友だちに「ノクドゥ伝にハマったよ!」って言ったら「キム・ソヒョン好きならこれを見て!」とおすすめされたドラマがこちら~。いや、別に私はキム・ソヒョン好きと言ったわけじゃないんだけど…と思いつつ予告編を見たらなんと主役がユ・スンホじゃん!「ロボットじゃない」ですっかり彼にはまってて…wというわけで嬉々として視聴してみたよ!
作品情報
- 邦題:仮面の王 イ・ソン
- 原題:군주-가면의 주인
- 英題:The Emperor – Owner of the Mask
- 放送:2017年
- 話数:20話(1話約60分)
- 日本国内配信:U-NEXT・dTV・Hulu(2022.10現在)

予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)

総合評価 93点
秘密結社VS世子っていう斬新な設定のエンターテインメント時代劇!
仮面のインパクトが強烈だったけど意外に慣れちゃったわw
ユ・スンホはほんと時代劇に合うと思う~!重めのセリフがカッコ良過ぎ~!w
感想
思ってた仮面と違う…
まず最初にこれを言わずにはいられない~!
誰が世子なのかを敵に分からなくするために主人公イ・ソンは小さい頃から仮面を付けられて育つんだけどさ、この仮面のインパクト強すぎなんだよね!w
たしかにこれも仮面だけどさ…私が想像してた仮面の王の仮面じゃないっていうか、朝鮮時代にこんなに3D感に溢れる仮面があるんかーい!w

初見では間違いなく違和感あると思うんだけど…でも大丈夫、意外とだんだん見慣れるから…w
世子VS秘密結社という設定が斬新!
よくある世子が主人公の時代劇ではあるんだけど、世子と重臣の政争とかじゃなくって敵は秘密結社という斬新な設定。そしてなんと世子は行商人の頭領になっちゃってるのでもはや政治には関わってなくて、当然兵力も持っていないので、宿敵である辺首会とは頭脳だけで戦うのよ。手に汗握る頭脳戦がアツイ!このストーリーがかなり新感覚で面白かったよ~!

ホ・ジュノが演じてた敵のリーダー、テモクがまた良くて。残忍で恐ろしい男なんだけど、カリスマ感が溢れてて頭脳もキレキレで、敵ながらめちゃくちゃかっこいいのよ!

それからね、世子が主役なんだけど、そもそも彼は王宮の外で暮らしちゃってるので、舞台となる場所や出てくる人がどんどん移り変わっていくのも今までの韓国時代劇には珍しい感じがした。舞台が変わると飽きないから面白いね~。

だけどなぜか最後の3話くらいでストーリーに急ブレーキかかって、ちょっとダラけちゃう感じがしたのがちょっとだけ残念だったかな?
ユ・スンホは時代劇が合う!
主演のユ・スンホが演じてた世子は序盤ではダメダメな弱虫王子様なんだけど、王宮を脱出後に世の波に揉まれまくって…5年後にいきなりカッコ良くなって再登場するところがとっても素敵なんだよ~w
ユ・スンホの時代劇ってめちゃくちゃイイんだよなあ!声の出し方も時代劇に合ってる気がするし。ちょっと鼻詰まってるような(?w)太めで響く声がかなり理想的ないい声~w
ユ・スンホはほんと演技が多彩というか、色んな目をするし表情の種類が多い。若い頃の世子の弱そうな雰囲気も、頭領の賢そうな物言いも、堂々とした世子の喋り方も全部きれいに演じ分けてた!この人、泣きながら笑ってたりとかするのよ、すごくない~?!個人的には、スンホがセリフを言い淀んだりする、あの”間”がかなりツボだよ~!

今回の役は、もともと少し色黒で濃いめの顔なせいもあってか、高貴な世子の衣装よりも行商人の頭領の衣装が似合ってた気がする。世子の衣装で髪を結ってる姿よりも、頭領さまのポニーテールみたいな長髪がめちゃくちゃ似合ってた~(映画「朝鮮魔術師」の長髪も好きだからこの後で絶対見るよ~!)。しかもね、ポニーテールの縛ってる部分から揺れるタイプの髪飾り付けてたじゃん!?時代劇であんなおしゃれなアイテムを付けてる男性は初めて見た~!

ただね、世子は護衛役だったシン・ヒョンスと2人1組みたいに常に一緒に行動してるんだけどね。ユ・スンホは身長が175cmと韓国俳優さんにしては結構低い方なので(それなのにいっぱいドラマ主演してて逆に凄いよw)、一方のシン・ヒョンスが187cmもあるので、並んじゃうと「え、世子ちっさ!」てなることがあって…なんかもうちょっとそこはどうにかならなかったんですかね~?w


この続きはネタバレありますのでご注意を~
しっかしカウンは暴れん坊過ぎるんだぜ~
キム・ソヒョンが演じたヒロインのカウンはとっても美しかったけど(キム・ソヒョンの時代劇好きw)、自己中心的な性格があんまり好きになれなかったかな~。親の仇なら何やってもいいのかよ~?って思ったもん。カウンはいつも後先を考えずに手伝ったり拒絶したり…ちょっと思慮に欠けてる気がするのよね。お偉い方にバンバン喧嘩ふっかけておいて、捕まりそうになると絶対男に助けてもらえちゃうとか、それはちょっとずるいから~w
で、とうとう捕まっちゃって、さすがに拷問のひとつは受けるんだろうなーと思ってたら、ただ牢屋に入れられただけで無傷って…こ、幸運な子なのね!?w「太陽を抱く月」ではヒロインも酷い拷問に耐えたてたけどなあ…(ハン・ガインがどえらい目に遭ってたで~)

一番呆れちゃったのが、世子の母のダイイングメッセージの件よ。どう考えたって大事そうな胎壺の話を、何年も忘れてたって…それはさすがにありえんぞカウン!!w
だから最終回で「誰か解毒剤の効果を確かめてくれ…」ってなったとき「カウン今だ、飲め~!」て思っちゃったよねwようやく人の役に立つチャンスが来たぞ!ってwでもでも~毒見なのに2粒も飲むのはアホじゃん~!絶対ソレ1粒だけでいいやつじゃ~ん!カウンはホントに…最後までわけわからん女であったw

ファグンがヒロインでも良かったくらいだよ
そんなカウンと比べちゃうと辺首会の孫娘ファグンがめっちゃイイ女だったんだけど~!見返りが無い愛なのにずっと全てを捧げててさあ…。彼女の最期にはさすがに泣いた。もう正直言っちゃうと、世子にはファグナを選んで欲しかったもん(ダメ?)カウンよりファグンの方がヒロインに相応しくな~い?

それから偽物の王を演じてたエル。この人アイドル?なんだと知って私はちょっとびっくりしちゃった。結構難しい役だと思うんだけど上手かったし…最初からずっと猫背だったんだけどあれわざと?役作り?もとから?喋り方といい、すっごく気になった俳優さんだった~。

皮膚って大きくなると広がるんだけど…
最後にひとつ、私にはどうしてもひっかかってた事がある!w
世子が赤ちゃんの時に背中に書かれた文字があったじゃん。あれ、大人になってから見たら、字の大きさほぼ同じだったんだけどさ。
例えば痣の場合、体が成長するにつれて痣は大きく薄くなっていくので…字だって大きく薄くなっていかないとおかしいと思うのよ…なのになにコレ↓字ちっさ!w

この矛盾だけはどうしても見過ごせなかったわ~w

日本人ってちょっと怒ったくらいですぐ切腹しないからね…。あれ最終手段なんで。
