すっかり更新が空いてしまってスミマセン…!!
(生きてるの~?と心配されましたが生きてました!)
新しい仕事の手続きや準備に追われていて、なかなか韓ドラ観れなくて、実は物凄く辛かったんだよ~。私はもう、韓ドラという ”癒し” がないと毎日を頑張れない体になってるみたい…。忙しいのはもうヤダ~。
というわけで過去最高に時間かけて見ていた、こちらのドラマの感想を紹介していくよ。
作品情報
- 邦題:自白
- 原題:자백
- 英題:Confession
- 放送:2019年
- 話数:16話(1話約60分)
- 日本国内配信:Amazon prime video・Leminoプレミアム・Hulu(2024.10現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 88点
その「自白」は真実なのか?父の関与した10年前の事件を巡り、息子である弁護士と熱血刑事が真実を追いつめる法廷サスペンス~。
王道展開ながら、丁寧な描写にはリアリティがあって見ごたえ十分。
鮮やかに回収されていく数々の伏線たちが見事で、私には全然予想できなかったよ~。
そして静かで大人しいジュノもまた素敵…w
感想
繊細なウェルメイドサスペンス
このドラマ、私の中では名作の部類に入るウェルメイドなサスペンスだった!
ドラマの雰囲気を一言で説明すると「法廷ドラマ&刑事ドラマ」って感じかな。
主人公は独立したばかりの若き弁護士ドヒョンと、ベテラン刑事であるキ班長。ある事件をきっかけに手を組むことになった2人が、10年前におきた殺人事件の真実を追い求める中で、事件を裏で操る巨悪に辿り着き、彼らの闇を法廷で暴こうとするというシリアスなサスペンス。
今回、仕事の都合で1ヶ月くらいかけて観た気がするんだけど、このドラマの場合は一度も脱落しようとは思わなかった。そのくらいストーリーも演技もしっかりしてたし、重すぎず軽すぎずのちょうどいいバランスのまま、寄り道せずにじっくり魅せていくタイプのサスペンス。このジャンルが好きならかなりオススメだと思う。
ただし、派手な演出などは一切無いので結構眠くなるかも?ということだけは先に言っておきたいw サイキック要素や謎の薬もなければ、カッコ良いアクションも壮大なセットも出て来ないし、毎話淡々と進んでいくだけのストーリーにぶっちゃけ何度寝落ちしたか数えきれないけど(疲れてたんだよね…)、でも、すごくリアリティがあるから見ていられるんだよね。
ドヒョンは賢いけど決して万能じゃないし、キ班長もいつも一歩出遅れるしで、現実社会にも存在しそうな親近感のある登場人物たちが、思い悩みながらも一歩ずつ着実に真実へ近づいていくストーリーが良かった。
そしてこの繊細で堅実なストーリーに、更にリアリティを上乗せしていたのはキャストたちの演技力。
ジュノの演技が上手いのは勿論なんだけど、刑事であるキ班長役のユ・ジェミョンの安定感が半端ないのよ。正直、彼のドラマだったと言っても過言ではないかも。
ドラマの中では「静」を担っていたジュノ演じる弁護士ドヒョンに対して、「動」を担っているキ班長は行動的で感情的で見せ場も多かったしね。そのせいか、法廷ドラマというよりは刑事ドラマの比重が重いように感じたかも。
それから、私ビックリしたんだけど、ハン・ジョングを演じたリュ・ギョンスの演技が凄く良かった。主演ではないのに、忘れられなくなるくらいの凄いインパクトだった。「青春MT」でのプライベートの彼は物静かそうな印象だったのに、演技だとまるで正反対~。
それから今回は出番少なかったけど、ファン秘書役のチェ・デフンも演技上手いから目が離せなかったし、ベテラン助演陣たちの力加減が絶妙!
ただ、ここまでの説明で既にお分かりかもしれないけど、ガチで9話方おじさんしか出てこないドラマなので。ロマンスは一切期待せずに御覧くださいね~w 一応ヒロイン役というか、主人公ドヒョンの親友役でシン・ヒョンビンが出てるけど、ロマンスは薄味どころか完全なるゼロなので…ロマンスが見たいときには要注意だよ~w
徐々に明らかになる衝撃の真実!
