韓国映画「ブラインド」の作品情報・あらすじ・感想

11月は行事が多すぎて…「九尾狐伝1938」を見始めたのに、疲れ果てて夜もばったり眠ちゃってなかなか進まずにいます~。今日は先に見ていた映画をちょこっとだけ紹介します~。

目次

作品情報

  • 邦題:ブラインド
  • 原題:블라인드
  • 英題:Blind
  • 公開:2011年
  • 上映時間:111分
  • 日本国内配信:Amazon prime video・U-NEXT・Hulu(2023.11現在)

予告編

韓流バナー

あらすじ

3年前の交通事故で、同じ施設で育った弟同然のドンヒョン(パク・ボゴム)を失い、自らも視覚を失ってしまった元警察学校生のスア(キム・ハヌル)。

ある雨の夜、スアの乗車したタクシーが何かとぶつかったが、犬を轢いただけだと言う運転手の言動に違和感を覚え、警察にひき逃げ事件だと訴える。やがて事件は連続女子大生失踪事件とつながっていき、スアともう1人の目撃者である青年ギソプ(ユ・スンホ)は、犯人に命を狙われてしまうのだが…

目の見えない主人公が、凶悪犯に追い詰められていく緊迫感溢れるサスペンススリラーです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 83点
過去の悲しい事件によって視力を失った主人公が、彼女の命を狙う犯人によって追い詰められていく緊迫のサスペンススリラー。
相反する2つの証言によって真実が浮き彫りになっていくドキドキハラハラの展開と、五感を研ぎ澄ませて挑む犯人との死闘は衝撃的!

感想

助けなんか来ない…

※ご注意ください※
同じく「ブラインド」というタイトルのテギョン主演のドラマもあるんだけど、今回は2011年の映画の方の「ブラインド」の感想です~。

実はこの映画、吉岡里帆が主演していた2019年の映画「見えない目撃者」のオリジナル版なんだよね。韓国オリジナル版と日本リメイク版では細かい設定は多少違うものの大筋は同じようで、オリジナル同様に駅の通路を盲導犬と駆け抜けるシーンなんかも出てきます~。(韓国の点字ブロックって日本と一緒だなって思ったけど、点字ブロックは日本発祥らしい…知らなかった!)

「視覚障害者が事件の唯一の目撃者である」という斬新な設定で、目の見えない主人公が視覚以外の五感を研ぎ澄ませて犯人を捉え、やがて対峙していくという新感覚サスペンススリラー。

スリラージャンルなのでとにかく怖い映画なんだけど、なにが怖いかって凶悪な犯人に命を狙われているのに、主人公は目が見えないから、どこに逃げていいのかも分からない。そんな状況なのに、姿も見えない犯人を自分の手で倒さない限り、いつか自分が殺されてしまうという物凄い緊迫感!

しかもこの映画、とにかく助けが来ないのよ…。

普通ならまあこのタイミングで仲間が助けに来るだろう…っていうタイミングになっても、とにかく全然助けが来ない~。警察だってあんまり頼りにならないし、安全な場所が全然ないので、さて逃げ切ったのかな?と思ったら後ろからやられるみたいな恐怖演出が多めなのも特徴だったかも。

最初から最後までハラハラさせる演出が上手いので後半私のメンタルがややキツかったけど(w)、展開が早く分かりやすい内容なので、このジャンルが苦手でなければ楽しめる映画なんじゃないかなと思ったよ~。

ボゴムが出てるなんてビックリw

2011年のキム・ハヌル&ユ・スンホ主演なんだけど、なんだかとにかくキム・ハヌルが若い!しかもこの頃のキム・ハヌルって、なんだかハ・ジウォンにも顔の雰囲気が似ているような?(ちなみに2人は同い年です~)
自信満々に模範タクシーについてあれこれ語っていたはずなのに、自分の証言が崩れ始めた瞬間から徐々に不安に押し潰されていく演技は上手かったなあ。

ユ・スンホはユ・スンホでめちゃくちゃ若くて線も細いけど演技は既に完成形。ヌナヌナ言ってるのが可愛いくもあったんだけど、正直それどころの騒ぎじゃないので(なにしろずっと殺人鬼に追われてる…)、いくら頭の骨がカチカチなキャラとはいえ、巻き込まれちゃったこの子がどうなっちゃうのか心配でたまらなかった~。

そしてちょっと驚きなのは、なんと序盤にちょこっとだけパク・ボゴム出てるんだね。出てるとは知らずに見てたからほんとビックリ!

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

ボゴムがめちゃくちゃ若くて可愛くてワイワイしてて、若干セリフも…まだあまり上手ではないようで「ん?」てなったけど、彼の死に方はほんとトラウマ級に恐ろしかったわ~。「ヌナー!」って叫び声が今でも耳に残る…

ちなみに死に際のボゴムくんは車の窓の上についてる手すり(アシストグリップってやつね)と手錠で結ばれてて動けない状態に陥ってたんだけど、成人男性の力で思いっきり引っ張ればあの手すりごともぎ取って脱出できるのでは…?(実際そういう韓国作品あったよね。タイトル思い出せないけど)と思ったのは私だけでしょうか。

そもそもね、いくら家族とはいえ(実の姉弟ではなかったけど)、犯罪行為でもないことを阻止するために身体拘束までするのはいかがなものかとは思ったよ。いくら警察学校の生徒でもあれはやっちゃダメだよね。

そしてこの映画の唯一の癒しだった、あんまり優秀じゃなさそうなところがまたカワイイ盲導犬スルギw (でも盲導犬のミスは盲導犬ユーザーの命に係わる問題でもあるので、カワイイとか言ってらんない危険なシーンもあってヒヤヒヤしたよ~)

横になったスアのお腹の上にアゴを乗せて安んでるのとかほんと可愛かった~!犬って頭が重いんだかなんだか、ちょうど良い高さのとこを見つけるとアゴ乗せてくるのカワイイよね。

そんな可愛いスルギが犯人に刺されるシーンはほんと辛くて「ひゃぁぁ~っ!」って言っちゃったよ…。スルギ~!

M/V

私はこの映画を見た後で知ったんだけど、この映画のミュージックビデオに2PMの曲が使われているんだそうで(2PMファンの方は既にご存知かな。でもOSTではないみたいで、どういう経緯でコラボしてるのか良く分からない~)。何気なく見た映画が、私の好きな2PMとつながるとはなかなかの奇跡でびっくりしちゃったのでついでに紹介してみますw

ミュージックビデオは2本あって、1曲目はジュノが初めて作詞作曲した2PMの「GIVE IT TO ME」。

もう1曲は、JUN.Kさんの作った曲で2PMの「HOT」です。

momoruru

この映画の中国版リメイク「見えない目撃者」もあるんだそう~

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