韓国映画「名もなき野良犬の輪舞」の作品情報・あらすじ・感想

前評判通りの面白い映画だった!

ソル・ギョングもイム・シワンも凄く良くて、見終わった後も色々と思いを巡らせてしまう映画。そしてチョン・ヘジン姐さんはやっぱり怖くてカッコイイw

目次

作品情報

  • 邦題:名もなき野良犬の輪舞
  • 原題:불한당 : 나쁜 놈들의 세상
  • 英題:The Merciless
  • 公開:2016年
  • 上映時間:120分
  • 日本国内配信:U-NEXT・Hulu(2023.12現在)
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予告編

あらすじ

犯罪組織でナンバーワンの座を狙うジェホ(ソル・ギョング)は、服役中に刑務所で野心あふれる若者ヒョンス(イム・シワン)と出会う。ジェホは他人を信じない男だったが、ある事件をきっかけにヒョンスを常に近くに置き、出所後も共に行動するようになる。

しかし、ジェホとヒョンスの信頼の裏にあった事実が次第に明らかになるにつれ、2人の関係は変化していき…ラスト118秒は衝撃の展開に…!

カンヌ国際映画祭でも絶賛された、新時代のフィルムノワール作品です。

評価と感想(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 89点

映画「シルミド/SILMIDO」の名優ソル・ギョングと、ドラマでも活躍中のイム・シワンが共演したハードボイルドムービー。

無慈悲な世界で生きる男たちの信頼と憎悪を、美しいアクションと予測不能なストーリーで描く映画でした~!

感想

ハードボイルドだけど重くはない

まず私は一番驚いたのは、この映画の監督が「マイPSパートナー」のビョン・ソンヒョンだったことだよ。作る映画のイメージが違い過ぎるわ~w

そしてやっぱり韓国のフィルムノワールは面白い!この映画は残酷なシーンも結構あるんだけど、そこまで重すぎないのでノワールあまり見ない人にも比較的見やすいと思う。カメラワークやアクションシーンが、重厚というよりスタイリッシュ寄りな雰囲気だったし、ストーリーに奇抜さや難解さがないので入り込みやすかった。

重くはないのにも関わらず、ハードボイルドな雰囲気をひしひし感じたのは、やっぱり主演2人の人物設定と演技の上手さかなと。ソル・ギョングが演じた犯罪組織幹部ジェホの役は、優しそうに笑ったりコミカルな演技も多いのに、表情ひとつ変えない残虐シーンは逆に恐ろしかったし、薄気味悪い高笑いには背筋が凍った~!(高笑いってチャン・ヒョクみたいだけど…)そしてイム・シワンが演じていた美青年ヒョンスは、行き場のない絶望や葛藤が渦巻いているからこそ感情の掴みどころがなく、むしろ不気味に感じた。

引用元:Daum영화

2人に信頼関係はあったのか?

ジェホはとても残虐だけれど存在感があって人好きのする男。ヒョンスは若く美しく懐っこいけれど掴み切れない男。一見共通項のない2人が、ある事件をきっかけに信頼関係を築き、共に行動するようになる。やはり私には、2人の信頼関係は最初からアンバランスに思えた。

そもそも2人は、お互いを信頼していたのだろうか?多分違うだろう。ブロマンスのように思えてもそれは違うんじゃないかな。そもそもの始まりは、ジェホにとってヒョンスは単なる駒だったはずで、ヒョンスにとっても仕事上のターゲットだったはず。

少しずつ歯車が狂い始めて状況が変わり、互いに仲間を裏切る状況になったけれど、それはジェホとヒョンスの信頼関係がそうさせたわけではない。状況がそうさせただけ。

始めから信頼などなかったとすれば、つまりジェホはヒョンスの信頼を裏切ったのではないし、逆にヒョンスもまた然り。映画の中で「人を信じるな。状況を信じろ」という印象的なセリフが出てくるのだけど、まさにその言葉の通りで、状況だけが彼らの真実だったように思えた。

しかし出会いのシーンからずっと、ヒョンスを見つめるジェホの瞳の奥には確かに穏やかなものがあって、それが物語全体に深みを与え続けるのだけど、最後のシーンでその感情が何なのか私はようやく分かった気がした。

ジェホはヒョンスに若かりし頃の自分を重ねていたんじゃないか。ヒョンスのその後については全く語られることのないストーリーなのだけれど、彼もまたこの先、ジェホのような人生を歩むんじゃないかと個人的には感じた。

ヒョンスは、ジェホが育てた唯一の男だから。

引用元:Daum영화
momoruru

味方にまで裏切られる潜入捜査なんて辛すぎる~!絶対やりたくない~!!

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