キム・スヒョンがすっごいカッコ良かった~!兵役終えてもなかなかドラマ出ないなあ~と思ってたら、こんなにかっこよくなってたなんて!!(え?元から?)
視聴後もこの世界にすっごくハマっちゃって、しばらくは家でも移動中でもずっとこのドラマのOST聞きまくってたw
作品情報
- 邦題:サイコだけど大丈夫
- 原題:사이코지만 괜찮아
- 英題:It’s Okay to Not Be Okay
- 放送:2020年
- 話数:16話(1話約75分)
- 日本国内配信:Netflix(2022.10現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 95点
不気味さと美しさが混在する圧巻の世界観に魅了されたドラマ!
ソ・イェジが演じる童話作家ムニョンのクレイジーっぷりがとにかく好き過ぎる~!
そして私は寡黙なキム・スヒョンは異常にカッコイイということにようやく気が付いたのだったw
感想
私の知っているキム・スヒョンじゃない!?
まずね、このドラマのキム・スヒョンほんとカッコ良いのよ!w
彼こんなカッコ良かったっけ?兵役で何があったの!?って思ったくらい。
過去の出演作ではさんざん「気持ち悪いけど好き」とか失礼なこと言っててスミマセン。
やっぱり圧倒的にかっこいいわ、キム・スヒョンw
てゆうか、兵役前よりむしろ若くなったような感じがするんだよね。なんだか透明感が増している!w
特にドラマ前半のキム・スヒョンのカッコ良さが半端なくてね、次のエピソードを見るのもったいないくてすっごいスローペースで見てたくらい。
この世界観は唯一無二!
キム・スヒョンがカッコイイだけじゃなく、このドラマの魅力はこの独創的な世界観だと思うんだよ~!ほんっと素敵でロスになるくらいどっぷり浸ってしまった!w
主役のムニョンは童話作家で、彼女の作った童話がアニメーションとして展開されるんだけどね、ムニョンの本はよくある童話じゃない。薄気味悪いような絵のタッチと憂いに満ちた独特のストーリーなの。この奇怪な背景に、心の奥に響くような繊細な音楽も相まって、ドラマの雰囲気はとにかくエキセントリック!
各話ごとに「美女と野獣」とか「みにくいアヒルの子」っていう童話のタイトルが付いてるのも面白いのよ。ちなみにドラマに出てくる「悪夢を食べて育った少年」は実際に出版もされてるよw
そしてこの、異彩を放つ雰囲気の中で繰り広げられるのは、反社会性パーソナリティ障害がある童話作家ムニョンと、心の扉を固く閉ざしている保護士ガンテとの異色のラブロマンス…。
こんなドラマ見たことない!私は見始めた途端にこの独特な世界観にどっぷりハマっちゃって…最後まで最高な気分で完走したよ!
すっかりムニョンの虜に~
このドラマ、私は特に前半が好き!童話作家ムニョンのクレイジーっぷりが好き過ぎる!
笑ったりドキドキしたりで大忙しだったよ。イヤホンしたまま1人で大笑いしてて家族に怖がられてたもんw
ムニョンは何の遠慮もなくガンテに愛を突きつけて、ひたすら拒絶するガンテを低音ボイスでヒステリックに罵倒するし、薄気味悪くてもはや恐ろしいのに、彼女が真剣だからこそ二人のやりとりに思わず笑っちゃうの。
なんだか怖いしどこか狂ってるはずなんだけど、何も飾らず、全く遠回りしないムニョンが、いつもキラキラして見えたんだよね。奇抜で目を引く美しい衣装と、魔女のお城のようなゴージャスな家や、テンポよく流れる怪しげな音楽も彼女の真の美しさを演出していて、狂気があって愉快で美しいムニョンから全く目が離せなかった!w
そして、このぶっ飛んでるムニョン役をソ・イェジが演じるところがまた良かったんだよ~!ソ・イェジの演技は振り切っててカッコイイ!なんとなく男性関係のよくない噂を耳にしていて、ソ・イェジにあまり良い印象なかったけど、こんなに潔い演技をする人とはビックリ!とにかくカッコ良よくて俄然ファンになったよw
ムニョンは奇抜なハイブランドの服を着こなしてて露出がとんでもないんだけど(基本スカート丈が激短い。一般人には着用不可能ww)、ソ・イェジはショーモデルばりの人形みたいなスタイルだからほんっとに美しかったし。
こんなに見た目が美しい女なのに言葉も行動も荒れまくっててホント…そういう女、私のツボだったわw
この続きはネタバレありますのでご注意を~
トリッキーな発言ばかりが目を引くムニョンだけれど、誰の心も読もうとはせずに真実だけを見ているからか、発言が物事の核心を突いてるんだよね。そんなムニョンの言動に、ガンテが固く閉ざしていた心をゆっくりと開いていくっていうストーリーには共感しかなかったよ!
