韓国ドラマ「椿の花咲く頃」の作品情報・あらすじ・感想

このドラマは私の中でカン・ハヌルが天才過ぎた~!映画でしか見たことなかったんだけど、この人の演技すごい~!

スタイル良くてかっこいいイ・ジョンソクとかも好きだったけど、やっぱり結婚するならカン・ハヌルとか人間的に尊敬できそうな人がいいなー!(って、私の意見は聞かれてないけどw)そして尊敬できないイ・ジョンソクの立場は一体…

目次

作品情報

  • 邦題:椿の花咲く頃
  • 原題:동백꽃 필 무렵
  • 英題:When the Camellia Blooms
  • 放送:2019年
  • 話数:20話(1話約63分)
  • 日本国内配信:Netflix(2023.8現在)

予告編

あらすじ

小さな田舎町オンサンに越してきたシングルマザーのドンベク(コン・ヒョジン)は、この街に「カメリア」という小さなスナックを開いた。しかしこの町はジョーカーを名乗る男による未解決の連続殺人事件が起きた町でもあった…

それから6年後のある日、故郷のオンサンに赴任した警察官ヨンシク(カン・ハヌル)はドンペグに一目惚れ。ヨンシクがドンベクへ猛アタックを始めた矢先、ドンベクの息子の実父である野球選手ジョンリョルが現れるのだった。

そしてその頃オンサンの町ではジョーカーの犯行を思わせる不審な火事が相次いで起こり、ヨンシクはある事実に気が付く…

心に深い傷を負った女性が自分の人生を取り戻していくラブコメ&ヒューマンドラマです

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 96点

田舎町のシングルマザーを主人公に、ラブコメディ、ヒューマンドラマ、そしてミステリーまでを丁寧に描き切ったおすすめのドラマ!

主演のコン・ヒョジンとカン・ハヌルの演技が自然過ぎて素晴らしいのと、ストーリーにリアリティがあって、あっという間にドラマの世界に引き込まれちゃったよ~w
第56回百想芸術大賞TV部門大賞受賞作品なのには納得~!

感想

共感ポイントがいっぱいあった田舎町での暮らし

このドラマは田舎の商店街が舞台だし、いつもドラマで見かけるような超美人や超イケメンはでてこないのよ。(待って、カン・ハヌルは私の中で超カッコイイんだけど超イケメン枠に入れてもいいかな?)

だからこそ設定のリアリティがほんと丁度よく感じちゃって、あっという間にこのドラマの世界にのめり込んじゃった~!

まずね、田舎ってコミュニティの横のつながりが強くてさ、噂はアッと言う間に広がるし、他人からいちいち口出されるし、断れない頼み事も多いし、それでいて異端なものは徹底的に排除されるじゃん。そういう田舎暮らしならではの息苦しさがリアル~。

でもそんなマイナス面だけじゃなくプラス面も勿論あって、本当に困ったときは街のネットワークがめちゃくちゃ頼りになったりもするんだよね。田舎暮らしも都会暮らしも経験した私にもわかりみが深すぎた!

登場人物たちの関係もなんにも変わり映えしないようでいて、日々の揺らぎの中で少しずつ深まって変わっていくような…そういう人間関係も現実感があったし。

KBS公式より

正直、20話は若干長めではあるんだけど、このドラマにはラブコメ要素もありヒューマンドラマ要素もありで、さらには連続殺人事件のミステリーも展開していくので、ストーリーが止まらない。だからなんだかんだ一気に見終わっちゃったのよ。そのあたり、脚本が凝っているというか、どのジャンルも丁寧に描かれてて面白かったのよね。

恋愛要素もそこまで多くはなくて落ち着いたストーリーだし、リアリティがしっかりあって共感ポイントも多いので、ドラマに目の肥えたお父さんお母さん世代にも安心しておすすめできる良作ドラマだと思ったよw

KBS公式より

コン・ヒョジンのための役

主人公のドンベクは一風変わった女性。幼い頃に親に捨てられ、恋愛も上手くいかず、結婚を諦めてシングルマザーになり、さらには殺人事件に巻き込まれるっていうかなり困難な人生を歩んでいるのに、決して打ちひしがれるでも放棄するでもない人なのよ。一見ふわふわしながら生きてるようでいて、肝心な場面では決して男に頼らず、芯のある不思議な女性だった。

ドンベクを演じてたコン・ヒョジンはいつ見ても普通に喋ってる感じの自然な演技!以前他のドラマで、なんか痰絡んだまま喋っててOKだったシーンあった気がするんだけど(w)、彼女だとそれが受け入れられちゃうくらい自然なのよね。

このドンベク役はコン・ヒョジン以外は無理な気がした~。都会で目を引くような派手なタイプではないんだけど、田舎の市場とかにいたら確実に目を引く美人で、年齢的にも少し上めで落ち着いた感じっていうのかな。

