弁護士ドラマが続いちゃってるけど、今日はアメリカのリーガルドラマ「SUITS」の韓国リメイク版のご紹介です~。
作品情報
- 邦題:SUITS/スーツ~運命の選択~
- 原題:슈츠
- 英題:Suits
- 放送:2018年
- 話数:24話(1話約40分)
- 日本国内配信:U-NEXT(2023.8現在)
予告編
あらすじ
引用元:韓ドラデラックス
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 85点
百戦錬磨のエリート弁護士&正義感の強い天才青年が繰り広げるスタイリッシュな弁護士ドラマ!
豪華なキャストと共に次々に展開されるリーガルドラマから目が離せなくなちゃうこと間違いなし~。
トムフォードを着こなすチャン・ドンゴンかっこ良かった!
感想
「SUITS」はスーツのドラマなんですw
パク・ヒョンシクが好きなので見よう見ようと思いつつ、なかなか見られなかったこのドラマ…
というのもオリジナルのアメリカ版「SUITS」を見てたせいか、日本版リメイク「SUITS」に違和感を感じちゃって、ちょっとリメイク見るの怖くなってたのよ…
オリジナルの「SUITS」って着ているスーツが素敵なのが一番の魅力だと思ってて、主人公ハーヴィが着こなすトム・フォードのスーツが異常にカッコ良いんだわ(ちなみに相棒マイクはバーバリーのスーツ着てます)。なんだろうあの繊細なフォルム。たぶん、うちの父が着てた日本のビジネススーツとは全くジャンルの違う服だと思うwそれもそのはずトム・フォードって50万~100万くらいするらしいからね。
で、「SUITS」はスーツがカッコイイドラマなのに、織田裕二はトム・フォード着てないんだわ。なんで~、裕二にも着せたげて~。なんかもうその時点で撃沈でした~…
そしたらさ、韓国版リメイク「SUITS」の主役チャン・ドンゴンはちゃんと(?)トム・フォード着てるんだって~!さすがドンゴン先輩!よくわかってる!というわけでようやく見る決心がついたのでしたw(前置き長くてスミマセン)
チャン・ドンゴンって身長182cmあるし恰幅が良いから大柄の人向きなトム・フォードが似合ってたし、あとね、これ超大事だと思うんだけどね、マンハッタンの一流ビジネスマンのごとく、ビジネスの場では座ったらスーツのボタンを外す、立ったらボタンを留めるってのをさりげなくやってるのがカッコ良かったのよw
おしゃれ指数も知能指数も高い弁護士ドラマ
「SUITS」って他の弁護士ドラマとは違う特徴があって、裁判のシーンがあんまりないの。仕事してないわけじゃなくって(w)裁判に持ち込む前に解決しちゃうっていうのが「SUITS」のカッコイイところ~。このドラマでも言われてたけど、裁判って勝っても負けてもお互いに傷つけ合うものなので、リスクは回避して最善の結果を出すところが敏腕弁護士の腕の見せ所なんだよね。
そして主人公の弁護士ガンソクは大手法律事務所のシニアパートナーという、いわば経営側の立場なので、裁判に追われてあくせく働いてるわけじゃなくて、カン代表と共に大企業の顧問弁護士としてVVIPの離婚訴訟なんかを扱ったりしてて、クライム色が弱めなのも他の弁護士ドラマとは違う特徴になるのかな。
で、この法律事務所カン&ハムがめちゃくちゃデカイんだよー。巨大なビル(ロケ地はソウルファイナンスセンターだそう)の複数フロアを占拠してそうな規模で、所属する弁護士も数知れず~。主任のパラリーガル(弁護士補佐)が個室もらえちゃうくらい広々としてて、しかも内観がおっしゃれー!資料室もセミナールームも驚きの広さだし(これを見ちゃうと「記憶」の資料室ってめっちゃ狭かったな…狭いが故にいちゃつけたのかもしれないけどw)。
その中で同僚たちと交わされるセリフがまたスタイリッシュの塊w主人公ガンソクはめちゃくちゃ賢いから核心を突いたすっごいイイこと言うんだけど、とのかく会話の知能指数がめちゃ高くてセリフ回しが早い~!おかげで私、字幕なしでは何も聞き取れなかった…(彼らの賢さについて行けない私…)
弁護士ドラマってネタが尽きない
そして扱う案件ごとに、相手側の弁護士や取引先の社長とか新たな登場人物が出てくるんだけど、これがとっても豪華だった!一番印象的だったライバル弁護士役ソン・ソックをはじめ、先輩検事役チョン・ノミン、再審の担当検事役チョ・スンヨン、冤罪事件の犯人役チャン・インソプなどなど見覚えのある俳優さんがいーっぱい。しかもみんなキャラが濃いのよ~。
キャラが濃いといえばメインキャストの意地悪弁護士グンシク役でチェ・グィファが出てるんだけど(金魚飼ってる人ね)、なんかどこかで見覚えが…と思ったら映画「色男ホ・セク」のきったないおじさん役だった人だー!このドラマでもやっぱり濃かったw
ま、それはさておき…w
ドラマ内では案件が1つ片付けばまた新たな案件が舞い込んできて、新たな登場人物が颯爽と現われてって感じで次々に新たなストーリーが生まれていくので見ていて飽きないしずっと新鮮だった。
新たな案件さえあれば永遠に話が終わらないってのが弁護士ドラマの醍醐味かもしれないね~。そもそも「SUITS」ってオリジナル版はなんとシーズン9まであって2011~2019年もの間放送してたくらいなので、ネタの尽きなさは保証済み!?w日本版はシーズン2まであったみたいだけど、韓国版はシーズン2ないのかな。
この続きはネタバレありますのでご注意を~
ヨヌ元気だして~!!
