韓国ドラマ「悪魔なカノジョは裁判官」の作品情報・あらすじ・感想

ここ数か月、海外の友人たちがこぞって見ていたのは「The Judge from Hell」。タイトルの雰囲気から最初は「悪魔判事」のこと～？なんて思って聞いてたら、パク・シネ主演の「悪魔なカノジョは裁判官」の方でした。

「英題はさっぱり分からん」と思っていたら、原題は「지옥에서 온 판사」なので直訳すると「地獄から来た判事」。あれれ、さっぱり分からんのは邦題の方だったかw

作品情報

• 邦題：悪魔なカノジョは裁判官
• 原題：지옥에서 온 판사
• 英題：The Judge from Hell
• 放送：2024年
• 話数：14話（1話約65分）
• 日本国内配信：Disney+（2024.12現在）

予告編

あらすじ

裁判官のカン・ビンナ（パク・シネ）は、ある雪の夜、何者かに刺されて死亡した。

生前の行いから「ウソ地獄」へ送られるはずのビンナの魂だったが、何かの間違いで「殺人地獄」の法廷へと送られてしまう。

殺人地獄の裁判官を務めるのは悪魔ユースティティア（オ・ナラ）。ビンナは殺人を犯していないと訴えるが、ユースティティアは聞き入れようともせず、一方的に罪を罰する場所ゲヘナへと送り込む。

そこに現れた地獄のナンバー2である悪魔バエル（シン・ソンロク）によって、誤った判決を責められたユースティティアは、人間界でビンナの体に憑依し10人の殺人者を地獄へ送るよう命じられるのだった。

ユースティティアは裁判官ビンナとして、刑事ハン・ダオン（キム・ジェヨン）の職権乱用に関する裁判に出廷するが…

悪魔が憑依した裁判官と熱血刑事が織り成す、法廷ダークファンタジーです。

評価（momoruruが勝手に採点♪）

感想

意外性抜群！パク・シネが演じるダークヒーロー

ちょっとラブコメっぽいタイトルなのに、実は思いっきりダークファンタジー！

主人公は悪魔裁判でミスを犯してしまった上級悪魔のユースティティア。ユースティティアはそのミスを償うために、人間界の裁判官カン・ビンナに憑依して、1年で20人もの罪人を地獄に送らなきゃ殺されてしまう！というお話なんだけど…

この悪魔が入った裁判官カン・ビンナをパク・シネちゃんが演じてるので、なんだかすごく意外！！だってあまりにも残酷なんだもの～。

そもそも悪魔だから人間なんて見下してるし、 ニヤニヤしながら殴るわ蹴るわで凶悪犯たちをなぶり殺しにして、地獄に送るのだ～！こんなパク・シネ見たことない～！

美人がここまでするの？ってくらいの衝撃映像なんだけど、そもそも彼女が演じているのは真の悪魔なので、まあ当然といえば当然。それに残酷ではあるけど、凶悪犯たちが被害者にやった仕打ちをそのまま凶悪犯にお返ししてるだけなので、自業自得というか因果応報でもあるんだよね。

そして血も涙もない悪魔なのにも関わらず、このキャラクターがなんだか憎めないのが面白いポイント。

完全に尻に敷かれてる部下マンドとの悪魔界隈ならではの非現実的なやりとりには思わずクスってしちゃうし、美しい外見とは裏腹に意外と男前な一面もあってカッコイイw

しかもパク・シネやっぱり可愛いんだもの～。ハイブランドのファッションを身に纏った高飛車なキャラ設定は、悪魔というより小悪魔みたい？！w

どのカットを取っても彼女の美貌パワーが全開で、まさにパク・シネありきのドラマだった！（これで子供産んでるママだなんてそれって現実なの～？）

キム・ジェヨンって何歳なのよ…w

今回の相手役はキム・ジェヨン！
実はキム・ジェヨンが若手刑事役なのがこのドラマの楽しいポイントでもあって、幼い頃のトラウマもあって、優しくされると泣いちゃったりする可愛い系男子なのがキュン度高過ぎたw

刑事なのにキャンピングカーに乗って捜査してるという破天荒すぎる設定にも笑ったしw（キャンピングカーって言っても軽トラ改造車みたいなやつよ）

キム・ジェヨンって「あなたに似た人」でめちゃくちゃ株を上げたと個人的には思ってるんだけど、あのドラマ以来、私の中での年下彼氏感が半端ないんだよー。いつまで経ってもなんだかちょっと ”慣れてない感じ” がするのは一体なぜなの～？いや、そこが良いんだけどーw

