「ジュノの熱愛報道が出てたけど大丈夫?」って友達から心配されたんだけど…大丈夫だよ!w 推しの熱愛にはそれほど興味ないかも。だって存在が遠すぎて~。でも相手がイマイチだったら凹むかもw
両事務所は否定してるそうだけど、そもそもジュノは公開恋愛しないって言ってるんだから仮に事実でも認めないんじゃないのかな。2PMと少女時代なら10代からの仕事仲間だし、なんならお互いの元カレ元カノも知ってそうだし、30過ぎて今更付き合うなら結婚する可能性もあり!?
でも私がユナちゃんならアイドルや俳優とは絶対結婚しないけどな~。人気稼業の辛さも怖さもよく分かってるだろうし、家に2人も芸能人いたら大変だもの。あれだけ大成したのなら、結婚相手は一生安定の財閥御曹司一択!(また勝手なこと言ってスミマセンw)
と、全然関係ない話しててごめんなさい。今日は映画の紹介です。めっちゃ泣いた。すごく良い映画だった!
作品情報
- 邦題:雨とあなたの物語
- 原題:비와 당신의 이야기
- 英題:Endless Rain
- 公開:2021年
- 上映時間:117分
- 日本国内配信:U-NEXT(2023.8現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 95点
2度目も受験に失敗した冴えない浪人生ヨンホと、病気の姉を支えながら古書屋を営むソヒの、手紙を通した心の交流を繊細に描いた作品。
単純なラブストーリーではない展開に一気に引き込まれて、会話や演出の中にちりばめられたオシャレな表現にすっかり魅了されちゃったw
感想
予告編で勘違いしてました
カン・ハヌルが出てるからモチロン見るつもりだったんだけど、実は予告編見たときにちょっと引っかかって…。
「一通の手紙が紐解く、8年越しの真実…逢いたい人に会えない全ての人たちに贈る、ひたむきな愛の物語」っていうフレーズから、すれ違いの遠距離恋愛的なメロドラマなのかな~?と勝手に思っちゃったんだよね。なんだかベタに泣かせに来てる感じがして…メロドラマは正直好きだけど、あんまりあからさまなのはちょっとなぁ~とか思って、一旦スルーしてた自分を今…猛烈に反省している~!!!
見てみたら良い意味でことごとく裏切られた~!(てゆうか私の想像力が足りなかっただけだw)
セリフや演出の表現がとっても好きだったし、泣けたし、感動したし、やっぱハヌル良かったし、久々に良い映画見た~!って感じたよ。
村上春樹好きならオススメ!
まずこの映画はね、セリフが何気におしゃれだと思うのよ。三浪男子と古本屋の娘のお話だし、豪華さなんてかけらもない世界なのに、使われてるフレーズに気が利いてるし知的だし、私は凄く好きな脚本だった。そこにまたカン・ハヌルの持つ、庶民的なのにどこか品のある雰囲気が絶妙にマッチしてた~w
特に前半、カン・ハヌル演じるヨンホと、カン・ソラ演じるスジンの2人の会話なんて、なんとなく以前の村上春樹テイストを彷彿とさせるのよ(私こういうの大好きですw)。
イケメンでもないお金持ちでもない三浪男子ヨンホが、お金も魅力もある風変りな女の子スジンから強烈に好かれてたりして、するするっとそつなく進展しちゃう2人の関係にはハルキズムしか感じなかったんだけど…。スジンの意味深なセリフにヨンホは戸惑ってるようにも見えて、でもいつも最適な返事を返してくるしさ。ヨンホはお別れのセリフまで韻を踏むように軽々とこなしててなんだか小説みたい…。ああー、脚本家さんに村上春樹読んだことあるか聞いてみたいw
これはこういうテイストのラブストーリーなのかな?と思いきや、でも実はそれもちょっと違う。
というかある意味ラブストーリーですらないのかもしれない。
もう一人の主人公ソヒの暮らす釜山では全く異なる物語が動き出していて、予想外の事実に目が離せなくなり、中盤以降は涙なしには見られない展開になっていくのよね…
それぞれが手紙に夢見たものとは…
