最近「ムービング」が良いよ!ってすすめられることがめちゃくちゃ多いんだよね。まだ予告も見てないので何の話かは全く知らないけど、ここまですすめられると名作の予感がする!w
あと現在韓国で放送中の「The Escape of the Seven」(原題「7인의 탈출」)もかなり面白いらしい。視聴ペースを上げないと全然追いつけないな~w
作品情報
- 邦題:マスクガール
- 原題:마스크걸
- 英題:Mask Girl
- 放送:2023年
- 話数:7話(1話約60分)
- 日本国内配信:Netflix(2023.9現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 85点
ふいに掛け違えたボタンから破滅へと転げ落ちていく人々をブラックユーモアたっぷりに描いたミステリードラマ。
1話ごとにはとっても面白いんだけど、トータルでは「マスクガール」よりも「ショットガンおばさん」の印象が強かったかな。ヨム・ヘラン最高w
感想
「ショットガンおばさん」
「マスクガール」っていうタイトルとかポスターのイメージからして、「ザ・ファビュラス」とか「セレブリティ」みたいな雰囲気のファッショナブルで煌びやかなものを想像してたんだけど(だってNetflixだしw)、開封して見たら予想以上にブラックユーモア満載で「ザ・ファビュラス」とかより、どっちかっていうと「笑ゥせぇるすまん」に近いような感じ…?ww
このドラマは、ストーリーにつながりはあるものの各話ごとに主人公が変わっていくオムニバス形式のドラマ。
第1話の主人公はマスクガールのモミ、第2話の主人公はマスクガールを愛するオナム、という感じで異なる主人公の視点から見た同じ時間軸の出来事が描かれていくところが面白い…
…んだけど、第3話の主人公であるオナムの母キョンジャのキャラが主役よりも際立って濃くてね。しかもメンタルもフィジカルも激ツヨなんですよ、このお母さん。なので第3話以降は「マスクガール」というよりも、”不死身のプロレスラー(?w)キョンジャ”のドラマかなにかを見ているような気分になっちゃったかもw
真の主人公であるマスクガールのモミは、時間経過によって3人のキャストが演じ分けていることもあって、なんだかんだキョンジャを演じるがヨム・ヘランが一番出演シーン多かったりして?!そんなことない?w
1話ずつはキッチリまとまっていたし、かなりブラックユーモアも効いてて(特にキョンジャの学習能力が高すぎて笑うw おばさんがショットガン愛用してるとかも濃すぎる~!w)、スピード感もたっぷりあるのでノンストップでぐんぐん見られちゃった!1話ごとの短編ものとしてはかなり面白いドラマだと思うw
ただドラマ全体を振り返ってみると、途中から方向が変わっていくような気がして…結局何が言いたかったのか私にはよく分からなかったかも~(理解力不足ですよね…すみません)。
この続きはネタバレありますのでご注意を~
ドラマ前半では、モミとオナムとチュネのストーリーを通じて、美しくない外見や内向的な性格のせいで不当な差別を受けてきた彼らが、輝ける場所を見出すために大きな賭けに出る、っていうテーマがあったと思うんだけど、キョンジャが出て来たあたりから、話がそっちに持って行かれて前半の話を忘れちゃうのよね…。
主人公モミの描写もね、大人しい人だったはずのモミが刑務所ではIQ高めの武闘派女子にキャラ変してたり(暴走するナナちゃんカッコ良かった!!)、独房で宗教にハマった演出はどこに効いてるのか分からなかったり(刑務所の所長のキャラが気になるw)、色んな要素を入れることでエピソード自体は面白くなっていくんだけど、モミのキャラクターがブレ過ぎて印象が薄くなってたと思うんだよね。
それよりもやっぱり…謎の生命力で沈んだ車からショットガンで脱出したり、整形してトッポキ屋までやってるという、決してブレないキョンジャの方に目が行くんだもの~。この人もうスパイとして立派にやってけるよー。トム・クルーズの次に「ミッション:インポッシブル」できるってーw
だから後半は「マスクガール」じゃなくて「ショットガンおばさん」って感じで、面白かったけど、あれ?これ一体何のドラマだったのかな?ってなっちゃったのでした。
殺人へのハードルが低すぎる~
ちょっと引っかかったのはね、人が死に過ぎるところなんだなあ。
まあドラマだから…とは思うものの、余計な死が多すぎたのが個人的には苦手だったなあ。誰もが突発的に殺しちゃう世界は如何なものなの~?
たしかにジュン君が演じてた元アイドルのヒモ男プヨンは厄介な奴だったけど(「D.P.」といい最近ジュン君はこんな役が多い…高校生役にはビックリだよw 貫禄すごいのw)それだって殺さない方法が全くなかったわけじゃないだろうし、モミがオナムを殺しちゃうのはさすがに安易だったような。
オナムのお母さんはモミに凄く怒ってたけどさ、オナムだってハンサム和尚を刺して殺してるんだよね。しかもオナムがそれを黙ってたせいで、モミは彼の分の殺人罪もかぶって服役してるんですけども…。オナムのお母さんだって、モミかチュネかを確かめようとせずに2人とも殺そうとしたり、何の罪もないミモを殺すなんて復讐の域を超えてるし。あまりにも殺人へのハードルが低いせいで、誰にも共感しがたいドラマだった…。
カツラと地肌の境目が見えない!!
一番衝撃だったのはオナムを演じてたアン・ジェホンの薄毛問題w
あまりにも薄毛過ぎてアン・ジェホンとは夢にも思わなかったし、アン・ジェホンが出てるんだって気が付いてからも「嘘…これ地毛なの???」って気になって気になってドラマに集中できなくて一旦視聴中断して調べた結果(見てられなかったw)、どうやらカツラのようでした(ヨカッター!w)
この間までふさふさだったはずなのに、なんかすっごいリアルな薄毛になってるんだもん。最近のカツラの技術すごいな!!
そして最後に…
2人目のモミを演じたAFTERSCHOOLのナナちゃんの顔があまりにも美し過ぎて「え…、300万で本当にこの顔になれるなら整形も全然ありじゃ…?」と思ったよね。今更どうこうするつもりはないけどもw
OST
時代設定的に懐メロ系が多かった印象のOST。
一番印象的だったのは幼少期のモミがステージで踊ってたこの曲。김완선(キムワンソン)の「That Dance in the Rhythm」。服を脱いで配信停止になった時にマスクガールが踊ってたのもこの曲だったね…。
それからモミ&チュネがクラブルビーの舞台で歌ってた曲は、손담비(ソン・ダムビ)の「토요일밤에(Saturday Night)」。このソン・ダムビってさ、ドラマ「椿の花咲く頃」でカメリアでバイトしてたヒャンミ役のソン・ダムビなのね~!知らなくてビックリ!!
ついでにモミ&チュネを演じたナナとハン・ジェイが歌って踊るシーンはこちら~。
モミは最期にミモに「可愛いね」って言ってあげるんだろうな~って思ったのに言わなかったわ…。(あのフリはなんだったの)