このドラマ見てても思ったけど、韓国ではホントよく「ご飯食べましたか？」って聞くんだね～。
（前にも書いたかな？）うちの会社でも韓国の部署に電話するときには最初に「おつかれさまです～。ご飯食べましたか～？」って聞かれたり聞いたりすることが多いんだけど（現地の方が日本語堪能なので日本語での会話ですw）、なんだか優しい気遣いを感じて結構好きな表現w
作品情報
- 邦題：元カレは天才詐欺師～38師機動隊～
- 原題：38 사기동대
- 英題：Squad 38
- 放送：2016年
- 話数：16話（1話約65分）
- 日本国内配信：U-NEXT・Leminoプレミアム・Netflix（2023.8現在）
本作品の配信情報は2023年8月17日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
予告編
あらすじ
引用元：BSフジ
評価（momoruruが勝手に採点♪）
momoruru総合評価 90点
天才詐欺師ジョンドと個性的な詐欺のプロたちが、真面目な中年公務員ソンイルとチームを組んで、悪徳な税金滞納者から鮮やかに金を奪い去る爽快サスペンス！
税金逃れに必死な金持ちたちからアッと驚く手口で大金を騙し取っていく勧善懲悪な展開なので、見ていてスッキリするはず～。
スタイリッシュな知能犯ジョンドと、いつも汗だくソンイル課長との凸凹コンビがなんだか微笑ましくてクセになっちゃうよー。
感想
タイトルに偽りあり！？w
「元カレは天才詐欺師」っていう日本向けのタイトルがおかしいんじゃないかという物議（？）を醸してたこのドラマ。実はラブコメじゃない、とは聞いてたんだけど、このタイトルでここまでラブがないとは想像以上だったよ！w
そもそもこのドラマって詐欺師役のソ・イングクと、市税徴収課の課長役のマ・ドンソクの2人が主演の社会派サスペンスコメディなので、男性2人のブロマンス（男のアツイ友情）はたっぷりあるけど、ロマンス要素はほんのオマケ程度っすぅ。これをラブコメみたいなタイトルにしちゃうのはなかなかにチャンレンジングww
てゆうか原題は「38 사기동대」なので、原題には元カレ要素ゼロじゃんねえ～。（38の意味は税金を扱った韓国の憲法38条のこと）
「38 사기동대」をそのまま「38師機動隊」って訳されてるんだけど、これ多分「사기（詐欺）」と「기동대（機動隊）」を掛け合わせた造語っぽいよね？（OPに映るタイトルも사기だけ青字だしさ。ちなみにOPに表示されるサブタイトル「세금 징수 사기팀」は「税徴収詐欺チーム」ていう意味です）
逆に英題はかなりカッコ良くなってて「Squad 38」なんだとか。「Squad」は「分隊」っていう意味だから「38分隊」って感じかな？（Squadって友達グループにも使ったりするから「38グループ」みたいなニュアンスもあるかも）
「38分隊」と「元カレは天才詐欺師♡」とでは、ゼッタイ同じドラマとは思えなくてちょっと面白いw
イングクは顔が小さい
でね、こういうちょっと変わった若者の役をやるソ・イングクはイイのよ～！
個人的にはイングクの「人を寄せ付けない感じ」と「人なつっこい感じ」が混在してる演技が気に入ってるので、両方あるこのドラマはイングクの出演作の中でもかなりのハマリ役と思うw（ちなみに彼の出演作の中で私が一番好きだった役は「空から降る一億の星」のムヨンだよ～）
しかもこのドラマでは詐欺師役なので～。カジュアルなスタイルかと思えば高級スーツを着こなしてたり、服装もキャラも次々に変わっていって、テンションが高かったり低かったり、時には思いっきり訛ってたりもして、色んなバージョンのソ・イングクが楽しめちゃうのもイイぞ。
それからイングクはほんっとに顔が小さいんだよ！（マ・ドンソクと並んでるから小さく見えるってわけじゃないよね？w）このドラマ見てるときに家族が通りがかって、画面を見て一言「この人、顔小さい…！！」ってビックリしてたしw
そしてもう一人の主役は、「悪人伝」のコワモテ俳優マ・ドンソク。なのにまさかの冴えないおじさん公務員役なのー。クライムアクションで見せる演技とは正反対って感じの、終始控えめのトーンの演技で、実直に信念を貫くおじさん公務員役がすごく良かった～。最初は「なんで公務員役にマ・ドンソク？？」って思ったけど、最後にはなるほどこの役は合ってるな～って唸るくらいのナイスキャスティングだった。
マ・ドンソクってこの顔でこの体格だし（腕ふっといの！）なんだかめちゃくちゃタフで強そうなんだけど、不思議とラブリー味があるんだよなー。マブリーって呼ばれちゃうの分かるもの。（映画「スタートアップ」はマブリーがめっっちゃ笑わせてくれるので、マブリー好きな方にはおすすめだよw）
