年始に仕事でお話したフィリピンの女性が「最近よくmukbangを見てます」と言っていて、もしかして?と思って聞いてみたらやはり「mukbang」は韓国の「モッパン」(料理を紹介する番組)のことだった。フィリピンでは韓国文化定着してるのかな~。
さてさて新年2作品目に見たドラマはドラマ内に「モッパン」も出てくる、キム・ヨングァン主演の「ウチに住むオトコ」だよ。”たった一人の家族だった母の死後、久しぶりに実家に帰ってみたら年下イケメンの義父が家に住んでいた”という、まるで漫画みたいな予告編に惹かれて見てみたら、結構な飯テロドラマだったww
作品情報
- 邦題:ウチに住むオトコ
- 原題:우리집에 사는 남자
- 英題:Sweet Stranger and Me
- 放送:2016年
- 話数:16話(1話約60分)
- 日本国内配信:U-NEXT・Leminoプレミアム・Hulu・ABEMA(2024.7現在)
本作品の配信情報は2024年7月12日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
予告編
あらすじ
引用元:https://culture-pub.jp/uchiotoko/
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 85点
義理の父を名乗るイケメン年下男子と大人女子との恋を描いたラブコメディ。
男性主人公が”義理の父”の設定はさすがに斬新過ぎる~!と思って見始めたんだけど、後半は展開の少なさと恋愛要素にやや物足りなさを感じたかも。
でもキム・ヨングァンが若くてカッコイイのと、ウ・ドファンがなかなか強い存在感を放ってて良かった!w
感想
餃子をせいろで蒸したい衝動に駆られる…飯テロドラマw
このドラマ、おおまかに言って「スチュワーデス」「悪徳な消費者金融」「大企業のエゴ」「田舎の美味しい餃子屋」の4つの要素で展開されてます~。スチュワーデスとか途中から全然関係なくなってくるし、犯罪組織がはびこってたり裁判になったり暗い要素はあるものの、ソウルから離れた自然豊かな田舎町で巻き起こるアットホームな癒し系ラブコメディ。
舞台となる餃子屋さん「ホン餃子」のプリっとした蒸し餃子からはモクモクと湯気が上がってて、夜に見るとまさに飯テロドラマだった~w
2016年放送で少し前のドラマなせいもあってか、設定がちょっと雑というか、ありがちというか…「んんん?なんでそうなるのかな?」っていう展開が多いし、騒がしい人いるし、親戚はどいつもこいつも足引っ張るし~、ロボットとか生活韓服とかいらない要素で気が散るし、要するにドタバタ系ドラマなんだよねw
私はドタバタ系はあんまり得意じゃないんだけど…、でも視聴が止まらなかった理由は3つあって…w
“涙の女王”スエは泣かなくても上手い
理由1つめは、まずなんといっても主演のスエが上手い~!低めの声の淡々とした演技には無意識に引き込まれちゃうんだよなあ。演技っぽくないというか、ああ、こんな人いるよねって感じのちょうどいいリアルさ。口調もなんか面白いw
スエが演じていたヒロインのナリ役はベテランのスチュワーデスで、見た目にも落ち着いてて年上女性ぽいし、結構がさつなんだけど、表裏がなく正直ではっきりと物が言える魅力的な女性。なんと元カレ、義父(だが年下w)、御曹司の3人の若いイケメン男性から好かれているっていう羨ましい設定なんだ~w
あんまりモテモテだと「ホントかよ?」って思っちゃうとこなんだけど…、ナリが自分なりの善悪判断に従って正直に生きているところに人間的魅力があって、好かれるのも納得できちゃう。善良な人だけど、聖人ぽくも押しつけがましくもなくて嫌味がないのも良かった。
元カレを奪った後輩スチュワーデスや問題児の女子高生とも、同レベルで喧嘩したり、なんだかんだ慕われてりするところも面白かったな。
キム・ヨングァンが若くてカッコイイ!
理由2つめは、ハッ!とするほどキム・ヨングァンが若くてカッコ良かったからだ~w
というかキム・ヨングァンが私の中で無条件にカッコ良いのってこのドラマが初めてかも~?彼の出演作品をそこそこ見た上でこんなん言うのも超失礼なんだけど…(スミマセン)。でもヨングァンって正直イケメン枠ではないような気がしてたのよ(あえて言うならモデル枠?)。でも2016年のこのドラマだとめちゃくちゃ若いし、やっぱり顔がイケメン!w
そして若い頃のヨングァンも、今と変わらずのほほーんと喋ってるし、声が若干おじさんぽいし、笑い方が「うへへ」っていうのがなんか面白くって…やっぱり当時から今も面白い&可愛いヨングァンだった。
このドラマでは元犯罪組織の構成員役だったからダークサイド(?)のキム・ヨングァンも少し見られたんだけど、基本的にはヒロインに絶対服従&一生尽くす、まるで菩薩のようなお兄さんで、「伝説の男コ・ナンギル」と呼ばれてる割には性格が丸過ぎたような気もしたかな?
