近所ではインフルエンザ大流行中で、遂に我が家も罹患中…。みなさんもお気をつけてー。
さてさて、今年の年末年始は家族みんなでDisney+のお世話になろうと決意。私は「照明店の客人たち」が見たかったんだよね。というわけで、しばらくはDisney+配信ドラマの感想が増えるかも。
作品情報
- 邦題:偶然かな。
- 原題:우연일까?
- 英題:Serendipity’s Embrace
- 放送:2024年
- 話数:8話(1話約65分)
- 日本国内配信:Disney+(2024.12現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
総合評価 82点
セピア色の高校時代にはほんわかしたんだけど、設定でもキャストでも、なかなかに既視感が強かったロマンス…。
ジョンヒョプもソヒョンも好きだけど、今の2人がやる内容ではないかも~。
感想
初恋がテーマのほんわかロマンス
去年はチェ・ジョンヒョプが大ブレイクした1年で、「Yahoo!検索大賞2024」の俳優部門でなんと第2位を獲得~!すごー!
前年末の「無人島のディーバ」のヒットは勿論、年明けに二階堂ふみと共演したドラマ「Eye Love You」の影響が爆発的で、韓ドラ見たことないっていう友達ですらジョンヒョプを覚えてくれたほど。嬉しいw
そんな「Eye Love You」の次に公開されたドラマだし、しかもロマンスだしで、期待値も高かったはずのこちらのドラマ。
ストーリーは「初恋」がテーマになっていて、高3のある日、突然アメリカへ移住した主人公フヨンが、10年後に一時帰国し、偶然にも初恋の相手ホンジュと出会って再び恋に落ちる…というお話。韓国はホント初恋大好きだよね~。
ジョンヒョプが演じてた主人公フヨンは、数学オリンピックに出場する天才数学青年で、渡米してからアイビー・リーグ進学、卒業後は母の経営するアメリカの会社でファイナンシャルプランナーとして働いているイケメンエリートだっ!
回想シーンでは制服を着て高校時代を演じているシーンもかなり多くて、可愛らしさや懐かしさがたっぷりなので、淡くて切ない初恋にほんわかしちゃった。
ちなみに演出を担当したのは「恋慕」などロマンス作品をたくさん撮ってるソン・ヒョヌク監督。高校時代のセピアな感じの色味とか、結構好きだったな~。
偶然…じゃないかな?
先に観てた友達からの評価が微妙だったので覚悟はしてたんだけど…
やっぱりちょっと、私的にもビミョーだったかも~。
何が気になったかって、一言でいえば「既視感」なんだよなあ。
初恋の人と偶然再会する、っていうのはまあそういうこともあるでしょうなーとは思うけど、でもその初恋の相手が偶然叔父の親友で、しかも偶然自分んちの屋根部屋に住んでるくらいから、偶然かな?っていうか、偶然じゃないだろ~w とツッコミたくなっちゃうんだよ~。
この続きはネタバレありますのでご注意を~
さらには、アメリカに帰る日に交通事故に遭うとか、靴を履き直してただけなのに滑り落ちて工事現場の泥水にドボンとかまるで漫画みたいだったし(原作はWEB漫画です)、細かいとこでは取材後に彼女がいるかどうか聞いてくる記者なんて絶対いないと思うよ~?
叔父さんはうるさすぎるし、お母さんは怖すぎるしで、なんだか全般的に、設定が漫画みたいな感じなんだよね。だから既視感が強すぎて…「偶然かな。」というより「仕込まれたかな。」と思うシチュエーション過ぎだ。
あとね、序盤から思ってたけどね、ホンジュはすごく良い子なんだけど、天然由来なのか?あざとさが強めなの~!親友の好きな人とソウル観光することになっちゃったとしても、フツーは遊園地には行かないでしょ?しかも遊園地からの景福宮(?)で貸衣装着て記念撮影とか、さらには漢江でチキン食べようとしてるの…完全なるデートコースでちょっと怖かったんですけどw もうホンジュ最初っからフヨンのこと狙っとるとしか思えん。
誰かと手をつないでるの忘れてて歩き出してコケそうになる人を、私はこの世で見たことがないんだけども…。これで親友の恋のキューピット名乗り出てるの結構ホラーだったかも。
同じような役をやりすぎなのでは?
