韓国映画「安市城 グレート・バトル」の作品情報・あらすじ・感想

ナム・ジュヒョクってあんまり時代劇で見ないような気がするな~と思ってて、「 麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち」だけなのかな?と思って調べてみたら、この映画を発見!それはぜひ見たいってことで早速視聴してみたよw

目次

作品情報

  • 邦題:安市城 グレート・バトル
  • 原題:안시성
  • 英題:The Great Battle
  • 公開:2018年
  • 上映時間:136分
  • 日本国内配信:Amazon prime video・U-NEXT・Leminoプレミアム(2024.7現在)

本作品の配信情報は2024年7月12日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。

予告編

あらすじ

時は西暦645年。唐の太宗皇帝は20万の大軍を率いて高句麗への進撃を開始。迎え撃つ高句麗の最高権力者ヨン・ゲムソンは遼東にて唐軍に大敗した。

ヨン・ゲムソンは、この戦いの招集に応じなかった安市城の城主ヤン・マンチュン(チョ・インソン)を裏切り者とみなし、孤立した安市城を見捨てて平壌城へ撤退。さらには青年サムル(ナム・ジュヒョク)を刺客として安市城へと送り込むのだった。

安市城に迫りくる20万の唐軍…。
対する城主ヤン・マンチュンは、わずか5000の兵と共に、無謀ともいえる孤立無援の戦いを決意する。

唐の大軍を相手に孤軍奮闘した高句麗の城主の伝説的死闘を描いた映画です。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 91点

大迫力の攻城戦を描いた男性にもオススメなエンターテインメントムービー!

最初はナム・ジュヒョク目当てで見始めたんだけど、途中からは奇想天外な作戦に夢中になって大熱狂w
この映画は面白い!

感想

だって何をしてても可愛いんだもの

この映画はナム・ジュヒョクのスクリーンデビュー作で、映画部門の新人賞を総なめにした話題作と聞いて見始めたんだけどね。

この映画のナム・ジュヒョクは目がうるうるしてて、迷子の子猫みたいでただただ可愛いのよ。困ってても、戦ってても、怖がってても、モジモジしてても、粋がってても、結局何をしててもとにかく可愛いという…。

な、なんなのこれwナムジュヒョクが好き過ぎて私の目がおかしくなってるのかもw

引用元:Daum영화

結構腕っぷしも強い戦士役のはずなんだけど、カッコよさより可愛さが上回っちゃってたような?

というかね、他のキャラクターの個性が強すぎなんだよね。斧ぶん回してる人いるし、アクロバティックに暴れまくってる人いるしで、強くてカッコイイ要素は他の出演者に持ってかれてて、もう現場に残ってなかった感もあり。

それにね、主演のチョ・インソン含めて、みんな暗い色の服着てるのにさ、ナム・ジュヒョクだけ白っぽい服着てて若干プリンス扱いされてるような?(だってナム・ジュヒョクは王子様だもんw)

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

攻城戦がツボ過ぎるエンターテインメントムービー!!

この映画、韓国動員500万人のヒット作だそうなんだけど、それすごく分かる!!

チョ・インソンが出てるからとか、ナム・ジュヒョクが出てるからって理由もあるかもしれないけど、この映画はそれ以上にとにかく戦闘シーンが面白い!

私はそもそも攻城戦が好きだからっていうのもあってかなりツボだったよ。2時間ちょっとがあっという間で心から楽しんじゃったw

これは壮大な”城攻めエンターテイメントムービー”だね。カメラの動きに臨場感もあって、戦いに勝利して興奮の最高潮のまま終われる展開も良かった!なんならチョ・インソン&ナム・ジュヒョクを抜きにしても、この戦いの内容なら十分楽しめる気がする。

引用元:Daum영화

まるで三国志演義のような鮮やかな戦闘シーン

もしかしたら「この時代にこの戦い方はしないんじゃない?」みたいに思われる方もいらっしゃるかもしれないんですが、この映画で描かれた唐の時代より遥か前の、三国時代の中国ではもうこれと似たような戦術や大型兵器を使った戦いをしてたはずなのよね。

