韓国ドラマ「生まれ変わってもよろしく」の作品情報・あらすじ・感想

ちょうどこのドラマを視聴中にアン・ボヒョンとBLAKPINKジスの交際報道が流れてきてビックリ！！超意外だったけど、すごくお似合いな気がする～。なんとなくおめでたい気分でドラマ見てたよw

作品情報

• 邦題：生まれ変わってもよろしく
• 原題：이번 생도 잘 부탁해
• 英題：See You in My 19th Life
• 放送：2023年
• 話数：12話（1話約63分）
• 日本国内配信：Netflix（2023.7現在）

予告編

あらすじ

前世の記憶を持ったまま転生を繰り返し、19回目の人生を生きるジウム。彼女は9歳になったとき、18回目の人生で生き別れた愛しい少年ソハのことを思い出し、成長して高校生になったソハ（アンボヒョン）に会いに行く。正体を明かさないまま、その後もこっそりとソハを見守っていたジウムだったが、ある日突然ソハは消えてしまうのだった。

8年後、インターネットでソハの居場所を突き止めたジウム（シン・ヘソン）は、彼と再会するためにソハが専務を務める企業に就職。遂にはソハとの再会を果たすジウムだったが、面識がないはずのジウムから突然の告白をされたソハは戸惑いを隠せないのだった…

前世の記憶を持つ女性が、人生を超えて運命の相手と巡り合う転生ラブロマンスです。

評価（momoruruが勝手に採点♪）

感想

このヒロインは大好きw

視聴前から私のTwitterのタイムライン上にじゃんじゃん流れてきてて、重要シーンは既にちょっぴり学習済みだったこのドラマ。もうね、「これは完全に私の好きなタイプのヒロインだ～！」っていう確信があったから見るのをすっごく楽しみにしてたの～。（何度か書いてるけど）どうやら私は強い女性像が好きみたいで…こういう強くて美しくてちょっと変わっててグイグイ行く系のヒロイン大好きだ～w

ざっくり言うとこのドラマ、前世の記憶を持つヒロインのジウムが、彼女の19回目の人生の全てを懸けて、運命の男性ソハを愛するお話なんだけど、序盤は正直「そこまでする？」ってくらいジウムの熱意がすごいのよw もうこれストーカーと言っても何の問題もないと思うんだけど？w 19回も生きてるせいなのか発言も行動もちょいちょい奇抜なトコがあって、突然フラメンコ踊りだしたり妙な護身術で戦ったり。そして、そんなジウムに当然ドン引きしつつも、なんだかんだ誠実に向き合ってくれるソハがまた優しく映って良いドラマだったのよ～。

とにかくね、グイグイ迫っていくのにそのたびにソハからおあずけを食らうジウムが面白過ぎたw しかもたとえ告白を断られてもジウムはそんなことちっとも気にしないのよ。人生経験豊か過ぎるせいか一般人とは比較にならないメンタルの強さで、グイグイ行ってくれるところがカッコ良過ぎて惚れたw

そしてこのドラマは、強気に攻めるジウムが面白いだけじゃなくって、ジウムの過去の人生の中にもしっかりとヒューマンドラマが詰まってるところがまたいいの～。幾度となく繰り返す人生の中で、大切な誰かと泣いたり笑ったり、大切な誰かを失ったり、そして大切な誰かを残して去らなくてはいけなかったり…過去のジウムがどう生きて、何を感じていたのかがしっかり描かれているからこそ、今世の彼女の一見奇抜に見える行動にも説得力があるんだよね。

そんなジウムの物語に魅了されていくうちに、やがてストーリーは「ジウムが前世を記憶している理由」、つまりは1回目の人生に隠されたミステリーへと繋がっていくという展開に…。

ジウムの性格同様にグイグイ進んでいっちゃうストーリーの流れも良かったし、全12話と短めなせいか各話ギュギュっと内容が詰まってるところも高評価！強いヒロインが好きな人、それからシン・ヘソンの演技が好きな人には、確実にオススメしたいドラマかとw

