韓国ドラマ「ハートビート」の作品情報・あらすじ・感想

2PMのテギョン主演で「ハートビート」って言われると、どうしたって2PMの曲「Heartbeat」しか浮かばないんだけど…w これって敢えて狙って付けた邦題だったのかな~?w(ちなみに原題の「가슴이 뛰다」は、胸がときめくっていう意味なんだそう~)

目次

作品情報

  • 邦題:ハートビート
  • 原題:가슴이 뛴다
  • 英題:Heartbeat
  • 放送:2023年
  • 話数:16話(1話約60分)
  • 日本国内配信:Amazon prime video(2023.11現在)

予告編

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あらすじ

「人間になって胸躍る恋をしてみたい」と切実に願うヴァンパイアのウヒョル(オク・テギョン)。
ある日ウヒョルは、1000年生きた猫のコ先生(キム・イングォン)から、サンザシで作った棺の中で100年間眠れば人間になれると教わり、やがて仲間たちに見守られる中100年の眠りにつくのだった。

それから約100年後の現代。
非常勤の保健教諭として働くイネ(ウォン・ジアン)は住んでいた安アパートの保証金詐欺に遭って住む部屋を失ってしまう。失踪中の父の遺産を相続することなったイネは、ある古い屋敷の鍵を手にするが、その屋敷の地下室には古い棺があって…

人間になりそびれたヴァンパイアと、血の通わない冷淡な女性との同居生活から始まる、スリリングなファンタジーロマンスです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 88点
とにかくテギョンが面白くってカッコ良いラブコメディ!
私はこのコメディにツボってしまって…ずっとにやにやしながら見てたよ~w
終盤のストーリーがちょっとだけ残念な気はしたけど、なんだかんだ最後まで楽しく完走~。

感想

テギョンは間違いなくイケメンw

先月の2PM15周年コンサートを見てて思ったんだけど、テギョンが最近ますますカッコ良くなってる気がする~。メンバーの中でも明らかに艶が増しているような!?今日はそんな彼の新作ドラマの感想を書いてみまーす。


主役のテギョンがヴァンパイア役のラブコメって聞いて、まさにテギョンのイメージぴったりだし(「My House」のMVでヴァンパイアのコスプレしてた気がしたんだけど確認したらあれは狼っぽかったw)、私の中で注目の女優ウォン・ジアンがヒロイン役なので以前から気になってたドラマなんだよね~。

ちなみに…私にとっては俳優のテギョンより、2PMのテギョンの方がずっと馴染み深いので、テギョンといえば「コンサートのMCで面白い話をするマイク大好きお兄さん」のイメージの方が圧倒的に強いんだけど…。
でも、そんな私の目から見ても(?)、決めるべきところはしっかりと決めてくれるテギョンのカッコ良さが上手に表現されてて、彼の面白コメディもイケメン度も両方堪能できちゃう素敵なドラマに仕上がってたよ~。

超今更だけど、テギョンの良さが改めて分かった感じw
考えてみれば、テギョンが出演したドラマは既に15本以上、しかもそのうち主演ドラマ10本くらいあって、実はめちゃくちゃ俳優業で成功したアイドルの1人なんだよね。

こうして改めて見てみるとテギョンってほんとさー、顔も良い上に身長もあるし顔は小さくてスタイルも完璧で声も低いっていう、ホントもう余計なおしゃべりさえしなければまさに欠点のない男なんだよなあ~(まあそのおしゃべりが面白いから好きなんだけどw)

余談だけど、もしかしてテギョンって演技ドルの先駆け的存在?まさに元祖演技ドルなんじゃない?って思って、Googleで「元祖演技ドル」って検索したら、ユン・ゲサンがヒットしたんだけど~。しかも事務所(JYP)の先輩って…え、ユン・ゲサンってアイドル出身だったの~!!

にやにやが止まらない~

ストーリーを簡単に説明すると、恋を知らないヴァンパイアが人間になるためにワイワイするお話(w)。ドタバタ系ではあるもののヒロインのクールなキャラが功を奏してか、幼稚っぽさは感じさせない比較的にクールな仕上がりに~。前半はコメディ多めなのでとにかく面白くって、後半に向けて徐々にシリアスなシーンが増えて行く感じね。

私は特に前半のコメディ演出が毎回絶妙に面白かったー!まずヴァンパイアで主人公のウヒョル(推定年齢200歳くらい?)の時代劇風の話し方が可笑しくって、これがジワジワ効いてくるんだよー。その喋り方のままヤクルトレディやったり、お掃除のおばちゃんに紛れてたりして…もう何やってんだテギョン可愛すぎでしょw 全体的にテギョンの面白さが滲み出ているせいか、ヴァンパイアとしてガオーって威嚇した時の顔も、怖いというよりむしろ面白く感じてきちゃったりしてw

