韓国ドラマ「サウンドトラック #2」の作品情報・あらすじ・感想

私は音楽が大好きなので、家にいる時も移動中も、基本いつでもどこでも色んなジャンルの音楽を聴いてるんだけど、2024年はかなりStray Kidsを聴いた1年だった気がするなあ。Amazon MusicではStray Kidsを聴いた上位1%リスナーになっててビックリw

そんなわけで今日は、音楽をテーマにしたシリーズ2作目の感想を書いてみまーす。

目次

作品情報

  • 邦題:サウンドトラック #2
  • 原題:사운드트랙 #2
  • 英題:Soundtrack #2
  • 放送:2023年
  • 話数:6話(1話約45分)
  • 日本国内配信:Disney+(2024.12現在)

予告編

あらすじ

かつてはピアノの天才少女と呼ばれたヒョンソ(クム・セロク)だが、小さなピアノ教室には生徒が集まらず、出前配達のアルバイトに明け暮れる日々を送っていた。

一方、動画配信会社プレイング代表のスホ(ノ・サンヒョン)は、仕事中に倒れ、精神科医にワーカホリックを指摘される。

休養をとることと楽器を習うことが治療になると言われたスホは、1ヶ月間休職し、自宅でピアノを習うことにする。そこにピアノ講師として現れたのは、4年前に別れた元恋人のヒョンソだった。

若き実業家と夢を諦めたピアノ講師として、再び出会った2人の愛の行方は…?
音楽と共にロマンスを描くシリーズの2作目です。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 87点

嫉妬に燃えるノ・サンヒョンがエロかっこ良過ぎて、気付かないうちにハートを奪われるので要注意w
全6話で気軽に見られるロマンスはオススメ!
このシリーズもっとやって欲しい~!

感想

ノ・サンヒョン…恐ろしい俳優だわw

シリーズ2作目の本作だけど、1作目とのつながりは特になし。キャストもみんな違うけど、シーズン1に引き続き監督は「ヴィンチェンツォ」や「シスターズ」で有名なキム・ヒウォンです。

このシリーズの1作目、私の大好きなヒョンシクの出ていた「サウンドトラック#1」は、究極にこじらせちゃった男の悲しいドラマで、奔放なヒロインに生殺しにされる男の負け試合をただただ眺めるという…、ヒョンシクファンによってはある意味修行のような展開だったけど(いや、勿論それだけじゃなくて色々あるんだけどねw)

こちらの「サウンドトラック#2」は、究極にこじらせちゃった男が出てはくるものの、主人公2人はかつて付き合っていたし、2人とも未練があるっぽい雰囲気だから、見ていてとても気が楽だった!(1作目が辛かっただけw)

純粋な再会系ロマンスを楽しめちゃうし、6話完結と短めだし、共感しやすい内容だし、「サウンドトラック」ならではの音楽ありきのオシャレ演出が心地良いしで、とってもオススメな内容。

なにより主演のノ・サンヒョンが良過ぎてびっくり~!「カーテン・コール」の北朝鮮にいた孫役でしか彼を見たことなかったんだけど、恋愛モノだと全く雰囲気が違くって、なんだろうあの…エロさw

顔はイ・ジェフン系だし、どっちかっていうとコワモテだし、正直全くタイプではなかったのに、見ているうちに「あれ、なんか嫌いじゃない…いや、むしろ好き?」ってなってたしw ヒョンソの「スホの笑顔が可愛い」発言には激しく同意してる自分がいた。いやー、恐ろしい俳優だわw

ヒカキン並みの大成功!

最初から最後まで、スホの未練が想像以上だったんだよー。

しかもこれ、大学時代から6年付き合って、別れてから4年経ったという、10年ごしの恋愛なんだよね。大恋愛も月日が経てば色褪せていくのが世の理だってのに…、付き合っている時も別れてからも、10年以上も1人の女性にここまでの情熱を注げるの凄すぎる!って感心しきり。

そういえば先日、私の周りの姐さんたちが「年末ジャンボが当たったらどうする?」っていう話してて、みんな口を揃えて「ええと、まずは旦那と離婚して…」という若い子には聞かせられない危険な発言が相次いでいたんだけど…、こっちとあっちは別の次元なのかと思うくらい、スホは愛に満ちた一途な男だったわ(こっちの次元が歪んでるだけ?)。

だからスホって一途で良い男ではあるんだけど、4年前にヒョンソが別れを決めた理由にはめちゃくちゃ共感しちゃったよ。だって、天才と呼ばれるプレッシャーの中、痛い手首を抱えて必死でピアノ練習してるのに、家に帰ったら彼氏が部屋をとっちらかしてずっとYouTube見てるんでしょ~?外でもスライムの話されてたら、そりゃさすがにブチ切れてスライムもぶん投げちゃうわ。

いい加減、現実見てくれ~!ってヒョンソが思うのは当然の流れ。なのに「正直俺は何もいらないんだ、お前さえいれば」とか言われたら、膝から崩れ落ちるっちゅうねん。

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

結果的にスライム男スホはヒカキン並みに大成功しちゃうんだけど(まさか成功するとは…w)、成功してもスホはヒョンソに未練たらたらという、ドラマ的には非常にオイシイ展開~っ!ちょっと可愛い二番手ケイ君の健闘もあって、いい感じに元の鞘に収まっていき、これで終わりか…と思いきや?

