韓国ドラマ「九尾狐伝1938」の作品情報・あらすじ・感想

Stray Kids紅白出場おめでとうございます~!今年の紅白は好きなアーティスト多くて楽しみw

さて今日紹介するのは「九尾狐伝」のシーズン2!放送当時、SNSのタイムラインにホンジュが派手に大暴れしてるシーンがいっぱい流れてきててすごく気になってたんだよね~。

目次

作品情報

  • 邦題:九尾狐伝1938
  • 原題:구미호뎐1938
  • 英題:Tale of the Nine-Tailed 1938
  • 放送:2023年
  • 話数:12話(1話約分)
  • 日本国内配信:Amazon prime video(2023.11現在)
AbemaTV

予告編

あらすじ

2020年、弟のラン(キム・ボム)の死から4か月後、九尾狐のヨン(イ・ドンウク)はランを転生させるために奪衣婆の下で働いていた。

そんなある日、仮面の男によって来世出入国管理所の守護石が盗まれてしまう。その男を追ってヨンが辿り着いた先は、1938年日本統治下の京城だった。

2020年に戻るための時の門が閉まるまでの時間はわずか16時間。それまでに守護石を取り戻さなくてはならないヨンだったが…

過去の世界にタイムスリップした九尾狐が仲間たちと繰り広げる壮大な戦いを描いたファンタジーアクションです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 88点

九尾狐ヨンの魅力はそのままに、アクションとコメディを強化して戻ってきた九尾狐伝シーズン2!

主人公のロマンスがないのは残念だけど、兄弟愛や幼馴染との友情がたっぷり描かれるのが見どころ。前作よりもストーリーはずっと分かりやすくなってたのも高評価。

ただし時代設定的に日本の描写はやはり辛い~。

感想

ファンタジーアクション風味強め

なかなか見終わらなくて更新が遅くなっちゃった~。
決してドラマがつまらなかったからではなく、むしろ個人的には結構ハマったドラマだったんだけど、11月は行事が多すぎてあちこちに駆り出され…疲れ果てて毎晩爆睡してしまいドラマが視聴できない日々が続いてたのだった(涙)。

tvN公式より

それはさておき本題に入りますが、私の周りではかなり人気だった「九尾狐伝」とは打って変わって、シーズン2にあたるこの「九尾狐伝1938」の評判はちょっと微妙なのよ~(あくまでも私の周りでの話です)。というか見た人自体があんまりいない。一体なにがそんなに違うの~?って思ってたんだけど、見終わってから思うにその原因はいくつかあって…。

tvN公式より

まず1つ目に、前作とはジャンルが結構違うんだよね。
オープニングがマーベルのアニメみたいになってるんだけど、内容もほんとこんな感じでw 九尾狐と虎とワシミミズクの超強い妖怪たちが、妖術を使って壮大なバトルを繰り広げていくファンタジーアクションな風味が強め。 強くてカッコ良くて面白ければ割となんでもアリな展開で、だってホンジュが伽耶琴(カヤグム)の弦で軍人を殺すとこなんて必殺仕事人の三味線屋の勇次の仕事と同じだったし(例えが古すぎる?w)、メインキャストに珍島犬の妖怪いるし、時代劇のオープンセットでロケするシーンまで出てきて、前作よりコメディ要素も強めな仕上がりに。

tvN公式より

そもそもね、残念ながら前作でチョ・ボアが演じてたジアもアウムも今作ではほぼ出てこないんだよ~(チョ・ボア降板はスケジュールの都合っていう理由みたいだけど、この時期の彼女って何に出てたんでしょ?)。だから今作では主人公ヨンのロマンスは皆無。前作でヨンとジアのロマンスにどっぷりハマった人にとっては、これは想定外の内容だったんじゃないかな~。

tvN公式より

そして2つ目の理由は、製作者たちがランを愛し過ぎていると思うの~!w 今作は兄弟愛がテーマとは聞いていたものの、最初っからヨンとランの愛情エピソードが強いっ。まあこのドラマ見てる人のほとんどが前作を見ているはずで、前作見てる人のほとんどはランにハマってるはずなので(多分w)それでいいのかもしれないけども。大のラン好きの私ですらちょっとクドい?って思ったくらいなので、ランをよく知らない人が見たらハマれない気はちょっとしたかも。

tvN公式より

ランのことに限らず全体的にもね、前作である「九尾狐伝」のオマージュっぽさが強かったよね。「九尾狐伝」ってこういうところが面白かったよね?って要素をひとつひとつ確認していくような内容でもあったので、前作への愛がそこそこ強くないと100%は楽しめないドラマだったのかも。

