韓国映画「10人の泥棒たち」の作品情報・あらすじ・感想

「星から来たあなた」の記者発表で、チョン・ジヒョンもキム・スヒョンもずっと「とどぅっどぅる」「とどぅっどぅる」って言ってて「とどぅっどぅるって一体なんなんだ？？？」ってすごく気になってたんだよねーw

「とどぅっどぅる」とは「星から来たあなた」の少し前に2人が共演した映画「도둑들（泥棒たち）」のことなんだそうで、ずーっと気になってたので遂に見てみることにしたよ～。

作品情報

• 邦題：10人の泥棒たち
• 原題：도둑들
• 英題：THE THIEVES
• 公開：2012年
• 上映時間：138分
• 日本国内配信：U-NEXT・Leminoプレミアム（2023.8現在）

本作品の配信情報は2023年8月17日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。

予告編

あらすじ

財宝を狙う窃盗団のリーダー、ポパイ（イ・ジョンジェ）。彼は、かつて共に仕事をしていた伝説の泥棒マカオ・パク（キム・ユンソク）から、マカオにある幻のダイヤモンド「太陽の涙」を盗み出すという壮大な計画に誘われ、仲間と共に香港へ乗り込むことに。

香港で中国の窃盗団と合流した彼らは、計画の指揮を執るマカオ・パクと共に、マカオにある巨大なカジノへと向かうのだが、彼らにはそれぞれの野心があって…

10人の泥棒たちが幻のダイヤモンド強奪に挑む、手に汗握るアクションエンターテイメントです。

評価（momoruruが勝手に採点♪）

感想

個性的な泥棒たちによる華麗なる盗みの技！

この映画は当時の韓国映画の動員記録を塗り替えたという大ヒット作で、2022年時点でも歴代動員数トップ10に残るほどの人気映画なんだそう！

狭くて散らかった部屋、タバコの煙、酒、金、美しい女、愛、裏切り…いかにもアジア映画らしい映像の中に、年月を経て語られる愛の真相までも描いてたところが、いかにも韓国映画らしくて良かった～w

幻のダイヤモンド「太陽の涙」を奪うために個性的な泥棒たちがマカオ・パクに招集されるんだけれど、韓国チームと中国チームはそれぞれに思惑が違う上に、メンバーそれぞれが別の思惑を持って計画に参加していたりするものだから、ストーリーは予想外の展開と裏切りの連続。最後の最後まで、誰が「太陽の涙」を手にするのか全く分からず、飽きさせない展開は圧巻。

限られた時間の中で任務をこなす窃盗のプロたちが、予測不能な事態に翻弄されながらも必死で対処していくスピード感もまた見どころ。手に汗握るシーンの中にあるコメディのバランスも良かった。

ソウル、香港、マカオ、プサンと次々に場面も変わっていって、中でも実際のカジノを使って撮影されたマカオのシーンは、まるで「オーシャンズ11」…

そうなの、この映画は「オーシャンズ11」に似てるんだわ～。
伝説の男マカオ・パクを演じてたキム・ユンソクは「チェイサー」でも有名な大ベテランだけれど、個人的にはあまり色気を感じられないタイプだったのもあって、ジョージ・クルーニーほどの魅力は感じなかったけれど…。

途中から「ダイハード」寄りに…！？

泥棒、裏切り、逃亡、マフィアとの対決、そのうえ愛までと、目まぐるしく進むストーリーは見どころ満載ではあるものの、とにかく描かれる要素が多すぎて…！

詰め込み過ぎた弊害なのか、全てを鮮やかに回収するには至っていなかった感はあったかも～。

特に後半のアパートでの銃撃戦シーン。ワイヤーアクションはスタントを使っていないそうで（キム・ユンソク凄すぎる！）とても見ごたえのあるシーンではあったんだけど、わずか10人たらずの香港マフィアを相手に、完全武装した韓国の機動隊がやられまくるのよ。これ香港でならまだ分かるけど、場所は釜山でマフィアにとってはアウェイのはずなのに、マフィアはビルにもなぜか詳しいw

てゆうか韓国の機動隊の戦闘能力ってそんなに低いわけないよね？逆にマフィアの戦闘能力が抜群に高いんだとしたら、彼らに機関銃で打たれまくってもちっとも当たらなかったマカオ・パクどんだけ強いのよ？ってことで、なんだか途中から「オーシャンズ11」じゃなくて「ダイハード」になっちゃってた気もした～。

それから見せ所だったはずのペプシとジュリーの金庫破りの対比なんかもいまひとつ分かり辛い。そもそも爆音で工具使ってるペプシのすぐ隣で、ジュリーが耳だけを頼りに金庫開けなきゃいけないのはさすがに可哀想だったし（せめて部屋のドアは閉めてあげて～）。

てゆうかね、私なんてチョン・ジヒョンとキム・スヒョン目当てで見てたから、エンディングで「えええー！！ザンパノは放置なのー！？」てなったよ。イェニコールが「太陽の涙」を売ったお金でザンパノを救い出してくれる結末とかを期待したのに～。まさかの放置プレイw

内容とは関係ないけど、へプシとイェニコールを演じたキム・ヘスとチョン・ジヒョンが、どちらも長身美人の不二子ちゃんタイプでキャラが被ってたのもちょっと気になったかも。年齢は一回りくらい違うんだけどね。登場人物が多いだけに個性は分散させた方が分かりやすかったかな？

チョン・ジヒョンのスタイルは凄い～！

ところで、チョン・ジヒョンを見るたびにそのスタイルの良さに衝撃を受けるんだけど、この映画でもすごかったー！

ワイヤーを使うシーンでは全身タイツみたいなボディラインがはっきり出る衣装を着てるんだけど、無駄なお肉なんてひとつもない。顔が小さいのに手足がすらーっと長くって、まさにバービー人形みたいな体つきなんだよ～。この人ほんと美しくて好き！

チョン・ジヒョンは現在、ドラマ「北極星」への出演を検討中なんだそう。もしかしたらカン・ドンウォンとの共演の可能性もあるみたい。期待して待ちまーす。