ヒョンソの自分探し

まさかの二度目の別れ~!?

ヒョンソの貸し借りゼロ主義とかいう超ややこしいポリシーのせいで、終盤ひっくり返されちゃって、きっとみなさま大変イライラしたんじゃないかと思うんだけど…

なんか私これ微妙に分かるかも~って思ったのよ。いや私も最初はね、ここまで好きでいてくれる相手なんだから甘えちゃえばいいじゃん!なんならもうセイキンになっちゃえばいいじゃん!(多分そうじゃないw)って思ってたんだけど。うーん、なんというのかなー。ヒョンソって別にトッポッキ店がやりたいわけじゃないんだよね。もっと言えば、ピアノ教室だって別にやりたかったわけじゃないと思う。

ヒョンソは実家もお金持ちじゃなさそうだし、ピアニストになる夢を叶えるためにソウルに上京したけど、結局夢に破れてしまって、それでも自分の力で自立して生きていかなきゃいけなくて、トッポッキ店もピアノ教室も、ただそのためだけのことだったと思うのよ。

トッポッキもピアノ教室も、ヒョンソにとってはただ「得意なこと」であって、「好きなこと」じゃなさそうだなって。それはスホも気が付いてたはずだけど。

何かを賭けられるほどの情熱があるわけでもなく、借りを作ってでもやりたいほど好きなわけでもない。そういうものに、愛する人のお金は使えないだろうなーってのは分かるなって思ったんだよね。

あそこでヒョンソがつまづいてたのは、ピアニストになる夢を諦めた後に、何のために生きるのか?ってことなんじゃないかな。

何も見つからないから、とりあえず何かやってみようと奮起してはみたものの、開業資金が捻出できずに、1件5千ウォンの出前のバイトを頑張って、毎日電卓とにらめっこして、そんな時に140万ウォンのレストランデートはきっと楽しめない。

ドラマの中では、ヒョンソが結局何のために生きることを選んだのかまでは描かれなかったけど、今後、ケイとの音楽活動をやるにしても、スホのために生きるのだとしても、彼女には自分探しの旅をする時間が必要だったんだ、という結末だとしたら納得かな。

でもまあ現実世界では、なかなかそれを待ってくれる相手はいない気がするんだよね。スホの場合は、なんと自分探しの旅にまで付いてきてくれるという、こっちが戸惑うほどの一途さを見せつけてくれたけど(ほんと良い奴だよスホ。あらゆる壁を「ヒョンソが大好き」という気持ちだけで乗り越えてくる~)、大抵の場合はここで別々の道を選ぶのが一般的なんじゃないかなーて思った。

あ、ところで私、サンティアゴ行くって言ってたから、てっきりカリフォルニアに行くんかと思ってたら、それサンディエゴだったわ!彼らが向かったのは世界遺産に登録された「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」(主にスペイン)の方だったんだねー。

このサンティアゴ巡礼の旅、ルートが色々あるので正確な距離は分からないんだけど、長い場合で約800kmとか歩くんだそうだよ~。どうりででっかいバッグ持ってたわけだ!

OST

ドラマ内で製作してた曲「Da Capo」はさすがに耳に残った!

ちゃんと終わりまである音源が見つからなかったんだけど…こちらで途中まで聞けます~。

OSTではないんだけどもう1曲、みなさんの耳に残ったのは、スホがピアノで練習していたあの曲のはず!
バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻より前奏曲ハ長調です。(家族の好きなCANACANAさんの演奏でご紹介~)

ドラマ内でヒョンソが、この曲はアヴェ・マリアとして有名なんだよって話をしてたので、せっかくだからそちらも紹介。バッハの曲に、グノーという作曲家がメロディを付けたもので、確かにこっちの方が有名になっちゃってる感じはするね。(こちらはヘイリーの歌声です)

ついでにもう1曲クラシックを。ヒョンソがアヴェ・マリアはシューベルトのが有名と言ってたので、クリスマスシーズンの今にぴったりなアヴェ・マリアをどうぞ~。(こちらもCANACANAさんの演奏です)

momoruru

そういえば、韓ドラってピアノは割とYAMAHA推しだよね!

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