「アビス」と「ドクター異邦人」を見始めたけどなんとなく気分が乗らず、ご褒美用に大切にとっといた「ロマンスは別冊付録」を見始めたのになぜかこれも気乗りしなくて…今はもっと心にじわ~っと染み入る系のドラマが見たいんだよなあってことで「ある春の夜に」を見てみることにw
作品情報
- 邦題:ある春の夜に
- 原題:봄밤
- 英題:One Spring Night
- 放送:2019年
- 話数:16話(1話約65分)※32話30分
- 日本国内配信:Netflix(2023.8現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 81点
マンネリ化した彼氏との関係に悩む女性のもとに、突然現れた素敵なシングルファーザー。三角関係に揺れる35歳女性の心情をリアル描くラブロマンス。
「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」と監督&脚本が同じなので雰囲気がとっても似てる!
正直そこまで共感できないドラマだったんだけど、チョン・ヘインが演じた父親役が素敵過ぎて、何度も萌え死にました…w
感想
衝撃の事実が!w
このドラマはね、5話くらいまではすごーく面白かったんだよー!
こういう暗めのラブストーリー好きだし、チョン・ヘインって影のある優しい男役が多い気もするけどやっぱりこのパターン好きだわ~って楽しく見てたのよ。
だが私は6話目にしてようやく…
ある重大な事実に気が付いてしまったのだっっ!!!w(遅!!)
- このちょっと古くさい音楽…!
- そしてこの無駄に音量のでかい音楽…!
- 音楽かかってる間は無言でうなだれる主人公たち…!
- 物が邪魔で良く見えないカメラワーク…!
- 基本夜ばっかりのシーン…!
- 毎晩酒飲んでばっかりな人たち!
- 同じ話を延々ぐるぐる言ってて結局何言ってんのか全然わっかんないセリフ回し…!
こここ…!!!これは……!!!!
「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」と同じじゃ~ん!
冷や汗をかきながら(嘘)慌ててネットで調べたところ、なんと脚本も監督も一緒!!よくよく考えたらソン・イェジン出てこないだけでキャストもほぼ一緒じゃんか!これ続編だよね~!?w
それに気が付いたら最後、もう「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」の気配しかしなくなっちゃって、うっかりソン・イェジン出てくる予感しかなかったよ~。
なんで泣いてるのか全然分からない~!
残念ながら私、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」はちょっと苦手だったので(なぜか少し前の時代の妄想や怨念を感じてしまう…詳しくは「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」での感想をご参照ください)このドラマもやっぱりよく分からない場面やセリフが多かったかも…
泣いてるけど、何で泣いてるか全然わからない…
怒ってるけど、何で怒ってるか全然わからない…
そもそも演者さんたちは、このセリフの意味全部理解してやってたのかな~?
もしかして字幕の関係でなにか重要なことを聞き逃してるのかも?と思って、韓国語で聞いてみたりもして、何度も早戻しして確認したけど結局分からず仕舞いだった。
この続きはネタバレありますのでご注意を~
ちなみに。具体的にどこが分からなかったのか、3つだけ紹介してみるね。
【謎その1】
ジホは自分が子持ちなことを伝えた上で積極的にアプローチしてきてたのに、ジョンインが「私も好きよ」ってなった途端に、「いや~、僕は子持ちだし~、あなたに迷惑かかるから〜」って急に逃げ腰になるって…それ一体どういう理屈なの~???
【謎その2】
ギソク先輩がジホの息子にお小遣いあげたことについて。後日ジホが「息子は僕の誇りだから二度と触るな!先輩でも次は絶対許さない!」めちゃくちゃ怒ってたけど。なにがそんなに気に障ったんですかね?お小遣いが地雷だったのかな?先輩そんな悪い事してなくない?(文化の差とか?)
【謎その3】
ウヌの実母ユミが今は結婚して子供もいると知った時のジホはさすがに落ち込み過ぎでは?泣いて飲んだくれてて。ウヌが実母に忘れられてて可哀想ってのは百歩譲って分かるけど、それだけじゃ説明できないレベルに落ち込んでない?まさかユミに未練あったのかな?
しかもジホから「捨てないで」って言われたことに、超過敏に反応するジョンイン!暗い過去のある男が泥酔して「捨てないで」って言っただけで連絡を絶つほど怒りに燃えるとは。プライドなのかな?意図がよくわからんかったど〜。
ギソク先輩との結婚を破談にして周りをめちゃくちゃ悩ませたのに、「捨てないで」くらいで別れるつもりなの?って私はもうお手上げでした~。
うーん、私にはちょっと難しいドラマだったかも。
このヒロインは難しい~!