この映画の主人公であるヨンホとソヒは、ストレートで大学に入学して就職する、いわゆるマジョリティな人間ではない。もう子供でもなく、まだ大人でもないような年齢で立ち止まったまま、「どんな仕事をして生きるべきか」「将来の夢はあるのか」と思い悩みながら淡々と生きているマイノリティな人たち。
だけど2人は似ているようでいて実はかなり違う。
ロマンもウィットも(ハルキズムも)あるヨンホのソウルでの浪人生活とは違って、ソヒの暮らす釜山の暮らしはとても現実的。受検に二度も失敗しているのに未だに成果の出せないヨンホとは対照的に、受験はせずに母と一緒に古本屋を営み、姉の介護も担いながら目の前の現実と日々向き合っているソヒ。
そんな2人が、手紙のやり取りを通じて色褪せかけた日常に彩りを感じ始めるお話なんだけれど…
この続きはネタバレありますのでご注意を~
ヨンホが手紙に夢見ていたのは、たぶん、初恋の相手ソヨンとの新たな未来だったんだと思うのよ。そして手紙のやり取りを通じて、自分の進むべき道を見つけ、歩き出すことができた。
でもソヒが手紙に夢見たのは、ヨンホとの未来なんかじゃなく、幸せに生きる姉ソヨンの姿だったんじゃないかな。動くこともままならない姉の人生にも、誰かと心を通わせた美しく幸せな瞬間があったんだと思いたかったから。
だから姉の死によってソヒは、ヨンホに手紙を書くことも、ヨンホからの手紙を開封することも、辞めてしまったんだと思う。手紙を交わしたのはソヒとヨンホではなく、姉とヨンホだったと思いたかったから。だから姉の死を告げる懺悔の手紙も出せなかったんじゃないかな。
結局、真実を明かすことはなく、終わってしまった手紙のやりとり。
だけど物語はここでは終わらないんだよね。
ヨンホは8年もの間、ソヨンとの約束を忘れなかった。
8年のうちにヨンホにも新たな出会いや別れがあったかもしれないし、大晦日に約束の場所へ通い続けられたのはたまたまかもしれない。もっと早く大晦日に雨が降っていればとっくに諦めていた話なのかも。
けれど雨は降らなかったし、ヨンホも約束を覚えていた。あの頃の2人が交わした手紙は、ヨンホにとってそれだけの価値があるものだったんだろうなあ…
衝撃のサプラ~イズ!!!
エンディングが近づくにつれて、私は見ていてだんだん不安に…。
だって貴重な20代に8年もの歳月を費やしてしまって、この映画は一体どうやってエンディングをまとめるんだろう???
だってヨンホとソヒが出会えたとしても、それってヨンホが会いたがってたソヨンじゃないし…ああ、遂に雨降ってきたけど(思ったより土砂降りw)…公園着いたけど…え、まさかこのまま終わるの?!見る人の想像にお任せするタイプの終わり方なの~!!って1人で最大限ざわついてたら、一旦タイトルが映し出された後に衝撃のエピローグが!!!
私はもう目を見開いちゃったよ!何っ?!このエンディング…さ、最高過ぎる~!
たしかに、本人に名前聞いてたわけじゃなかったし、服だけだから妹かなって一瞬そんな気もしたんだけど、お姉ちゃんがヨンホに会いたがってたから「やっぱり本人なのかー」ってすっかり信じ込んでたんだよ~。そういえば小学校の頃のソヨンが元気だったのかどうか聞かれて、ヨンホが答えられなかったのも伏線だったか…。うわ~気付かなかった~!
やっぱりさ、サッドエンディングなんて誰も見たくないもんね~。終わり方含めて最高の出来だった。
そんなわけでこの映画、オシャレな会話と素敵なストーリーも魅力的だったし、衝撃のエンディングまで含めてサイコーな作品だったw
浪人生と傘職人では年齢も感情も完全に演じ分けてたハヌルの演技はやっぱ圧倒的に良かったし(贔屓目かなw)、カン・ソラが演じたソジンがすごく魅力的だったのもストーリーに効いてたし、時系列が行ったり来たりするのもハッとするような発見があって印象的だったし(冒頭で広げた傘の絵はソヨンだったんだね~)、久々に良い映画見たなあって大満足でした~。
カン・ハヌル好きで村上春樹好きなら絶対にハマると思うんだよね。(どっちも苦手な人はどうなるかわかりませんが…)私はどっちも好きなのでめちゃくちゃハマっちゃったね!
ブックワームとソヒのお母さんの会話もっと聞きたかったな~