倒的だった気がする~。

酒飲みな都会の女たち」の出演が印象的だったハン・ソナ(今回もオマージュシーンありますw)。

酒飲みな都会の女たち」では、賢いのに空気を全く読もうとしないという、陽気なおばかちゃんキャラを好演してたんだけど、このドラマのウナ役のキャラもそれに少し近いかな?一見ふわっとして見えるけど、自分の世界がある個性的な女性なの。

ハン・ソナってアイドルグループSecretの元メンバーなんだけど、アイドルとしてのイメージよりも、バラエティなんかで見せるちょっとおばかちゃんで面白いイメージが強い人だと思うんだよね。なんかそのキャラクターが今回もすごく合ってた気がする。

ウナの職業は一風変わってて「キッズクリエイター」。分かりやすく言うと、キッズ動画系のYouTuberって感じかな。プロダクションに所属し、芸名としてミニオンニ(ミニお姉さん)を名乗って、キッズ向けの工作動画とかを作ったり、キッズ向けイベントを企画したりしてるので、YouTube版「うたのおねえさん」みたいな、まさに新時代の職業w

でも、決して売れっ子YouTuberというわけでもなく、所属先からも軽くあしらわれて、バイトもしてて、不幸な生い立ちで家族もいないし、30歳という微妙なお年頃だし、決して順風満帆というわけじゃなくて…

だから誰かから想定外のことを言われて「どうしよう…」って思うような場面もたくさんあるんだけど、そんな時でも「アハハハ~!」ってサラっと笑って受け流してくれる、この懐のデカさが彼女の魅力!

この人って無邪気なだけじゃなくって、相手の痛みが分かっているから、感情的に言い返したりをしないんだと思うのよ。

そうそう、「遊んでくれる彼女」ってどんなタイトルよ?って思ってたけど、たしかに遊んでくれるの、この人は。子供だけじゃなく、大人とも。普通、酔っぱらったおじさん(?)と一緒に、深夜の公園で遊んでくれる人ってなかなかいないと思うんだけど、一緒になって一生懸命遊んでくれるし。とにかく懐がデカイ!!

ロマンスにはあんまり期待しないで…

WEB小説が原作だそうなんだけど、最後までストーリーがとっても上手くまとまってたし、ほとんどストレスなく、気楽に見ていられるドラマだった。ノアール的な演出もあるものの、全体的には笑って楽しめるタイプのほんわか系ラブコメディだね。

ラブコメといいつつ、正直ロマンスの方は、そこまで期待しない方がいいかもしれないけど…。

だって、一応大人の恋愛ではあるものの、主人公が恋愛初心者な上に、同居人いっぱいなので、とってもプラトニックな感じで進んでくんだもの~。

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

まあ母胎ソロの36歳男性ってどうなんだろう的な疑問はあったかな。だって、キスシーンで両手でヒロインの両頬をむぎゅって挟みこんでるの、私初めて見たんですけど~。せめて片方は首とかじゃなくていいの?w あれは演出なのか、オムテグさんのアイデアなのか?母胎ソロ感半端なくて逆にドキドキしたし。

てゆうかロマンスに関しては、イルヨンとミホのデキ婚の方が話としては20倍くらい面白い気がするので、そっちで楽しんで頂くしかないかもw

ところでイルヨン君を演じてたキム・ヒョンジン。「チアアップ」の時から思ってたけど、彼ってナム・ジュヒョクにタイプが似ているような気がする。モデル出身で高身長なのもそうなんだけど、彼って新人なのに、謎に堂々と演技してるところが似てる気がするんだよなあ。

ちなみに2015年モデルデビュー、2020年ドラマデビューの27歳とやや遅咲きながら、既に兵役は終えてるので、ここからブレイクする可能性あるかも~!?

そうそう、それから二番手の検事役としてクォン・ユル出てるんだよね。この配役もすごく良かった。真面目すぎるし素直すぎるんだけど、いつも大人な対応をしてくれる理想的な二番手役って、クォン・ユルぴったりな気がした。なによりオム・テグ、ハン・ソナ、クォン・ユルが並んだ時の安定感が抜群だったなあ~。

ほっこり楽しいラブコメでした!

ジェスとマノの掛け合い面白かったし、ミホのパパ&ママも独特だったし、ホンギとイェナも恋に発展しそうで楽しそうだし(ホンギ役のムン・ドンヒョクって喋り方がStray Kidsのハンに似てる~)、ネコ組のヤンヒ役イム・チョルスはオーバーな演技でコミカルさ全開だったり(猫ホテルの海鮮料理屋さんの店名が「NEKO」だった気が)、ちょこちょこ面白いシーンがあったもの楽しかったなあ。

というわけで、すっかりほっこりさせてもらった心温まるドラマでした~。

むしろ逆にノワール演技をしているオム・テグ見たくなったので調べたら、Netflixで配信中の映画「楽園の夜」に主演してるんだそう。チョン・ヨビン出てるから見たいなと思ってたんだよね。早速チェックしてきます~!

OST

OSTも予想以上に良かった~!

コメディチックなほっこりシーンに似合うのは、Every Single Dayの歌う「놀고싶은 남자」。タイトルである「遊んでくれる彼女」に対してこの曲は「놀고싶은 남자(遊びたい男)」になってるの面白いね。

KISS OF LIFEのメインボーカル 벨(ベル)が歌う 「See the Light」も涙を誘う沁みる曲だった~。

재만 (JAEMAN)の「너로 물드는 시간(あなたに染まる時間)」も名曲を感じさせる美しい旋律。

momoruru

ちょこっとしか出演してなかったけど、ヤン警部補役は「少年非行」でも同じような刑事役だったチェ・デチョルで、なんか完全にキャラ被ってたw

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