あの赤い目が気になって仕方なくてずっと見たかった「ホン・チョンギ」をようやく視聴~!
ところで私の友人の中では、今まで誰一人としてこのドラマの話をしてる人に出会ったことないんですけど…なんで???アン・ヒョソプ主演なのに~。
作品情報
- 邦題:ホン・チョンギ
- 原題:홍천기
- 英題:Lovers of the Red Sky(Red Sky)
- 放送:2021年
- 話数:32話(1話約30分)※放送時全16話各話約1時間
- 日本国内配信:Leminoプレミアム(2023.10現在)
本作品の配信情報は2024年7月12日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
予告編
あらすじ
引用元:KNTV
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 88点
魔王をがっつりCGで描くという衝撃展開のファンタジーロマンス時代劇。アン・ヒョソプのゾンビメイクにもびっくり仰天~w
だけど主演2人のビジュアルがため息が出ちゃうほど美しいので…特にストーリーが安定している中盤は楽しく視聴できるはず!
感想
時代劇かと思ったら特撮系~??
なにかの映像でこのドラマで赤いカラコンをした神秘的なアン・ヒョソプをチラ見してからずっと気になってて…「このドラマは絶対に見る!」と心に決めてたんだよね。(そういえば私オッドアイに弱いし、目の色の変化に弱いのか?w)
ヒョソプ初の時代劇でしかもヒロインがキム・ユジョンって…これもうサイコーの流れでしょ!w もうビジュアルが完璧すぎて、ポスターの画力がエグイ事になっているのですよ↓
というわけで、ワックワク&ドッキドキで見始めたんだけど、エピローグでたいそうな情報量の説明が入るのよ。…三神?中庸?食べたの?…な、なんだこれ(しかも説明多すぎて全然頭に入ってこない~w)間違えてシーズン2から見始めたのかなって思ったじゃんか。
このエピローグが、このドラマを見る上で知っておかなきゃいけない前提と、ストーリー全体を説明しているんだけどね(エピローグの後半部分はドラマを見て行けばいずれ分かることなので頭に入らなくてもOKです)。遥か昔に「生・死・中庸」の3つ力を司る三神(サムシン)という神から、「死」をもたらす神(いわゆる「魔王」)が抜け出てしまい人間の欲望に潜むようになった…という前提だけ抑えておけば大丈夫~。
人間の欲望に潜む「魔王」のお話ってことで、あれ?もしかしてこれ時代劇っていうか妖術系?ファンタジー?ってようやく気が付き始めたんだけど(相変わらず予告編とか全く見てなくてビックリ)、しっとり系のロマンス時代劇かと思ったらちょっと違ったw
しかもね、妖術系ファンタジーの中でも想像以上にCG満載の特撮系ドラマだったのよ~。第1話からして画面内がCGというかVFXというかで大変なことになっておりまして…神々のパワーが光や煙幕で実体化しててビリビリモヤモヤ…もはや戦隊ものレベル~w なんかポスターのイメージと違うんですけどー!!w
ちょっと待ってー。天下のアン・ヒョソプとキム・ユジョンが共演してるのに…こんな特撮ちっくな感じで大丈夫なの~?って開始早々から不安になる展開~w
それよりなにより衝撃的なのは、ヒョソプ演じるハ・ラムが森の中で突然、輿からドカーンて外に飛び出してって、髪の毛を逆立てたパンク・ロッカーみたいな顔が真っ黒のバケモノになっちゃって、木の枝の上から「ガオ~~!」ってでっかい声で叫んだりすんのよ~。え……それトトロじゃん!なにこの世界~!
(髪の毛逆立ってんのはパンクじゃなくてヘビメタかな?ちなみに私はハードロックバンド「KISS」の謎メイクを懐かしく思い出していたけど…w)
「もう…こっち系のドラマだったのね~!」って唖然。いやー、なかなか波乱万丈な始まりだった~!
