人気があるのは知ってたんだけど、なんとなく視聴を先延ばしにしてたこのドラマ。苦手とかでは全くないんだけど、正直ペ・スジよりカン・ハンナが好きだし、ナム・ジュヒョクよりキム・ソンホが好きだったりする私にとって、きっと侘しい結末になりそうでちょっと避けてたんだよね。でも結果的には見てほんと良かった~!!
夢に向かって突き進む若者たちが爽やかで元気をもらえるドラマだったよ。いつまでもこういう気持ちで仕事したいねw
作品情報
- 邦題:スタートアップ: 夢の扉
- 原題:스타트업
- 英題:Start-Up
- 放送:2020年
- 話数:16話(1話約80分)
- 日本国内配信:Netflix(2022.9現在)

予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)

総合評価 89点
映像も音楽もとにかくフレッシュで鮮やか~w
才能溢れる若者たちが夢を追いかけていくキラキラした世界のドラマだよ!
業界用語がたくさん出てくるので視聴には若干頭を使うけど、見終わる頃には誰もが起業についてかなり詳しくなってるはずw
主役以外にもキム・ソンホが演じてたジピョンがとっても素敵だった!
感想
起業に詳しくなること間違いなしだw
映像も音楽もとにかくフレッシュで鮮やかだし、夢に満ちたキラキラした世界が楽しかったし、面白いドラマだった~!!
でもね…視聴ペースがなかなか上がらなくて、見終わるまでにかなり時間がかかっちゃた。なんでかっていうと、このドラマは見てて結構頭を使うのよ~。(あれ?これってもしかして私だけ?私の知能が足りなかったからか?!w)
メインテーマはタイトルの通り「スタートアップ企業」。「スタートアップ企業」というのは、一般的には急成長をする企業を指すようなんだけど、このドラマの中のそれは、日本で言うところの「ベンチャー企業」の意味合いが近いかも。起業したばかりの会社、というイメージで使われる場面が多かったよ。
で、このドラマは「スタートアップ企業」に関連した専門用語が、各エピソードのタイトルになってるの。たとえば「バーンレート」とか「イグジット」とか「コンフォートゾーン」とかね。その用語をエピソード内で説明してくれる流れで、無知な私には学ぶべきことが多すぎて、ぼんやりと見てる場合じゃなかったのよwおかげさまで見終わる頃には起業についてかなり詳しくなった気がするもんね(しかし起業の予定はないw)。
このドラマでは起業を目指す主人公たちが、投資を受けるための厳しい選考を勝ち抜くために日々悪戦苦闘してるんだけど、そこにプラスして15年前の出来事が現在とリンクして出てきたりするので、あれ?次の選考の基準はなんなんだっけ?この人の過去はどうなってたんだっけ?今は何すればいいんだっけ?ってあれこれ考えながら見てたら頭が爆発しかけた~ww


この続きはネタバレありますのでご注意を~
本編を凌ぐ勢いで良かった第1話
正直にぶっちゃけてしまうと、私は1話目が1番面白かった!てゆうか1話にはほぼナム・ジュヒョク出てこないけど(出たの最後1分だけよ)、そんなの全然気にならないくらい良くて…もはや別の話としてリリースしても良いくらいの仕上がりにw
ほぼ1話目にしか出てこないお父さん役のキム・ジュホンの演技が流石すぎてもう唸るしかなかったし(こういう役がめっちゃ合うのね)子役たちもみんな良かったし。なによりストーリーが秀逸なのよ!第1話でこのエピソードが来るとは、もう名作の予感しかなかったもん!
特におばあちゃんが凄いのよ~!おばあちゃんの心がピュア過ぎて!!見知らぬ高校生ジピョンの面倒を見始めるんだけど、その流れも自然だったし。ジピョンとの別れ際、バスターミナルで「成功しても、金持ちになっても、結婚しても、良い暮らしをしてても連絡はしないで。その代わり、辛い時は連絡して。雨の日に行く当てがなかったら来て。鍵の場所は知ってるでしょ?」って言うところがめちゃくちゃ感動的で号泣ですわ~!ああいうおばあちゃんに…なりた過ぎる!!2話目から始まる本編(?)よりも、私はむしろこの15年前のテイストが好きだった。

オタク演技が上手すぎたのかも
2話以降もモチロン良かったんだけどね、残念ながらこの第1話のインパクトを超えることはなかった~!
てゆうかね、私はナム・ジュヒョクが演じてるドサンにいまいちハマれなかったのよ~。もうこれはジュヒョクのせいとかでは全然なくて、役のせいだと思うんだけど、オタクの演技が上手すぎるというか…ガチのオタクに見える瞬間が結構いっぱいあって…若干ひいて見ちゃったのよねw(こういう雰囲気のオタクな知人がいるんです、リアルにw)
前半は伏し目がちだし、セリフ中に頻繁に体がユラユラしてるのが結構気になるし、とにかく些細なことでもずっと泣いてるし(泣きの演技は凄かった)…そもそもこの主役はカッコイイと言うには若干厳しいキャラなのでは!?w
私の中でナム・ジュヒョクといえばハベクだし、ハベクはめっちゃカッコ良かったし、キム・ボクジュのジュニョンも可愛かったんだけど、ドサンはちょっと違うんだよな~。そういえば「二十五、二十一」のイジンも違ったんだ。やっぱりナム・ジュヒョクは、ラブコメの演技の方が好きなの~!w


