韓国映画「スウィング・キッズ」の作品情報・あらすじ・感想

最近はちょこちょこ「青春MT」を見てました~。とっても面白くていっぱい笑わせてもらったよ。でもプールは雨が土砂降り過ぎて可哀想だった~。あれじゃ風邪ひいちゃうよ。

目次

作品情報

  • 邦題:スウィング・キッズ
  • 原題:스윙키즈
  • 英題:Swing Kids
  • 公開:2018年
  • 上映時間:133分
  • 日本国内配信:Amazon prime video・U-NEXT・Leminoプレミアム(2023.8現在)

本作品の配信情報は2023年8月17日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。

予告編

あらすじ

朝鮮戦争当時、最大規模を誇る巨済(コジェ)捕虜収容所で結成されたタップダンスチーム「スウィング・キッズ」。

元ブロードウェイダンサーの米軍兵ジャクソン(ジャレッド・グライムス)のもとに、収容所一のトラブルメーカーのギス(D.O.)、生き別れた妻を探す民間人のビョンサム(オ・ジョンセ)、通訳のパンネ(パク・ヘス)、中国人の踊り手シャオパン(キム・ミノ)が集まった。

寄せ集めのダンスチームが、国も思想をも越えて情熱と希望のリズムを刻んでいく、感動のストーリーです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 88点

悲劇の歴史でもある朝鮮戦争の中で、タップダンスへの情熱を胸に抱き、必死に生きようとした寄せ集めダンスチームを描いた物語。

過酷な運命を振り払うように刻まれるタップダンスの力強いリズムが、彼らの命の輝きを映し出していく演出が素晴らしかった!

感想

命の躍動を感じる133分

この映画をざっくり説明すると、朝鮮戦争時代の収容上を舞台にしたミュージカル調のタップダンス映画。そしてこの顛末はとてもドラマでは表現できないような、映画ならではのストーリーだった~。

倉庫に連れて行かれていきなりダンスバトル始まったりとか、パク・ヘスが弾丸にように飛んできてハイキックしてきたりするけど、これぞ映画の醍醐味wストーリーだけでなく、音楽も素晴らしかったし、ダンスも良かったし、映画館の大画面で見たいなと思ったくらい、映画の素晴らしさをしっかりと味わえる133分だった。

引用元:Daum영화

序盤の収容所の設定が少し複雑なので、その歴史を知ってる人でないと少し難解かも。(私には難しかったよ…)

舞台となるのは朝鮮戦争当時、朝鮮半島最南端にあった巨済島の捕虜収容所。そこでは北朝鮮と中国共産軍の14万人の捕虜が収容されていたそう。収容所を管理するアメリカ軍は、ジュネーブ条約に基づいた人権に配慮した自由な生活を保障したため、収容所内で自由な思想に触れた捕虜たちの中には、終戦後も南に残りたいと言う者が多数出てきてしまう。しかし全員の送還を求める共産主義思想の捕虜たちはこれを認めず武装化し、南に残りたいという捕虜たちを殺りくしてしまう。アメリカ軍はこの暴動を制圧したが多くの犠牲者が出たため、国際社会からの批判を受け、収容所長を交代させた…というところから物語はスタート。

アメリカ軍としては、対外的には捕虜たちの自由な生活を保障する収容所だとアピールしたい思惑がある一方で、現実には捕虜に本当の自由があるわけもなく、アメリカ軍による管理下で捕虜同士が共産主義と資本主義のそれぞれの立場で戦っているという、とても複雑な構図。

引用元:Daum영화

そして収容所内の戦いはまるで朝鮮戦争の縮図でもあって、同じ民族同士が二つに分かれて戦うということの、残酷さや虚しさを物語っているんだよね。

それはこの映画の中でも何度も登場する「ファッキン・イデオロギー」という言葉に集約されているようにも見えて、大国の代理戦争と化していった朝鮮戦争における大義すら、結局は大国に押し付けられたイデオロギーじゃないか!という人々の批判や怒りについても深く感じさせる背景描写になっていたのが印象的だった。

引用元:Daum영화

そして戦争という大きな渦の最中にあっても、タップダンスという心躍る芸術に魅了され、のめり込んでいくダンサーたちの自由な魂は美しかったし、その対極として描かれていく、愛する家族にも会えない収容所の暮らしや、疑問を口にすれば反逆因子だと批判されてしまう不自由さもまた際立っていた。

引用元:Daum영화

やがて主人公ギスのタップダンスに対する情熱は抑えきれずに溢れ出していき、彼の意識の中では場所をこえ、思想をこえ、国をこえて、心のままに自由に踊り出していくのに…戦争はあらゆる希望を無情に打ち砕くほどの強大な壁であり、残酷な結末を迎えていくわけなのだけど…。

引用元:Daum영화

けれどこの映画の素晴らしさはまさにその描き方にあると思っていて、この明らかに辛くて重苦しいストーリーを、コメディやダンスや音楽の魅力と共に、力強く生き生きとした人間のドラマとして描き出しているところがとても魅力的だった!辛い現実も忘れてしまえるほどにファンタジックで鮮烈なタップダンスのシーンが活き活きと映し出されていて、彼らの命の輝きをしっかりと捉えられるように表現された映画だった気がした。

9割本人が踊ってます

ジャクソン役を演じたのはブロードウェイダンサーのジャレッド・グライムス。本格的なダンサーをキャストに迎えて撮影されたタップダンスのシーンはまさに圧巻~!

捕虜たちのダンスシーンはさすがにダンサーが代役で踊ってるのかな?と思いきや、振り返ったらオ・ジョンセだったりして…ええ?っと思って調べてみたら、なんと9割が俳優本人が踊ってるんだとか。撮影の5か月前から練習を始めたんだそうだけど、5か月でここまで踊れるようになるの~!?ってむしろビックリ。(てゆうかオ・ジョンセって既に十分に名の通った演技派だと思うんだけど、主演でもないのにこんな体張った仕事するのカッコイイw)

引用元:Daum영화

私の中でのディオ様ことEXOのD.O.(ド・ギョンス)の踊りもダイナミックでカッコ良かった!!(さすがはアイドル~)しかも坊主になっても顔が整ってるからやっぱイイ男なのねw(そして北朝鮮の喋り方はなんか郎君様っぽかったw)

けど個人的に一番印象に残ったのはパク・ヘス。彼女は歌も上手いし、タップも踊れてたし、親しみのある体格といい、演技の上手さといい、パク・ヘスが多方面に有能過ぎた。そりゃあっちこっちにキャスティングされるわ。彼女がいじめ騒動で活動休止してたのって、ほんと大きな損失では…。

引用元:Daum영화
momoruru

木の床のタップダンスの音量が、あの距離にいるオケの音量に勝てるんだろうか?

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