そしてハン・ジミンが演じてたヒロインのジョンインがね、私には全く共感できなかった~!
言ってることがコロコロ変わりすぎなのよ~。行動も突発的だし。
もしや監督&脚本家さんたちは、「予測不能でクレイジーなのに自分のことだけを愛してくれる肝の座ったイイ女!」みたいなのを描きたかったのかなー?なんて思っちゃったけど(前作でもそんな印象)、予測不可能というよりも何考えて何言ってんのか私にはもはや分かんなくて、彼女の魅力がわからなかったことも敗因だったかな。
そして毒親の悪夢再び
ところで「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」の視聴で一番苦しんだのは毒親だったお母さんがあまりにも痛すぎたこと。あれは見ててホント辛かった~!!
このドラマでの毒親は母親じゃなくて父親に代わってて、そのせいか毒の強い時間が短かめだったのがせめてもの救いだったよ。
でもやっぱり酷い父親だった~。
現役ならまだしも定年後の再就職ごときのために、嫌がる娘に結婚を強要する父親っているのかね~?ジョンインはもう親の援助も受けてない自立した大人なんだから、そんな要求つっぱねても大丈夫そうだけど…韓国の親子の絆って私が考えるよりずっと強いんだろうなあ。
ぜひうちの子の父親になってー!
延々文句ばっかり書いちゃってるけど、良かったところも勿論あって。それはチョン・ヘインがカッコ良かったこと!!(結局このドラマもソコだったわw)
「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」でもそうだったけど、もはやこれはヘインがにこにこしてるのを楽しむためのドラマってことでイイと思うのよ!(だめ?w)
しかも今回のヘインはまさかまさかの父親役!
こんなパパが近所の児童館にいたら、全母親と全児童館スタッフが確実に萌え死ぬぞぉぉぉ!w
「ぜ、ぜひうちの子の父親になって…」そんな妄想を抱かせてくれる(?w)その点は高く評価しなくては!(w)子供と添い寝してるところとかさー、ぜひうちの寝室でも繰り広げて欲しかったもん。朝起きて寝室にこんな人たちいたらどうしよう~!?(絶対いないから大丈夫か…w)
しかし難を言わせてもらえれば「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」と比べると、このドラマはチョン・ヘインの幸せそうなシーンが圧倒的に少ない~。もはやそれ目的で頑張って見てた私にとっては、そこがちょっとだけネックだったかも?(ちゃんとドラマ見ようね私…)
あ、余談ですが、ギヨン先輩を演じてたキム・ジュンハンとチョン・ヘインの声ってかなり似てない?!電話口だとギヨンなのかジホなのかどっちが喋ってるか全く判別できなかった~!w
ウヌの幸せが一番だといいな
ところでこのドラマはみんな連れ子婚に大反対だったけど、実際どうなんだろうね?
個人的にはジホがずっと子供と別居してた事が一番気になったよ~。子供は父親と一緒にいたいはずなのになって思っちゃって。しかも子供と別居からの再婚だと、再婚と同時に育てられてた環境から急に離される可能性もあるわけで…。ウヌのことを思うと、親の身勝手さを感じちゃって見てて切なかった。
ジョンインもさ、子供を育てている間は恋も仕事も含めて、自分のことなんて満足にできなくなるけど、そこまでの想像はできてるのかなーとか心配になっちゃって。一回一緒に遊びに行っただけで「お母さんになってもいい?」って言ちゃうのはさすがに安易だったんじゃないかな。もし結婚ダメになった時のウヌの心のダメージも考えて、発言は慎重にして欲しかったりも。
まあそんなの完全に老婆心だけどねwこういうことには勢いも大事だろうし、幸せになるかどうかはやってみないと分からないのかも?
OST
音楽は「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」に引き続き、Rachael Yamagata作品が多めなので、あの雰囲気が好きな人にはおすすめ~。
私はOscar Dunbarの「Spring Rain」が一番耳に残ったかな。
しかしやっぱりドラマ内での音量がデカすぎると思うのは私だけでしょうか…
なんだか見ていてどっと疲れちゃった。この脚本家&監督の作品を私はもう見られないかも…。