そもそも推理は得意じゃないんだけど、このドラマはハッとさせられるような種明かしが多かったのも印象的だった。
序盤から色んなところに明らかな違和感があって、事務のチンさんだって相当怪しかったし、検事もなんか怪しいし、むしろドヒョンやキ班長までも何か隠してるような…。って全てが怪しく映る演出にハラハラ~。
3話目で一旦事件が解決するんだけど、実はここまでが導入部分。メインストーリーが始まるのはここから。
メインストーリーの中で、序盤に違和感を醸し出していた伏線を徐々に回収していくんだけど、毎回想像を上回る真実で、
この続きはネタバレありますのでご注意を~
10話でドヒョンの心臓がソヌのものだと分かった時には衝撃だったし(あれ?みなさん気付いてましたかね?私全然推理できなくて…)。だからチンさんは息子の心臓を持つドヒョンの近くにいたかったんだ…だからドヒョンは事故の夢を見てたんだ…ってめちゃくちゃ納得。
(ドヒョンが事故の夢を見ていたのは「記憶転移」の描写で、臓器移植をした際に、臓器提供者の記憶の一部が臓器受給者に映ってしまう現象のこと。因果関係は不明とされているものの、特に心臓移植でよく起こる現象ともされています)
終盤でもハン・ジョングが証言台に立てるほど復活するなんて思わなかったし、料亭ファイエにあった録音機がまさかソヌが置いたものだったなんて想像できなかったんだよなあ。
しかも最終的な結末が(※完全にネタバレになります)、チャ・スンフ中領が射殺事件の詳細は、パク・シガンが1発目を撃ったけれど、その時点ではまだ生きていて、チュ室長が背中から2発目を打って殺害し、オ会長が背中から3発目を打っていたという、想像以上に複雑な結末~。
こんなの推理できるわけないよ~!って思ったけど、最後の裁判でこの結末を持ってくる脚本の凄さに脱帽だよ。
しかも最後の裁判では、ドヒョンが特別検察官になってあの検事服を着て法廷に立つという心憎い演出も!以前の裁判では「(証拠は)ありません」と言ったドヒョンが、最後の裁判では「(証拠が)あります」と言ったシーンにも胸アツだった。
結果的に、チュ室長の罪を完全に暴けたわけではなかったけど、そこがまたリアルというか、一層の現実味を感じたな。
そして一番好きだったのは、このドラマって、腐敗した権力者たちやその取り巻きがたくさん登場するんだけれど、警察も弁護士も記者も検事も判事までも、どの世界にも正義のために真実を暴こうと戦ってくれる人は必ず存在する、というメッセージを感じたところ。1人の特殊なヒーローが悪を成敗するという単純な話ではなかったことで、身近な社会にもきっと存在しているはずの「救い」みたいなものを感じたかな。
寡黙なジュノもまた…w
やっぱりジュノは良かったのよ~。私にとってジュノは歌手でありアイドルなので、歌ってる時の方が断然カッコイイと個人的には思ってるけど、演者としてのジュノはほんと優秀。めちゃくちゃ堅実な演技する。彼は作品の雰囲気を崩さない。
ちなみにこのドラマが入隊前最後のドラマだったんだけど、当時結構ムチムチしてた印象あったのに、相当体重を落としてた撮影してたんじゃないかな。ジュノってほんとプロ意識高いんだよ。
寡黙な役なのでとにかくずっと我慢の演技が続くんだけど、ごく稀にキ班長とふざけてニコニコって表情が緩むシーンがあって、そこだけ急にジュノっぽくて尊かったw
ところでアイドルが出演ってなると派手な役が多いけど、ジュノはそういう役はあんまり選ばない気がするのも好きなところ。「赤い袖先」が有名だけど、私は「ただ愛する仲」のガンドゥ役のジュノが一番好きなので、もしまだ未視聴でしたらぜひ~!
ジュノの次回作は「CA$HERO」。最近怪我をしてて心配されてたジュノ君だけど、既にクランクアップはしてるようなので配信されるのが楽しみ~!Netflixだったはず。
OST
정인の「The End」
ジュノの制服姿がカワイイ!