てゆうか、この人ね、2012年に24歳の時にドラマデビューなので遅咲きではあるものの、現在既に36歳なんだよね。パク・シネって芸歴20年以上の大ベテランだし子供も産んでるけど、まだ34歳だからね。むしろキム・ジェヨンがオッパだったという…。

ユースティティア様は悪魔なので寿命めっちゃ長そうだし、そもそも悪魔界のユースティティア様はオ・ナラが演じてたので（外見はパク・シネだけど中身はオ・ナラなんだったw）、設定上も年下彼氏ではあると思うんだけども、それにしたってパク・シネと並んだキム・ジェヨンは可愛かったなあ。

キム・ジェヨン演じる刑事ハン・ダウンと、裁判官カン・ビンナに憑依している悪魔ユースティティア様の間に恋愛感情が生まれることで、人間らしさを手に入れたユースティティア様が悪魔界から処罰されちゃう…っていうところが後半のストーリーを面白くしていくんだけど。

でもこのドラマ、残念なことに恋愛シーンはあんまりないのー！（がっくり＿|￣|○）

つかね、いずれかの事務所からNGが出てるんじゃ？と疑ったほど、2人がキスしそうになるたびに邪魔が入る演出、あれは一体なんなんだ～w

とにかく焦らされるし、撮影後のインタビューでもキム・ジェヨンが、（パク・シネの夫である）チェ・テジュンの顔が浮かんだ、みたいなこと言ってたし（まあそれは正直私もそうだわ、テジュン見てたのかな…）、2人のキスシーンには既に期待してなかったんだけど…

なのに、なぜか最終話まで来てから、いきなりスローモーションたっぷりの長めのキスシーンをぶっこんで来るという謎展開～！これ一体どんな演出なわけ…？と驚きを隠せなかったんですけど。リクエストでもあったのかな？w

まさか三姉妹だったとは！

ストーリーとは全然関係ないんだけど、実はこのドラマにはある三姉妹が出演してるらしい！

なんと、大家さん役のキム・ジェファと、その娘役のキム・スンファは実の姉妹。さらには女性刑事キム・ソヨン役のキム・ヘファも合わせた3姉妹なんだって～！（年齢的にヘファが真ん中）

兄弟とか姉妹ってのはたまーに聞くけど、1つのドラマで家族が3人揃うってのは初めて聞いたよ。

それから、このドラマ、各話ごとのカメオ出演もかなり豪華だったね。第1話でユースティティア様として登場したオナラを始め、DV夫役のヤン・ギョンウォンや、ゴルフボール社長役のオ・ウィシクに、人間に憑依したバイモン役のチェ・デフン、サタン役のパク・ホサンなどなど、濃いぃメンバー多めw

でもやっぱり一番のハマり役だったのはバエル様役のシン・ソンロク。パッと見ほぼクモなので、私はクモ男（くもお）って呼んでたけど（w）、くも男のどこまでがメイクなのかちょっと分からないくらいのシンクロ率でかなり好きなキャラだったw

やっぱり悪魔は残酷だった…

というわけで、なかなか面白いダークファンタジーだったけど、私はあんまりハマれなかったかな～というのが正直な感想。スローペースでの視聴となりました～。

たしかに序盤は目新しい内容で面白かったし、後半は展開が気になって集中して見られたんだけどね、ただひたすらに任務をこなしていく中盤がやや長かった気がするかな。

それにやっぱり残酷は残酷なのよ。サイコパスたちが相手だと、「目には目を歯には歯を…」のハンムラビ法典スタイルは、やっぱり見ててキツイものがあった。

そして恋愛経験がなさそうな二人のラブが、年齢の割にプラトニック過ぎたのも、楽しめなかった原因といえば原因かも…w（ユースティティア様の実年齢知らんけど）

いや私、本当はラブコメが好きなのに、最近どうしてなのかラブから遠いドラマばっかり見てる気がするんだよなあ。

とにかく、私の周りではすごい人気だったし、韓国での視聴率も良かったらしいし、この先も続きそうな終わり方だったので、もしかしたらシーズン2がありそうな予感も。
次回作では2人のラブに果たして進展はあるのかな？ちょっとだけ期待しながら待ってみまーす。

OST

曲数が少ないので全曲紹介しちゃうよー。
まずはこの曲、チョン・チャンヨプとキム・ヒョンジュンによる「Gehenna」。オペラチックな地獄のテーマ曲～！

続いては元Wonder GirlsのSUNMIの曲「Crossroad」。この曲が一番好きだったな。

最後はこちら、Jessiの「Boomerang」です。