韓国ドラマ「ヴィジランテ」の作品情報・あらすじ・感想

今年の無事に仕事納めを終えて、今日から年末の休暇に突入!
実は最近ちょっと体調を崩してて、年末は大人しく休養しなくちゃ。しっかり休んで年始は元気で迎えるぞ。

目次

作品情報

  • 邦題:ヴィジランテ
  • 原題:비질란테
  • 英題:Vigilante
  • 放送:2023年
  • 話数:8話(1話約45分)
  • 日本国内配信:Disney+(2024.12現在)

予告編

あらすじ

ジヨン(ナム・ジュヒョク)は、警察大学に通う成績優秀な模範学生。しかし彼には誰にも知られてはいけないもう一つの顔があった。

幼い頃にジヨンの目の前で母親を殴り殺した犯人が軽い罪で済んだことから、法の網をかいくぐって罪を重ねる犯罪者たちに、自らの手で制裁を与えていたのだ。

マスコミは彼をダークヒーロー「ヴィジランテ」と名付けて騒ぎ立て、警察はヴィジランテの正体を追って動き始める…

彼は正義なのか?それとも悪魔なのか?同名WEB漫画が原作のアクションスリラーです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 85点

ダークヒーローのナム・ジュヒョクは意外だった!
溢れ出る狂暴性といたいけな可愛さとのギャップが凄くって、前半はぎゅんぎゅん来たよ~。
全体的には、詰め込んだ感のある早すぎる展開と、現実離れしたキャラクター設定に、リアリティを感じられなかったのが残念ポイント。

感想

警察大のエリートがダークヒーローに

ナム・ジュヒョク入隊前最後の出演ドラマ~。なんと、見る前にもう除隊してたという…(2023年3月に入隊し、今年9月に除隊済み)兵役の中盤くらいでこのドラマが公開されてプロモーションで見ていたせいもあってか、なんとなく兵役中って感じがしなくて、除隊まであっという間に感じたなあ。

ナム・ジュヒョクが演じていたこのドラマの主人公は、警察学校に通う成績優秀な模範学生ジヨン。法の網をかいくぐり罪を反省しない悪人たちを許せないジヨンは、ダークヒーロー「ヴィジランテ」となり、自らの手で制裁を下す…というクライムアクション。

警察の捜査を信用できない警察学校の学生が、自分の手で悪人を制裁するっていうっていう設定は、ドラマ「キミと僕の警察学校」とか映画「ミッドナイト・ランナー」なんかにも少し似てるんだけど、このドラマの場合は「制裁=死」なので、より残酷さのあるストーリー。制裁の対象も徐々に大物になっていくので、スケール感もデカイ!

警察大のエリートがダークヒーローに扮する設定が面白いし、めちゃくちゃ鍛えてる長身ナム・ジュヒョクがとにかく素敵~。ヴィジランテに変装して真っ黒なパーカーのフード被ってるときのビジュアルなんて、見事すぎる逆三角形で、「北斗の拳~?」て思ったくらい。ダークヒーローなので拳で殴りまくるし、やってることは相当残酷なんだけど、フードの下にチラッと見えるその瞳が想像以上につぶら過ぎて…!溢れ出る狂暴性といたいけな可愛さのギャップすご~!ナム・ジュヒョクの新境地かもw

人気アニメの実写化映画みたいなスピ―ド感

ただ、このドラマでどうしても気になっちゃったのは、リアリティの低さ。もともとWEB漫画が原作なので、その世界観をそのまま生かしているんだろうけど、なんとなく「人気アニメを実写化した映画」みたいなドラマだった気がしたんだよね。

というのも、さすがに展開が早すぎるのよ~!明らかにもっと長くて深いであろう話を、無理やり8話に詰め込んだ感じ。登場人物たちがどうしてその選択をしたのかの背景が語られないから、見ていて事情がよく分からない場面が多かった。

主人公ジヨンとチョ・ホン先輩のやりとりも、よくこの短時間でお互いに敵か味方か分かったな~と不思議に思ったし、最終戦に向けて作戦を積み上げていく部分も、原作知らないと理解が難しくないかな?と思ったりも。

