韓国映画「カマキリ」の作品情報・あらすじ・感想

私は今「いつかは賢いレジデント生活」と「ダイナマイト・キス」を並行して視聴中~。「ダイナマイト・キス」は珍しくリアタイしてるんだけど(配信日程を勘違いしてて見始めちゃったぞ…)今のところどっちも面白い!

ドラマを見終わる前に、今日は少し前に見てた映画の感想をアップしておきまーす。

目次

作品情報

  • 邦題:カマキリ
  • 原題:사마귀
  • 英題:Mantis
  • 公開:2025年
  • 上映時間:113分
  • 日本国内配信:Netflix(2025.12現在)

予告編

あらすじ

長い休暇から帰ってきた殺し屋界のエース、カマキリことハヌル(イム・シワン)は、自身が所属する殺し屋業界最大手MKの代表ミンギュ(ソル・ギョング)が、伝説の殺し屋キル・ボクスン(チャン・ドヨン)に殺されたことを知る。

混乱するMKを退社したハヌルは、幼い頃からの友人でありライバルでもあるジェイ(パク・ギュヨン)と共に新たな殺人請負会社を立ち上げるが、2人は衝突を繰り返し…

混迷する殺し屋業界の新たな支配者となるのは誰なのか。
生き残りをかけた戦いに挑む殺し屋たちのアクションノワールです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 85点

イム・シワンが鎌の二刀流で殺し屋界のエース「カマキリ」を演じるアクションノワール。
面白そうなテーマなのにストーリーが散漫なのが残念。チョン・ドヨンが演じたキル・ボクスンの衝撃を超えるものはなかったかも。
でもカマキリが実はイイ男で私はちょっと惚れたw

感想

アクションロマンスのようなスピンオフ

チョン・ドヨン主演の殺し屋業界を描いたアクションノワール映画「キル・ボクスン」のスピンオフ作品。

終わり方が特殊だった「キル・ボクスン」の続きが見たかったし、しかもこちらのスピンオフはなんと主演がイム・シワンだし、さらにパク・ギュヨンが殺し屋役って知って、興味津々で視聴~。チェ・ヒョヌクも出てるよ~。

ちなみに「キル・ボクスン」の世界線で描かれている映画なので、100%楽しむためには先に「キル・ボクスン」を見ておくのが絶対的にオススメ~。この殺し屋界隈のルールや仕組みが分かってた方が面白いし、MK代表が襲撃される経緯も分かるし、なによりボクスン役のチョン・ドヨンをはじめカメオ出演が多いのでw

ただ、映画全体のイメージとしては、ボクスン自体の予測不能なキャラクターと斬新な映像で魅せてくれた「キル・ボクスン」とはかなり違ったかな。こちらの映画はアクションノワールというより、部分的にはアクションロマンスのような雰囲気なんだよね。そもそも監督が違ってて、こちらのスピンオフを監督したイ・テソンは「キル・ボクスン」の助監督を務めた人なんだそう。

ストーリーの舞台は、新旧交代の時代の波に揉まれる殺し屋業界。業界最大手のMKの代表ミンギュ亡きあと、この混乱を治めるのは誰なのか。カマキリと呼ばれる殺し屋界のエース、ハヌルと、ライバルであり友人のジェイ、そしてハヌルの師匠でありMKの後継者トッコが、それぞれの生き残りをかけて争うアクションムービー。

ストーリー的にもそんなに目新しい感じではないし、特殊な映像効果とかもなかったから、淡々と見終わってしまうのがちょっと残念だった気がするかな。可愛くて清楚な役もこなすパク・ギュヨンが、体をがっつり仕上げて挑んでいるアクションも見ごたえあったんだけど、個人的に印象的だったのイム・シワンの演技力。

彼はキャラの演じ分けが上手い気がしてて毎回違う人に見えるし、ちょっとクレイジーというかどこか破壊的なキャラが妙に合うよね。この映画もカマキリはイム・シワン以外は合わない気がしちゃう。ソル・ギョングとイム・シワンの絡みは「名もなき野良犬の輪舞」を彷彿させて面白かったな。

実はかなりイイ男なのに可哀相…w

でも多分、一般的にはこのカマキリってキャラはあんまり女性受けしない男だと思うんだよね。まず私服のセンスが終わってるしw 恋愛関連にも疎すぎるし、会社経営には向いてないし、しかもなんで武器が鎌なんだよ~!みたいなw 殺し屋としては圧倒的に強いんだろうけど、男性としては全くスマートじゃないのよー。

しかもね、男って結局は愛する女より自分の地位に固執する生き物なのに(ドラマは基本そういう流れだよw)、このカマキリはそこが違う。ジェイのためならMKの後継者の地位なんて気にも留めてないし、ジェイに(わざと)負けた動画拡散されてもなーんにも言わないし、格下相手に見下されて恥ずかしい目に遭っていても、ジェイに「久しぶり」って普通に話しかけちゃうの逆にカッコ良すぎません?!しかもジェイに無視されててw それも怒るわけでもないし、どんだけ懐深いんだよこの男~!

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

最後には、事務のヤン専務もカマキリを好きになっちゃっうんだけど(Aのことが好きなC発言好きだったなw)、もうソレ超わかる~!スマートじゃなくてもうるさくても面倒くさくても、強くて優しいカマキリはやっぱイイ男だわーって思って楽しく見てたよ(イム・シワンがイケメンだから余計かもしれないけどw)。

というわけで、もはやアクションノワールから脱線してた気がした「キル・ボクスン」のスピンオフだけど、私がロマンス好きだからか想像以上に楽しめたのでした。

ただまあぶっちゃけ、ジェイはカマキリのことなんて好きじゃないと思うけどね。友達かパートナーくらいには思ってそうだけど、男としては見てないでしょうな~。殺す気満々だったし。

ジェイの好みの問題なら致し方ないんだろうけど、あんなに一途なのにちょっと可哀相な気がするカマキリさんなのでした。

momoruru

パク・ギュヨンって誰かに似てるなーって思ってたんだけど、この映画の髪の毛パサパサになってるギュヨンを見てて分かったのよ!浜崎あゆみだわw

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