キム・ヨングァンは、パク・ボヨンと共演した2018年の映画「君の結婚式」でハマって以来、個人的にはかなり好きな俳優さんなんだけど(なんたって超スタイルが良い&なのにセリフと動きが面白くて可愛い)、それ以降のドラマではあんまり「これだ!」っていう作品がないような気もするかなあ?
作品というよりも彼に合った役に恵まれてないのかも?どのドラマでもいい感じなんだけど、ちょっとだけ印象が薄い役のような気も??逆に「サムバディ」ではホント夢に出る系の怖さでガッツリ印象残してたけど…あれはやりすぎというか…あまりに怖すぎたよ~!(あのイメージが残るのは彼にとって得なのか疑問かも~)
ドラマだったらゴリゴリのクライムとか、重~いサスペンスの方も合いそうなのになあ。スーツが似合うし!な~んて余計なお世話ですね、スミマセン。でもキム・ヨングァン好きなので、次回作もきっと見ちゃうよ~。
2023年はイ・ソンギョンと共演するドラマ「愛と言います」がディズニープラスで配信されるそうなのでチェックしなきゃ~。2人ともモデル出身でかなり高身長なので、見た目にかなりインパクトのあるカップルになりそうで今から楽しみ!w
ウ・ドファンが出てるなんて聞いてない~ww
理由3つめは、私の好きなウ・ドファンが出てたから!実は全然知らなかったのよ~。だって予告編に出てこなかったし~。知らなかったのに気付いたら出てたとか…むしろ嬉しさ倍増だったよwしかもかなり出番が多い役!
このドラマのウ・ドファンは喋り方が普通で全然甘ったるくないの~!あの喋り方が好きなのに意外ー!だけどこれはこれで良い~w(注意深く効いてると、やっぱちょっと怪し気なトーンだけどw)
キム・ヨングァンの弟分の役なんだけど、なにしろキム・ヨングァンがデカすぎて…180cmあるウ・ドファンがちっこく見えちゃって可愛かったw(まあ犯罪組織の構成員役なので全然可愛い役ではないけどね~)
それから御曹司のドッボンを演じてるイ・スヒョクもハイパーオシャレでびっくりした~。そんな派手柄のスーツどこで売ってるの~?そしてどんだけ体が細いんだ!正直あのビジュアルは弁護士には見えなかったし、どうしてナリのことを好きになったのかも最後までよく分からなかったけども、なんだかんだ良い人だった。
キム・ヨングァンと並んだ時の2人のモデル感が凄かったし、なかなかイケメンの多いドラマだったなあ。
もっと事件があっても良かったんじゃない!?
少し残念なのは中盤以降、ナリのお父さんの話や大企業の会長や過去の事件が出てくるあたりから、権利関係が複雑になってきちゃって、”誰が何をどう解決するのが全体にとってベストなのか”が、見ていてもよく分からなくるのよ~!
今なにすればいいの~?ってやるべき事がよくわからない状態に…
この続きはネタバレありますのでご注意を~
その上、ナリとナンギルもソウルに行くとか、MTだとかお別れだとか言い出して、2人の進むべき道も曖昧になってきちゃうので。うーん、前半面白かっただけに後半がずるずる~もやもや~っと終わってしまったのが残念だったかも。
こっちには喧嘩強いナンギルもいるし、法に強いドッボンもいるんだから、もっと大変な事件がドッカンドッカン沸き起こっても十分に戦えた気がするんだけど~!あんまり事件も起こらなくて不満だったよ~(ここで波風を立てたがる私の悪い癖がw)。とにかく伝説の男の「伝説」をもっと見せて欲しかったw
たしかに初恋の人をずっと想ってるのは、伝説的に一途だけどね。思ったよりも穏やかなお兄さんだった。
しかもねー、私の中でのお待ちかね(?w)の主人公カップルの恋愛については(そうです私は基本、恋愛が見たいのですww)、ほとんど進展のないままだったのよ~!はああ。
ナンギルとナリは、「義父と娘」っていう関係で始まったせいなのか、家族感とか生活感が強過ぎてなあ…たしかに10年連れ沿った夫婦みたい~。居心地は良さそうだけどドラマ的には盛り上がらなかったかも。
最後はちょっとだけ眠気に襲われながら視聴し(最後の2話の回想シーン多すぎる~)、エンディングは美しい湖のほとりを歩きながら爽やかに終了したっ。最後のシーンのヨングァンの足が細すぎて長すぎてテレビの前で1人震えたけど(あんな足が無い人いるんか!?)、うーん、でもやっぱり何か物足りなかったドラマかも~。
ナンギルが何回も餃子のあんを味見してたけど…あれって生肉入ってないのかな?お腹大丈夫~?