高句麗だって朝鮮半島最強の国と言われることもある軍事強国だったので、戦闘技術はかなり高かったんじゃないかと。(あくまで個人の推測です…)

私、実は結構歴史好きで…、子どもの頃は三国志が大好きだったのよ。で、この映画、私的にはまんま三国志の世界を見てる感じなのよね。次々に繰り出される唐の巨大兵器と、それに対処する高句麗の策略の攻防戦がほんと面白くて。

攻めきれない城があったら、向かいにそれより高い山を作っちゃえばいいじゃ~ん!とかいう奇想天外な発想は、三国志の世界ではむしろ基本中の基本!(?w)

大国が数に物を言わせた人海戦術で圧倒しようとするのに対して、小国が優れた戦術でそれに抵抗してアッと言わせるのなんて、まさに三国志演義そのものだった!

引用元:Daum영화

現実はそんな甘くない気がした

しかし、いくら高句麗が戦いに長けていたとはいえ、兵数20万の唐軍に攻め込まれたら、兵数5000の安市城に勝ち目は無いはず。城を守ってるほうが短期的には強いけど、籠城戦になって補給線をたたれたら終わりなわけで。

結局、唐が撤退した理由は、安市城の策に完敗したんじゃなくて、遠征に2ヶ月以上も手こずって兵力を失った後、平壌城から大量の敵軍が来たからなんだと思うのよ。

その高句麗の大量の援軍をナム・ジュヒョク演じる青年サムルが、平壌城から連れて戻ってくるところが、この映画のハイライトなんだけどね。個人的にちょっとここはフィクション過ぎるかなと思ったり~。

だってサムルって宰相ヨン・ゲムソンから城主の暗殺を命じられてたわけでしょ。なのにサムルは潜入先の城主に寝返っちゃったわけじゃん。

そんなサムルが「援軍を出して」ってお願いしに来ても、普通は一旦殺されるわな…。ヨン・ゲムソンが安市城を2ヶ月も放置したあとで、援軍を出した理由は他にあったんだろうし(唐軍の衰退に勝機を見出したとか?)、援軍を送るにしてもサムルを殺した後な気がしてならない…(怖っ!)。

引用元:Daum영화

エキストラはなんと6500人~。多いわ!

戦闘シーンの壮大な映像はCGも多用されてると思うんだけど、鎧馬部隊が見た目かっこく仕上がってたし(当時の馬って実際はああいうサラブレットみたいのじゃないんだろうけど)、特に城の前に陣取った20万の兵の映像は圧巻!

へええ、城から大軍を迎え撃つ時ってあんな感じなんだなぁって感心して見てた(だんだん攻城戦マニアの視線にw)。

引用元:Daum영화

かなり古い時代のことなので正確には不明だけど、唐軍が安市城の前に山を作って、それが崩れて敗退したのは史実だそう。それから唐の太宗がこの戦いで左目を怪我したのも本当みたい。(でも朱蒙の矢の話はちょっと盛り過ぎだったかな?!そういえば巫女の話もストーリーには全く関係なかった気も)

引用元:Daum영화

キャラクターも多彩で魅力的

チョ・インソンが演じた城主ヤン・マンチュンは民に向ける優しさ&戦闘シーンでの圧倒的強さっていう二面性が魅力的なキャラクターだったし(しかも戦闘ではめちゃくちゃすばしっこいんだわ)、斧で戦うオ・デファン、冷酷で癖のある太宗役のパク・ソンウン、城を救った工夫役のソン・ドンイルとか、個性豊かな登場人物も良かった。「私の国」のソリョンが演じてた女戦士も生き生きしててストーリーにしっかり華を添えてて良かったよ~w

引用元:Daum영화

この映画、盛り上がるポイントもしっかりあるし、映像の見どころも多くて面白い映画だと思った!
結局のところ、”勝ち戦”って見てて楽しいのよね~!w

momoruru

(全然関係ないけど)ナム・ジュヒョク演じるサムルの髪が信じられないくらい長くてサラサラなのよ~!!

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