私がずっと引っかかってたのは、パク・ヒョンシクが演じるヨヌがずっと元気なかったこと~。
複雑な境遇で育った子で、秘密を抱えて仕事をしてるので、心から楽しんで仕事できない立場なのは分かるんだけど、自分が活躍する生き生きしたシーンでもなんだかずっと目が悲しそうで…。大丈夫なのかヒョンシク!
意外にも部下に優しいガンソクが、あの手この手で天塩にかけてヨヌを育ててくれるのになんだかずっと寂しそうだったなあ。
ずっと「どうして自分が採用されたのか?」ってことを気にして自分の能力が信じられないみたいだし、ロマンスでも本当のことが言えないから盛り上がれず、なんとなく不完全燃焼な役だったかも~。
罪を償って服役した後のヨヌの活躍を見たかったな~!シーズン2あればいいのにね。(ちなみにオリジナル版ではマイクはその後、銀行関係に就職してたような)
チェ弁護士が2人いる!?
そうそう、ヨヌがジナに「チェさん?チェさんじゃなくてチェさん?」って聞き直すシーンがあるんだけど、あの発音の違いが全然わっかんなかったぁぁ!
チャン・ドンゴンが演じる主人公のチェ弁護士ガンソクのチェは최だから発音はチェだけど若干チュェみたいな?言い方をするんだけど、もう一人のチェ弁護士グンシクは채なので発音も普通にチェで、え?どっちなの?って混乱するシーンがあるのよ(字幕はうまいことごまかしてますが)。
ここ、何度聞き直しても分からんかったw
ゆっくり発音してもらえばかすかに分かるけど、会話中に出てきてても全然差がわからんわww
韓国語を話す人たちがこれ聞き取れてるのすごいな~。
英語でいうところのLとRの発音の違いが日本人には分からないみたいに、母国語で使わない音は聞き取れないものなのかねー?面白いけど悔しかったw
スイスイ見られる良いドラマ
スタイリッシュでスマートな展開はずっと平均点以上に面白かったんだけど、逆に言うと、格別に盛り上がるところが無いドラマかもしれない。時間があるとついつい見続けちゃうんだけど、続きが気になって夜更かしちゃったとかはなかったので。ロマンスもあるにはあるけど、オリジナル版でも時間をかけて進んでいったし、このリメイク版でもそこまで深くはなかったかな。
でもその分、気楽にすいすい見られるドラマだと思うし、見る人を選ばないというか、男性でも女性でも好き嫌いが出にくいジャンルなんじゃないかな~。
ちなみに、ストーリーはオリジナルの「SUITS」の話に沿ってるけど、オリジナルを見てても見てなくても全然問題なしの内容だよw
そういうえば今回のヨヌが持ってた能力、一度見たら全部記憶しちゃう能力の人って結構いるのかなあ。このドラマでももう一人出てくるし(会計事務所のパン常務)、最近見た映画「監察者たち」のユンジュもそう。こんな能力があったらどんな試験でも簡単に受かっちゃうだろうなー。羨ましい!
OST
一番「SUITS」っぽかった曲はこちら。브로맨스 (VROMANCE)が歌う「Now」。イントロから既にカッコイイw
それからMAMAMOOが歌う「꿈 속의 그대 (You in My Dreams)」も印象に残る曲だったw
「記憶」を見た直後に見てたから、ヨヌ(ヒョンシク)の背中がジン(ジュノ)に見えてきたり、キム主任がボン秘書に見えたりして超混乱w「記憶」のテソン法律事務所のイ代表役だったチョン・ノミンが元上司の検事役で出てた。