いよいよ始まりました新年度!
3月は暖かくなっては寒くなり、何度も真冬に逆戻りしてたけど、最近は朝晩もやっと暖かくなってきて嬉しい~。
でも今年は色々立て込んでいて桜を愛でる暇がなかったのよ…今からでも山に行けば間に合うかなあ。
今日は、寝る前にちょこっとずつ見てたこちらのドラマの感想だよ~。
作品情報
- 邦題:あいつは黒炎竜
- 原題:그놈은 흑염룡
- 英題:My Dearest Nemesis
- 放送:2025年
- 話数:12話(1話約60分)
- 日本国内配信:U-NEXT(2025.3現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)

総合評価 88点
あっさり風味の王道な御曹司ラブコメディ。
まだ学生の印象が抜けないチェ・ヒョヌクが演じる御曹司は、カッコイイというより、どっちかっていうとカワイイ系!?w
お話もシンプルで分かりやすいし、ムン・ガヨンも上手いくてカワイイから、するするっとストレスなく見れちゃうはず~。
感想
カワイイ系御曹司ラブコメディ
ずっと学生役だったチェ・ヒョヌクが遂に大人の役!
しかも単独では初主演!
選んだ作品は、なんと韓ドラ定番の財閥御曹司ラブコメディ~。
ヒロインのスジョンがチーム長を務めるヨンソン百貨店の企画本部に、本部長として着任した財閥御曹司のジュヨン。なんと2人は、最悪の初恋の思い出の相手だった…!という王道オフィス系ラブコメ。

主役級の若手俳優って、財閥もののラブコメを一度は通らなきゃいけないルールでもあるのかな~?(多分そうw)
でもチェ・ヒョヌクって私生活でもお騒がせ気味だしヤンチャなイメージあったから、財閥御曹司のイメージは全く無くてw あまりの変貌ぶりに最初は面食らっちゃった。
やっぱり学生のイメージが強いので、ハイブランドの3ピースのスーツ姿でも、おめかしした新入社員にも見える瞬間も…!? だって実年齢23歳なのに、今回は30歳の役だったから、実際ちょっと背伸びしてる感じではあったかな。でもそこがより一層カワイイ感じに出てて、今回は年下彼氏の役だったしちょうど良かったのかも。

ヒョヌクの凄いところはね、今までのドラマとは完全に違うヒョヌクを毎回用意してるとこなのよ。
役ごとにきっちり演じ分けてる印象があるんだけど、この役は特にテンションをめちゃくちゃ抑えてる~。例えば、「輝くウォーターメロン」のヒョヌクのヤンチャ度が100としたら、このドラマのヤンチャ度なんて、2とか?もうそんくらい僅かなのw
アドリブだって出来るくらい瞬発力あるタイプなのに、よくもここまで我慢したなと思うほど(w)落ち着いてる演技だった。ぶっちゃけもう財閥御曹司役は来ない気もするけど(本人もやらないんじゃないかとは思うけど)、このジャンルもできますよ!という彼の自信と気迫を感じたよ。

てゆうかコレ、どうしても言いたかったんだけど、今回ヒョヌクが演じてたジュヨン役が、「キム秘書はいったい、なぜ?」のパク・ソジュンの演技と完全に被ってると思うのよ。勘違いしてニヤついてる演技とか、かっこつけて手をヒラってするのとか、どう考えても既視感があり過ぎて~。しかも少年時代をムン・ウジン君が演じてるのも一緒なんて…こんな偶然ある??
チェ・ヒョヌクって「第2のパク・ソジュン」て言われてたから、もしかして本人も意識して演技してる可能性あるのかな?(それとも私と同じくソジュンを笑いの「神」としてリスペクトしてるの?w)
とにかく個人的にはもう1回「キム秘書はいったい、なぜ?」を見なければ終われんな…と思わせるほどのソジュン感満載なドラマだった。もしや監督が一緒なのかと思ったけど違って、こちらは「その男の記憶法」や「流れ星」のイ・スヒョン監督でした。

バリキャリでもやっぱ可愛いムン・ガヨン
ヒロインのスジョンを演じたムン・ガヨンは相変わらず可愛いかった~!ゴージャスなルックスなのに、表情が豊かで可愛いから、ホント非の打ち所がないのよね。今回はなんと年上彼女で35歳のバリキャリ役だったんだけど、仕事バリバリやりたい強めのキャラがすごく合ってた!(さすがに35歳には見えなかったけど。本人まだ20代よ~)
控え目のテンションでしっかり演じてるチェ・ヒョヌクに対して、ムン・ガヨンが元気いっぱいにドラマを引っ張っていくので、キャラクターたちのバランスも良かった気がする!

