「還魂」を見た後に、同じくシン・スンホとユ・インスが出演している「十八の瞬間」を見てみたよ~。
にしてもシン・ソンホはね、とにかく体がデッカイいし(187cm!)、顔もイカツイし、声も低いし、怒ったら結構怖そうだし、高校生役はちょっぴりアクが強かったかな!?w(しかし本人は結構かまってちゃん系で可愛い人の予感がするw)
作品情報
- 邦題:十八の瞬間
- 原題:열여덟의 순간
- 英題:At Eighteen
- 放送:2019年
- 話数:16話(1話約50分)
- 日本国内配信:U-NEXT・Leminoプレミアム・Netflix・Hulu(2023.8現在)
本作品の配信情報は2023年8月17日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 88点
勉強も恋愛も懸命に向き合うリアルな高校生たちの爽やかな青春ドラマ!
いやー、学園モノはいつ見ても安定の面白さだよw
音楽も映像も爽やかで見ているだけで純粋なあの頃の気持ちになれちゃう気がする、とっても心地良いドラマだった。
母親役のキム・ソニョンの演技には泣いちゃったよ~。
感想
全てが輝いて見えたあの時期
爽やかで初々しくてとっても素敵な作品だった!学園モノはいつ見てもはずさない、というかつまらない学園モノを見たことがない気がするw(なんかあったっけ?)
高校時代ってなんであんなに輝いて見えるんだろうね。親に守られないと暮らせない年齢だけど、少しずつ大人の世界にも足を踏み入れていく不安定な時期。傷つきやすくて壊れやすいのに、怖いもの知らずの強さもあって。友情や恋愛、全てが輝いて見えて追い求めてしまう。そういうアンバランスさが魅力なのかな。
このドラマもそのタイトルの通り、輝ている青春の瞬間をしっかり見せてくれた良いドラマだったよ。楽しかったし、癒されたし、それに結構泣けるシーンもあったりで、評価が高いのもうなずける!
オン・ソンウって何頭身なの~?
主演のオン・ソンウは、なんていうか、ものすごく独特な雰囲気だった!とても18歳には見えないような達観した表情をするのに、時々くしゃくしゃって笑う顔は若くて危うい感じに見えるしで、もはや年齢不詳!?素直なのに影があるこの役は、かなりドンピシャだった気がする~w
それにオン・ソンウが演じてたジュヌっていう子はね、見た目だけじゃなく性格もめちゃくちゃ大人びてて独特なのよ。特にストーリーの序盤、周りからどんだけ挑発されても、ジュヌは絶対に乗らない。黙って聞いてるだけで、物にも当たらないし、誰にも愚痴らない。もしや君は悟りを開いているのかな?ってくらい大人だったね~(私ならブチ切れてるわw)。スビンからも、あなた本当は100万29歳なんじゃない?って言われてたけどホントそんな感じだねw
ところでオン・ソンウってとてつもなくスタイルが良いのよ。とにかく顔が小っさい!!何頭身なの?9頭身?もっとじゃない?(関係ないけどついでに小尻だよw)芸能人のスタイルってやっぱすごいんだなって思った。
ただひとつだけ難を言わせてもらうと…ソンウはスタイルが良過ぎる~。もうね、こんな小顔な人の隣に並ぶのはある意味罰ゲームなんですよ。ヒロイン役のキム・ヒャンギ(155cm)より、ソンウ(178~179cm)の方が顔が小さいような気すらしちゃって…なので主役の2人のバランスが微妙に取れない気もしたというかなんというか…、一般人とモデルが並んでいるような妙な気持ちになったことは否めず…。
感情を丁寧に描写してる
学園モノなので基本ありがちな展開は多いし、全く盛り上がりそうもない謎のレトロ仮装大会があったり(あれなんだったの~?)、イマドキなドラマっぽい派手さはないドラマなんだけどね。でもこのドラマの良かったところは、高校生たちの揺れ動く感情の表現がホント細かいことよ~!