ジウムに漂う謎のベテラン感…

ただね、視聴前は、私これ、てっきりシン・ヘソンが年上女性で、アン・ボヒョンが年下男性の設定かと思ってたのよ。そしたら全く逆でまずそこにビックリ。しかも意外と年の差あって、シン・ヘソンが演じるジウムは24歳くらいの設定で、アン・ボヒョン演じるソハが30代前半くらいかな？（実際にもシン・ヘソン33歳で、アン・ボヒョン35歳なので、どっちにしろ年下男子ではないんだけどさ）

しかしやはりなんというか…シン・ヘソンの謎のベテラン感が強過ぎてさ…w え？シン・ヘソンが24歳…？嘘でしょ？みたいな人生ベテラン感がダダ漏れしてるんだよなあw

シン・ヘソンが数々のドラマに主演して、数々の演技賞を授賞してるベテラン女優だっていう事実もさることながら、5年前のドラマで既に17だけど30歳だったし（「30だけど17です」をご参照ください）、彼女の代表作といってもいいくらいの強烈な印象を残した「哲仁王后」ではああ見えて中身はオッサンだったんだもん～w（「哲仁王后」でもお世話係だったチャ・チョンファが母親代わりなせいか余計にオッサンに見える気も…w）

というわけで彼女の年齢設定には最後までイマイチ納得がいかなかったけどね…（髪色が明るすぎるのも逆効果な気がしたよ～。30過ぎてのハイトーンカラーは毛先のパサつき目立つんだ）。まあでもドラマの設定上でも1000年以上前から生きてたっぽいし、なんといっても人生19回目だしね。ジウムは見た目からしても年齢不詳なキャラということなのかもー？（と強引にまとめてみるw）

超理想的カップル～

そうはいってもシン・ヘソンとアン・ボヒョンのケミは文句なしに良かった～！！

「ユミの細胞たち」ではとんでもない巨人に思えたアン・ボヒョンが全然でっかく見えないの！！（え？巨人に見えたの私だけ？「ユミの細胞たち」の髪型とヒゲと服装はなかなかパンチあったよね？）というのもシン・ヘソンって172cmもあるし更に5cmくらいのヒールも履いてたりするので、188cmのアン・ボヒョンとのバランスがホント丁度良過ぎて感動的～！w

てゆうかアン・ボヒョンってこんなに繊細な演技する人だったっけ？（シン・ヘソンとのケミ効果？）喋り方のせいもあって以前は朴訥なイメージもあったのに、なんだか明らかに小綺麗になったような気が…。年を取るほどに散漫になってく人は多いのに、アン・ボヒョンって以前より今の方がむしろ端正だし、爽やかになっていくって珍しいタイプかも～。もともと好きだけど、このドラマは特に良かった～！

そうそう、アン・ドングとハ・ユンギョンを含めたメインキャラクターの4人全員が、高校生時代の回想シーンを自分で演じるというなかなかチャレンジングなシーンもあるんだけど（ハ・ユンギョンなんて30歳にして中学生役よ）、むしろ最年長のアン・ボヒョンが一番違和感なかったかも～w（まあ完全に違和感ないと言ったらウソになるけどw）

回想シーンといえば、このドラマは子役も良かったんだよ～。ストーリー的にも子役が超重要になるドラマなんだけど、みんな素晴らしくて泣いたわ～。ジュウォンを演じたキム・シアの神秘的なお姉さんの雰囲気も良かったし、ジウムの子供時代を演じてたパク・ソイの子供なのにおじさんの演技も良かったぞ！（ストーリーとは関係ないけどジウムの三回目の人生を演じた男の子キ・ウニュと、チョウォンの子役時代を演じてた女の子キ・ソユが兄妹なんだって知ってビックリ。たしかに顔が似てる～！）

ミステリーだけがちょっと残念～

ほぼほぼ完璧な展開だったんだけど、終盤ちょっと「んんん？？」てなったことがあって。

それは、このドラマ最大のミステリーであるジウムの1回目の人生のお話よ。1000年前の出来事で、巫鈴が関わっているってことが断片的に明かされるものの、詳細は最後まで引っ張るので「一体どんな壮絶なドラマがあったんだろう！」って期待に胸膨らませて待ってたのに…。遂に明かされたお話が想像してたより微妙で、なんかちょっと期待外れだったかも～。