でも今回のムン・ガヨン、すごく痩せてた気がして…。髪の毛を上げてるシーンだと頬のふくらみが全然ないし、ドレスを脱ぐシーンの肩まわりの骨感が心配な感じも。私は元気いっぱいの健康的なイメージが好きなんだけど、女優さんてどんどん痩せちゃう人が多いから心配になっちゃうよ~。もっと食べて!
演じてたスジョンは、会社にもノースリーブで出社してたり、パステルカラーのミニ丈スーツとか、なかなか攻めてるファッショニスタで見てて楽しかった。でも想像以上に彼女の部屋が地味過ぎて…一体どこにあのおしゃれな服を保管してあるんだ?って思ったりもw

それから、ムン・ガヨンの代表作でもある「女神降臨」のキャラもたっぷり登場~。ムン・ガヨンのお姉ちゃん役だったイム・セミや、その恋人で担任の先生役だったオ・ウィシクなんてトン方神起役(w)で登場してて笑った~!髪型も昔の東方神起にちょっと寄せてるようなw

イム・セミは今回も男前なキャラでとにかくカッコ良かったなー。彼女が演じたハジンの元旦那役で「放課後戦争活動」で共演してたシン・ヒョンスが出て来るのも、韓ドラファンには熱いポイントw

この続きはネタバレありますのでご注意を~
なぜ気が付かないのか謎…
私はてっきり最初っからジュヨンだけは、スジョンが初恋相手タルギ(苺)だって気が付いてるって思ってたの。だってジュヨンは最初からスジョンにだけに優しかったじゃん。
タルギだと知ってるから優しくしてるのか思ってたんだけど…全く気が付いてなくて超びっくり!

年齢も名前も知ってたし、なんなら一度は本人に会ってて一緒にカラオケまで行ってるのに、気が付かないことなんてあるのかな~!?
ジュヨンは、2009年だとムン・ウジン、2024年だとチェ・ヒョヌクが演じ分けてるのに対して、スジョンは、2009年も2024年も両方ムン・ガヨンが演じてたから、スジョンには気付くだろ~って気がしちゃうだけなのかもしれないけど…(ムン・ウジンくんとチェ・ヒョヌクの顔のタイプってだいぶ違う気がするから、あれは気が付かないのも無理はない感じしたw)
ちなみに原作のウェブ漫画では、2人の再会は4年後の設定で、黒炎竜はゲームのプレイヤー名じゃなく本名なんだとか。え、それだと一体どういう展開になるんだろう?ちょっと気になる~。

メインカップルはあっさり風味!?
ついでにもうひとつ驚いたのは、終盤でおばあちゃんが急にジュヨンに謝るシーン。性格が変わっちゃうくらい孫を追い込んで育ててきたおばあちゃんが、部下である秘書やスジョンに小言を言われたくらいで、孫に謝罪するとは到底思えなかったかも。
もちろんそうなったら一番嬉しいしみんなも幸せだけど、人は年を取ると頑固になっていくから、なかなか上手くいかないんだよなあ~なんて。

というわけで、基本的にそこまで大きな波風が立たないストーリーだったし、ジュヨンのオタク活動もかわいいもんだったし、シンプルであっさり風味なラブコメだった印象。御曹司モノにしては主演キャラが可愛いのが珍しいし、助演も含めて演技力には定評があるキャストばっかりだし、気軽に見るにはオススメかも。主演キャストに推しがいればさらに楽しめるはず!

個人的には、イム・セミとクァク・シヤンのサブカップルの大人の恋愛の方が深そうで、圧倒的に興味深かったんだけどな~。「私と一度寝てみる?」とか大人のロマンありすぎだよ!w あっさりテイストで終わっちゃったけど、あっちをもっと見たかったw

あ、そうそう、序盤でゲームの世界を実写で撮ってるシーンがすごく面白かったなあ。CGとかセットとか衣装にお金かかりそうだけど、「還魂」の世界みたいでわくわくしたよー。ああいうドラマがあってもいいかもw

OST
まずは、OSTではすっかりお馴染みの、私の大好きなSondiaの曲から。「이 밤에게 말할게(Whispers to the Night)」
続いてColdeの歌う「Moonrise」。Coldeは「生まれ変わってもよろしく」のOST「Star」も好きだったなあ。
そして元Wanna Oneの하성운(ハ・ソンウン)の歌う「다시 첫사랑(In Love With You)」と、
最後にボーイズバンドLUCY の歌う「Shine A Light」。LUCYは「財閥 x 刑事」の「Hey!」を歌ってたバンドだよね。

大好きなバンドのライブに参加してる時のジュヨンの方が、テンションも服装もチェ・ヒョヌクっぽくて好きだったかも~。