しかし!この最高なキャラだったムニョンも後半になってガンテと心を通わせた辺りから、だんだんと普通の女になってトーンダウン…。彼氏を慈しむのはいいんだけど、あのキャラが好きだったので最後までやり通して欲しかったかもw
やっぱり寡黙なスヒョンの方が好きかもw
キム・スヒョン演じるガンテもね、特に前半がめっちゃいいのよ!障害のある兄を守るためだけに生きてきた弟で、いつも自分を犠牲にしてるし、理不尽な目に遭っても冷静だし、献身的に生きている姿が健気過ぎてさ~。
お金もないし自由もないから当然服装とかも全くイケてないんだけど、心の底からカッコいい男だった。こういう寡黙で地味なスヒョン、私はかなり好きだわw
でも後半からは…、ムニョンと出会ったことでガンテも人間らしく生きようとし始めて、笑うし、怒るし、怒鳴るし、殴るし、まるで普通の男(?)になっちゃうの。そしたらなんか…不思議とカッコ良さが半減していったような…??w
いや、だってさー、キム・スヒョンって笑うとやっぱり怖いし、怒るとやっぱり不動明王に似てて怖いんだよー。うううん、でも大丈夫!(?w)私は既にキム・スヒョン中毒なので、多少怖くても…まあ大丈夫だ!(なんの話だw)
それから、このドラマのキム・スヒョンめちゃくちゃ泣くシーン多かったね。演技派とはいえこんだけ泣くの大変だったろうなー(彼の場合、めっちゃ楽しんでやってる気もするけどw)。
オ・ジョンセの役者魂に唸る~
主役のムニョンとガンテに並ぶこのドラマのメインキャストは、ガンテのお兄ちゃんのサンテ!
ソ・イェジもキム・スヒョンも良かったけど、自閉症の兄サンテを演じてたオ・ジョンセの演技は半端なかった~!
オ・ジョンセって「真心が届く」の法律事務所の代表だったり、「椿の花咲く頃」のノ・ギュテ役だったりと、色んなドラマに出ている俳優さん。私は「真心が届く」でジョンセさんの面白過ぎる演技に魅了されてたんだけど、このドラマのサンテ役を見て演技の幅の広さに驚きを隠せなかった~。もう演技のお化けやーんw
自閉症の成人役という特殊な役柄なので事前にめちゃくちゃ役作りして挑んだんだとは思うけど、もう最初っから完成形になってんのよ。最後まで全くブレずにやりきっててホントかっこよかった!
(え…キム・スヒョンとソ・イェジの顔の小ささヤバくない…!?)
ストーリーは後半にかけて停滞気味に…
ストーリーは中盤以降(12話の少し前くらいかな?)で若干停滞し始めちゃうので…唯一そこがちょっと残念だったかな。
しかも中盤からはだんだん悲劇的な展開になっていくので、見ていてちょっと辛いのよね。飽きるほどではないけど、後半は気乗りしない展開も多かったので、視聴が辛い場面も若干あったかも。
一番ガッカリ来たのは、ストーリーの最後で分かるんだけど、ムニョンのお母さんが罪を犯した理由が、私が想像してたよりずっとお粗末だったこと。「チーン」てなっちゃった…
トンネルのシーンで、ムニョンのママが「私の子供に口出しをするな」みたいなことをサンテのママに言ってたじゃん。それで私はてっきり…ガンテかサンテのどっちかがムニョンの兄弟なんじゃないかな?とか想像しちゃってて。
これは複雑な展開になりそう~!あっ!そういえばムニョンとサンテがホントの家族みたいって誰かに言われてたシーンあった…あれって絶対伏線では?!って、無駄にそこまで想像して1人で盛り上がってたんだけど…
それなのに、娘を病院に紹介されただけでキレたって…えええ…ママどんだけ短気なのよ~。
私にはそこがちょっと不完全燃焼だったかな~。まあ勝手に想像した私がいけないんだけどね。そんなのもあったりして、終盤の脚本がちょっとだけ、ほんのちょっとだけ不満だったよ。
ラブコメとしても面白いし、ヒューマンドラマとしても深いし、キャラクターも美術も衣装も音楽も凝りに凝ってて、一度で二度も三度も美味しいドラマなので、最後を綺麗に回収してくれたらもう文句なく100点満点の名作ドラマなんだけどなあ~!!
とはいえ、似てる作品が全く思い浮かばない唯一無二のドラマだし、これは確実オススメです!w
ついでにOSTもこのドラマのエキセントリックな雰囲気たっぷりにの名盤なので必聴かとw
特に前半は伝説レベルに良かった!