韓国ドラマ「殺し屋たちの店」の作品情報・あらすじ・感想

昨日、ミルクボーイの「コーンフレークやないかい」みたいなことがあって。

初めてお話する英語圏の方が「好きな韓ドラがあるけど名前忘れた」って言うから「どんな感じの話?」って聞いたら、「主人公がキツネ」って言うから「それ九尾狐伝やないかい」って話してたら「いやキツネであって九尾狐ではないんよ」って言うから「ほな九尾狐伝ちがうな」って。

でも更にその方が「過去にタイムトラベルして死んだ家族に会う話なんよ」って言うから「それ九尾狐伝1938やないかい」って話してたら「いや尻尾9本生えてはないんよ」って言うから「ほな九尾狐伝1938ちがうな」って。

その後しばらくして「ごめん、調べてみたら九尾狐伝1938だったわ」って言われてずっこけたんだけど(しかも英題は「Tale of the Nine-Tailed 1938」)、「たしかに尻尾が9本あるシーンはなかったかも?」と思った私でした。

目次

作品情報

  • 邦題:殺し屋たちの店
  • 原題:살인자의 쇼핑몰
  • 英題:A Shop for Killers
  • 放送:2024年
  • 話数:8話(1話約60分)
  • 日本国内配信:Disney+(2025.1現在)

予告編

あらすじ

軍の射撃訓練の音が響く、長閑な農村地帯。

窓も塀も壊された崩壊寸前の家で、なすすべもなくスナイパーの襲撃を受ける大学生のジアン(キム・ヘジュン)は、叔父であるジンマン(イ・ドンウク)の言葉を思い出していた…。

数日前、警察からジンマンが自殺したという連絡を受けたジアンは、叔父と暮らした家に戻り、そこで同級生のジョンミン(パク・チビン)と再会した。

ジンマンの葬儀を済ませたジアンは、ジンマンの管理していたサイトは武器を販売する違法サイトの入口だとジョンミンから聞かされ動揺するが、そこにある女が訪れて…

叔父ジンマンの残した危険な遺産によって、殺し屋たちの標的となった姪ジアン。
彼女の生き残りをかけたアクションダークスリラーです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 90点

イ・ドンウク叔父さんカッコ良かった!
戦闘シーンの合間に長めの回想シーンが入るという緩急のある展開が面白かったし、殺し屋たちの間にもあったはずの友情や愛情にグッとくる場面も。
倒しても倒しても、畳みかけるように永遠に続く襲撃は、なかなか心臓に悪かったー。

感想

最初から最後まで絶体絶命!

主人公である若い女性ジアンが、なぜかプロの殺し屋たちから命を狙われて絶体絶命の大ピンチに!!

そんな衝撃の状況で始まるこのドラマ。血なまぐささも強めだし、そのスリルもかなり強烈。

イ・ドンウク演じる元傭兵ジンマンの死後、キム・ヘジュン演じるジンマンの姪ジアンが、殺し屋たちから命を狙われて、ジアンはそこで初めてジンマンの遺した怪しいショッピングモールの存在を知る…というストーリー。

突然叔父が死に、突然命を狙われて、混乱しまくっている主人公のジアンと同じように、ドラマを見ているこちらも、何が起きているのか初めはさっぱり分からない。そんな逃げ場のない緊迫した状況からドラマが始まるんだけど、なんとこのジアンの生き残りを懸けた戦いは、最終話まで続くという…。ヒヤヒヤ&ヒリヒリしたシーンの連続で、ある意味、見てる人の心臓の強さを試されるダークスリラーかも。

しかも見どころは殺し屋たちの戦闘シーンだけじゃない。登場人物たちそれぞれが回想シーンで過去を振り返る度に、過去の事実が明かされ、それが徐々に上書きされていくという、まるでパズルのようなストーリー。事実が分かっていくにつれて、然るべき答えに辿り着く展開は鮮やかだった!

