韓国映画「メモリーズ 追憶の剣」の作品情報・あらすじ・感想

ここ数か月くらい、ジュノにハマり過ぎて~、隙あらばYouTubeとかずっと見ちゃってて時間泥棒感がハンパないんだよねw
そんなわけで今回はジュノが出演した2015年公開の映画をご紹介しまーす。

目次

作品情報

  • 邦題:メモリーズ 追憶の剣
  • 原題:협녀, 칼의 기억
  • 英題:Memories of the Sword
  • 公開:2015年
  • 上映時間:120分
  • 日本国内配信:U-NEXT・Hulu(2025.1現在)
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予告編

あらすじ

高麗末期、ドッキ(イ・ビョンホン)、ソルラン(チョン・ドヨン)、プンチョン(ペ・スビン)の3人の剣士は、悪政に支配された世を変えようと反乱を企てる。

しかしドッキの裏切りによりプンチョンは命を落として反乱は失敗に終わり、ドッキと愛を誓い合ったソルランは姿を消してしまうのだった。

18年後、ドッキはユベクと名を変え、権力の中枢にいた。ある日、ソルランそっくりの剣の使い手ホンイ(キム・ゴウン)を見つけたユベクは、彼女の行方を追うのだが…

剣士たちの愛と復讐を壮大なスケールで描いたソードアクション時代劇です。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 82点

高麗末期、復讐のために愛する者と戦わなければならなかった剣士たちの壮麗なアクション時代劇です。

セットもロケもキャストもとにかく豪華だし、CGやワイヤーをふんだんい使った華麗なアクションシーンは見ごたえたっぷり!!
だけどストーリーがやや難解かも~。

感想

壮観なアクションシーンが見どころ

いや…、どんだけ飛ぶの???いくらなんでも飛びすぎじゃ?って思うくらい、この映画に出てくる人間のジャンプ力が度を超えているよ~w

この映画ってアクション時代劇なので、ワイヤーは当然のように使いまくってるんだけど、それに加えてCGまで使ってるので…生身の人間がジャンプしただけで、説明つかない高度までビューンって飛んでっちゃうので「えええ!?」ってなるはず。

おちょこ1個で人を跳ね飛ばしたりするし、あれ?これマーベル作品だっけ?って思っちゃうくらい序盤からアクションの火力が強めです。アクションかな?ファンタジーかな?みたいな世界観の時代劇なので、最初はきっとビックリしちゃうかも。(でもすぐ見慣れます)

引用元:Daum영화

でも、だからこそ、この映画のアクションシーンはとにかくド派手で美しいの!
セットもCGなんだろうけどすごく豪華で見ごたえがあるし、ロケシーンも一面ススキ野原だったり、雪が降りしきる中だったり、うっとりするような背景に圧倒されちゃう。

斬りつける瞬間がスローになる演出が多いんだけど、ハッと息を飲むような美しいアクションシーンが続くので、ストーリーを楽しむというよりも、この映像美や世界観を楽しむ映画なのかもしれない。

引用元:Daum영화

そういう意味ではこの映像の世界観ってドラマ「還魂」に通じるものがあるような。現実なのか虚像なのかが曖昧に見えるくらい、没入感のある幻想的な映像だった。

キム・ゴウンのための映画

この作品の中にはたくさんの剣士が出てくるんだけど、キム・ゴウンの戦闘シーンが一番カッコ良かった!

恐らく彼女が一番アクションシーンの割合が多くって、細身で長身なゴウンは手足が長いからソードアクションが優雅で綺麗。剣の振りが遅かったり、ワイヤーに引っ張られ過ぎな瞬間も無いわけじゃないんだけど、よくぞあそこまでやった!って感心しちゃうくらい圧巻のアクションだったね。

ちなみに撮影に向けた練習中に、ジュノが指を縫う怪我をしたことは報道されてたみたいだけど、ゴウンを始め他のキャストたちも撮影中に少なからず怪我をしてたみたいで…。偽物とはいえ剣を振り回して飛び回るわけで、演じる側もホントに危険なんだろうなあ。

