この記事、書いたのが全部消えちゃって凹んでたよ～（このミスもう何回目…）とほほ。
作品情報
- 邦題：禁婚令 ｰ朝鮮婚姻禁止令ｰ
- 原題：금혼령,조선혼인금지령
- 英題：The Forbidden Marriage
- 放送：2022年
- 話数：12話（1話約68分）
- 日本国内配信：U-NEXT（2024.4現在）
予告編
あらすじ
評価（momoruruが勝手に採点♪）
momoruru総合評価 90点
全力でふざけまくってる痛快ロマンス時代劇コメディ！
二番手シノンとの三角関係も切なくて良かったし、前半はまさに理想的な面白さ。笑い過ぎて涙が出た…w
悪役の目的が私にはいまいち分からず中盤以降は乗り切れなかったけど、終始キム・ヨンデがカッコ良すぎた！
感想
まさに理想的なラブコメディ！
ずっと観たかった「禁婚令」をようやく視聴！
なんか色々あった気もするけど…、とにかくキム・ヨンデがカッコ良いドラマだった！
笑ってても怒ってても泣いてても全方向にカッコ良くて、私のようなキム・ヨンデファンにはたまらないドラマであったことは先に報告しておきますw
さてさて、ヨンデの話はまた後でゆっくり書くとして、このドラマはそう「禁婚令」のお話。韓国時代劇によく出てくるこの「禁婚令」というのは、朝鮮時代に王や世子（皇太子）が結婚する際に、全国から良家の娘を集める目的で、適齢期の女性の結婚を禁止すること。
このドラマではその「禁婚令」が7年も続いて、民衆に不満がたまっているところからお話が始まるんだけど、どうして7年も「禁婚令」やってるかっていうと、それはキム・ヨンデ演じる王様が、亡き妻のことを忘れられなくて、新しい妻をなかなか迎え入れようとしないから～。いや、すごい迷惑。
そんな王様に妻を忘れさせるため、王宮に送り込まれたパク・ジュヒョン演じる詐欺師のソランと、王様とのドタバタラブコメディが始まる…っていうお話なんだけど、この前半のラブコメパートがめちゃくちゃ面白かった～！
ソランの奇行に翻弄される、傷心の王様の様子がもう可笑し過ぎてw
ラブコメ好きな私から見ても、かなり理想的なラブコメディで、3話見終わった時点で「え？これあと何話あるの？見終わるの嫌～！」って既にロスが始まってたよ。ドキドキ＆笑い過ぎて泣いたw
しかもこのラブコメ設定がスゴイのは、見るからに朝鮮王朝時代のお話なのにも関わらず、これ地球じゃなくって違う星の朝鮮王朝の話なんだってー（なんだそれw）。時代背景は一応朝鮮時代なんだけど、謎にファンキーなノリで始まるし、天下の王様のお世話も結構いい加減。池に溺れた王様より先に女官を助けちゃったりとか…ふざけてる～w でも「あ、そっか、でもこれ違う星だもんな」って違和感を消してくれる魔法設定のおかげで楽しめたよw
ヒロインを演じてたパク・ジュヒョンもコメディが上手くって、ヒロインのソランは詐欺師でじゃじゃ馬キャラなんだけど、パク・ジュヒョンが演じると暴れ馬くらいの勢いあんのよね。雄たけびを上げながら駆け抜ける彼女をもう誰も止められない～w
有名韓ドラのパクリ…じゃなくてオマージュもたっぷりあって「トッケビ」に始まって「ホテルデルーナ」、「女神降臨」、「夫婦の世界」、「偶然見つけたハル」、「赤い袖先」などなど、突然始まる韓ドラ劇場は韓ドラファンにも嬉しいサービスw
しかもこのドラマは笑いだけじゃなくって、切ないパートもなかなか秀逸。
ドラマの二番手役であるキム・ウソク演じるシノンがね、なかなか切ない立場なのよ～。シノンは王様の唯一の友達であり信頼する部下でもあるのに、王様がお気に召したソランは、シノンにとって友達であり7年間恋焦がれていた元許嫁（しかもそれは秘密～）っていう複雑すぎる関係～。
ソランもシノンも本当のことは言えなくて…そうこうしているうちに王様はソランに惹かれていって…それを見守るしかないシノンがめちゃ切ないー！！
なんなら過剰なほどに前妻を想い続ける王様よりも、一途に自分だけを想ってくれるシノンの方が、ロマンスとしては綺麗だった気も？
