私の中の”勝手にパク・ソジュン祭り”は一旦終わったんだけど、祭りの後夜祭的な感じで映画「ビューティー・インサイド」を視聴。主演ではないけどパク・ソジュンがとても素敵な役だった。
作品情報
- 邦題:ビューティー・インサイド
- 原題:뷰티 인사이드
- 英題:The Beauty Inside
- 公開:2015年
- 上映時間:127分
- 日本国内配信:Amazon Prime VIdeo・U-NEXT・Hulu(2024.7現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 95点
目覚めるたびに姿が変わってしまう主人公ウジンと、彼を愛し始めた女性イスのファンタジー&ロマンス。
姿を掴むことのできない相手をどう理解し、どう愛していくのか…胸を打つ展開に目が離せなかった!
木のぬくもりに溢れた心地よい映像の中で綴られる、美しいストーリーにじっくりと浸れる素敵な映画です。
感想
愛の本質を考える
心に残る、とても素晴らしい映画だった。
まず「目覚めるたびに姿が変わる」という設定が思いもよらなくて、一気に引き込まれたよ。心だけはウジンのままなんだけど、その姿は目まぐるしく変わっていくので、「人間の本質はなんなのか」「彼自身はどこにあるのか」「愛の対象は何なのか」など、深く考えさせられる映画だった。
そして映像にも統一感があってすごく心地よかった。
家具デザイナーが主人公なので、背景にはいつも木のぬくもりが満ちていて、映像の柔らかな色合いも、流れている音楽も、置かれている家具たちも、ハン・ヒョジュの表情も、全てがゆったりとして無駄がなくて心地よかった。
ファンタジーではあるんだけど、ストーリーは深くて穏やかで、見終わった後もふとした瞬間に思い出してしまうような印象的な映画だった。
ウジン役が100人以上も!?
この映画の見どころは、日々容姿が変わってしまう主人公ウジンを100人以上の俳優が演じているところ。有名な俳優さんがたくさん出ていて、パク・ソジュンやソ・ガンジュン、イ・ジヌク、イ・ドンウク、ユ・ヨンソク、パク・シネ…多すぎて全部は紹介できないくらい。
私が初めてこの映画を見た時にはほとんど知らない人ばっかりだったんだけど、今になって見返してみると「おおっ!」って思うような人が出てきててまた違った意味で楽しかったり。
日本人キャストとして上野樹里もウジンを演じているんだけど、上野樹里版ウジンは日本語は喋れるけど韓国語しか聞けないという謎設定で、そこは正直いまいちわからんかったかも?w(脳の領域ごとに言語が違うのかな?)
でもやっぱりウジン役はパク・ソジュン登場シーンが映画の中で最も重要な場面だったし、数あるウジンの中でも一番私の好きなウジンだった。ソジュンがちょっと茶髪になってるところも新鮮だったりしてw
男ならきっと恋に落ちるヒロインw
今までに見てきたハン・ヒョジュ作品の中でも、この映画のハン・ヒョジュが一番好き。彼女のために作られた映画なんじゃないかなって気がするくらい、この映画の穏やかな雰囲気にぴったりだった。
演じていたイスは、物静かそうで時々ミステリアスな雰囲気もあって、笑っていても少し物憂げにも見えて、とっても魅力的な女性だった。イスみたいな美しい女性を好きにならない男性なんてこの世にいないんじゃない?って思ったもん。
ハン・ヒョジュは昔々「華麗なる遺産」で見たことあるんだけど、あの頃の健気な感じとはだいぶ雰囲気が変わったような気がする。ほんわかした大人の魅力があってかなり好きなタイプかも~。
あなたがもしイスだったら???
それからウジンの親友サンベク役のイ・ドンフィが面白かったなあ。演じているのか素なのか全然分からないw
てゆうかイ・ドンフィって「アントラージュ 〜スターの華麗なる人生〜」ではニートっぽい若者役だったのに、その前年のこの映画ではもっとずっとおじさんぽくて中年くらいにも見えた。年齢不詳だわ。
さてさてそんなわけでこの映画、自分がイスだったら?ウジンだったら?と延々思いを巡らせながら見てしまう良い映画だった。ウジン役が豪華なので韓ドラファンにはもちろんオススメだし、ストーリーが素晴らしいので韓国映画が初めての人にもきっと心に刺さる作品だと思う。のんびり過ごしたい休日に見るのがおすすめw
おじいさん姿のウジンと一緒に寝るのは私は正直厳しいかも…。愛の力を試されるな…w