韓国ドラマ「上流社会」の作品情報・あらすじ・感想

以前1話目で脱落してしまったこのドラマ。改めて見直してみたら2話目からすごく面白くって、最後まで一気見しちゃった～！とにかくパク・ヒョンシクが若くて可愛いw

作品情報

• 邦題：上流社会
• 原題：상류사회
• 英題：High Society
• 放送：2015年
• 話数：16話（1話約60分）
• 日本国内配信：U-NEXT・Leminoプレミアム・Hulu・ABEMA（2024.7現在）

本作品の配信情報は2024年7月12日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。

予告編

あらすじ

愛情に飢えたまま育った財閥の末娘ユナ（ユイ）は争いが絶えない家族にうんざりし、家を出るための社会勉強として密かにアルバイトをしていた。ある日ユナは、百貨店御曹司チャンス（パク・ヒョンシク）とお見合いすることになるのだが、ユナはこれを破談にするためにわざと破れたジーンズ姿で約束の場所に行くのだった。

一方、ユナのバイト友達のジイ（イム・ジヨン）は、イケメン上司のジュンギ（ソンジュン）に思いを寄せてるのだが、告白しようとするたびにジュンギの友だちのチャンスに邪魔されて上手くいかない。そんな中、ユナもまた、ありのままの自分を受け入れてくれるジュンギのことが気になり始める…

4人の男女が過去や格差を乗り越え、本当の愛を探していくロマンティックコメディです。

評価（momoruruが勝手に採点♪）

感想

二度目の挑戦で完走～！

「花郎」でパク・ヒョンシクにハマって「力の強い女 ト・ボンスン」を見たあとすぐにこの「上流社会」も見てみたんだけど、その時は1話目で脱落しちゃったのよね…。脱落の理由は主役のソンジュンがそんなにタイプじゃなかったから…（失礼を言ってスミマセン）。

でもパク・ヒョンシクのファンとしては彼の全出演作品は必ず見たいじゃん！ってことで、少し時間をおいて2話から見始めたらそこからは意外に面白くてすいすい見れちゃった。最後まで主役のソンジュンはあんまり得意なタイプではなかったけど（前髪と目の位置がなぜか気になるんだ～）、ヒョンシクが若くてとにかく可愛くて、笑うとちょっと猿っぽくて（w）私はめちゃくちゃ癒されたよ。やはり…推しは尊いw

でもなぜなのか、私と同じくパク・ヒョンシクが好きって言ってる韓ドラ友達（東南アジア圏）からも「上流社会」はすすめられたことがなかったし、そもそも一度も話題に上ったことがない気がするのよね…あんまり知名度ないのかなあ。でも意外と面白かったのよ、ほんとにw

王道ラブコメなのかと思いきや…

このドラマは登場人物がみんな若いせいもあってか、ぎゃー！恥ずかし～！！見てるこっちが赤面～！っていう気恥ずかしいシーンが通常よりも多めなのよ～。やっぱりラブコメはムズムズするような気恥ずかしさが醍醐味だと思うので（w）そういう点では王道のラブコメドラマだと思う！

きゃーきゃー言いながら見ちゃったわw

でもねこのドラマ、ラブコメ要素はしっかりあるんだけど、それだけじゃない結構しっかりとしたテーマがあったと思うのよ。意外にも私には深く考えさせられるドラマだったな～。

どんなテーマかっていうと、うーん、名前を付けるなら「自分なりの正義」みたいな感じかな？

このドラマに出てくる4人の男女は、生い立ちにそれぞれ不条理な思いを抱いてて、例えば、財閥の権力争いのせいで家族から愛してもらえなかったり、生活のためプライドを捨てた親を見て育ったせいで過剰なまでの上昇志向があったりとかね。

そのせいで偏った「自分なりの正義」みたいなものがそれぞれに出来上がっていて、それを貫こうとして互いにぶつかり合って傷つけ合っちゃうんだよね。そこを否定されると今までの自分自身全てを否定された気がちゃうから、どうしても相手を許せないの。

現実には人間誰しもが痛みを抱えて生きているわけだし、辛い過去があるのは自分だけじゃないじゃん。でもこのドラマの登場人物たちはまだ若いし、生傷が癒えてないせいもあって、他人の辛さにまでは考えが及ばない状態なんだよね。

だから誰もが「自分なりの正義」を譲らない。でも誰が悪いというわけではないし、相手の傷が癒せるほど強くもないから堂々巡りで…。

更に中盤からは、親兄弟たちまで「自分なりの正義」を語りだして更にカオスな展開になってっちゃう～。

象徴的だったのはユナを虐げてきたお母さんの言葉で「私は弱い人間だったの…私が言った言葉の中であなたを傷つけた言葉は忘れなさい」ってところ。要するに、あなたを傷つけたかもしれないけど、私だって傷つけられてて仕方なかったんだから私のことは責めないでね、ってことなの。

これって結構、社会の縮図な気がして…
自分の正義をふりかざして知らない間に相手を傷つけていたり、逆にふりかざされた他人の正義によって傷つけられたりするんだよね。

このドラマがこの堂々巡りにどう決着を付けるかというと…終盤でジュンギが突然「自分なりの正義」をユナのために捨てるの（チャンスとチャンスのお母さんも結局は折れるんだけどね）。結局、何が正解なのかは分からないけれど、そうやってお互いに譲歩して折り合っていけるのが本当の愛情なのかもしれないな…って思ったドラマだった。

「三食ごはん」もぜひどうぞ～w

というわけで、ドキドキで赤面なラブコメっぽい軽めの見た目とは裏腹に、実は結構重めのテーマもあってそれなりの落としどころにまとめた良いドラマだったと思うんだ。パク・ヒョンシクファンならヒョンシクがまじで超可愛いから必見だよ～w

完全に余談だけど。ヒョンシクって多分このドラマのあとに「三食ごはん」ていう旅番組（？）に出演してるんだけどね。なんか…事務所のヒョンシクへの扱いが雑な気がする～。番組内では田舎の家に2泊くらいしててね、雑魚寝で…髪ぼさぼさだし…お腹出して昼寝してるし…ほぼ主役級のドラマ出たあとであんなオファー受けるんだ！？っていう衝撃w

でも「三食ごはん」のヒョンシクは絵にかいたような良い子なので、見ると更にファンになっちゃうこと間違いなし。興味がある方はそちらもぜひ。「花郎」の撮影に向けてなのか髪を伸ばしてる途中っぽいし、ちょいちょい動作がおねえっぽくなるところも可愛いかったよー。