そもそもね、あの時代に吐血してる状態で使う飲み薬に、特効薬があったとは到底思えんのよね～。（なのに薬もらえるから巫鈴を盗んで来いとか言うおじいちゃんがまず相当クセモノだよね）

しかも巫鈴を盗んだ張本人のスじゃなくて、お姉ちゃんだけ斬られちゃうのなんでだよ～。ハニャが止めてくれたからとはいえ、スが見逃してもらえるのもまたちょっと分かんない。（他に布を染められる技術者がいなかったからとか？）

そして姉を斬り捨てたチョヨンにスが恨みを持つのはまあ理解できるけど、この恨みが強烈過ぎる気がしたのよ。当時の神官は恐らく現代より遥かに絶対的なもので、彼らの神器を盗むのは重罪なことをスが知らないわけがないだろうし。見つかれば自分や家族が殺されることくらい想像できたはず。それなのに転生してでもチョヨンに復讐しようとって誓うほど恨むかなあ…ってとこがイマイチ理解できなかったなあ。そのために復讐相手を23回も転生させたんだとしたら、さすがに酷すぎる～。

それに、1回目の人生でチョヨンだった教授のミンギもね、なんで前世の記憶の消し方知ってるのか謎だったよね（考古学研究をしてるっぽいかったけどそんなの史実にあるんでしょうか？）。あと、転生を繰り返しても二度とは同じ顔にならなかったのに、1回目と今回だけみんなして同じ顔っていうのもなんか…うーん、なんか…まあ、あんま考えちゃダメなやつかもな…。

ちなみに私、ジウムが前世の記憶を消すために言った4文字を言葉をすっかり聞き逃してて「え？四文字の言葉ってもう言った？？？」って慌てて見直したら「이제 됐어（もういい）」だったのね～！そんなよくある言葉でいいのか～w 各話のオープニングで四文字熟語みたいな難しい漢字が出てきてたので、そういう呪文的なやつかと思ってたよ。

エンディングが傑作w

そんなわけでミステリーに若干の不満は残ったものの、エンディングでの再会プロジェクトが可愛くて好きだった～！以前にジウムがソハに言ってたあのグイグイ迫るセリフの数々を、今度はソハがジウムに言って、あっけにとられるジウムを見つめるソハが楽しそうで…いやホント楽しそうで何よりだよww しかもエンディングのソハはMIホテルの代表になってたし、ジウムに会いたいから引き抜いたっていう、なんだこのイケメン御曹司に一方的に好かれる神設定は～！wwこの設定でドラマもう1本撮れるんじゃないの～？w

前世の記憶を失った途端にジウムとエギョンの関係がリセットされちゃって、じゃあ今ジウムはどこに住んでんの？って思ったり、ホテルへの異動がなかったことになってて時間巻き戻ってない？って思ったり、若干「ええっ？」とはなったけど、最後のソハが楽しそう過ぎたので…終わり良ければすべて良しだよ！！w ってことで、当然一気見した楽しいドラマだった～w（あと回想シーンにチェ・ジョンヒョプ出てたのもまた良かったよw）

OST

ドラマの内容だけじゃなく音楽も素敵な曲が多かったのでちょこっと紹介w
まずは콜드（Colde）が歌う「Star」。広がりと深みのある素敵な曲だった。

それから、この曲が可愛くって～w
조유리（チョ・ユリ）の「DOWN（Juicy Juicy）」はジウムとソハのコメディチックなやりとりにもぴったり。

선우정아（ソヌ・ジョンア）の「무음（無音）」は、子供時代の幻想的なシーンに合う繊細で綺麗な曲だった～。

最後に今話題のアン・ボヒョンもOSTに参加してたのでご紹介。アン・ボヒョンの歌声なんて初めて聞いたよ。
曲名は「너의 지난날을 내가 안아줄게（I’ll Embrace Your Past）」です～。