引用元:Daum영화

そしてこの映画でも、ゴウンの泣く演技はやはり恐ろしいくらい上手かった!
この人の泣きの演技はホント凄いんだよ~。「トッケビ」でもトッケビが消えちゃうシーンのゴウンの泣く演技にゾクゾクしたんだけど、こちらもなかなか見ごたえあり。

ゴウンの活躍が目立ってたから、ネームバリュー的にはイ・ビョンホン主演の映画なんだろうけど、私的には ”キム・ゴウンのアクション映画” っていう印象を受けた。

引用元:Daum영화
momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

ストーリーには共感しがたく…

全体のストーリーとしてはイマイチまとまりがないというか、ユベク(ドッキ)、ウォルソ(ソルラン)、そしてホンイ、それぞれの主観から見えている世界が脈絡なく並んでいる気がして、誰目線で見たらいいのか正直分かり辛かったかも。

見終わった後で改めて思い返してみると、ソルランが主人公の物語とすれば一番しっくりくると思うんだよね。彼女の壮絶な生涯を描いたストーリーだとすれば、すんなり腑に落ちるところがあり。けれど展開の主導権を握ってるのはユベクだし、アクションはホンイがリードしていくので、それでちょっとストーリーが混乱するのかもしれない。

引用元:Daum영화

ただ、たとえこれがソルランが主人公の物語だったとしても、どうしても納得いかないところが1つあって。

それはやっぱり、「自分たちの罪を償うために、娘に実の父母を殺させていいのか?」という疑問。謝ってたけど、やっぱり許されることじゃなさすぎて共感できなかった。自分たちに罪があるなら自分たちだけで償うべきだと思うのに。

ホンイに殺されて罪が償えるのはソルランたちだけで、両親を手にかけた娘が幸せになんてなれるわけない。ホンイをさんざん泣かせてきたはずなのに、どうして我が子に永遠に消えない傷を作るんだろうって思っちゃったし、これを
「悲しき美談」なんかにして欲しくはなかったなあ…

引用元:Daum영화

そうはならんやろw

それから細かいシーンの中でも時々「待って待って、なんでそうなった?」ってところが結構あって…

ホンイとユルのキスシーンもあまりにも唐突過ぎて「いや、そうはならんやろw」って思ったし(そのあとユルに「ちょっとここで待ってろ」って言われたホンイが秒で外に出てっちゃって…ユルの話を完全無視w)。

引用元:Daum영화

お腹刺されて水に沈められてもう絶体絶命のホンイが、お師匠様に糸でギューン引っ張られて、空をサッバーン飛んでって、運ばれた先で顔に針打ってもらって死の淵から蘇ってきたところも、何から何まで分からない状況過ぎて唖然…w

そうそう、ソルランが透明の液体で描いてた血で浮かび上がるトリックアートみたいな絵(ドッキが描いてあったみたい?)が最後までカメラで映してもらえなかったのも不満だった~!(映像化を諦めたのかな~?)

あと。これはちょっと言いにくいんだけど、イ・ビョンホンとチョン・ドヨンは自分たちで若い頃を演じないで、別キャストで演じた方がより素敵だったかもしれない…と思ったんだよね。あの、お二人ともフレッシュ感よりも大御所感の方がちょっぴり勝っていたような気がしたから。

引用元:Daum영화

とまあ、ちょっと分かりにくいところはあるものの、それを差し引いても映像美は圧倒的なのでこのジャンルが好きな人には当然オススメだし、ゴウンの演技が好きな人にもオススメしたい映画だった。


そして出番はそこまで多くないんだけど、ジュノの役がなかなか良い役なので、ジュノファンはもちろん必見だよ~!(この映画のジュノのキャスティングは映画「監察者たち」でのジュノの演技を観たチョン・ドヨンの推薦だったそうだよー。というわけで後で「監察者たち」も見てみなきゃ!w)

引用元:Daum영화
momoruru

剣士の中で最強だったのは確実にソルランでしょ!
だって目が見えないのにあんだけ戦えるんだもの~。
しかしなぜ視力を失う必要があったのか、そこはいまいちわからなかった…

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