韓国ドラマ「ファンタGスポット」の作品情報・あらすじ・感想

実はこれが記念すべき200本目の韓国ドラマ。
節目の作品がこれなのか!?って気もするけど…まあ面白かったのでヨシw
女性のセックスライフを描いた異色の韓国ドラマです。

目次

作品情報

  • 邦題:ファンタGスポット
  • 原題:판타G스팟
  • 英題:Hit the Spot
  • 放送:2022年
  • 話数:8話(1話約35分)
  • 日本国内配信:U-NEXT・ABEMA(2024.7現在)

予告編

あらすじ

出版社に勤めるヒジェ(アン・ヒヨン/EXID ハニ)は、同僚で大学時代からの親友ミナ(ペ・ウヒ)と共に「ファンタGスポット」という女性のセックスライフを語るラジオ番組のDJを務めることに。

「セックス中に演技をしてしまう」という投稿に共感するヒジェは、5年間付き合っているヒョヌとのセックスで一度も感じたことがなく、ヒョヌから不感症ではないかと言われてしまう。

そんな中、番組の監修として心理学者のカン作家(パク・ソンホ)が参加することになり…

女性の立場から女性の健全なセックスライフをストレートに描き出すロマンスドラマです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 83点

過激なシーンに目がいきがちだけど、実は真面目に女性の性について語っているロマンスドラマ。
表立って語られることが少ないから1人で悩みがちなテーマだけに、このドラマが発信してる健全で安全な性のメッセージには、勇気付けられる人も多いはず!

感想

女性の性と真正面から向き合う異色のドラマ

このドラマ、以前ABEMAで一度見てたんだけど感想を書いてなくて、U-NEXTに登場してたので再視聴して感想書いてみることに~。

以前紹介したユン・シユン主演の「ユー・レイズ・ミー・アップ」と並んで語られる事の多いセクシー系韓国ドラマなんだけど、「ユー・レイズ・ミー・アップ」が視聴制限が15歳(高校生)以上指定だったのに対し、こちらの「ファンタGスポット」は19歳(成人)以上指定なのでより過激~。あからさまな性表現が苦手な方はご注意ください。あと家族のいるお茶の間での視聴は絶対に避けてください!w

いつもの韓国ドラマなら、恋人同士がベッドに入って…5秒後には次の朝になってるけど(w)、こちらのドラマはその先も全部見せちゃいます!とにかくベッドシーン多いし、ベッドじゃない場所でも…。

過激な内容ではあるものの、「ユー・レイズ・ミー・アップ」が男性目線のストーリーであるのに対して、こちらの「ファンタGスポット」は確実に女性たちが作っているであろう女性目線なストーリー。なので、そこは一旦安心して頂きたい~。ただのAVではなく、ちゃんと目的のある性描写になってます。

そしてなんと主演しているのは、「ユー・レイズ・ミー・アップ」と同じくアン・ヒヨン(EXID・ハニ)。たまたま同じジャンルのドラマが続いてしまったハニちゃんですが、この子ほんと爽やかで可愛くって、どんだけエロティックなお話をしていても、ハニちゃんが演じればいやらしくないし健康的に感じるの。

ドラマ自体が ”セックスは後ろめたいものじゃない” という内容なので、このキャスティングは神だと思う。(ちなみにハニちゃん先月結婚したみたいだよ~おめでとうございます)

そしてハニと一緒に主演を務めるのはペ・ウヒ。「社内お見合い」にも出演してたよね。彼女はとにかくスタイルが抜群なので、モデル出身なのかなと思ってたけど、ガールズアイドルグループDal★Shabetの元メンバーなんだそう。

ハニが演じてたヒジェは “セックスで一度も感じたことがない” というキャラクターなんだけど、それとは対照的に、ペ・ウヒが演じるミナは恋愛には興味がなく性に貪欲で奔放なタイプ。

2人は大学の同級生で、同じ出版社で働く親友同士。ある事情から「ファンタGスポット」というラジオ番組のDJを任されることになった2人が、女性のセックスや恋愛について向き合い、成長してくというストーリーです。

内容をざっくり分けると、前半は女性のオーガズムに関するお話。中盤は生理の負担やセックスにおける女性の責任について。後半はセフレか?恋人か?の葛藤などなど。ヒジェとミナ、対照的な2人の、それぞれの過去の恋愛や新たな出会いを通して理解を深めていくという…実は結構真面目なお話なのです~。

前半に登場する女性向けアダルトグッズのお店では詳しい使い方の説明もあって「へー!そんなのあるんだ」って勉強になる場面も(しかもオーナー役がチョン・ヨンジュなのは説得力ありすぎw)。ちなみにこのお店「セレブリティ」でオ・ミネのお店ルナシックの2階部分と同じお店だと思うんだ。

中盤はなかなか重いシーンが多くて、女性だけが負わされる責任についての描写は、歯がゆさや苛立ちを感じる場面も多かった~。

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

ヒジェが酔っぱらっていたせいで避妊したかどうかが思い出せず、仕方なく病院に行ってアフターピルを飲むけど、副作用がかなりキツくて女性であることを恨めしく思う…というシーンがあるんだけど、セックスの失敗に対する責任って女性だけが負わされがちなんだよね。ミナも望まなかった妊娠で子宮外妊娠が分かり、相手には「むしろ良かった」と言われ、一人で手術を受けて、愛は卑怯だと思ったという話も…悲し過ぎる現実。

女性の痛みを共有してくれる男性を選べばいいのかもしれないけど、果たしてそんな男性が世の中にいるのかな?って思うくらい超レアなのが現実だもの。こんな現実の中で、女性たちはどうやって自分の体や心を守ればいいのかについて、深く考えさせられる内容だった~。

後半では、セフレのままでいたい VS 恋人になりたい、と意見が食い違う2つのカップルについてのお話になるんだけど、ミナのイボ痔の手術担当の先生が、実は気になる相手だったとか「ユー・レイズ・ミー・アップ」と同じような展開に笑っちゃった~。

セフレでも恋人でも、傷つけ合う日はあるだろうし、いつかは別れる日が来るんだろうしね。

再び傷付くことは怖いけど、それでも恐れずに全力でぶつかって行く主人公たちの姿がカッコ良いドラマでした~。

OST

OP&ED曲はこちら루샤 (Rusha)の「Love me」。

イントロがブルゾンちえみの「35億」と似てる!?って思ったけど、聞き比べてみたら結構違ったww 「35億」の方は、Austin Mahoneの「Dirty Work」です(↓)。

momoruru

ホン・ソクチョンさんが上司役で出てるよ~!

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