それぞれの人物の過去から、彼らの中にある友情や愛情が徐々に明らかにされていくところもなかなか胸アツだったしし、全8話と短く、スリルもスピード感もたっぷりあるので、このジャンルが好きならかなりオススメだと思う。

そもそも、イ・ドンウクが叔父さん役な時点で、「時の流れ早い~!」と感慨深かったりもするわけだけど(現在43歳ですって!)、40過ぎてもやっぱドンウクはカッコイイのよ。「よく聞け、ジョン・ジアン」っていう決めゼリフも独特の脱力感があってイイ~!

こんなイケメンの叔父さんいたら素敵!とか呑気に見てたら、ドラマがスタートした時点で既に本人死んじゃってる設定で「どういうこっちゃ」ってびっくりしちゃったよ。でも登場シーン自体はたっぷりあるので、どうぞご安心くださいw

シーズン2は「前向きに検討中」

しかしこのドラマ、そんなにすっきりとは終わっていないような気がするというか…。


どうやらシーズン2の製作も「前向きに検討中」らしいんだけどね(2025年1月現在)、

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

「検討中」って聞いて、むしろ私は驚いちゃったのよ。シーズン2やるかどうか決まってないのにあの終わり方なの~?ってw

いや、そこは絶対やって欲しいんですけど!

だってまだ話終わってないのよ。バビロンは?ベイルは?ミンヘは?パーシンは?

てゆうかエンディングのジンマン、ぼろぼろになってたけど、絶対誰か殺してきた感じだったよね???

ご想像にお任せするタイプのエンディングなのかもしれないけど、ご想像になんてお任せしないでちゃんと見せて欲しかったかもー。せめてあと2話追加して、全10話くらいで見られたら良かったのにな。

というか、シーズン2やるとしてもね、バビロンとベイルという悪役は残ってはいるものの、既に過去はばっちり明らかになっちゃった以上、シーズン2でストーリー的に見せるものがたくさん残っているのかどうか、ちょっと謎だったりも。

結局ジアンはショッピングモールを継いだけど、ジアンが今後もこの世界で生きていくのも、ジアンが殺し屋になっちゃったりするのも、ちょっと嫌だな~という気が私はしてて。

というのも、今回はギリギリのところでジアンは生き残ったけど、正直かなり危なかったよね?

ジンマンが長期戦として描いていたシナリオの中では、母、兄、兄嫁の死に続き、姪の犠牲もやむなしみたいに考えてたんじゃないかって疑わしい。だってジアンにあそこまでやらせるつもりだったなら、事前にもっと鍛えておいてあげないとアッサリ死ぬと思うんですけど…。

ジアンが強いのはジンマンの血だ、みたいに言われてたけど、そもそも実の娘じゃないのよね。三親等だしそんなに血は濃くないぞ。

もちろんジンマンが殺したわけじゃないにせよ、ジンマンのせいで祖母も両親も奪われたジアンが、殺し屋稼業になっちゃうのは流石に受け入れ難いんだよなあ。もしシーズン2があるのなら、ジアンには自由を与えて欲しい~。

「成仏しろよ」って言ってたのに

そんな感じで、シーズン2は本当にあるのか、そこでは何が見られるのか、気になるところ。あ、それと、方言強めの殺し屋のおじさんソンジョが、めちゃくちゃキャラが立っててイイ味出してたので、ソンジョなしのシーズン2は不安ってのもちょっとあるw

ソンジョは家族でピクニックにでも行くかのようなテンションで参加してて…この仕事終わったら、みんなでご飯行くつもりだったのにね。

なにはともあれ、元傭兵役のイ・ドンウクはやっぱりカッコ良かったし、「九尾狐伝」みたいなアンニュイな感じでイ・ドンウクらしくて好きな役だったな。

ターゲットを捕まえに来ただけの傭兵なのに、水商売風の女を守って助け出すとこなんて「ミッション:インポッシブル」のトム・クルーズ風味まであったよw

OST

歌が入ってるいるOSTは多分この1曲だけ。
Primary, Benzamin, GENESIO による「How Can I Be Late」です。

以降はインスト曲。それぞれにシーンの名前が付いてます。

「Murtherhelp」

「Minhye Action」

「A Shop Of Killers」

momoruru

ジョンミン役のパク・チビンくんが鈴木福くんに似すぎてて、福くん出てんのかと思ったよね?しかも子役出身という、経歴まで福くんだった。

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