てゆうか、見ててずっと思ってたんだけどさ。
王様に見初められちゃった秘密の過去がある女官と、彼女の元婚約者で王様の右腕の武官が主役のロマンスって…こっちの方が面白そうじゃない？ 禁断の愛だし、むしろ燃えるんじゃない～？とか思ったぞw
悪役の目的がイマイチわからず
しかし理想形なラブコメだったのは前半パートまで。
そこまではとっても平和なロコだったのに、突然人が死に始めて政権争いが色濃くなっていって…
王様とふざけてる場合じゃなくなってきちゃうんだよ～。
「ノクドゥ伝」とかもそうだったけど、前半たっぷり楽しんで、後半は真面目なサスペンスになっていくドラマ多いのよね。ずっとラブコメしてるわけにはいかないのは分かるけど、私はちょっと寂しい…（どんだけラブコメ好きなんだ私w）
momoruruこの続きはネタバレありますのでご注意を～
ラブコメじゃなくなっていって集中力を切らしたわけじゃないんだけど（しかし強い否定はできないw）、このドラマの悪役が私には分かりにくかった…
兵曹判書っていう悪代官が、若い娘をさらってどこかに売りさばいてるんだけど、何が目的なのかイマイチ分からなかったし、どう見ても小物キャラっぽい継母が王妃選びを牛耳ってる理由もよくわからなかった～。彼らは一体どういう力関係で何が目的なんだ？？？
それにね、悪の親分、兵曹判書役を演じてたヤン・ドングンが、ほとんど口を開けずに喋るという怪演を見せつけてくれてるのに、その喋り方がキム・ヨンデとも若干かぶっててキャラが大渋滞～。てゆうかヤン・ドングンってラッパーで歌手でブレイクダンサーなんだってよ～。ラ、ラッパー！？見た目との差がスゴイ。多才な人なのね。
そもそも王様の警護とかあんまりしてない感じだったし、王専属の護衛武士もいないので（そうなの、ここは違う星だからw）、悪役たちが王様の命なんて簡単に狙えちゃいそうだし、毒針攻撃とか一撃必殺っぽい超怖い技を使ってきたりもするんだけど、王様にはかすりもしないし（というか狙ってないのか？）、一体何がしたいのかいまひとつ分からなかった～！
母胎ソロのくだりが長かった？
それからもう1つ、これもすごく不思議だったんだけど、このドラマってなんだかびっくりするようなタイミングで、面白いキャラクターが出てきちゃうのよ。
例えばあの兄弟忍者くんたちとか、どう考えてもイケメン新人枠で（w）ストーリー的にももっと活躍できそうな感じなのに、生い立ちの説明もなければ「え、それだけ？」くらいの登場シーンしかなくて残念～！（あげく王様には「報告はいらない」とか言われてて、せめて報告はさせてもらわないと！ただでさえ出番少ないのに！w）。
あと終盤の揀択シーンで出てきたファヨンお嬢さんも。あの子って可愛いのにかっこよくて絶対面白い人じゃんかー。 メインキャラクターにもなりうるキャラなのに、あれっぽっちしか出さないなんてもったいなさ過ぎる～。母胎ソロの話に時間を使うより、ファヨンとシノンとの話もっとやって欲しかったなあ。
そういえば中盤過ぎてから、ゴンニャン村の団主役でノ・ミノが出てきて、「えー！今からノ・ミノ出すの？！」とビックリしてたら、すごいちょっとしか出てこなかったりもしたなあ（でもノ・ミノはカメオだったのかも？）。
WEB小説を基にして作られたドラマなので、恐らく原作にひっぱられてるんだろうけど、12話構成で作るにしてはキャラを出すタイミングが悪かったような気もちょっとしちゃったよ（ちなみに、どうやらこのドラマの脚本ってWEB小説の作家本人が手掛けているみたい。珍しいパターンね）。
ヨンデのラブコメは何度でも見れちゃうw
さーて、いよいよヨンデについてw
最近、好きな俳優TOP3に入るくらい好きなキム・ヨンデ！
どこが好きかっていうと…やっぱりあのギャップ～？？w
ヨンデって細くて背が高くてシャープでグラビア向きだし、眼光鋭くて体も鍛えててキレキレのビジュアルで、とにかく容姿がカッコイイじゃん。
なのに…！