でもだからこそ、前作の面白さはしっかり残ってて、ヨンのスマートでおしゃれなセリフ回しや、追い詰められても余裕たっぷりの無敵感なんかは完璧にそのまんま。前作でヨンとジアのロマンスにいまひとつハマり切れなかった私にとっては(詳しくは前作の感想で)、むしろこっちはこっちで面白いかも~って思ったくらい楽しかったw ストーリーに矛盾がなくて分かりやすくなってるのも良かったな。

tvN公式より

ただ、今作のストーリーは、「九尾狐伝」の続編ではなく、ヨンが過去へ行くところから始まる「九尾狐伝」の前日譚なんだよね。だからストーリー的に制限が生まれちゃってる感じが否めなくて(この人はこの時代に死んではいけないとか、この人と恋してはいけないとか)、アッと言わせる展開がほぼ無かったのが少し残念だった。

tvN公式より

さらにマイナス要素として、今作は日本統治時代のお話なので、日本人からすると内容に抵抗がある人も多いのかも。ストーリーの根底には日本からの独立運動が描かれているので、日本人は悪であり、日本の妖怪も全部悪。最終的には朝鮮の妖怪 VS 日本の妖怪とのバトルが繰り広げられるんだけど…、人間たちの過去の歴史は妖怪にも変えられないけど、それでも妖怪の世界の上では日本をやっつけたい的な趣旨は感じたのよな~。(この時代を扱うドラマをどう見るのかは非常に難しい問題…)

tvN公式より

日本の妖怪が登場

ヨンは日本の妖怪と戦うんだけど、ちなみにどんな日本の妖怪が出てくるのかと言うと…

tvN公式より

日本側の妖怪メンバーは総督府の警務局長カトウリュウヘイに扮する大天狗でしょ。それから死神傭兵隊の牛打坊(電撃ネットワークの南部さんの髪型だったw)、雪女のユキちゃん(小さい雪だるま可愛い)、大蝦蟇(オオガマっていう巨大なガマガエル)と入道、そして隊長のサトリさん(なんで1人だけ名字!?w)の、合計6人。

入道が坊主頭じゃなかったことと、牛打坊って阿波の国(徳島県)の妖怪なので結構ローカルなの出してくるな~ってのが興味深かったんだけどw 個人的には、やっぱ日本の妖怪といえば河童とか一反木綿とか出て欲しかったけどなー(戦闘力は不明だけど…)。あ、ダイダラボッチでたら強そう。

tvN公式より

この時代を描いた韓国ドラマの日本人役の日本語が全然流暢じゃない…ってのはいつものことなので慣れているものの、やはり今回も一部セリフが聞き取れず~。お願いだから日本語のセリフにも日本語字幕付けて欲しい~。

ハ・ドグォン演じるカトウリュウヘイが「その必要はねぇ」「獲物ではねぇ」とか急にてやんでぇ口調になっちゃったりするからビビったけども、このドラマは日本人役同士の会話でも詳しい会話は韓国語で話してくれるので、その点は逆に分かりやすくて良かった。てゆうか別に全部韓国語でもいいと私は思うんだけどね~。(ちなみに最終話の、結婚式の司会してた人は日本語ネイティブだったな)

tvN公式より

キム・ソヨンがバケモノ級に美しい


前作のランは暴力的な可愛さが唯一無二な感じで私はすっかりハマっちゃったんだけど、今回のランは天然ぽい可愛さになっちゃってて、少し幼稚っぽいというかフツーというか?、ちょっと拍子抜けだったかも~。

tvN公式より

前作のランの「お兄ちゃんのことが大好きだけどぶっ殺したい!」っていう交錯した愛情は、今作ではそのまんまヨンの幼馴染のホンジュに受け継がれちゃったようでね。ホンジュはヨンが好きでヨンを守ると言いながら本気でヨンを殺しにかかってて、 脚本家さんこういう歪んだ愛情表現がお好きなんだろうけど、ちょっとキャラ被ってたかな!?