個人的には、朝鮮時代のシーンで空飛んでる時のスピードが微妙に遅いのにツボったし(人が走って追いつけるとは何事…w)、ウヒョルが倒れるシーンでは毎回ちゃんと受け身を取ってたりして(そこは映さなくても…w)、なんかずっとニヤニヤが止まらなかった。コ先生だけヴァンパイアじゃなくて猫なのもちょっとウケるw

ウォン・ジアンが演じてたヒロインのイネも、真面目過ぎるところがなんだかんだ面白くなってて、ウヒョルとイネが言い合いしてるシーンでは叫び過ぎててつい笑っちゃったし、酔っぱらったウヒョルに対して「負の感情はないけど一回叩きますね」って言って思いっきりぶん殴るシーンも面白かった~w

ウォン・ジアンが熱い

ヒロインのウォン・ジアンといえば、「D.P. 脱走兵追跡官」でのヨンオク役が衝撃的で、透明感と芯のある演技が強烈な印象だったんだよね。しかも実はあれが彼女のデビュー作なんだって聞いて更にビックリ!デビュー作であんな演技ができるなんてすごい…ってことで個人的に今注目してる女優さんなんだ~。

しかもその後に出演した「あなたが願いを言えば」では、依存性の強い彼女を堂々と演じてて(私はこっちを先に見たんだけど)、デビュー翌年なのに大ベテランのチ・チャンウクと並んでも全く引けを取らない存在感だったのよ。てっきりキャリアのある女優さんかと思ったくらい。そういえば映画「ハッピーニューイヤー」でスケーターの女子高生演じてたのも印象的だったなあ。

今回のイネ役は、苦労して育ったせいで心が冷えきってしまった女性という設定だったのもあって、テンションは終始低め。感情の起伏もそんなになくって(無表情か激怒してるかのどっちか)、終盤は少し盛り上がるところもあったけど、全体的としては単調な感じはちょっとしたかな。でもこれラブコメだし、こういう役なのでこれはこれでちょうどいいのかも。

にしてもウォン・ジアンは背が高くて綺麗だよねえ。ヒールの無いスニーカーを履いていても、185cmのテギョンと並んでちょうど良い身長差だったので170cm以上ありそう。

ウォン・ジアンは2024年に「イカゲーム2」の出演が決定してるのでそちらも楽しみだし、初主演作品になった2022年のウェブドラマ「少年非行」もぜひ見てみたいなあ~。

それからもう1人のヒロインでもあるヘソン&ヘウォンの1人2役を演じてたユン・ソヒ。ヘソンの方は良い子だったけど、ヘウォンがちょっと横暴な女だったねー。見てると時々イラっとはしたけど、でもこれはこれで必要な悪っていうか、ヘウォンが良い子だったら大変だったわけで…w

こういう系のドラマを見てると毎回思っちゃうんだけど、もしヘウォンが悪い女じゃなくって性格良かったら、ウヒョルはそのままヘウォンと結ばれてて、ヒロインの出る幕が無かったわけじゃんかー。だからストーリー的にはヘウォンには悪女でいてもらわないと困るっていう難しい立場なんだよねw

(ちなみに…たまたまなんだけど、同じくユン・ソヒがちょうどそんな役を演じているドラマがあって。それはアン・ヒョソプ主演のミニドラマ「恋する指輪 ~三つ色のファンタジー~」。こちらもなかなか面白いので興味あればぜひ~w)

ついでに。ユン・ソヒは悪女役が多い気もするけど、「仮面の王イ・ソン」では天下のキム・スヒョンを抑えて(?)とっても魅力的な女性を演じてたので、ユン・ソヒちゃん好きならこちらもオススメです~。

ドシク先輩を演じてたパク・ガンヒョンは韓国ではとても有名なミュージカル俳優さんなんだそうで、今作がドラマ初挑戦みたい~。派手さはないものの穏やかそうな感じがドシク先輩の雰囲気にぴったりだったね。いざという時に助けてくれる二番手役がお金持ちっていう設定は、やっぱり安心感があって良かった!(結局金なのか!?w)。

私としてはドシク先輩とイネって雰囲気もちょっと似てて相性良さそうだったし、むしろウヒョルよりお似合いなカップルだと思って見てたよ~。

そしてウヒョルの弟分、ドンソプ&サンへはコ・ギュピル&ユン・ビョンヒが演じてて、何かあるとウヒョルにすぐ抱き付いてくるのが可愛かった~(ゲストハウスに引っ越してきたときサンヘがギター背負ってるのには笑った。キャラ作りが細かいw)。

