このドラマのハン・ヒョジュが、昔テレビでよく見てた日本人女優さんに似てる気がする~!ってずっと思ってて。なのに、お名前がどうしても思い出せず苦悶…。困ったお年頃w
家族や友人に聞いたけど、それでも分からなくて、遂にはChatGPTと話し合ったりまでして、執念で探し出したその人は高橋ひとみさんでした~!銀縁の眼鏡とか、毛量少な目のまとめ髪とか、なんか似てる気がする。
作品情報
- 邦題:ムービング
- 原題:무빙
- 英題:Moving
- 放送:2023年
- 話数:20話(1話約45分)
- 日本国内配信:Disney+(2025.2現在)

予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)

総合評価 94点
2023~2024年の賞レースを独走した大ヒットドラマ!
WEB漫画らしいファンタジックな設定で、アクション全開のヒーローものなのに、泥臭い人間模様もしっかりと描いているところがまた面白かった。
痛い描写が多くて長いところがちょっと辛かったけど、既に決定しているシーズン2の内容も楽しみw
感想
濃厚で壮大なヒーローアクション!!
2023-2024年の賞レースを席巻した超人気ドラマ「ムービング」。ようやく今になっての視聴です~(遅すぎかなw)
ストーリーをざっくり言うと、超能力系ファンタジーアクション!
製作費650億ウォンは伊達じゃない、CGもたっぷり使った圧巻の映像で、人が空を飛んだり岩を投げたりと見どころ満載。圧倒されまくりの20話だったよ。
私はもう、女子高生のヒスが可愛くって仕方なくて。演じてるコ・ユンジョンが、デビュー以来ずっと引っ張りだこなの納得しちゃうカワイさ!「還魂」とか「もうすぐ死にます」でも、大人の女性を演じるユンジョンしか見たことなかったけど、高校生役に違和感ゼロだし(撮影当時24歳くらい)、ノーメイクの素朴なユンジョン可愛すぎた~。惚れてまうやろw
そんなヒスといつも一緒の男子高校生ボンソクも、ピュアで可愛いかったのよ~。ちなみにボンソクを演じたイ・ジョンハは、役作りのために30kgも増量したんだとか。そこまで増やしちゃうと、撮影終わって体重戻したときに、誰だか分からないんじゃないかって思うよねw
というわけで、私はすっかりヒス&ボンソクにハマってたんだけど、実はこのドラマの本当の主役は、彼らのお父さん&お母さんたち。
リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソンたちが彼らの親を演じてるんだけど(ハン・ヒョジュの母親役は「トンイ」を除き初めてだし、チョ・インソンも父親役は初めてだそうで新鮮~!)、この親たちの過去の人生ドラマが、中盤以降はたっぷりと時間をかけて描かれていって、超能力を持って生まれた彼らが経験した過酷な運命にググッと引き込まれていくよ~。
過去のシーンでは1980~90年代の韓国が舞台になっているので、1987年の大韓航空機爆破事件、1994年の金日成死亡、 1996年江陵浸透事件など、実際に起きた事件も登場して、あの時代の緊迫した雰囲気を臨場感たっぷりに再現。安企部の特殊部隊として任務に就いていた彼らの、命を懸けたアクションシーンは迫力満点だし、やがて時代の流れに翻弄されていく現実は切なかった。
そして時代は巡り現在に…
彼らの命を狙うある男が韓国に現れて、さらにはその子供たちにも強大な試練が訪れる…という、畳みかけるような展開は最後まで飽きる暇なんてありませーん。
第60回百想芸術大賞も受賞するよねって思っちゃう、濃厚で壮大なヒーローアクションだったよ!
ドラマで登場する超能力一覧
さてさて、ここで一旦、登場人物たちの超能力を整理すると…

