Asia Artist Awards 2023、ジュノ2年連続の大賞受賞おめでとう!「キング・ザ・ランド」はあんまりハマれなかったけど、なんだか年々ジュノに貫禄が出てきててもう、今のジュノはアイドルじゃなく俳優かなとか思いつつ感慨深く見てた。でもバンチャンと手を繋いで踊ってる時のジュノの顔がすごく嬉しそうで、やっぱ何も変わらないのかもと思ったり?w
さてさて今日は、少し前に見てた映画の感想を書いていきます~。
作品情報
- 邦題:バレリーナ
- 原題:발레리나
- 英題:Ballerina
- 公開:2023年
- 上映時間:93分
- 日本国内配信:Netflix(2023.12現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
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総合評価 89点
繊細な色の使い方にこだわりを感じた、とにかく映像の美しいクライムアクション!
ストーリーはやや曖昧に感じたけど、スピード感のある展開でアッっという間の90分。主演女優チョン・ジョンソの深い視線にも注目w
感想
色の感覚が秀逸!
復讐系クライムアクションスリラー。
とにかく映像が美しい映画!!
殺しまくり怪我しまくりなのでストーリーは美しいって言っちゃダメなんだろうけど、キレイでカッコ良くておしゃれな映画だった~。
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一番印象的だったのは色の使い方。見せる角度、立つ位置、色の配置…全てのカットに計算を感じるくらい色の使い方が繊細だと思った。凝った色彩で装飾された室内シーンや、幻想世界のようなバレエシーンはもちろんだけど、私は特に屋外シーンの色合いが息を飲むくらい好きだった。ラスト5分、エンドロール直前のバイクで駆け抜ける音の無いシーンなんて「現実なの?」って思ったくらい綺麗。スクリーンで見ても良かったな。
シーンを彩る音楽も新しい感覚で、なんだか脳内を刺激されるような気分になる。若くて新しい勢いを感じる映画だった。
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一方のストーリーは、シンプルかつ不明瞭と言ってもいいかもしれない。最愛の友を自殺に追い込んだ相手に対して、主人公オクジュが復讐を実行するというシンプルな物語なんだけれど、説明のようなものはほとんどない。復讐の依頼内容からして分かり辛く、登場人物たちの背景もほとんど語られない。当然セリフも少ない。主人公オクジュの感情は言葉ではなく、主に表情や音楽という情景のみで表現されていく。
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ストーリーは観ている人がそれぞれに理解すればいい、分かる人に分かればそれで良いという、ある種の放棄のようなものも感じたかも。それでもキレのある早い展開で飽きさせることは決してなく、あっという間の90分だった。
注目のチョン・ジョンソ
主人公オクジュ役で主演するのは第二のキム・テリとか呼ばれちゃう注目の女優チョン・ジョンソ。
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「バーニング 劇場版」のヒロイン役で鮮烈なデビューを飾り、その後も「ザ・コール」、「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」、「ペーパー・ハウス・コリア」と出演作全てで高い評価を受け続け、2018年のデビューから僅か5年でカンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭を経験し、国内外の様々な賞をノミネート&受賞している今最も熱い韓国女優の1人。
今作は「ザ・コール」と同じくイ・チュンヒョン監督の作品なんだけど、チョン・ジョンソと監督は公開恋愛中なんだとか。
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私は彼女の演技を見るのは初めてだったんだけど、彼女の視線は読めないというか深いというか、見る側の感情によって変わるような不思議な印象だった。だからまるで純粋のようにも見えるし、とんでもない悪が潜んでいるようにも見える。不思議。これだけ注目される理由がなんとなく分かるような気がした。
それと喋り方が特徴的だよね。女の子っぽいというかあどけないというか、こしょこしょっとした喋り方なんだけど、この声で大型バイクにまたがって体格の良い男たちをボッコボッコにしてくんだから、そのギャップがまた面白くなる。
敢えて中年女性で殺し屋稼業を描いてた「キル・ボクスン」も強くて血だらけでカッコ良かったけど、この映画は「若くて美しい女の子」をスナイパーとして起用してるところがストレートにカッコ良くて好きだった。銃も使うけど、組み合ってもかなり高くて、大量の敵をたった1人で片っ端から倒していくという…ジョン・ウィックを彷彿とさせるような強者だったな。
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そして主人公オクジュが命を狙う敵チェプロ役を演じたのは「ペーパー・ハウス・コリア」のデンバー役でもチョン・ジョンソと共演していたキム・ジフン。
私の勝手な思い込みかもしれないんだけど、このキム・ジフンかなりハマリ役じゃなかった?
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チョン・ジョンソ主演だけど、むしろキム・ジフンなしでは成立してないというか…。圧倒的にイケメンなんだけど、組織のトップですらなければ、ベッドの上では情けない変態S男っていう、カッコ良過ぎてもダメ、気持ち悪すぎてもダメという絶妙な設定。これ今のキム・ジフン以外に誰がやれるんだろう?って思ったくらい良かった。(私の中でのキム・ジフンのイメージが間違ってたらごめんなさいw 色気があって好きよ)
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全体的に人物描写が物足りない気はしたけど、そこはキャスト(特にチョン・ジョンソ)の演技に対する期待であったのかもしれないし、キャストはたしかにそこに応えていたような気はするかな。
なにより圧倒的に「映像」な映画なので、ストーリーよりは映像に注目して見て欲しい作品かもしれない。
「こういうこと」にここまでこだわれるのって映画だけだろうしね。やっぱり映画もいいよね。
OST
OSTもカッコイイ。私のお気に入りは「BALLON. PHARMACY. BEFORE THE SHOW」!
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武器商人のおじいちゃん&おばあちゃん可愛かったよねw
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