ストーリーと関係ないんだけど、私、実は「哲仁王后」のキム・イングォンと「キング・ザ・ランド」のアン・セハの区別がついてなかったことにこのドラマを見て気が付いた…。やばー、てっきり同じ人かと思ってたよ~。今回コ先生を演じてたのはキム・イングォンの方でした~(↓写真左下)。似てますよね?w

全般的にキャラが薄めのキャストが多い中、唯一濃い味で気になったのはマニ役のペク・ソフくん(↑写真右下)。最初出てきた時「ん?この人AIかな?」て思ったくらいパーツの整った綺麗さで、子供のような?大人のような?独特な雰囲気を持った俳優さんだった。どうやら彼はアイドルグループTOO(現在のTO1)の最終選考メンバーだったらしく(デビュー前に不祥事により離脱)、その後俳優に転向したのかな~。

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

後から条件変えるのヤメテ~w

100人規模のダンスパーティーまで開いたのに宿泊客が全く増えなかったり(資金繰りどうなってんだw)、イネが負傷して頭から流血してるのに血を飲むの我慢できなくなっちゃうのは恋愛相手としてどうかと思ったり、ちょいちょい「( ,,`・ω・´)ンンン?」て思うことはあったけども、まあファンタジーなので細かい設定は気にしない~!

…ってことにしてたはずなんけど…私にはどうしても納得いかない事があったんだよ~。

それは12話。コ先生から、ウヒョルかイネのどっちかしか生きられないと言われるところ。

ちょちょちょ…そんな設定、聞いてませんけど~???

急に変な設定付け足さないでくれ~。イネを殺さなきゃいけないなんて最初は言ってなかったじゃーん。後出しはヤメロ~。って正直あのあたりから安易なメロ展開になった感は否めないかも…。

イネは2人で生きられる方法を絶対に探すって言い張ってたし、ドンソプ&サンへだってウヒョルを死なせないって息巻いてたのに、結局これといった方法が見つからないまま時間だけが過ぎていって…(まあね、コ先生がそう言ってただけで、死ぬ理由も分からないんだから解決方法が見つかるわけないんだわ~)、遂にウヒョルは最期の日を迎えちゃうんだけど…

うーん。サッドエンディングは仕方ないにしても、もうちょっと結末に対する必然性が欲しかったかも~。
ヴァンパイアから人間になる話も、ヘソンがイネに転生した話も、ドシク先輩の代々遺伝する病気の話も、全体的に細かい部分には触れずにモヤモヤ~っとしたまま終わっちゃったしなあ。

あと、ちょっと疑問だったんだけど、結局ドシク先輩ってウヒョルの血を飲めたのかね~?

マニが死んじゃった時は跡形もなく粉々になる系の死に方だったので「これがヴァンパイアの死?これだと血をもらうの無理では?」って思ったけど、ウヒョルは死体が残るタイプの死に方でその点はちょっと安心。

でもウヒョルが死んじゃってイネが号泣してる時に「あの~。実は生前に血をもらう約束してて~」とはなかなか言い出し辛いと思うし、死体から血を飲んでたら、それこそ君こそがヴァンパイアだよっつう話で…。飲まなかった(というか飲めなかった)可能性もあるのでは~w

とまあ色々ありましたけどもね、テギョンが主演なら撮影現場も絶対楽しいだろうなーって思ったドラマだったし、やっぱテギョンかっこいいわって思い知ったドラマだったなあ。
2PMでは面白兄さんだとしても、間違いなくテギョンはイケメン俳優!

偶然見つけたハル」のキム・へユンとテギョンが主演してる「御史<オサ>とジョイ」は、いつかなんとしても見なきゃいかん!と一人で心に誓ったのでした~。

OST

OST紹介はまずはこの曲から!
ドシク先輩を演じたミュージカル俳優박강현(パク・ガンヒョン) が歌う「Vampire」。ドラマ内で何度も流れてた曲なんだけど、彼が歌ってるのって意外じゃなかった?ドシク先輩は凄く柔らかそうな印象の人だったのに、エネルギッシュな歌声に私はびっくりしちゃったよ。ちなみに「I’m Vampire」って歌ってますけどドシク先輩はヴァンパイアではございません…。

それからこの曲も。ドラマ内で良く流れていた그리즐리(Grizzly)の「그날 밤」。

そして最後はヴァンパイアドラマらしいOST。한승윤(ハン・スンユン)の「 I Revive」です。

momoruru

ウヒョルが直面した選択肢は「人間になるのを諦めて死ぬか、イネを殺して人間になるか」っていう2択だったと思うんだけど、でも、人間になるってことは、今日死んでしまうかもしれない命になるっていうことでもあるんだけどなあ~なんて思いながら見てた。フクザツ。

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