まあでもね、序盤ではなんやかんやの大騒ぎがあるものの、ラムが時々バケモノ化することを除けば、中盤はとっても安定したストーリー。
逆境に負けずに健気に生きる頑張り屋さんの天才絵師チョンギと、神秘的な盲目のイケメン役人ラムとの初恋ロマンスが、2人の圧倒的なビジュアルをとことん活かして描かれていくので、見ててとっても面白かったw
私このドラマ4日間くらいかけて見てたんだけど、実に楽しい4日間だったからね~。終盤ちょっとストーリーがアレなんだけど(詳しくは後述しますw)、このドラマは見た目で楽しめればそれだけで十分に価値のあるドラマかとww アン・ヒョソプが好きなら絶対楽しいと思うよ!
この続きはネタバレありますのでご注意を~
主演の画力が尋常ではないw
いやー、アン・ヒョソプってやっぱり不思議な子だったわ~!
ゾンビ風メイクとかホント衝撃的だったんだけど、黒塗りだったり白塗りだったりなんかすごい独特だし、途中なんて顔白いのに目の周りだけ黒くてパンダっぽくなったりとかもあって(w)…衝撃が徐々に微笑ましさに変わっていき、最終的にはゾンビヒョソプ可愛いとさえ思ったりも…(いかんいかんw)
これ絶対みんな思うと思うんだけど、目が見えない役なのに割とすいすい歩いて行くし、話す時に目線が合ってるし、なんかこの人、絶対見えてる気がするんだけど…。「目が見えないことも感じさせないくらい万能な男」という敢えての演出なの?なんなの?どういうことなのヒョソプ?w
私は勝手に彼にすごく不思議ちゃんなイメージを持ってるんだけど(違ったらごめんなさいね)、なんか佇まい育ちの良さが出てるというか、独特の間があって柔和な感じ。だからこそ、こういう感情を出さない高貴な人の役はめっちゃ合う気がしたよ。
もったりゆっくり喋るから仮面付けてる時なんて音がこもっちゃって何を言ってるのか聞き取れなかったけど(w)…でもヒョソプのこの独特な間が逆に神秘的に見えて良かったと思うんだよね~。時代劇初挑戦とのことですが、むしろ時代劇もっとやってもいいのかも?
しかもヒョソプはある一定の角度に入ると惚れ惚れするくらいカッコイイのよ(言い方おかしいけど褒めています!絶賛です!w)。長身だから時代劇の衣装も映えるし。とにかく画力が強い!あんまり綺麗なのでうっとりしちゃう瞬間が何度もあったよ~。この役はかなり好きだわ!
それに加えてキム・ユジョンが抜群の演技力で現実世界をしっかり演じていってくれるので、ずっと安心して見ていられる時代劇だった。ユジョンが肝心なシーンでしっかりやるべきことをやってくれるから、ヒョソプは好きなだけ神秘的にやっててもらっても大丈夫よ~って感じで。恐らく現場でもキム・ユジョンが演技を引っ張ってるのではないかと想像…。
彼女は大人っぽいけどまだ24歳なんだよね。「雲が描いた月明り」の時なんてまだ17歳くらいだもんね。当時は未成年なのでロマンス描写も軽めだったとか。といっても今回もさほど変わらないというか、キスシーンは2回だけ(かな?)でストーリー上のロマンス要素はそこまで多くはないのがちょっと残念だったけど(魔王の封印で忙しいのでw)、「雲が描いた月明り」のパク・ボゴム&キム・ユジョンと同じくらいビジュアルの強い「絵になる2人」だったなあ。
よく通る声も良いんだけど、私は彼女の顔がすごく好きで、透明感あってバランスも整ってて二重幅も理想的なんです~。元気があってカワイイw
(超勝手な妄想だけど…でもアン・ヒョソプとキム・ユジョンってプライベートではあんまり合わなそうな気がするかも。生きてるスピードが違いそう…w)
そうそう、それから二番手役の亮明大君を演じたコンミョンも良かったよね。 二番手だけど出番がめちゃくちゃ多くて、チョンギとの絡みはラムより多かったかも?三角関係になるかと思いきや、そもそも箸にも棒にも掛からず可哀想だったけど、亮明大君めっちゃ良い人だった~。
このコンミョンを見るとジュノ主演の映画「色男ホ・セク」を思い出すんだけど(コンミョンの役が似てる)、彼は明るそうだし柔らかく喋るしで、ちょうどいい感じのイケメンを演じるの上手いかも!
