家族が仕事でお世話になってる韓国人の方にちょっとしたお礼を渡すことになって、招き猫&達磨の絵柄入りの可愛い豆皿を買ってみたw
日本ぽい柄を選んだつもりだったんだけど、韓国で猫はあんまり良いイメージないみたいで買った後からちょっと不安に…。でも日本語ペラペラの日本通の方なので招き猫なら知ってるかな~?飛行機の旅で割れませんように!
さてさて今日は、少し古い映画なんだけど、面白かった作品があるので紹介してみまーす。
作品情報
- 邦題:過速スキャンダル
- 原題:과속스캔들
- 英題:Scandal Makers/Speed Scandal
- 公開:2008年
- 上映時間:108分
- 日本国内配信:Amazon prime video・U-NEXT(2024.1現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 90点
チャ・テヒョン&パク・ボヨン共演で、観客動員数830万人の大ヒットを記録した、笑って泣けるコメディ映画。
突然始まった共同生活の中で、次第に家族になっていく3人を見ているうちに、心がほんわか温まっちゃう。
やはりコメディのチャ・テヒョンは裏切らない…w
感想
笑って泣ける暖かい映画
日本でも「猟奇的な彼女」で知られるチャ・テヒョン主演の、とってもチャ・テヒョンらしいコメディ映画!
なになに?どういうこと?ってあっけにとられているうちに、彼のコメディの沼にハマっていくという…w 彼ならではの人間味あふれる演技に加えて、共演してる娘役パク・ボヨンも孫役ワン・ソクヒョンも上手いから、描かれていくハートフルなストーリーをじっくり楽しめる素敵な映画だった。
ストーリーをざっくり説明すると、順風満帆な日々を過ごす36歳の人気ラジオDJのマンションに、ある日突然、娘と孫を名乗る2人が転がり込んでくるお話。スキャンダル発覚に怯えてアタフタする主人公と、そんなこと意に介さない娘。反発しあう父娘のいざこざが可笑しくて、空気を読める幼い孫もとにかく可愛くて、クスクス笑っているうちに、いつの間にか三人の間に生まれていた家族の愛情に気がついて、思わず涙を誘うハートウォーミングな展開。
大事なストーリーの合間合間にいっぱい笑いの小ネタ(?w)が入るんだけど、これが全然余計な感じがしなくって、ひとつひとつ意味があって面白いのも魅力的だった。主人公ヒョンスのケータイの着信音が、いつの間にかギフンが弾いてたピアノのメロディに変わっちゃうのとか好きだったなあ。
ちなみにこの映画の監督&脚本は、「サニー 永遠の仲間たち」や「スウィング・キッズ」でも知られるカン・ヒョンチョル監督で、なんとこれがデビュー作。面白い映画作るなあ。てゆうかデビュー作で830万人動員の大ヒットってすごくない!?デビュー作にチャ・テヒョン出てくれるのも凄いけどw
既に演技が上手い…!
パク・ボヨン好きなんだけど、やっぱり上手いんだよね、この人。
田舎へ帰るように一生懸命説得してる主人公ヒョンスを見て、息子と一緒にうすら笑ってる演技面白かった~ww
多分この映画ってデビューしてまだ数年って感じの頃のはずなんだけど…全然そんな風には見えないというか、既に現在の演技スタイルを確立してるような気も!? 泣きの演技は迫力あった!(ちなみにこの映画の大ヒットで、当時新人だったパク・ボヨンは一気にスターダムに。演技も評価されて新人女優賞を総なめにしたんだってよ~)
パク・ボヨンが演じているのは歌手志望の役なので歌唱シーンが多いんだけど、これはさすがに歌ってないやつだよね…?(OSTには1曲だけ参加してるので歌った曲もあるみたい)誰が声を当ててるのかは分からないんだけど、とんでもないディーバ感あって渋くてカッコ良かった。
DJブースの奥にバンドセットがあって「さすがにこの距離じゃ爆音でDJの耳が死ぬのでは…」と思ったり、エンディングのクリスマス会での演奏でギター担当と紹介されたはずのヒョンスがベース弾いてて「そこテキトーなんか」なんて思いきや、カメオ出演で出ていた動物病院の獣医役で出てたソン・ジルがドラムをちゃんと叩いててびっくり。あの人まじで若い頃ドラムやってたでしょw
この続きはネタバレありますのでご注意を~
家族の形は色々で
父と娘の年が近すぎるので(36歳と21歳かな)、さすがに娘ってことはないでしょ~?と思って見てたら、中3の時の初体験の相手との間に生まれた子とか言ってて…これにはヒョンスだけじゃなく私までビックリ!!ありえなくはないけど…凄い設定!!
本当の娘とはいえ、今まで何の接点もなく、存在すら知らずに生きてきたわけで、そう簡単に愛情は生まれないんじゃないかな…なんて思いつつ見てたんだけど、娘ジョンナム(ジェイン)が家を出る直前の喧嘩のシーン。「私もお父さんの愛情が欲しかった!」って真正面から叫んでくる娘の姿には、私までもらい泣き…!!
責任逃ればかり考えてたヒョンスもさすがに心打たれたのか、孫の父親をぶん殴ったり、すっかり父親の顔になっていって…こうやって家族になっていく形もあるんだなって思って心にじんわりきたね。
2008年の映画なのでちょっと時代を感じる描写はあるものの、ハートフルコメディ好きならオススメの映画だよ。