彼ってもう満場一致で天然確定というか、もはやアン・ヒョソプすら軽々と超えてしまいそうなフワフワ不思議ちゃん感～。ふわぁぁっとした柔らかい話ぶりで、ともすると中性的な感じまで。
この見た目とのギャップが…たまらないんですけど！w
（…てゆうか、韓国のイケメン俳優の天然率高すぎない！？普通の人の方が少数派では？w）
ノワールぽいカッコイイ役もモチロン素敵なんだけど、今はまだ（？）体のラインも声も細いせいか物静かな雰囲気になりがちな気がするので、現状ラブコメ演技がとっても合ってると思うよー。天然ぽさが滲み出て面白さが上乗せされちゃう感じ。このドラマ選んだってことは本人もきっと自覚してるのかも。ぶっちゃけ「流れ星」と同じような演技ではあるけど、ヨンデのラブコメは何回見ても面白いね。
ところでキム・ヨンデの時代劇を見るの今回が初めてだったんだけど、王様なんだけど貫禄のないタイプのキャラクターなせいか、なんかちょっとオネエみたいな喋り方だった気がw
出た瞬間から上半身脱がされてるしさ～w そもそもヨンデは他のドラマでも上半身を脱がされがちな気がするけど、このドラマでは相当脱ぎまくっててサービスショット多め。
そしてヨンデは面白いだけじゃなく、カッコ良く決めるべきシーンでは最高の画力を発揮してくれるのもまた凄いところ！どんだけアホなシーンの直後でも、イケイケモードに切り替わったときのセクシーな目つきとか、ほんと絵になるのすごーい。手足もめちゃくちゃ長いしキレイな人だんだよなあ。
そうそう、個人的にはヨンデのキスシーン好きなのでかなり期待してたんだけど、回数はかなり多かったけどポッポ多めで軽めなキスだったんだよなあ。しかしそこはさすがのヨンデ様（？）、前妻である世子嬪とのキスシーンでは、ほとんど真正面から（あんまり顔を傾けずに）キスしてて「え！その角度でキスできちゃうわけ？！」って衝撃を受けたりも。やっぱ色々面白過ぎる、この人。
前妻が可愛すぎるのは罪ね…
そして残念ながら、パク・ジュヒョンのロマンスはあんまり好みじゃない…ってことを再認識したドラマだったかも～。コメディ面白かったし、演技上手いし、パク・ジュヒョン自体は好きな女優さんなんだけど。「時速493キロの恋」でもロマンスの相手というよりアスリートに見えちゃったし、ジュヒョンのドラマだったら「人間レッスン」とかの方がずっと彼女の良さが出てた気がするなあ。
コメディタッチな前半より、いちゃいちゃし出す後半の方が違和感強めで…たぶん、細くて華奢なヨンデとはジャンルと演技の圧が合わなかったのかな？なーんて。
それより何より、今回は前妻の世子嬪を演じてたキム・ミンジュが可憐で可愛すぎたのもあると思うんだよ～（彼女はIZ*ONEの元メンバーです）。あんなに可愛い前妻がいたら、さすがに詐欺師でじゃじゃ馬の女官では立場が弱すぎるっ。「王様が本気でなければ嫌です」とか言ってる余裕は、アナタどこから来てるのよ～。
それに「ソランしている」ってなんだったんよ…w 全然わかんなかったんですけどww
王様に本気で愛されたいと願うのはいつの時代も同じなんだろうけどさ、「赤い袖先」とか「麗＜レイ＞〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」とかを注意深く見てみてよ～。そうはいっても、王様もいずれは重臣の娘とか前妻似の娘とかを側室にもらっちゃうんだよー。ほんとにまったくもう。なーんて思っちゃいそうなところだけど、そうだった、ここは違う星なんだった！この星のこの王朝では一夫一妻制だといいね。
OST
BTOBの서은광（ソ・ウングァン）が歌う「어찌 잊으라 하시오 （How Can I Forget You）」は、亡き妻が忘れられない王の悲しみを歌った曲。このMVも綺麗～。
은하（ウナ）の「알고 있나요 （Do You Know That）」は可愛らしい声だけど切ないメロディ。
Melomanceのキム・ミンソクが歌う「벽（The Wall）」。声でMelomanceってすぐ分かっちゃうんだよねw
momoruru初めての床入りが野営って、アグレッシブな王室？！
