韓国映画「ソウル・バイブス」の作品情報・あらすじ・感想

ドラマ「シカゴ・タイプライター」見たあとに、ユ・アインとコ・ギョンピョが再共演している映画があると聞いて早速視聴してみたよ~!

目次

作品情報

  • 邦題:ソウル・バイブス
  • 原題:서울대작전
  • 英題:Seoul Vibe
  • 公開:2022年
  • 上映時間:140分
  • 日本国内配信:Netflix(2023.8現在)

予告編

あらすじ

1988年、オリンピック開催に沸くソウル。サウジアラビアで違法な運び屋として荒稼ぎしたドンウク(ユ・アイン)と整備士のジュンギ(オン・ソンウ)は大金を持って帰国する。

韓国でドンウクたちを待ち受けていたアン検事(オ・ジョンセ)は、ドンウクの過去の罪を帳消しにする代わりに、裏金の運び屋となって不正資金の捜査に協力するよう求めるのだった。ドンウクは、DJのウサム(コ・ギョンピョ)、ソウルの道を知り尽くすボクナム(イ・ギュヒョン)と、ドンウクの妹で暴走族トップ、ユニ(パク・ジュヒョン)たち仲間と共に、検察のスパイとして裏社会に潜入することに…

夢と大金を求めてソウルを駆け抜けるカーチェイスアクションです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 88点

1988年の韓国の皮肉るユーモアたっぷりのカーアクションムービー!走り屋を演じたユ・アインがドリフト決めてますw

キャストはかなり豪華なのに、チープなコメディっぽい演出が多くて、なんだかアンバランスな印象だったけど…、これはこういう映画なのかな!?

感想

ちょっと顔の雰囲気が変わったかな?

うーん、やっぱりユ・アインって金ネックレス似合うわー!(ネックレス太すぎだけど~w)

ところで、たしかドラマ「シカゴ・タイプライター」は2017年放送で、この映画は2022年公開だからその5年後ってことなんだけど…ユ・アインの顔が結構変わった気がした。太ったわけじゃないしむしろ痩せたくらいなんだけど、敢えて言うならちょっと緩んだかしら!?

引用元:Daum영화

だがしかーし、相変わらず目力が凄いのよこの人!やっぱりユ・アインって登場シーンから既にキャラにがっちりハマってる。ブレない。やっぱり魅力的だなーと思ったので、以前ユ・アイン好きの友だちにオススメされてた映画「バーニング劇場版」「ベテラン」や、15kg増量して撮影に挑んだという「声もなく」も徐々に見ていくぞ~。

変貌する時代に生きるチャラい若者たちの熱い映画!

さてさて映画の内容ですが。舞台となるのは1988年の韓国。ちょうどソウルオリンピックの年なのね~。

1987年に民主化宣言が出されて、独裁政権から民主主義への転換期だった韓国。映画内では明言されていないけれど、”ハゲの独裁者”とはつまり1980~1988年まで韓国の政権トップに君臨した全斗煥大統領のこと。彼が隠し持つ莫大な裏金の運び屋として裏組織に潜入した主人公たちが、巨悪を暴くために奮闘する勧善懲悪型カーアクション&コメディ!

引用元:Daum영화

特徴的なのはレトロでカラフルな色使い。パレードの音楽が鳴り響きオリンピックの熱気に溢れるソウル市内もカラフルだけど、主人公たちの個性的なファッションも原色が多くて鮮やかだった。STUSSYやKANGOL、NIKE、adidasなんかの、当時流行してたと思われるファッションブランドのロゴが出まくり…これが80年代スタイルなのね~。

当時の韓国ではなかなか食べられなかったらしいマクドナルドとか、コーラ、ヒップホップ、DJ、レゲエ…、新たな時代を感じさせるものが次々と登場する一方で、錆びたトタンの整備工場やボンネットで唐辛子を干すおばちゃんとかレトロなものが溢れる80年代。この時代もやっぱり若者って一見チャラく見えるんだけど、心の奥底にはギラギラした正義感や友情が熱く渦巻いてて…青春の記憶が蘇るアツイ映画だったw

引用元:Daum영화

豪華キャストなのに…敢えてのチープさなの?!

1988年の時代背景をしっかり描いたテーマのある映画だとは思うんだけど、ストーリー的には軽快でおふざけ感が強め。

どこか見覚えのあるソウルオリンピックのマスコットの虎くん(ホドリという名前だそう)も何度か登場するんだけど、着ぐるみの虎くんの頭をぶん投げたりしてるしw(そんなことしてええんかいw)カルチ兄貴やイ室長も、もはやギャグみたいなキャラだった。

引用元:Daum영화

急にやってくる残酷で血なまぐさい演出なんかは「おおお…さすが韓国映画…!」というヒリヒリ感があったけど、それでもやっぱりおふざけ感の方が強い気がして…

敢えての演出なんだとは思うけど、カーチェイスでの合成が結構雑だったり、終盤で飛行機に乗り込むところなんて「そんなわけあるかいっ!」とリモコン投げ出したくなるくらいにふざけてるんだわw

そもそもメインキャストはユ・アインを筆頭にオン・ソンウ、コ・ギョンピョ、パク・ジュヒョン、それからオ・ジョンセまで出ていてかなり豪華なのよ。なのにこのチープな演出とおふざけは一体どんなバランス感覚なんだ?って見ていて疑問だったな~。

引用元:Daum영화

どうしてドリフトにしたんだろう?

ところで私、かつてかなり車が好きでサーキットに行ってた頃もあって(勿論走り屋ではありません。公道は法定速度を遵守しますw)「ワイルドスピード」も多分全部見てるくらいなので、この映画のドリフトとかカーチェイスとかの描写は結構楽しかったよ~。合成感強すぎたし車種が古すぎてほぼ分からなかったけども。

でも、主人公ドンウクがヒール&トゥをばっちり決めてるのをネタとして理解できる人なんて相当少ないんじゃないかと思ったり。そこはドリフトじゃなくてグリップでも良かった気もしたなあ。

引用元:Daum영화

それから、個人的には車よりバイクの方が圧倒的に危険だと思うのよ。銃持って車乗ってる敵相手に、妹をバイクで戦わせるなんて危なすぎて若干ひいたんだけど~!ドンウクは妹をもっと大事にしなきゃだめw(パク・ジュヒョンはキャラに合ってて好演!)

最後に。この映画、邦題は「ソウル・バイブス」で英題も「Seoul Vibe」なんだけど、原題は「서울대작전」つまり「ソウル大作戦」なんだよね。”バイブス”だと思って見るとちょっと違うかも?むしろ”大作戦”の方が合ってる気がした!

momoruru

オジャパメンの歌が出てきたー!

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