韓国ドラマ「還魂」の作品情報・あらすじ・感想

予告編を見てからずっと楽しみにしてた「還魂」!ドラマは完結してから見たい派なんだけど「還魂2」は年末(来年?)になりそうなので結局ガマンできずに見ちゃった。でも思ったよりすっきり締めくくられてたのでモヤモヤせずに続編が待てそう~w

目次

作品情報

  • 邦題:還魂
  • 原題:환혼
  • 英題:Alchemy of Souls
  • 放送:2022年
  • 話数:20話(1話約75分)
  • 日本国内配信:Netflix(2023.8現在)

予告編

あらすじ

水の気を操る術士を数多く有する大湖国の王は、自らの余命が短いことを知り、魂を入れ替えることのできる「還魂術」を習得した術士チャン・ガンを呼ぶ。

7日間だけの約束で魂を入れ替えた王とチャン・ガンだったが、自由な体を得た王はチャン・ガンの妻トファとの間に子供ウクを設けるのだった。

チャン・ガンはいずれウクの命が狙われることを察し、出生の秘密を隠し、幼いウクの気門を全て塞いでしまう。気門を塞がれ、術が使えない体になることで、世間の目を欺いて生き延びてくれるよう願ったのだった。しかしやがて成人したウク(イ・ジェウク)は術士になることを夢に見て、閉ざされた気門を開いてくれる師匠を探し始める。

一方、親の復讐のため刺客として生きる女術士ナクス(コ・ユンジョン)はある日、術士を束ねる組織「松林」の総帥ジンとの戦いに敗れて深手を負う。追いつめられたナクスは禁術の「還魂術」を使い、盲目の女性ムドク(チョン・ソミン)の体に魂を入れ替えてなんとか逃げ去るが、ムドクの魂がナクスのものだと気が付いたウクは、ムドクに自分の師匠となって術を教えて欲しいと懇願し…

魂を入れ替える「還魂術」によって複雑に絡まった運命に翻弄される術士たちのファンタジーロマンス時代劇です。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 84点

復讐のため刺客として生きる女術士ナクスと、術士になることを夢見るウクとのファンタジーラブストーリー。
CGを駆使した映像は綺麗だったし、テーマが面白かった!

私は勝手にコメディっぽいの期待してたんだけど、思ったよりシリアスでファンタジーだった。もっと面白いイ・ジェウクが見たいw

感想

もっとコメディっぽいドラマか思ってた…

たぶん、私の期待が大きすぎたんだと思う。予告編のコメディ演技が面白過ぎて私はそっちを期待して見始めちゃってて、でも実際には想像してたよりシリアス寄りだったせいか、このドラマにはそこまでハマれなかったかも…(スミマセン。あくまで個人の感想です)

コメディもシリアスも、なんとなく中途半端な気も少ししたりして。すごく笑えるわけでもないし、すごく心を揺らすわけでもなかったので(私が泣いたのは最終話の1シーンだけ)、もっと面白くても良かったし、もっと泣かせてくれても良かったのにな~とか思っちゃったよ(欲深くてスミマセン。とにかくこのドラマには期待が大きかったんです…)。

tvN公式より

というのもフュージョン時代劇で魔法系と聞いてたので「もはや何でもアリな設定のはず!(w)」って思ってワクワクしてたんだけど、そこまで想像を超えてこなかったというか思ったより落ち着いてたというか、…もっと羽目を外して欲しかったかも!ww

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

これ多分ね、登場人物に良い人が多過ぎるんだよね。根っからの悪役も何人かはいたけれど、主人公をはじめライバルたちもみんな良い人なの。みんな良い人だからさ、空気とか読んじゃうからさ、壮絶なバトルにはならないんだと思うの~。

ウクが挑んだ10回戦勝負の最後にユルが出てきた時は「おおお!やっとライバル対決がキター!w波乱の予感~!!!」って歓喜したのに…いつも事態がすぐに収拾されちゃうんだもの。ユルや世子とのライバル対決をもっと見たかっんだけどなあ。私にもっと波乱をクレ!ww

ファンタジーは難しい(またまた設定迷子w)

