韓国映画「20世紀のキミ」の作品情報・あらすじ・感想

一瞬「20世紀少年」か?と思ったし、「20世紀少年少女」っていうドラマもあったような気がするけど(邦題は「二度目のファーストラブ」)こちらは2022年のキム・ユジョン主演の新作映画だよ~!

目次

作品情報

  • 邦題:20世紀のキミ
  • 原題:20세기 소녀
  • 英題:20th Century Girl
  • 公開:2022年
  • 上映時間:121分
  • 日本国内配信:Netflix(2023.8現在)

予告編

あらすじ

1999年、初恋も未経験の活発な女子高生のボラ(キム・ユジョン)は、心臓手術のため渡米する親友のヨンドゥ(ノ・ユンソ)からある頼み事をされる。それはヨンドゥが一目惚れした男子高校生「パク・ヒョンジン」の情報を集めることだった。

ボラが懸命にヒョンジン(パク・ジョンウ)の情報を集めるうちに、ボラはヒョンジンの親友であるウノ(ピョン・ウソク)のことが気になり始めるが…

20世紀の終わりに17歳の少年少女が経験した、甘く切ない初恋の記憶をめぐるラブストーリー。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 86点

(※ネタバレ厳禁な映画なのでご注意ください※)
17歳の頃、生まれて初めて感じたトキメキや友情との間で揺れる感情を爽やかで優しい映像と共に描いた青春ラブストーリー!

キム・ユジョンの透明感のある演技が流石w
しかし衝撃のエンディングに私は動揺を隠せなかった~!!

感想

ハン・ヒョジュが出ている~!!

関係ないけど、登場シーンのキム・ユジョンの髪の毛がさらっさらなストレート過ぎて、うわ…このサラサラ感はヘアサロンでお金かけてるタイプのストレートヘアだなあ…どんだけ美意識高い高校生なの!?って思ったら、どっちかっていうと地味な地方の高校生でびっくりしたわw(私の心がお金で汚れてしまったのかなw)

さてさて、「トンイ」を観ている方ならば、キム・ユジョンの成長後をハン・ヒョジュが演じているのはなかなか感慨深いはず!(もしくは「太陽を抱く月」バージョンでハン・ガインになっても良かったのかもしれないけどw)

引用元:Daum영화

やっぱりキム・ユジョンって美少女の天才子役だった印象が強すぎてつい演技力に期待しがちなんだけど、演じてたボラが漫画みたいな不思議キャラだったせいかオーバー気味な演技で、あんまり見せ場はなかったかもしれないなあ。というか彼女の天真爛漫系キャラをすでに何度も見てるせいかも。

だけどどんなシーンでも透明感があるのは流石で、怒ってても泣いてても口いっぱいに何か食べてても、キム・ユジョンがやると全く醜くならないんだよね~。

引用元:Daum영화

というか彼女はもうすでに全然子役上がりっていう雰囲気ではなくて、完全に大人の美しい女性としてビジュアルが仕上がった感じがするなあ。パステルカラーみたいな柔らかい華やかさがあるね。掴みどころがないイメージもあって、まっすぐ見ていても目の焦点が分からない感じがするのも魅力的~。

演じてたボラはホント変わった子で…、男の子みたいで本能のままに生きてるみたいな不思議ちゃん。電話口で自動音声を自分でやっちゃうのはさすがに度胸ありすぎなんだけど!wピー音を口で言うのは笑ったwすごく素直で優しくて一生懸命で、青春ドラマのヒロインにぴったりな雰囲気があったね。

引用元:Daum영화
momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

ピョン・ウソクの切ない演技が良かった

この映画でやっぱり一番目を引いたのはピョン・ウソクが演じてたウノ。切ない表情の演技が良かったし、高校生にしては落ち着いていて大人びた演技が紳士的でイイ!って思ったらピョン・ウソクだけ31歳なのね!?そりゃ落ち着てるわけだよ~っていうか…逆に30代で高校生役、しかも回想シーンだけとかじゃないのはさすがに凄いw

引用元:Daum영화

ヨンドゥ役のノ・ユンソもどこかで見たことがある…と思っていたら「私たちのブルース」で女子高生ヨンジュ役だった子よね。一度見たら忘れられない爽やかさかもw

引用元:Daum영화

どこまでも優しい世界

ボラは大きな手術に挑む親友ヨンドゥの恋を応援したくて一生懸命だっただけなのに、ある勘違いが原因で同じ人を好きになってしまって…というストーリーで、「友情か、恋愛か」っていうテーマはありきたりなものかもしれないんだけど、この映画は登場人物たちがみんな真っすぐだったから見ていて余計に切なかった~。

どの子も無条件に恋愛よりも友情を取るし、相手と意見がぶつかったら相手の気持ちを優先してくれるし、いつでも相手のことを思っているというすごく優しい世界だった!だからなかなか話が進まなくもあるんだけど、そういうのも含めてこの世界好きだったわw

引用元:Daum영화

衝撃のエンディング!!

(エンディングを知らない方が楽しめる映画だと思うので、ここから先は視聴後に読むことを強くおすすめします)ウノがニュージーランドに出発することになって、優しいが故にずっと噛み合わなかった運命の歯車がようやく回り出した…と思ったら…

怒涛のスピードでストーリーが進み…まさかのサッドエンディングに!!!

いやほんとこれは衝撃だったわ…

私の英語の先生がこの映画を見ていて「主人公が急に死んじゃうから好きじゃない」って言ってたんだけど、たしかにそれは分かるかも。なんの脈絡もなく死んじゃうのはストーリーとしてずるいかなあって思っちゃった。しかも原因不明てな。死んじゃった恋人って永遠に超えられないので、その後のストーリーも思い描けないしさあ。(そして急にオン・ソンウが出てくるサプライズで頭の中がこんがらがる私…)

引用元:Daum영화

ちなみにジョセフの個展があったのは2019年なので、冒頭と末尾のシーンは、高校生だった1999年から20年後ってことなのね。

いや20年は…さすがに長い!!!20年後のボラの私生活については多くは語られてないけど、気持ちのどこかで待っていたのかなあ。

いやいやいや…20年近く誰も彼の死を知らないなんてさあ…いくら海外とはいえ、普通引っ越す時って誰か住所くらい聞いてるよね?SNSとか無かった1999年の話よ?手紙のやりとりがあれば分かったかもしれないのに!?

まじか…!!!

引用元:Daum영화
momoruru

あそこでコンミョンとボラが付き合うというパターンも見てみたかったw

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