設定が分かりづらいの~!
このドラマってベストセラー小説のドラマ化だったそうで、作者はなんと「太陽を抱く月」や「トキメキ☆成均館スキャンダル」を書いた人なんだとか~。
そういえば「太陽を抱く月」でも思ったんだけど、この人の書く呪術というか妖術めっちゃ強いと思うのよ。お札で結界作ったり、剣から光線が出てたり、血があれば人を遠隔操作できちゃうとかさ。こんな強い霊力のある巫女さんが何人もいるなら、朝鮮だけじゃなくて世界征服できちゃうんじゃないかと思うんだけども。(意外とあれかな、この時代はどこの国もこのくらいの霊力持ってた感じなのかな…w)
でもこのドラマ、原作があるにしてはストーリーが分かり辛かった気がするんだよね。説明がないからはっきりしないことも多かったし、しかも後半は設定がコロコロ変わる&同じことの繰り返しになっちゃってて、私はすっかり集中力を欠いてしまったのです…(スミマセン)
まずちょっと分からなかったのが、雨乞いの日に絵から抜け出した魔王がラムに入っちゃうところ。せっかく封印した先王の絵に鍵すらかけてないのも既におかしいんだけど(セキュリティ甘いのねw)、絵から出て「王になる者」の体に入ろうとしていた魔王は、朱香大君の体に入ったのになぜかすぐ出て行って、ラムを見つけて「お前か」って入って来るのよね。その時ラムの首筋に蝶の模様があったのは、サムシンがおびきよせたから?でもサムシンは水に落ちたラムを見て「お前が犠牲になったのだな」って若干他人事な発言…。
魔王が自分の意思で水の気を持つラムを選んだのだとすると、それはそれでおかしくて、朱香大君が一生懸命に自分に魔王降ろそうとしてたけど、そもそも普通の人間である朱香大君に魔王は入ってくれないんじゃってことになっちゃうじゃん(1回出てってるしね)。そこがちょっと分からなかったかなー。
ちなみにだけど…ラムの体に入る時にサムシンから、力の源である目(魔眼)を取られてしまった魔王は、目を取り戻すまで力は使えない…はずだったのに、目が無い状態でもフツーにめっちゃ強かったよねw 目ないけど魔王的には見えてる感じだったし。「私の目~」って言ってチョンギ追いかけてくるけど、もうアナタ目はいらなくない?って何度かは思ったw
そして後半の、御容(オヨン)が出来上がるまでの話もかなり厄介~!