それからハマれなかった理由として大きいのが、私には設定がイマイチよく分からなかったのよ~。こういうファンタジー系のドラマって私、設定がいまひとつ理解できずに、話に付いていけなくなって迷子になりがちなんだけどさ(知能が低くてスミマセン)。「還魂」もやっぱり分からない事が多すぎ案件だった~。

まず、最大の疑問はね、チャン・ガンの体に王様の魂が入った状態で、チャン・ガンと妻の間に出来た子って、結局チャン・ガンの子なんじゃないのか?ってことよ。まあ気分的には相当嫌だろうけども、身体的っていうか遺伝子的にはチャン・ガンが孕ませたわけなんだから、それってチャン・ガンの子なんじゃないの~?王様が「俺の子だと思え」って書き置きしたからって「違うもーん、結局は俺の子だし!」って受け流しちゃダメなの?(………やっぱダメよね、そうよね…それだと話が成り立たないものね…)

それ以外にも…ストーリーが後半に行けば行くほど分からなくなってて…。例えば、結界の中でムドクが還魂すると結界の中の人が全員死ぬとか、水滴を当てて雲が雨になれば結界が消えるとか、「氷の石」が人の体に入るとか…なんで?どうして?そんな話聞いてないんだけど?ってことが多すぎて、後半は頭パンク寸前だったw(もう一回見て確認した方がいいかもしれない…)

tvN公式より

それにウクがムドクに惹かれていった理由も、ちょっと分かりづらかったような?(まあ恋心に理由求めちゃダメだけどね~w)。序盤のウクは、ムドクの体に入っているのは有名な術士のナクスの魂だと知って、自分の気門を開いてもらうために、ムドクの弟子になろうとしたのよね。

でも、ムドクは弟子のウクにほとんど何も教えてあげてなくない?むしろムドクが足手まといになって、ウクに守ってもらうことが多かったし。うーん、思い返してみてもムドクはウクに水滴を切る練習させたくらいで、あとは、あっちに行けとか、これをやれとか命令してただけような?wだって、術の実践練習は、断根茶でおなじみの(?w)麻衣イ先生がほとんど教えてくれてたもんね。この流れだけで絶対的な師弟関係と、プラス恋愛感情まで生まれるのかな~ってところが少し疑問だったかな。

そして結局ウクはほとんど修行らしい修行をすることなく、一気に術が上達しちゃうんだけど…。それだと何年もかけて修行してきた松林の猛者たちの立場とは…!?wそれはウクが運が良いからとか、天才だからとかって説明されてたけど、やっぱ帝王星持ってる人は一般人とは違うのかな~?w

ああ、そうそうもう一つ疑問が。そもそもムドクって、序盤で湖に沈んだ時に、水の気がたくさんある水中なら術が使えることに気が付いたわけよね。それで、誰かに水の力で自分を押し上げてもらえばいいと考えて、ウクに「私の(敬天大)湖になれ」って言って、ウクを弟子にしたはずなのよ。つまりは2人で協力して戦うのが最終形態なのかな?と思ってたんだけど、それには触れずにシーズン1は終了。この続きは続編で見られるってことなのかな?

真面目な演技にまだ慣れない~

さてさて、私の好きなイ・ジェウクは、やっぱり面白かった!wセリフのあとに「…ウン」とかって付け加えて言うのが結構私のツボなんだよね~。最初にイ・ジェウクの演技を見た時の役が面白い人だったせいか、「イ・ジェウク=面白い」って私の脳内に刷り込まれてしまってて(「恋愛ワードを入力してください」の「お義母さんは一体なぜ?」で笑い転げた私。ダイジェストを見たい方はこちらw)、相変わらず真面目に話してると薄っすら違和感すらあるんだけど…ダメダメ…こんなんじゃダメ…そろそろ真面目なジェウクにも慣れていかなきゃ(何の話だw)。

tvN公式より

このドラマでも結構面白い人だったけど、いやでもまだこれが限界じゃないっていうか、ジェウクはもっと引き出しある人だと思うのよ~。だから更に面白いジェウクで攻めて欲しかったんだけどな~って勝手に不完全燃焼だったw(欲が出たわw)ふざけてるところからのシリアス演技の落差があってカッコイイ人だと思うんだけどなあ。うーん…やっぱり面白いジェウクが見たい~。

若手キャストが多くて勢いある~!