苦労の末に成功したのに自分の苦労話は一切しない
一方、キム・ソンホが演じてたハン・ジピョンには素直にハマっちゃったね!wあのね、彼の最も評価されるべき点はね、ジピョンが施設出身の孤児で、20万かそこらのお金持たされて施設を出され、そこからずっと1人で生きてきたのに、なんと!!そのことを知ってるのは最後までおばあちゃんだけってとこなのよ。登場人物の誰よりも苦労してる人なのに、自分の苦労は決して語らないこの潔さ!なんなのそれ、カッコ良過ぎでしょ?w
仕事もできるしクールだし、一見プライド高そうに見えるけど、実はちょいちょいオマヌケで、おばあちゃんに泣きついてみたり、人前で嫉妬したり、仕事中にしょんぼりしてたりして、隠しても本音がチラチラしちゃう可愛い性格wこの役をキム・ソンホが相変わらずな超自然体で演じてて、ほんっとに面白かった!彼は凄くセリフと動きの間がイイので、この配役はサイコー!w

だが押しが弱すぎる!!!
ただジピョンには一つ大きな問題があってだなwとにかく奥手すぎるのよ~。ドサンがアメリカに行ってて韓国をお留守にしてた期間が3年もあったのに、ドサンが帰ってくる頃になってようやくダルミにプレゼント買ってみたりしてて…
ほんと君ね…3年間何してたのよ?って私は思ったよ(てゆうか、みんな思ったよね?w)。いやほんと、ドサンいない間にダルミを攻めなきゃダメじゃん?20代の3年は長いのに~。いくらなんでも呑気すぎん?w彼は良い人だったけど、恋愛に対する消極的な姿勢は全く評価できなかったぜ!w
だってさー、韓国ドラマの世界では女性は押しに弱いと決まってるじゃんか!w(現実では大いに違う気もするんだがそこは棚に上げますw)女性って押しに弱いの?そうかなあ~?と思ったアナタ。さあ、ここで思い出して欲しい「シークレット・ガーデン」とか「恋愛ワードを入力してください」での、男たちのあの強烈な押しを!…え?これストーカーじゃないの?法的に大丈夫なやつ?ってくらい、断っても断っても押して押しまくって結局押し切っちゃうっていうあの強力な押しを!(多分だけど、社会的地位のあるイケメンなら、なにやっても割と許されとるんじゃないかと推定w)
それなのにジピョンときたら…押しが弱すぎるのよ~!ダルミがね、凹んでるときもそうだったさ。ジピョンは何も言わずに、オフィスの窓のブラインド閉めてくれて、電気まで消してくれて、そっと1人で泣かせてくれたけど…
ちちち、違う!違うんだよ~!!!今やるべきはソレじゃない!!!一緒にいて慰めてあげなよ~、ドラマってのはそこから何かが生まれるんだってばー!!!と私は心の中で絶叫してたよw
ダルミからしても、自分に告白はしてくれたけど、返事はいらないって言われちゃうし、辛い時にそばにいてくれないし(暗い部屋で1人にされるという…)、そんな相手を自分から好きになる理由なんてあるはずがないんだぜ…。まあ2人はそういう縁なんでしょうけども。しょんぼり。


ペ・スジのお部屋は物が多め
そんなヒロイン、ダルミを演じてたペ・スジはね、「あなたが眠っている間に」で見たスジと役が結構似てたかも~。なにしろ同じ監督&同じ脚本家だったみたいで、ダルミの部屋の本が床に積んであったりする雑多な雰囲気も、「あなたが眠っている間に」のホンジュの部屋に似てた気がする。ちょっと女子力低めの部屋でとにかくまあ物が多いんだわw
キャラクター的にも、見た目は地味だけど度胸があって仕事ができる女性っていうイメージが似てるよね(そして男性二番手役が異常に良かったという点も似ているwあちらはチョン・ヘインw)。


とにかく美しいハンナちゃん
カン・ハンナは相変わらずお美しくてwとにかく艶がある!顔が左右対称で整ってるし、おでこが可愛いし、お肌も白くてつやつや~!意外に背が高くって、そしてこの人は姿勢がイイ!「九尾の狐とキケンな同居」の女狐役(?)で初めて見てすっかりハマって以来、私的にはとっても好きな女優さんなんだよね~w


そうそう、好きといえば、ドサンの父役で私の好きなキム・ウォネも出てたね~。キム・ウォネが出ると、何か面白いことしてくれるんじゃないか?という穿った目で見てしまうんだけど(w)今回はちゃんと良いお父さんの役だったわw
他に有名な俳優さんもいっぱい出てるんだけど、一番ビックリしたのが、ドラマ内でしょっちゅう出てくるAIスピーカー「ヨンシル」の声が、なんとヨ・ジングだった件!衝撃だった!!!ヨンシルって低くて良い声だなあ~とは思ってたけど、まさか声担当のご本人がドラマにも登場するとは~!めっちゃビックリしたww
そんなこんなで、夢に向かって突き進むフレッシュな若者たちの活躍を見て、清々しい気分になれたドラマだったよ!しかも起業の勉強もできて賢くなれた気もしたよ!(多分気のせい)

しかし、いくら結婚してるからっていってもCEOとCTOが社内で手をつないで株主総会に行くような企業…私的にはキモチワルイかも~。他の社員の気持ちも考えてくれ~!!