この続きはネタバレありますのでご注意を~
- チャン・ジュウォン(キャスト:リュ・スンリョン)
回復「暗号名:クリョンポ」 - イ・ミヒョン(キャスト:ハン・ヒョジュ)
超人的五感 - キム・ドゥシク(キャスト:チョ・インソン)
飛行「暗号名:ムンサン」 - イ・ジェマン(キャスト:キム・ソンギュン)
怪力、スピード - チョン・ゲド(キャスト:チャ・テヒョン)
電気 - フランク(キャスト:リュ・スンボム)
回復 - チョ・レヒョク校長(キャスト:ユ・スンモク)
嗅覚 - チョン・サンジン(キャスト:ペク・ヒョンジン)
怪力「暗号名:ジンチョン」 - チョン・ヨンソク(キャスト:チェ・ドクムン)
電気「暗号名:ボンピョン」 - ホン・ソンファ(キャスト:キム・グクヒ)
透視「暗号名:ナジュ」 - キム・ボンソク(キャスト:イ・ジョンハ)
飛行、超人的五感 - チャン・ヒス(キャスト:コ・ユンジョン)
回復 - イ・ガンフン(キャスト:キム・ドフン)
怪力
と、だいたいこんな感じ。これ以外にも、北朝鮮の特殊部隊には、回復、飛行、怪力、衝撃波、超人的五感の能力者が1人ずついたので、割とまんべんなく散らばってる感じなんだね。
私は「一番強い能力ってどれなんだろう?」って思いながらずっと見てたんだけど(w)、いくら飛べても撃たれたら終わりなので、絶対に回復能力は欲しいじゃん。でも回復能力だけだと正直そこまで強くはないので、プラスアルファで飛行能力か怪力能力があったら最強かな~。電気は…正直使い方がいまいちわからんw
原作者で脚本も手掛けたカンフル作家が描く超能力作品の中には、これ以外にも、時間を止めることができたり、年を取らなかったりする能力者もいるらしいので、シーズン2では新たな能力者が登場するのかも。
回復能力者の苦悩…
ところでこのドラマ、クリョンポの戦闘シーンが痛々しすぎる上に長すぎて、これには本当に参っちゃった…。
回復能力ってめっちゃ強いけど、ある意味考えものだと思うのよ…。
回復できるからいいっちゃいいんだけど、痛いのは痛いわけじゃん。
しかもクリョンポは強い武器を使わないから、相手を倒すのにそこそこ時間がかかっちゃう。で、その間に敵にめちゃくちゃやられるの~。
殴られて斬られて撃たれて、砂だらけで血だらけで尖ったもの刺さりまくりで…みたいなとんでもない泥試合になりがちなんだよね。敵の数が多かったり相手が強かったりすると、血みどろの戦闘シーンがとにかく長くて…、見てて痛すぎてゾゾゾーっとした。
それに加えて相手も回復能力者だったりするともう、殴られては回復しての無限ループに陥ってて、いや、これいつ終わるの~!?w
痛い描写あんまり得意じゃない私には、ここだけがこのドラマの苦手ポイントだったかも。もう勘弁してほしかった。
お父さんの回復能力を継いでるヒスも、ああいう泥臭い戦い方することになるのかな?って今からちょっと心配だよ。シーズン2では、ヒスに新たな能力与えるかなにかして、痛いの回避させてあげて欲しいところだけど…これが回復能力者の宿命なのかも?
シーズン2では何が描かれる?
原作者であるWEB漫画家カンフル作家の作品の中には、タイミングシリーズと呼ばれている同じ世界観を共有している作品がいくつかあって、今回の「ムービング」もこのタイミングシリーズのひとつ。
既に制作が決定しているシーズン2では、原作「ムービング」の続編となる「ブリッジ」の内容が描かれるんじゃないかと言われてるんだけど…
まずは、そのタイミングシリーズをおおまかに整理してみるとこんな感じね。
- 「タイミング」
-
・超能力シリーズのはじまりとなる作品
・連載時期:2005.6~2005.11
・主な登場人物:キム・ヨンタク、カン・ミニョク - 「アゲイン」
-
・「タイミング」のスピンオフ作品
・連載時期:2009.6~2009.11
・主な登場人物:ヤン・ソンシク - 「照明店の客人たち」
-
・ヒューマンミステリー&スリラー
・連載時期:2011.8~2011.12 - 「ムービング」
-
・超能力ヒーローアクション
・連載時期:2015.2~2015.9
・主な登場人物:キムボンソク、チャン・ヒス、イ・ガンフン - 「ブリッジ」
-
・「ムービング」の続編となる超能力ヒーローアクション
・連載時期:2017.3~2018.1
・主な登場人物:キム・ヨンタク、カン・ミニョク、キムボンソク、チャン・ヒス、イ・ガンフン - 「ヒドゥン」
-
・「ブリッジ」の続編となる超能力ヒーローアクション?
・連載時期:2026~?
・現在未連載
※「照明店の客人たち」は「タイミング」シリーズではないんだけど、ドラマ版には「アゲイン」の主人公であるヤン・ソンシク刑事がたっぷり登場していたり、「ムービング」のチャン・ヒスや、「タイミング」のキム・ヨンタクがチラっと映ったりしていて、こちらも同じ世界観らしいので追加してます※
登場人物からも分かる通り、「ムービング」の続編である「ブリッジ」は、前作である「タイミング」と今回の「ムービング」の両方のキャラクターたちが登場するんだよね。
ということはシーズン2は純粋に「ムービング」の続きをやるというよりも、「ムービング」の前作である「タイミング」と、それに加えて続編である「ブリッジ」の両方をやる、という感じになるのかもしれないね。
ちなみに前作「タイミング」でも続編「ブリッジ」でも、メインキャラクターとして登場するキム・ヨンタク。今回の「ムービング」にも登場してるんだけど、みなさん気が付いたでしょうか。担任の先生との面談中に時間を止めてて、そのあと転校していっちゃった子が彼なんです~。
さらに余談だけど、そのシーンで出てきた書類に記載されてたキム・ヨンタクの誕生日がね、私の好きな俳優ユ・スンホの誕生日と同じだったんだって。だからキム・ヨンタクはユ・スンホが演じるんじゃないかって噂があったらしくて(結局は偶然の一致だったんだけど)、それを受けて本人もオファーあればやります!くらいの話をしてたそうなんだけど…
それなのに「照明店の客人たち」でキム・ヨンタクを演じてたのは、パク・ジョンンミンだったの~!いやパク・ジョンミン…もちろん上手いし嬉しいけども…ユ・スンホのファンの私的には絶望したじゃんかww
いずれにしてもクランクインは当分先のようなので、映像が見られるのは早くても2026年以降かなあ。気長に待ちましょう~。
OST
インスト曲ばっかりだけどいくつか紹介していきます。
まずは「Rising Bongseok」。
続いては「Pounding Heart 3」。

大好きなハン・ヒョジュがお母さん役やるなんて、なんだか感慨深かったなあ。この人ほんと綺麗よね。