世子を演じてたシン・スンホがなんだかとんでもない存在感を放ってたんだけどwwシン・スンホって背が高いだけじゃなくて肩幅も体の厚みもあって、しかも低くてよく響く声~!あれ?この人どっかで見たことあるんだけどな~?って思ったら「A-TEEN」のナム・シウじゃ~ん(バスケ部の高校生でド・ハナの彼氏ね)。「A-TEEN」の印象が強くてまだ10代かと思ってたけど、実は今26歳だそう。「A-TEEN」が4年前なので、当時すでに20代だったとは…意外~!

ええとイ・ジェウクが今年24歳だから(いつも意外に若くて驚いちゃうw)、シン・スンホの方が2歳も年上なのね。ついでに言うと、ユル役のファン・ミンヒョンが27歳、ダング役のユ・インスが24歳、チョヨン役のアリンが23歳、それからナクス役のコ・ユンジョンが26歳。20代半ばの出演者が多かったのね!チョン・ソミンは33歳でまだまだ若い方なのに、このメンバーに入っちゃうと結構お姉さんだね。

tvN公式より

運動できなさそうなナクスw

チョン・ソミンが演じてたムドクは、最初はボロボロの服装で妙な髪型してたんだけど、服装も髪型も徐々に可愛く変化していくという細かい設定があって見てて面白かった~!w髪型と服装が4段階くらい変化してたかな?最後は髪をおろしてピンク色の服を着てて、すっかり女の子っぽくなってたしw

でもチョン・ソミンの走り方が気になっちゃって!wだってめっちゃ遅そうで…wムドクは、伝説の刺客ナクスの魂が盲目の神女の体に入ってしまったという設定なので、彼女の話す言葉は殺伐としてて殺し屋っぽいのに、走り去るシーンとかの動きがめちゃくちゃ可愛くて…もう…wムドクは睨んでたり怪しんでたりする険しい表情が多かったけど、チョン・ソミン自体がホンワカ系なので、むしろそれが可愛く見えたような気がする~w

tvN公式より

そんなムドクは、ウクや他の人たちからもチビッコ扱いされてたけど、彼女はそんな小さくないっていうか(チョン・ソミンは163cmだよ)、ナクスともそうは変わらないっていうか(コ・ユンジョン167cmだって)、てゆうかウクと世子が187cmもあるから小さく見えてるだけだよ!っていう相変わらずの韓国芸能界は背が高すぎ問題があったねww

結局どうなる!?「還魂2」

続編にはチョン・ソミンが出ないとかいう噂もあるみたいなんだけど…ナクスの体は既に焼かれているはずだし、コ・ユンジョン出るとしても体が無くなった問題をどう処理するのかな~?ユルも遠くのお城に帰っちゃうみたいだし…(虫が憑いたままだからきっとまだ何かありそうだけど)ま、ファンタジーは何でもありだと思うので、あっと言わせる面白い展開に今からすっごく期待してるよ~!

しかし考えてみると、還魂術ってかなり残酷な術だよね~。第1話でナクスが死にそうになって慌てて還魂してたけど、還魂された相手は瀕死の体に入れられて結局死んでしまうわけでしょ?それって……ほぼほぼ殺人じゃん!?ナクスは民間人は殺してないって言われてたけど、チン・ブヨンが巻き込まれて死んでますよ~!

momoruru

主題歌だった카더가든(Car,the garden)の「상처는 아름다운 흔적이 되어(Scars leave beautiful)」のサビがすごく耳に残ってて、たまに口ずさんじゃう~wなかなか良い曲でした~。카더가든(Car,the garden)さんは「海街チャチャチャ」の主題歌「로맨틱 선데이(Romantic Sunday)」を歌ってた人で、あの曲のサビのラ~ララララララララ♪ってとこも、しばらく耳に残って離れなかったんだよな~。両方クセになる曲だわw

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