ああ、あと思ったのがね、コン・ヒョジンっていつもは美人じゃない役なのに(実際は美人なのにねw)今回はほんとの美人役だったね!wこれむしろ珍しいんじゃない!?(ドラマ内のセリフで自分で言ってたけど)八頭身でスタイル良いし、ご近所にいたらフツーに目立つよね。だって身長173cmもあるんだよ~。

KBS公式より

ヨンシクのキャラが完成してたw

そんなドンベクの秘められたカッコ良さに気が付ちゃう、カン・ハヌル演じる警察官ヨンシク。ヨンシクが脇目もふらずにアタックしていくのが面白かった~。ヨンシクは田舎っぽいし決してイケメンなキャラじゃないんだけど、大事な場面ではいつもドンベクの判断を尊重してちょっと引いて待っててくれる出来た男なのよ~!

カン・ハヌルがこの垢ぬけないけど良い男を熱演しててさー!彼はとにかく喋りまくるし(もはやうるさいw)、お金もなさそうだし(公務員だけど)、お風呂入ってなさそうだし(推測w)、明らかにパッとしないんだけど…でもこんなに大切にしてくれるなら好きになってもいいかな?って気持ちになるのが共感でき過ぎる好演!

ヨンシクは喋り方に癖があるし、しかもすごいスピードで喋りまくるのよ。完全にキャラが出来上がってて、カン・ハヌルってもともとこういう人なのかな?って思わせるくらい完成した役。めちゃくちゃ研究して役作りした結果なんじゃないかな~って思った。

それから個人的にはハヌルの警察官の制服姿がめっちゃ気に入っちゃってさ~w韓ドラで数えきれないくらい韓国の警察官の制服見てるけど「あれ?警官の制服ってこんなにかっこよかったっけ?」って思うくらいに素敵じゃーんw

KBS公式より

私の中での警官姿の最高峰「チョン・ヘインの警察官姿↓」(これはまじで神!)とも、もはや張り合えるレベルなのではないかとw

あ、それからこのドラマ見て思ったけど、ハヌル氏の走った後の息継ぎが特殊では?w「ハァハァハァ」っていうんじゃなくて「ハッ…(間)…ハッ…(間)…」っていうのなんでなの~?!かなりツボった~ww

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

脇を固める豪華な俳優陣

ヒャンミ役だったソン・ダムビもすごく迫力のある演技してたなあ。失うものがない強さなのか緊迫のシーンでも妙に淡々としてて、言葉と言葉の間がなんとも薄ら怖くて。好演というより怪演というのかな?この人なかなか凄い人なのでは?

それからノ・ギュテ役のオ・ジョンセもね~!「真心が届く」と「サイコだけど大丈夫」で私はオ・ジョンセにどっぷりハマってるので、このキャスティングは単純に嬉しかった。イライラするのに憎めないギュテの役も完璧だったわ~w

それからキム・ソニョンは「愛の不時着」と同じような役だったなwしかもこっちは眉毛が青いかったり、前髪が謎にカールしてたりして!いるいる~!こんな味のあるおばちゃん、田舎にめっちゃいるよ~!w

KBS公式より

ピルグの父親のジョンリョルも最初はしょーもない野球バカな男かと思って見てたら、これが実はちゃんとした父親でさ~。ピルグとドンペク、そしてジェシカもレベッカも、身近な人たちを守るために懸命に考えてくれる男で好感持てた。にしても演じてたキム・ジソクは顔といい体格といい野球選手にしか見えない!こんなプロ野球選手見たことある気がするもん!w

KBS公式より

ドンベクのお母さんを演じてたイ・ジョンウンも、ヨンシクのお母さんのコ・ドゥシムも、似た人が身近にいるな~って思っちゃうくらいリアル!改めて振り返ってみるとキャストがとっても豪華なんだね。こんなのもう面白くないわけがないわーw

KBS公式より

ストーリーの締めくくり方もなかなか味があってね、冒頭から出てきてたヨンシムの犬の伏線が終盤にしっかり回収されたりして「おお!」ってなるし、最後の最後でファン・ゴウンの名札が付いた制服をチラッと見せる演出には当然泣いたよ~!(ヒャンミがドンペグの娘に生まれ変わりたいって言ってた伏線の回収だ~)

とっても良いドラマだった!カン・ハヌルも素敵だったし!時間が出来たらまた見たいw

余談ですが…このドラマの韓国語は私には全く聞き取れませんでした~。方言がかなりきついのに加えて、なんだか話の内容も難しいのかなあ?短い会話ならまだ分かるんだけど、長い話になると単語レベルであんまり聞き取れなかった…しかも早口な人が多いね。諦めてほぼ字幕で見てました~w

momoruru

ハヌルの警官役が好き過ぎるんじゃw

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