毎日学校行って塾行ってバイト行って…同じような毎日が続いていく中で、お互いの関係性が微妙に変化していく過程を見せるのが上手かった。表情や行動が丁寧に描かれているから、高校生たちのヒリヒリした感情がしっかり伝わってきて、見てるこっちも胸がザワザワしちゃうのよねw
学校のベンチに座ってお喋りしてる時に風で髪が揺れてたりとか、春が終わってクラスに慣れた頃に夏服になってワクワクする感じとか、10代の終わりの、子供と大人の境目のあの頃のあの空気を思い出させてくれるところが心地良かったなあ~w
助演がすごく良かった!
それから、このドラマのもう一つの魅力はね、主演以外の俳優さんたちもめちゃくちゃ良かったこと!特にスビンのお母さん役のキム・ソニョンなんて、もう主演映画ばりに魅せてくれてたわ~。毒親は毒親なのかもしれないけど、お母さんの葛藤には理解できるところもあって、なんだか考えさせられちゃったもの。自分自身が苦労をしてきたからこそ、娘に同じ苦労はさせたくなかったんだろうなあ。女が仕事をして生きていくって本当に大変だし、結婚しても予測できないことは起こるものだから。
それから数学の天才サンフン役のキム・ドワンのクレイジーな演技がめっちゃリアルで良かった!ああいう子いるいる~って思ったもんwドワンくんは、癖のある演技が上手い!(彼は意外に身長が高くて186cmあるんだって)
オ先生役のカン・ギヨンも勿論良かった~!私の中では金八とか鬼塚とかは完全に超えてたねwあんな担任に教わりたかったもん。前半の面白い感じから後半のシリアスなところまでカン・ギヨン流石なの。
だってオ先生ってさ、明らかに間違ってるってことを相手から言われても、一旦は「うんうん、そうだな」って言って受け入れるんだよね。しっかり受け止めてから「ところであの話だけど…」って諭していくじゃん。そこがいい~!多感な高校生に接する大人として理想的な気がする。
韓国のお受験は大変そうよ
しっかし韓国の学歴社会は相当深刻そう…。韓ドラの学園モノを見るといつも思うけど、特に高校生は本当に大変過ぎでは?!受験生でなくても毎日のように夜間学習とか塾とか行って夜中まで勉強してるし、一体いつ遊ぶの?って思っちゃう。このドラマでも、成績の改ざんで教育庁が来るとか親が逮捕されるとか…、日本では考えられない厳しさだった。
日本だと私大ならお金払えばなんか入れそうな気がするし(あくまで想像ですけども)、私立校なら成績も買えちゃいそうな気がするし(ええ、想像ですけども)、都心の超お金持ちなら幼稚舎から私立行けば後はなんとでもなりそうな気もするけど(実際はよく知りません…)、韓国ではお金あっても難しいのかな?
この続きはネタバレありますのでご注意を~
このドラマもラストでフィヨンへの制裁が強すぎてさ…お母さん目線で見たらうわってなっちゃったよ。フィヨンだってまだ子供なのに。スタンドでバイトして、大検受けて1年遅れで進学するつもりなのかな…超キビシイんですけど~!
ちょっぴり切ないエンディング
最後はジュヌもスビンもフィヨンも、みんなが離れ離れになってしまって…すっきりとは終わらなかったね。色んな解釈ができそうなエンディングだった。でもジュヌの「十八の瞬間」はしっかりと切り取って見せてくれたんじゃないかなって思ったので私は満足です。そこを描きたかったドラマなんだろうなと思えたので。
視聴後は、自分の十八の瞬間はどんなだったかなって、あれこれ思いを馳せてもまた楽しいかも!?ww
このドラマは音楽も良くて、とっても爽やかで素敵な曲が多かった。オン・ソンウが歌う挿入歌も良かったし。スタイル良いのに歌まで上手いとは…恐るべし若者ねww