霊妙な画工が描けばOKだったはずなのに→チョンギが普通に描いただけじゃ破れちゃってダメ→どうやらファチャと契約して描かなきゃダメそう→もう精神病んでもいいから契約するしか→って思ってたら、なんとファチャと契約しても精神を病まなくてOKになってて(もう前提がめちゃくちゃやでー)→ファチャと契約も済んでようやく描くのかと思ったら→ファチャになったカン・ユングクの息子と一緒に描かないとダメって言われて(そんなん聞いてないよ~!)→挙句それを1日で描き上げないとダメという謎の制約まで付けれられて(先に言えって~w)もうこのコロコロ変わっちゃう設定にはついて行けなかった~。
1日で描くの大変だろうけどさ、ぶっちゃけチョンギが御容を描くの3回目なんで、もはや慣れたもんですよ~。一生に一回描けるかどうかの絵のはずなのに一体何回描かせるんじゃいっていうね。描く前にも、捕まったり逃げたり捕まったり逃げたりしててなかなか繰り返しの多いドラマだったかな…
最後にびっくりしたのは、封印式が急に大急ぎで開催されることよ。私なんて呑気だから、ラムは20年前から魔王を体の中に入れてるのに(当初お父さんが死んでしまったこと以外は)ほぼノープロブレムでやってきたんだし、20年も仲良くやってきたんだからそんな急がなくても大丈夫じゃないの~?とか思ってたのよ。そしたら実はあの日を逃せば次に封印できるチャンスは千年後だったらしく(サムシンが後で言ってた)危なかったじゃんね~!(焦)
そんな千年に一度のチャンスなのにさ、肝心のラムが会場になかなか来ないんだよ~!指輪壊しちゃったから体の中で魔王が暴れてなかなか真っすぐ進めない~!這ってでも行くぞ~!……って、いや、会場に着いてから指輪を壊せば良いのでは?という素朴な疑問が…。なんで会場から遠いところで壊して這って来るのよ~、もうラムってばホント不思議な子。
そういえば亮明大君も、霊力が込められたちょっと短い剣(?)でお兄ちゃん&魔王を倒して、自分もその後を追うんだとかっていう盛大な死亡フラグ立ててたのに、なんと死ななかった~!(魔王は致命体ダメージ与えないタイプの悪者みたいで、封印式の会場の人たちはなんだかんだ誰も死んでません~)誰も死ななくて良かったけどさ、エンディングは朱香大君の謀反で終わってビックリした~!むしろ危機はこれからなのかな!?(原作がこうなの?シーズン2作りつもりだったのかな?)
ロマンスは突然に…
ラムがチョンギに指輪を渡すところ。なんだかすっごく急じゃなかった?チョンギを突き放しておいて、やっぱりラムから告白するのかと思いきや、急にプロポーズ!?みたいな(どこか1話飛ばしたかと思ったもん)。事前にお互いの気持ちを確かめるとかもなく、この急過ぎる展開には逆にちょっとドキっとしたw
将来を約束するほどの恋仲になってもラムとチョンギはお互いのことを儒士様(ソンビニム)と娘子(ナンジャ)って呼び合ってて絶対名前では呼ばないのも謎だったけど…。でも心の中では名前で呼んでるのがなんだか微笑ましいw
ただこの2人は全然お互いの言うこと聞かないんだよね~。やめろといってもやるし、ここで待ってろと言われても行っちゃうし、そもそも相手がなんで止めてるのか理解してなさそうな…。相性がいいのか悪いのか? なんなんだろう、このツンデレな人たちはw
まあでも最終的にはめでたしめでたしで終わって良かったね!とにかく2人ともほんと綺麗だったよ~w
いやー、時代劇かと思って見たら想像以上にファンタジックでビックリしたけど、アン・ヒョソプはやっぱり不思議ちゃんだけど良い男だし、キム・ユジョンは可愛いし時代劇が天才的に上手いしで楽しかった。2人とも好きなので次回作も絶対見ます~!
OST
EXOの백현(BAEKHYUN)が歌う「나인가요(Is it me?)」が良かったね~!歌うまw
とっても時代劇っぽい曲で、サビの入り方とサビのメロディが好きw
PunchもOSTに参加してたよ~!曲名は「거짓말처럼(As it was a lie)」。
そしてそんなに流れなかったというか気もするけど…私の大好きなAileeも歌ってます~。豪華なOSTだよね。
曲名ちょっと長いんだけど…w
「너의 눈물이 나의 눈을 적실 때(When your tears wet my eyes)」
「コッパダン」で上手すぎる人相画を見慣れてしまったせいか、こちらの人相画が似て無さ過ぎてビックリw あんな絵ではきっと捕まらないw