キム・スヒョン主演の映画「リアル」。この映画、キム・スヒョンの黒歴史的にこてんぱんに酷評されてるらしいと聞いていたので腹くくってから(w)見たんだけど…、うーん、でも酷評されるほど悪くはなかったかな。
作品情報
- 邦題:リアル
- 原題:리얼
- 英題:Real
- 公開:2016年
- 上映時間:138分
- 日本国内配信:Hulu(2023.8現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 80点
裏世界の映像に相当なこだわりを感じたアクション&ノワール映画!
このキム・スヒョンはとにかく強い!強すぎて怖いくらい…
賛否ありそうだけど、ビジュアルに特化した映画だとすればこれはこれでありかと。
感想
難解!そして目のくらむような映像世界
この映画、映像に相当なこだわりを感じたしアクションも素晴らしかった!
やっぱりキム・スヒョンってジョジョみたいだし、まるで漫画のような雰囲気の斬新な映像世界。そしてノアール作品でもこんな強い人はあんまりいないんじゃないかなってくらいにキム・スヒョンが強いの。映像や音の当て方なんだと思うんだけどパンチが恐ろしく重い~!
かなりアクが強い役なのもあって、見ていて背筋がゾワゾワっとする~。カッコイイけど…でもやっぱ怖い~!
お願い笑わないで怖いから~!ってドキドキしながら見てたよ(前も書いたけど私キム・スヒョン中毒気味で…怖いけど見たいというこじらせた状態にw)
解離性障害、ノワール、麻薬、エロス、中毒…混沌としていく世界を、抽象的な表現も駆使しつつ、圧倒的なスケールで描いていく映像世界は圧巻。
しかし残念なのはストーリー。後半に向けて、あまりに難解…。
この続きはネタバレありますのでご注意を~
特に終盤で、先生(あのときはボリス)が、病院で体が入れ替わったときの説明をするところは、私には全く意味がわからなくて非常に困った…(相変わらずの理解力不足でスミマセン)「ああーヤバイ~!ここがストーリーの要な気がする!ここが理解できないとすごい後味悪くなりそう~」って若干焦りながら見ていたら…
最後の最後でまさかのマトリックス展開!現実を凌駕した空想世界が発動しちゃう!!!(きゃー!もうどうなっちゃうの~!w)
水がバッシャーン!そしてそこで…ダ、ダンス~???(なぜダンス~~!!!)
精神世界を映像にしたような奇想天外ワールドに突入しちゃって、私の理解を遥かに超えていきました…
でも、多分いいんだよこれで…
他人にどんな風に言われても、彼らはきっとこのダンスが撮りたかったんでしょ?
って1人で強引に納得してなんとか見終わったものの、やっぱりこのストーリーは難しかったよね。
総合的に見れば、そんなに酷評されるほどには酷くはなかった気がする。映画を見てストレス発散したいとか、映画を見て感慨にふけりたいとか、そういう願いは叶えてくれない映画だけれど、制作側のやりたかったことは伝わってきたし、それはある程度うまく表現できてたんじゃないかと。
ストーリーがはっきりしなかったのは残念だけど、ビジュアル重視のノアール作品という視点でなら十分に評価できるんじゃないかと個人的には思いました。
今は亡きソルリさんが出ています…