韓ドラOSTを聞き過ぎたせいか、私のYouTubeアルゴリズムがだいぶおかしくなってきてて（？w）今日なんてロウンくんがワンオクの「Whenever you are」歌ってる動画が上がってきてたのよ…なんでロウンくんがワンオクを…w 色々困惑。
ほんの数年前まではアリアナ・グランデとかビリー・アイリッシュとかいたはずなのにみんなどっか行っちゃった～w
作品情報
- 邦題：浮気したら死ぬ
- 原題：바람피면 죽는다
- 英題：Cheat On Me, If You Can
- 放送：2020年
- 話数：32話（1話約分）※放送時16話
- 日本国内配信：U-NEXT・Leminoプレミアム（2024.7現在）
本作品の配信情報は2024年7月12日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
予告編
あらすじ
評価（momoruruが勝手に採点♪）
momoruru総合評価 83点
妖艶な推理小説家ヨジュとの結婚のために「浮気したら死ぬ」という誓いを捧げた弁護士ウソン。…しかし夫は浮気性だった！？
夫の浮気相手の失踪を巡って繰り広げられる、予測不能のスリリングなブラックコメディ＆ミステリーです。
クールで美しいヨジュの鋭い推察と底知れぬ行動力に圧倒されるブラックユーモアたっぷりのストーリー。
ノーヒントで進んでいくミステリーが私にはさっぱり分からなくて困惑…。だがしかし！キム・ヨンデはやっぱりカッコ良かったw
感想
危険な妻＆浮気性な夫のブラック・ラブコメディ
はい、正直に言います～。キム・ヨンデ目当てで観ました～w
そしたら序盤から、レッド吉田みたいな（？w）コ・ジュンが演じる弁護士ウソンが、愛妻家フリをして実は裏で浮気しまくるっていう、苛立たしい状況が続いてて…何気に胸が痛いんだよ～！
しかも彼の妻ヨジュの仕事は、名の知れた犯罪推理小説家。職業柄、いつも人の殺し方しか考えてないような危険人物で、持ってるナイフの量が尋常じゃないし、地下倉庫には殺人に使われる小道具がいっぱいあったり、テラスや庭で色んな毒草を育てていて…
そんな2人は結婚する時に「浮気したら死ぬ」と記した「身体放棄覚書」を交わしているので、夫ウソンの浮気がバレたとき、夫は妻に殺されてしまうのか！？
全力で浮気を隠そうとするウソンと鋭い洞察力で浮気の跡を嗅ぎつけるヨジュの夫婦の駆け引きを描いたブラック・ラブコメディ～。
そしてこのドラマはラブコメディだけじゃなくミステリードラマでもあり。
夫ウソンの浮気相手の1人である女優が失踪してしまい、夫婦はそれぞれの目的のために失踪事件に関わっていくんだけれど、事件を追ううちにやがて10年前のある事件との関連が浮かび上がって…というミステリー展開もあるよ。
しかし最初っから私にはどうしても分からないことがあって。
この夫ウソンは、なぜ危険な女ヨジュと結婚したのかがイマイチ理解できない～！
普通じゃないアブナイ妻だって知った上で結婚したはずなのに、なぜ彼は浮気をするの～？妻を試してスリルを楽しんでるの？そもそも愛してるの？もしや闇が深いの？それともだたのアホな人なの～？？？
ウソンは妻に異常なほど気を遣うし、妻には絶対服従なのだけど、それが愛情なのか、浮気からくる後ろめたさなのか、はたまた他に何か意図があるのか、それが全然わかんないんだよねー。
スリル溢れる妻と、掴みどころのない夫。
不思議な夫婦関係は危ういながらもギリギリのところでバランスを保って…崩れそうで崩れないままストーリーは進んでいきま～す。
犯人が全く分からない～
そしてある日、失踪していた浮気相手が変死体となって発見されるんだけど…、この犯人捜しがね～ホントになっかなか先が見えないのよ～。
3話目でようやくストーリーの背景が見えてきたかなあ～ってくらいで（32話版で見てます）、事件がしっかり動き出すのは10話目以降。主人公たちが事件に関与してるのかどうかが分かるのは半分を過ぎてからだし、真犯人が分かるのは最後の最後～っ。
このドラマは犯人が誰なのか本気で全然わからないんだわ～（私だけ？）。いや、ミステリーが難しいってわけじゃないと思うのよ。色んな事が起こるわりには、犯人特定への情報量が圧倒的に乏しいんだと思うの～。
だって伏線も手がかりも何にもなかったら推理のしようがないじゃんか…。
なのに序盤から登場人物ばかりが増えていって（しかも出てくる女性たちがみんな美しい人ばっかりなので最初は誰が誰だかわからん状態にw）、挙句、キム・ヨンデ演じる国家情報院のエリート要員スホまでがヨジュの家に助手として潜入開始！
あれ？これ浮気の話かと思ったら国が動くほどに壮大な話だったの！？って脳内やや混乱。
momoruruこの続きはネタバレありますのでご注意を～
あまりにも分からないから私、夫のウソンも、国家情報院のスホと同じように何か重大な任務のためにヨジュのそばにいる人間なのかとまで思っちゃったからね。ツルニンジンだってあんだけ出てくるんだからきっと何かのメタファーなのね？とか思ってたし。大人しい美大生が財閥一人娘と思ったら実は既婚者だったとか、彼女がストーリーとどうつながるんだろうってあれこれ考えてたのに…
しかし物語は意外な結末に～。
※ここから派手にネタバレしますので未視聴の方はご注意ください