そんな主演の2人以外にも、このドラマは出てる人がとっても豪華でね～。
まず、元カノ役では少女時代のスヨンちゃんでしょ。なんだか最近「あなたが願いを言えば」といい「だから俺はアンチと結婚した」といい、スヨンちゃんのドラマばっかり見てる気がするな…。
それからマ・ドンソク演じるソウォン市税金徴収3課課長のペクソンイルの部下役として、「サイコだけど大丈夫」や「スタートアップ：夢の扉」のキム・ジュホン（でもこのドラマではこれといった見せ場なしで残念っ）と、同じく部下役で「夫婦の世界」や「恋愛体質～30歳になれば大丈夫」のイ・ハクジュでしょ。上司の局長役は「シカゴ・タイプライター」「ミスター・サンシャイン」のチョ・ウジン、ソウォン市長役は「私の国」「ただ愛する仲」のアン・ネサン～！
それから、ソ・イングク演じる詐欺師ヤン・ジョンドの仲間たちとして、女詐欺師ミジュ役に「酒飲みな都会の女たち」や「ミッション・ポッシブル」のイ・ソンビン、ハッカーのジャワン役に「恋慕」や「愛の不時着」にも出てるコ・ギュピル、当たり屋ハクジュ役は「美男堂の事件手帳」でもイングクと共演してたホ・ジェホ、闇金会社のノ先生役に「浮気したら死ぬ」「運命のように君を愛してる」のソン・オクスクとかね～。
それからドラマの闇を支えるコワモテ要員（？）として、親友強力班刑事役には「愛の不時着」のオ・マンソクと、なんだかんだ最初から最後まで出てたマ・ジンソク役には「赤い袖先」のオ・デファンでしょ。あとは「あやしいパートナー」に出てたバン・ピルギュ役のキム・ホンパ＆ワン会長役のイ・ドクファ。ジョンドを執拗に追う刑事役のチョン・インギも怖かったし、そこらへんの爺さんのような見た目なのにラスボスだったチェ会長役にイ・ホジェとかね。「スノードロップ」「空から降る一億の星」のパク・ウンソンもチラッと出てたなー。悪いオジイ率が結構多めです～。
先が気になって視聴がやめられない
ストーリーは手に汗握るスリルたっぷりの詐欺サスペンス！
詐欺チームと悪役のオジイたちが力と知恵を比べ合って一瞬たりとも油断できない展開なの～。
狙った獲物を仕留めるために、個性あふれる詐欺チームの面々が次から次へと新たな罠を仕掛けていって…。計算し尽くされた詐欺の手口は、時に大胆で時に繊細で、まさに鮮やか～！天才詐欺師～！
毎回毎回、色んなタイプの詐欺を見せてくれるので「へぇ～、世の中にはこういう詐欺があるんだ…」って詐欺の手口の勉強にもなっちゃうくらいだよ（みんなも詐欺には気を付けよう！）。
でもこの詐欺チームは度々トラブルに巻き込まれて何度も窮地に陥るんだけどね。
だけど…それは本当にトラブルなのか…？？
相手の罠にはめられたのか、それともこれもまた詐欺チームの作戦の一環なのか、それがなかなかわっかんないの！！
どっちなの？誰と誰が通じてんの？あの人はどっちの味方なの？って先が気になってついつい視聴が止まらなくなるタイプのドラマだったので一気見だった。
ストーリーに大きな穴はないし、ほれぼれするくらいスムーズに伏線を回収していくので、爽快なサスペンスドラマとして男性でも女性でも楽しめる良い作品だと思う～。
momoruruこの続きはネタバレありますのでご注意を～
ただちょっとだけワガママを言わせてもらえるなら…、ラスボスがジャンパー着て囲碁してるオジイなのがちょっとなあ…。だってヨレヨレのオジイを倒してもなんだかスッキリしないんだもーん。もっとトンデモナイ悪い奴（できれば若いイケメンを希望！w）を倒して、スッキリ爽快に終わりたかったかも。（はい、ワガママですw）
あとね、やっぱり私としてはもっとラブが欲しかったのよ～！（毎回言ってる気がするけど）
だってソンヒ役のスヨンちゃんが元カノとしてずっと出てるのに何の進展もないしさ～。ここまで来たら最後にソンヒが裏切るのか？！って逆に期待して思って見てたんだけど…。いや、だって愛情はもう無いと言いながら、やけに協力的なのはさすがに怪しいじゃん～（見方が歪んでてスミマセン）。スヨンちゃんをあそこまで出しといて、2人の関係がフワッと終わっちゃうのはちょっと寂しかったよ～。
OST
このドラマといえばやっぱりこの曲。UP10TIONの「뛰어（Run）」。
いつもエンディングで流れてくるこの曲のインパクトがすごくって、ドラマの雰囲気そのままの爽快感があるねw
それからSHINleeのKEYと、NCTの도영（ドヨン）が歌っている「COOL」も！
momoruruあんなに莫大な裏金作ってる悪人たちから何億も奪いまくってたら、フツーに考えて裏組織に殺されるんじゃ…！？とか思っちゃったんけど…案外みんな命は無事で良かったw