それに加えて、登場人物たちに漂う ”漫画っぽさ” も結構気になっちゃったのよ。赤髪の女性チェ記者は、フリーならまだしもテレビ局員の記者なのに、あんなにも上司に高圧的で「オーケー?」とか決めゼリフ的に言っちゃうのはファンタジック過ぎると思う~。過剰な演出に感じて、見るほどに醒めていく自分がいた…。

広域捜査隊のチーム長チョ・ホンも「何しても死なない不死身の大男」みたいなアニメっぽいキャラで、意味わかんないくらい強いし、それ以前に「この人CG?」て思うくらい異常にでかいw

チョ・ホンを演じてたユ・ジテはこの撮影のためだけに、なんと20kg(!)も増量してたそうで、撮影時100kg近くあったんだって。ナム・ジュヒョクも背が高いのに、更に一回りくらいデカく見える。えっと、公式情報だとジュヒョク187cmで、ジテ188cmだから、え、たった1cm差…。どっちかウソついてない~?ww

そんな感じで、アニメのようにファンタジックなキャラが多くてちょっと共感しにくかったんだけど、ただ一人、めっちゃ輝いてたキャラがいて、それはイ・ジニョクが演じてたDKグループ副社長チョ・ガンオク。ヴィジランテ活動を無邪気に楽しんでて、目がキラッキラしてるの面白過ぎ~。あんな人いて欲しい!って思っちゃったし、彼だけは逆にリアルに感じたかもw

前も書いたけど、私イ・ジュニョクの顔かなり好きなんだよね。めっちゃくちゃ分かりやすいイケメンw この人ほんとは役者志望じゃなかったらしいけど(絵が上手くて可愛い絵本も出してるよ)、このお顔とこの身長で普通のお仕事は無理だよ~。周りの人が放っておかないってw

助演を演じることも多いイ・ジュニョクだけど、1月にはなんと「私の完璧な秘書」でハン・ジミンと主演!タイトル通り秘書系の社内ロマンスなんだけど、これ実はハン・ジミンがCEOで、イ・ジュニョクがシングルファザーの秘書なんだって~、すごい面白そう!日本での配信元は未定っぽいけど、絶対見る~。

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

もっとゆっくり見たかったかも

中盤以降、超デカイ不死身のおじさんチョ・ホンが「あなた主人公?」ってほどストーリーに食い込んでくるんだけど、そうなってくると、力では圧倒的格下の主人公ジヨンの存在がちょっと薄れていくんだよね。

ジヨンはその頭脳と揺るがない信念、そして自己犠牲的な正義感がキャラクターとしての魅力なんだと思うけど、なんかそこをササッとしか言及しないから、ジヨンがあんまり輝けないストーリーだった気がするんだよなあ。

なんだろうこれ、キャスティングのせいもあるのかなー?ユ・ジテ動きはまあまあ遅いんだけど目立つんよ~。

というわけで私はこのドラマ、できれば漫画かアニメでじっくり見たいなって思ったよ。ジヨンが孤独な戦いから仲間を得て、不死身の敵に追われながらもやがて手を組んで、徐々にラスボスに近付いていくっていうストーリー自体は面白かったし。この話数でササッと終わらせてしまったのは残念。

そしてシーズン2の製作は今夏に決定済み。主要メンバー続投するみたい。いつもは優しいお父さん役のチョン・ベスが悪者の室長役でカメオ出演してたけど、あの人が仕えてる人が次回作のラスボスなのかなー?

何はともあれ、今回の「ダークだけど時々可愛いナム・ジュヒョク」は良かったし、久々に彼の声が聞けて楽しかった!耳に残る優しい声だよね。ただ、何度も言うけど、個人的に彼はやっぱ軽い役の方が好きなので、そういうのも見たい。だって序盤のクラブで女の子に無理やりキスされてるシーンとか、めっちゃエモかったんですけど~!(あんなのちょっとだけ見せられても余計に辛いw)

ちなみにナム・ジュヒョク兵役後の復帰作「東宮」は既に撮影に入っているようで、2025年中に撮影を終えて、放送予定は2026年のNetflix。鬼の世界を行き来するというダークファンタジー系の時代劇みたいなので、多分これも軽い役ではない!?それでもやっぱり見るけどw

momoruru

短めのダークヒーローものといえばチェ・ウシクとソン・ソックの「殺人者のパラドックス」がすごく面白かったのでオススメ!

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