28話のラストで家政婦が犯人か…と思わせておいて、その後、殺された女優スジョンの芸能事務所社長がヨジュの継母だという事実が分かり、その継母が夫の大統領選のために現大統領の愛人だったスジョンを殺した、だとぉぉぉ………！！！！
「えええ…、それは分からんてww」
やめてー。何の伏線もなく真犯人をぶっこんでくるのやめてー。大統領選の話なんてほとんど出てきてなかったじゃんよー。愛人なんて初耳。国家情報院が私情に介入しすぎだし。（あれこれ考えてた自分が若干虚しくなった…）
そもそもさ、スジョンの殺害現場の後処理をした人たち（芸能事務所社長の手下？）がいたわけでしょ。スジョン部屋に飛び散った血痕を跡形もなく拭き取れるくらいだからきっとその筋のプロのはず。なのに、指紋の付いた凶器が無くなってるのを知りながら、それを放置するなんてありえないと思うんだよね。監視カメラ映像から家政婦が凶器を持ち出したことくらい割り出せるはずで、凶器が盗まれたなら焦ってたのでは？
そして家政婦がスカーフに包んでカバンに入れた状態で現場から持ち帰った凶器の包丁から、帰宅後に血液が床までぽたぽた滴るとは考えにくいのだよ…（血液吸収するタイプの包丁なの～？）
主人公ヨジュが、殺害方法のプロフェッショナルっていうエキセントリックなキャラクターだったのは面白かったし、ヨジュに浮気がバレないかビビりまくってる夫ウソンとのやりとりも面白かったんだけど…ミステリー要素が足元グラグラな感じがして残念だったかも。
後半はストーリーそのものよりも「犯人が誰なのかどうしても知りたい！」という気持ちだけで頑張って視聴してた感じでした～。
キム・ヨンデは満点w
視聴の最大の目的だったキム・ヨンデはホントめちゃくちゃ良かった！
アクションたっぷりあり、ちょっとしたおマヌケあり（？）な感じで見どころも多かったし、カジュアルな私服とスーツ姿がちょこちょこ切り替わる衣装もまた素敵～w
エリート要員にしては明らかに独り言を言い過ぎだし（心の中が全部筒抜けなんだよ～w）、喋り方がもったりしててそこはかとなく優しそうだし（彼はもう早口では喋れない気がする）、国家公務員なのに上司の指示には従わなかったり、ヨジュの依頼でウソン守ってたりして、この人一体どういう指示系統の中で働いてる人なの？っていう謎なキャラ設定だったけどw
ヨジュのことを好きなのかな？と匂わせたまま何の進展もなく爽やかにお別れしちゃったのも逆にすっきりしてて良かった気もする～。あのゆったりスピードでロマンスがあったら逆についてけないかも。
それでね、最終話のヨジュとスホのお別れの挨拶のシーン。あれがこのドラマの中で一番カッコ良かった～！
ヨジュ「そういうジャンバーどこで買えるの？」
スホ「国境の島です。年1回は訪れます。一緒に行きます？」
……
ヨジュ「口説いてるの？」
スホ「口説いても？」
っていうあの会話の時のキム・ヨンデがほんとにカッコ良くて二度見したもんw
ヨジュのセリフ「너 지금 나한테 작업하니?（あなた今私をナンパしてるの？）」の時、スホは庭の誰もいない方向を見てるんだけど、そのあとゆっくりヨジュに視線を移してからの「그래도 돼요？（そうしてもいいですか？）」って言うところのキム・ヨンデの表情がとっても美しいので、ぜひぜひ二度見して欲しいポイントだよ！w
おしゃれ過ぎるラスト
そして最終話。興信所のクァクチーム長からの電話で、夫の浮気について何かを聞かされ呆然とするヨジュ。その時のヨジュの表情がなんとも言えなくってね…。
美大生ミレとの浮気未遂にはすぐに気付いて徹底調査するほど鋭かったヨジュが、ウソンの本当の浮気を全く感知できていなかったなんてさ。夫が一枚上手だったのか？ヨジュが愛を過信してたのか？なんだかヨジュが滑稽なくらいに哀れに思えて見てられなかったよ～。
考えてみればウソンはヨジュに過去の過ちを告白して誠意を見せることは最後までなかったし、ウソンって本当にヨジュを愛してたのかな？離婚したくないならなぜ浮気してたの？そもそも…ウソンが「身体覚書」を書いてまでヨジュと結婚したかった理由はなんだったんだろう？？？
この夫ウソンは、なぜ危険な女ヨジュと結婚したのかがイマイチ理解できない～！
という最初から抱いていた疑問が再びふつふつと沸いてきたところで…
序盤にも一度あったデジャブのようなあのシーン。
ウソンが帰宅するとそこには妻の気配がなく…
コピー機から次々に吐き出される「身体覚書」…
そこに印刷されているのは「浮気したら死ぬ」の文字…
笑顔でウソンを見つていめるヨジュ…
ヨジュが笑っているのは何か嫌なことがあった証拠…
ヨジュはウソンに近づき、そして彼を刺す…
一度目のシーンでヨジュが刺したのはオモチャのナイフだったけど、果たして二度目は……？？？
ああ～、このエンディングのために今まで走ってきたドラマだったのねって分かる、めちゃくちゃ意味深でオシャレなラストだった！この終わり方好き！w
OST
このドラマはとにかくこの曲！SURANの「O.V.E.R」。
そのほかはブラックコメディらしくインスト曲が多かったかな～。
momoruruオ・ミンソクが演じてた国家情報院のマ課長の声が、今世紀稀に見るカッサカサ度合いなんだけど！（たぶん火傷の後遺症の演出？）
わざとあんなカッサカサボイス出せるの凄くない？！（思わず真似てみた私）
でもカッサカサが度を超えてて何言ってんのか聞き取れないっていうのがじわじわ面白くなってきて…途中からどうしても笑いを我慢できない自分がいたw