そしてもう1つ気になる既視感があって、それはこのキャスティング。
無口なんだけど実は押せ押せなジョンヒョプとか、不幸な生い立ちをものともせずに生きる正義感強めなソヒョンちゃんとか、キャラクター的にはバッチリ合ってる…とは思うんだけど、2人ともこういう役やるの何度目?ってくらい既視感あるんだよね。
2人とも同じような役をやりすぎのような…。キム・ソヒョンなんてこの間「無駄なウソ」でもユン・ジオンと共演してたばっかりだから余計にそう思っちゃった。
ただこれにはちょっと事情もあって。実はこのドラマって撮影してから公開されるまでかなり時間経ったそうなので、撮影の時系列的には…
- 「偶然かな。」
2022年11月~2023年2月に撮影、2024年7月放送開始 - 「無駄なウソ」
2023年2月~8月に撮影、2023年7月放送開始 - ついでに「無人島のディーバ」
2023年3月~10月に撮影、2023年10月放送開始
と、こーんな感じだったんだそうで、むしろ「無駄なウソ」の方が撮影は後だったんだね~。
いずれにしても、既視感のあるストーリーと既視感のある演技で、ほとんど目新しさが無かったのが残念ポイント!
8話だから完走できたけど16話だったら頑張れなかったかもしれない内容で、お金をかけたWEBドラマみたいだった。新人俳優なら分かるけど、今のチェ・ジョンヒョプとキム・ソヒョンでやるべき内容じゃなかったかもー。
ところでキャスティングと言えば、このドラマのユン・ジオンが訳わかんないくらいカッコ良くて、私的にはフヨンよりジュノの方が好きだったまであるかも~w
ユン・ジオンが演じてたジュノは、パニック障害で一文ナシになって、自分に憧れている恋人ホンジュには本当のことが言えなくて、治療のためにホンジュを置いてどっか(外国?)行っちゃうなんて、そんなの全然愛じゃないし、キャラとしては「ん?」って人だったけど、ユン・ジオンのこういう役はどストライク~!!
「となりのMr.パーフェクト」の干潟マンみたいな良い人役も勿論いいんだけど、ちょっとアブナイ雰囲気のユン・ジオンはめちゃくちゃ素敵だった~!彼と言えば「恋愛体質」でのインパクトが強烈だったけど、やっぱりこういう個性強めのキャラをしっかりこなせる俳優さんなの、凄いわー。
ジョンヒョプは南極から無事帰国しております!
ところで、ドラマの最後まで意味が分からなかったところが2つあって、
- カフェで2人が再会した時、どうしてホンジュはフヨンに気が付かなかったんだろう?
- 高校時代、どうしてホンジュはフヨンのカバンにあの本を入れたんだろう?
後半で種明かしがあるのかな?と思って見てたけど、結局最後まで意味が分からなかったよ~(みなさんは分かりましたか?)。しかしストーリー全体を考えると、特に深い意味もないのかもなとか思ったり…。なんとなく最後までモヤっとしちゃったのでした。
さてさて、最近のジョンヒョプはいうとー? 11/16~12/6まで番組の収録のため、なんと南極まで行っていたので、そちらの公開も楽しみだね!(放送は来年4月という噂)
それからジョンヒョプの次回作は、「その年、私たちは」のキム・ユンジン監督と「半分の半分」のイ・スギョン脚本が手掛けるドラマ「シャイニング」への主演が決定済み。相手役は「禁婚令」での正妻役が可愛かった元IZ*ONEのキム・ミンジュ。そっちも楽しみだw
OST
全体的にふわっとした曲が多い印象のOSTだったかな。似たような曲が多いので、正直どれを紹介していいのか悩んじゃったので、今日は私のTMI(Too Much Information、どうでもいい情報のこと)がある曲をピックアップしてみたよ。
まず気になったのが、「이 말이 왜 이렇게 안나올까」を歌っていた21학번(21univ.)と김도형(キム・ドヒョン)。21학번って直訳だと21学番なので「どんな名前なの?」って思ったんだけど、학번(学番)は大学に入学した年度のことで(韓国では学年ではなくて入学年度で呼ぶらしい)、2021年の大学新入生というコンセプトで付けられた名前なんだそう~。ほほう。
続いてこちらの曲。Night Offが歌っているのは、タイトルと同じ曲名の「우연일까」。私はふと気が付いてしまったのだ。Night Offって「わかっていても」でもタイトルと同じ曲名の「알고있지만」を歌ってたはず。Night Offはタイトル曲と同じ曲名でOSTを作りがち!?
そして最後に男性アイドルグループ8TURNのユンギュの歌う「Destiny」。私はこの曲のAメロを聞くとどうしても「あなたが眠っている間に」のジョンソクの曲を思い出してしまうので(若干似てんのよ)、ドラマを見ながら脳内では何度もジョンソクが行ったり来たりしてました。
ジョンソクの歌う曲はこれ「Come To Me (내게 와)」ね。サビのとこ。聞き比べると…結構違うなww
ホンジュがみんなから呼ばれてたあだ名「イトゥン」の意味が分からなくて調べてみたら、公式HPによると「별명은 이뚱. 절대 ‘이홍주 뚱뚱해’ 아니고, ‘이홍주 엉뚱해’의 이뚱이다.」だそうで、これをざっくり言うと、”面白いヤツ”みたいな意味になるんだそう~。