tvN公式より

そうは言いながらも私はまんまとホンジュにハマって(歪んだ愛情は嫌いじゃないのです~w)、欲しい相手はたとえ剥製にしてでも手に入れるとか言うホンジュが面白くてカッコ良かった~。演じてるキム・ソヨンがまたバケモノ級に美しくて、アイメイクも濃すぎるし帽子もデカすぎるのに、キム・ソヨンがやるとすんなり似合っちゃうから不思議。ホンジュはまさに漫画みたいなキャラだったよねw

tvN公式より

力は一番強いのに感情をコントロールできない爆弾みたいなホンジュと、強くて賢くて自己中のヨンと、優しく癒してくれるムヨン。たとえ憎んでも殺し合っても、心の底では慈しみ合っているこの3人の関係性がなんとも心地良かった。叶わないと分かっているのに「また3人で一緒に生きられるんじゃないか」って何度も夢見てしまうホンジュの気持ちがちょっぴり切なかったなあ~。

考えてみれば、自分の愛する男と自分を愛してくれる男と3人で一緒にいるって、ある意味最高の世界なのかもw

tvN公式より

高校生のロマンスかよっw

そして主人公ヨンのロマンスが皆無のこのドラマにおいて、ロマンス担当だったのはラン様。

tvN公式より

ランはいくら半人半妖とはいえ既に千年以上は生きてるはずなのに「高校生かよ!?」ってくらい超奥手で、え、ちょっとこの人やばくない?って思ったけど(w)、意外にもランのキスシーンがまあまあ多くてお母さんビックリ!(ランのお母さん気分で見てた私w)

今回はその幼稚性がやや目立ってしまった気もするランだったけど、やっぱキム・ボムの強烈なツンデレはかっこいいわ~w ツーブロックも似合ってたし。

tvN公式より

ところでランの相手役だった人魚のヨヒを演じるウ・ヒョンジンってこのドラマがデビュー作なんだそう~!デビュー作なのにめちゃくちゃ出演シーン多い上に、馬には乗るわ水中シーンあるわで大活躍!歌うシーンも綺麗だったので歌手の人なのかと思ってたけど、歌声はLovelyzのKei (케이)が入れてるんだそう。この時代に合った素敵な曲だったね。

「바람의 노래 (Wind Song)」

「연가(Love Song)」

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

次回作も激しそう~!

九尾狐伝」は全3部作になるみたいっていう噂も聞くし、今作のエンディングでヨンが朝鮮時代の絵の中に入っちゃうシーンが出てきたので、次回作はきっとあるはず!また過去へ行くんかなー。

まあね、ムヨンが蘇らせちゃった山神の始祖がそのままになってるから…なんとかあのお兄さんを止めなくちゃいけないもんね。4つ目の神器を求めて朝鮮時代に~みたいな話なんじゃないかと勝手に予想。

tvN公式より

そうそう、終盤で急に「お父さんがランがヨンを超えるかもって言ってた~」みたいな爆弾発言が投下されたと思ったら(そんなこと今まで一言も言ってなかったのに!w)、ランが突然両目とも赤くなってパワーアップして覚醒しちゃったし(その辺りの解説も次回作でありそう)、次回作もヨンとランの兄弟共闘が見られるのは間違いなさそうだよねw

tvN公式より

それから最終回でヨンがムヨンをわざわざ復活させたってことは、つまりムヨンもシーズン3続投決定のはずで…、傷を癒せる人がいるってことは激しい戦いになりそうだし…、うーん、やっぱり次回作もロマンスよりもアクションって雰囲気が強くなるのかもな~。

まだまだ先になりそうだけど、シーズン3をゆっくり待ちたいと思いまーすw

tvN公式より

あっ!書き忘れたけど今回もシンジュ良かった!ファン・ヒやっぱ面白い~w

OST

MONSTA Xの기현(キヒョン)が歌う「Full Moon」カッコ良かった!(そういえば前作では同じくMONSTA XのショヌがOST歌ってたんだよね)

momoruru

ヨンが雷呼んでドッカーンって落として敵を倒す技、割と無敵かと思うんだけども(入道なんて一瞬で灰に~)、最初からあれ使えば無傷で勝てそうなのになかなか使わないのなぁぜなぁぜ?

  • URLをコピーしました!
目次